19 / 97
第1章
018
しおりを挟む
「鍵の反応だって……?」
「クロノさん?」
隣で不安そうに見つめていたミントが、会話を聞こうと耳を傾けている。
七つの鍵のうちの一つの反応があった。
そんなものがわかるのならば、争奪戦など意味がないではないか。そもそも、どういう原理なのだろうか。紋章術なのか、それとも技術なのか。いや、能力の一種なのかもしれない。
そして、その何らかの手段を、カリバーンは持っている。
クロノの中で、カリバーンに居座る理由がひとつ増えたが、今はそれどころではない。
少年は眼前を見つめる。
「……」
そう、七つの鍵のうちの一つの反応があったのだ。
しかも、目の前ときた。
そこにあるのは、片手用の両刃剣を握りしめたまま気絶している人間だけ。
剣か、人間か。……それとも、他に何か魔導具を隠し持っているのか。
いや。
近付かなくてもわかる、魔導反応は一つだけだ。
大事そうに握りしめているその剣は正直、量産品ではないものの、少し値が張るだけのどこでも買えるものだ。
そうなると、選択肢は限られる。
――まさか、こいつが……?
鍵が人間かもしれないと言う想定外の選択肢に、今度こそクロノは頭が真っ白になった。
信じられない。
結社はどの派閥も総力を挙げて鍵を探し回り、命懸けの争奪戦を繰り広げている。その争いの根源である魔導具が、まさか自分たちと同じ人間だなんて。信じられるはずがない。
『――もしもし。もしもーし、聞いてるのかい?』
元グラールのわりに軟弱すぎやしないかな、とケータイ越しに小ばかにした声が聞こえる。
しかし、クロノは動揺も露わに、倒れたセミショートの茶髪を見つめた。
もしもこの人間が七つの鍵の一つだったとすると、鍵は他に六つあることになる。
つまり、争奪戦を勝ち抜くには、今後六人もの人間を確保しなければいけないと言うことなのか。もしくはこの鍵が偶然〝人型〟だっただけで、他の鍵は無機物を模した〝モノ〟なのだろうか。
――情報が少なすぎる。
通常なら、こんな風に何が真実で何がガセネタなのかわからなくなる以前に、調査がなされるところだが。不自然なまでに、情報がない。
この分では、鍵が人間だと言うことに気付き得るのも、ほんの一握りの結社だけだろう。
「あの……何かあったんですか?」
戸惑いがちに見上げるミント。
クロノは、鍵の模造品であり失敗作だと呼ばれるその整った相貌を改めて見やる。
使い手と関係のある人間に魔道具を使って、模造品を作る――。
旧友の言葉が今になって真実味を帯びてきた。
これまでクロノは、無機物だと思い込んでいた魔導具と人体の関連性がまったくわからなかった。そのため、グラールが行っていると言う人体実験については、あくまでも憶測の域を脱しなかったのだが……今は違う。
グラールは「鍵が人間である」可能性に間違いなく気付いている。そして、恐らく、それを組織内の限られた人間にしか公表せず、使い手たちを争奪戦の渦中へ放り込んでいる。
何が目的なのか。元グラールの使い手であるクロノが、今更そんなことを懸念するのもおかしなことだが、彼は所属した当時から「魔導具の研究」と言う表立った内容しか聞かされていなかった上、正直、グラールの方針などどうでも良いことだった。
創世の証。
古の記憶。
紋章術の根源。
世界の摂理。
挙げれば切りがない程に、争奪戦に参戦する結社には七つの鍵に対してそれぞれの価値観と主義主張があり、手に入れんとする動機も様々だ。そして、そこへ所属する人間は通常、自分が志を共に抱ける結社を選び抜き、その目的ために全身全霊を懸けて奔走するのが筋なのだが。
クロノは違った。
親友と仲間を生かすため。
それだけのために、選んだ道だった。
今回とて、鍵の模造品について彼があんな風に苦しげに、憤り混じりに語らなければ、クロノがミントを守ろうとすることはなかった。ましてや、彼女を生かすためにグラールから脱走するなどと言う無謀な行動は、思い付きもしなかったに違いない。
「クロノさん。この人、怪我はないみたいですけど……」
放られた体を労わるように、容態を確認するミント。
ふと彼の思考が引き戻された。
「――ああ。多分、意識がないだけだ。死んでない」
どこか焦点の定まらない様子で呟いたクロノだが、すぐに淀みない口調で告げる。
「鍵の反応があったって連絡が入った。で、俺たちに確保してほしいらしい」
「えっ? じゃあ急がないと」
「うん。こいつが赤頭巾、兼、鍵かもしれない」
ミントの双眸が見開かれる。
「それって……どういうこと、ですか?」
「いや、俺にもよくわからない。人間の形してるなんて聞いてないし」
言いながら、クロノは倒れた小柄な体の傍らへと片膝を付く。
人間の形と言うか、人間なのだろうか。
仮にこの人間が鍵だと言うなら、呼吸はしているのか、体温はあるのか。そもそも「生きている」と言える状態なのか。得体の知れない相手だったが、びしょ濡れの服から察するに、雨が上がる前からずっと外を歩き回っていたのだろう。
どちらにせよ、ここに放っておくわけにもいかない。
――まあ、風邪引いたり出来るのかは知らないけどな。
『クロノくん。まだ生きているなら返事をしてくれるかい? それとも、また懲りずに気絶中かい?』
「……死んでないし寝てもいない。そんなしょっちゅう気絶しない」
『それは良かった。じゃあ鍵をゲット出来たら、僕の紋章術が届く範囲まで運ぶと良いよ。早くしないと他の結社に嗅ぎ付けられて、初仕事で殉職することになりかねないよ』
大して「良かった」でもなさそうに少年の平淡声が告げると、通話は切られた。
かけるのも一方的。切るのも一方的。
とんでもない通信部だな、とクロノは黙り込んだケータイをさっさとポケットにしまうと、ずぶ濡れでボロ雑巾みたいに転がっているローブへ手を伸ばした。
その時だ。
バチリ、と水面を叩くような音。
片手が弾き飛ばされた。
いや、片手どころじゃなく、体が宙に浮いていた。
「クロノさん!?」
ミントが悲鳴染みた声を上げる。
もんどりうちそうになったところを、とっさに受け身を取ったクロノ。
数メートル離れた地面で、彼のスニーカーが摩擦音を上げて踏み止まった。
呆然とローブ姿を見つめる。
「何だこれ……?」
反発力があった。
まるで同じ極の磁石が弾き合ったかのような、凄まじい拒絶。
いや、弾かれたのはクロノだけだったのだが。
どういうことなのだろう。ミントはその体に触れても何も起きなかった。と言うか、彼女は現に今そうしているが、何も起こっていない。
そこでふと、彼女が鍵の模造品だと言われたことを思い出す。
まさか、とクロノが息を止めた。
その視線の先。
ローブが波打った。
伸ばされた片手が、地面へ爪を立てる。
意識が戻ったのかと身構えた彼だったが、それにしては様子がおかしかった。
ぶらぶら四肢を揺らしながら、ぎこちなく起き上がるその姿は、糸で吊るされた人形を思わせた。……恐らく、意識がないまま動いている。
突然のことに、わけがわからないといった風な顔をしているミント。
クロノは叫んだ。
「――離れろ!」
常ならば平静なその声が、強く張られた。
それと同時だった。
目の前に、砂漠が広がっていた。
どこまでも果てのない、だだっ広い砂原。
殺風景に横たわる砂の海で、クロノとミント、そして、首を垂れたままのセミショートが佇んでいる。
彼らが立っていた地面も、そこかしこに見られた緑も、ビルのひとつもない。
さっきまで雨が降っていたのは夢だったのだろうか。からりと乾いた風が、砂塵を巻き上げて通りすぎる。
と、濡れそぼったローブから、一滴の水が滴った。
それが、クロノの意識を現実へと戻す。
「何だこれ?」
さっきも同じようなこと言った気がする、とのんきに考えかけて、彼は覚えある圧迫感に総毛立った。
脳裏と鼓膜を突く、甲高い不協和音。
そして、実在しないはずの光景がいきなり現れる現象。
ミントは紋章術を使っていない。
と言うことは――。
がっくりと顔を俯かせたまま、両刃剣を突き出す動作。
その先で、縫い付けられたみたいに動けずにいるワンピース姿があった。
弾かれるより早かったかもしれない。
クロノは砂を蹴った。
掲げられる剣先に呼応するように、固形化した砂塵が雪崩れかかる直前。
彼女の体を、真横からかっさらうものがあった。
「っ!!」
声を上げるより先に、地面へ転がる。
間一髪だ。
砂まみれになりながら起き上がったクロノの腕から、ミントが顔を出した。
「クロノさん?」
隣で不安そうに見つめていたミントが、会話を聞こうと耳を傾けている。
七つの鍵のうちの一つの反応があった。
そんなものがわかるのならば、争奪戦など意味がないではないか。そもそも、どういう原理なのだろうか。紋章術なのか、それとも技術なのか。いや、能力の一種なのかもしれない。
そして、その何らかの手段を、カリバーンは持っている。
クロノの中で、カリバーンに居座る理由がひとつ増えたが、今はそれどころではない。
少年は眼前を見つめる。
「……」
そう、七つの鍵のうちの一つの反応があったのだ。
しかも、目の前ときた。
そこにあるのは、片手用の両刃剣を握りしめたまま気絶している人間だけ。
剣か、人間か。……それとも、他に何か魔導具を隠し持っているのか。
いや。
近付かなくてもわかる、魔導反応は一つだけだ。
大事そうに握りしめているその剣は正直、量産品ではないものの、少し値が張るだけのどこでも買えるものだ。
そうなると、選択肢は限られる。
――まさか、こいつが……?
鍵が人間かもしれないと言う想定外の選択肢に、今度こそクロノは頭が真っ白になった。
信じられない。
結社はどの派閥も総力を挙げて鍵を探し回り、命懸けの争奪戦を繰り広げている。その争いの根源である魔導具が、まさか自分たちと同じ人間だなんて。信じられるはずがない。
『――もしもし。もしもーし、聞いてるのかい?』
元グラールのわりに軟弱すぎやしないかな、とケータイ越しに小ばかにした声が聞こえる。
しかし、クロノは動揺も露わに、倒れたセミショートの茶髪を見つめた。
もしもこの人間が七つの鍵の一つだったとすると、鍵は他に六つあることになる。
つまり、争奪戦を勝ち抜くには、今後六人もの人間を確保しなければいけないと言うことなのか。もしくはこの鍵が偶然〝人型〟だっただけで、他の鍵は無機物を模した〝モノ〟なのだろうか。
――情報が少なすぎる。
通常なら、こんな風に何が真実で何がガセネタなのかわからなくなる以前に、調査がなされるところだが。不自然なまでに、情報がない。
この分では、鍵が人間だと言うことに気付き得るのも、ほんの一握りの結社だけだろう。
「あの……何かあったんですか?」
戸惑いがちに見上げるミント。
クロノは、鍵の模造品であり失敗作だと呼ばれるその整った相貌を改めて見やる。
使い手と関係のある人間に魔道具を使って、模造品を作る――。
旧友の言葉が今になって真実味を帯びてきた。
これまでクロノは、無機物だと思い込んでいた魔導具と人体の関連性がまったくわからなかった。そのため、グラールが行っていると言う人体実験については、あくまでも憶測の域を脱しなかったのだが……今は違う。
グラールは「鍵が人間である」可能性に間違いなく気付いている。そして、恐らく、それを組織内の限られた人間にしか公表せず、使い手たちを争奪戦の渦中へ放り込んでいる。
何が目的なのか。元グラールの使い手であるクロノが、今更そんなことを懸念するのもおかしなことだが、彼は所属した当時から「魔導具の研究」と言う表立った内容しか聞かされていなかった上、正直、グラールの方針などどうでも良いことだった。
創世の証。
古の記憶。
紋章術の根源。
世界の摂理。
挙げれば切りがない程に、争奪戦に参戦する結社には七つの鍵に対してそれぞれの価値観と主義主張があり、手に入れんとする動機も様々だ。そして、そこへ所属する人間は通常、自分が志を共に抱ける結社を選び抜き、その目的ために全身全霊を懸けて奔走するのが筋なのだが。
クロノは違った。
親友と仲間を生かすため。
それだけのために、選んだ道だった。
今回とて、鍵の模造品について彼があんな風に苦しげに、憤り混じりに語らなければ、クロノがミントを守ろうとすることはなかった。ましてや、彼女を生かすためにグラールから脱走するなどと言う無謀な行動は、思い付きもしなかったに違いない。
「クロノさん。この人、怪我はないみたいですけど……」
放られた体を労わるように、容態を確認するミント。
ふと彼の思考が引き戻された。
「――ああ。多分、意識がないだけだ。死んでない」
どこか焦点の定まらない様子で呟いたクロノだが、すぐに淀みない口調で告げる。
「鍵の反応があったって連絡が入った。で、俺たちに確保してほしいらしい」
「えっ? じゃあ急がないと」
「うん。こいつが赤頭巾、兼、鍵かもしれない」
ミントの双眸が見開かれる。
「それって……どういうこと、ですか?」
「いや、俺にもよくわからない。人間の形してるなんて聞いてないし」
言いながら、クロノは倒れた小柄な体の傍らへと片膝を付く。
人間の形と言うか、人間なのだろうか。
仮にこの人間が鍵だと言うなら、呼吸はしているのか、体温はあるのか。そもそも「生きている」と言える状態なのか。得体の知れない相手だったが、びしょ濡れの服から察するに、雨が上がる前からずっと外を歩き回っていたのだろう。
どちらにせよ、ここに放っておくわけにもいかない。
――まあ、風邪引いたり出来るのかは知らないけどな。
『クロノくん。まだ生きているなら返事をしてくれるかい? それとも、また懲りずに気絶中かい?』
「……死んでないし寝てもいない。そんなしょっちゅう気絶しない」
『それは良かった。じゃあ鍵をゲット出来たら、僕の紋章術が届く範囲まで運ぶと良いよ。早くしないと他の結社に嗅ぎ付けられて、初仕事で殉職することになりかねないよ』
大して「良かった」でもなさそうに少年の平淡声が告げると、通話は切られた。
かけるのも一方的。切るのも一方的。
とんでもない通信部だな、とクロノは黙り込んだケータイをさっさとポケットにしまうと、ずぶ濡れでボロ雑巾みたいに転がっているローブへ手を伸ばした。
その時だ。
バチリ、と水面を叩くような音。
片手が弾き飛ばされた。
いや、片手どころじゃなく、体が宙に浮いていた。
「クロノさん!?」
ミントが悲鳴染みた声を上げる。
もんどりうちそうになったところを、とっさに受け身を取ったクロノ。
数メートル離れた地面で、彼のスニーカーが摩擦音を上げて踏み止まった。
呆然とローブ姿を見つめる。
「何だこれ……?」
反発力があった。
まるで同じ極の磁石が弾き合ったかのような、凄まじい拒絶。
いや、弾かれたのはクロノだけだったのだが。
どういうことなのだろう。ミントはその体に触れても何も起きなかった。と言うか、彼女は現に今そうしているが、何も起こっていない。
そこでふと、彼女が鍵の模造品だと言われたことを思い出す。
まさか、とクロノが息を止めた。
その視線の先。
ローブが波打った。
伸ばされた片手が、地面へ爪を立てる。
意識が戻ったのかと身構えた彼だったが、それにしては様子がおかしかった。
ぶらぶら四肢を揺らしながら、ぎこちなく起き上がるその姿は、糸で吊るされた人形を思わせた。……恐らく、意識がないまま動いている。
突然のことに、わけがわからないといった風な顔をしているミント。
クロノは叫んだ。
「――離れろ!」
常ならば平静なその声が、強く張られた。
それと同時だった。
目の前に、砂漠が広がっていた。
どこまでも果てのない、だだっ広い砂原。
殺風景に横たわる砂の海で、クロノとミント、そして、首を垂れたままのセミショートが佇んでいる。
彼らが立っていた地面も、そこかしこに見られた緑も、ビルのひとつもない。
さっきまで雨が降っていたのは夢だったのだろうか。からりと乾いた風が、砂塵を巻き上げて通りすぎる。
と、濡れそぼったローブから、一滴の水が滴った。
それが、クロノの意識を現実へと戻す。
「何だこれ?」
さっきも同じようなこと言った気がする、とのんきに考えかけて、彼は覚えある圧迫感に総毛立った。
脳裏と鼓膜を突く、甲高い不協和音。
そして、実在しないはずの光景がいきなり現れる現象。
ミントは紋章術を使っていない。
と言うことは――。
がっくりと顔を俯かせたまま、両刃剣を突き出す動作。
その先で、縫い付けられたみたいに動けずにいるワンピース姿があった。
弾かれるより早かったかもしれない。
クロノは砂を蹴った。
掲げられる剣先に呼応するように、固形化した砂塵が雪崩れかかる直前。
彼女の体を、真横からかっさらうものがあった。
「っ!!」
声を上げるより先に、地面へ転がる。
間一髪だ。
砂まみれになりながら起き上がったクロノの腕から、ミントが顔を出した。
0
あなたにおすすめの小説
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
白き魔女と黄金の林檎
みみぞう
ファンタジー
【カクヨム・エブリスタで特集していただきました。カクヨムで先行完結】
https://kakuyomu.jp/works/16816927860645480806
「”火の魔女”を一週間以内に駆逐せよ」
それが審問官見習いアルヴィンに下された、最初の使命だった。
人の世に災いをもたらす魔女と、駆逐する使命を帯びた審問官。
連続殺焼事件を解決できなきれば、破門である。
先輩審問官達が、半年かかって解決できなかった事件を、果たして駆け出しの彼が解決できるのか――
悪しき魔女との戦いの中で、彼はやがて教会に蠢く闇と対峙する……!
不死をめぐる、ダークファンタジー!
※カクヨム・エブリスタ・なろうにも投稿しております。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる