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第2章
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――少し前。
正確いうなら、ソエストを探してエイレンが二階へ向かった後。
何もすることがなく手持ち無沙汰だったミントは、応接間のソファに腰掛けてぼんやりとエントランスを眺めていた。
ナツメもビビアンもやることがあるらしく、本部に戻ってからは姿を見かけていない。一体みんなはどこにいるのだろう。ミントが小首を傾げた時だ。
奥から聞こえた乾いた足音に、少女はそちらへ顔を向ける。
そこにいたのは金髪の女性。
「あ……」
咄嗟に言葉が出て来ないミントだったが、彼女は気にせず、少女の前に座る。
そして、どうぞと言いたげにミントの目の前に置かれたのは、冷たいお茶だった。
「あ、ありがとうございます」
ペコリと頭を下げてお礼を言えば、少女の目の前に座った彼女は、お構いなしに自身のお茶を飲んでいた。
二人の間に会話はない。
というか、出来ないと言った方が正しいだろう。
ミントの目の前に座っているのは〝石柱〟のエンブレムを持つ使い手。
それも、紋章術師と呼ばれる程の実力の持ち主だ。
今まで出会った紋章術師とはまた違うタイプではあるが、それが余計にミントを緊張させる要因になっている。接点のないミラノ相手に、何を話せば良いのか彼女は図りかねていた。
だと言うのに。一言も喋ることのない金髪の紋章術師は、そのガラス玉のような目で、無遠慮にミントをじっと見つめていた。
ミントは、まるで人形に見つめられているような心地を覚えていた。
「あ、あの……」
そして、意を決して、おそるおそる声を掛けた。
だが、眼前の女性は口を開く様子もなく、また何の反応も示さない。
聞こえていなかったのだろうか。
困り果てた少女が、今度はもう少し大きな声で話し掛けようとした時だ。
ずいとミラノがミントの目の前に付き出したのは、スケッチブックで。
表紙がめくられた白紙のそれには、文字が書かれていた。
『気になってたんだけど、使い手なの?』
それは、彼女なりの意思疎通のやり方なのだろう。
いつの間に準備したのか不思議だったが、ミラノから話題を出してくれることは有難かった。
「えっと……、多分、そうだと思います」
何と答えるのが正解かわからず、ミントは曖昧に頷いた。
彼女の言葉の真意が気になるところではあったが、ミントはあえて触れなかった。思い出したくもない記憶を掘り起こすことになればたまったものではない。
更に掘り下げられる前に今度はミントから問い掛ける。
「ミラノさんは、紋章術師、なんですよね………?」
改めて聞くことではないかもしれない。
けれど、羨望の混じった彼女の口調には、確認とは違う感情が込められていた。
少女が言葉に込めた言外の意を感じ取ったのだろう。
ミラノは申し訳なさそうに眉を八の字にした。
『厳密には違うかな。紋章術師って呼ばれないんだ、本来なら、人工の使い手は』
「――っ!」
思わずミントは絶句した。
返ってきた言葉は、ミントの想像をはるかに超えるものだった。
その言葉通りミラノが人工的な紋章術の使い手だということは、つまり、被験者でもあると言うことだ。もしかしたら、クロノですら知らないことかもしれない。
とんでもない話を聞いてしまったのではないだろうか。
少女の驚愕は気に留めずミラノは言葉を続ける。
『紋章術の使い手程度なら、結構簡単に作れちゃうからね、鍵と違って。探そうと思えば案外いると思うよ。ほら、この間ここで戦った白髪の使い手もそうだったし』
「…………」
『まあ、完成度は別の話だよ。壊れるやつはすぐ壊れちゃうから、使い手として戦えてもね』
書き綴られた文字を目で追いながら、ミントは無言を返す。
何も答えられなかったのだ。
被験者たちにとって、この話題はわりとデリケートな問題でもある。
そもそも、実験に対する感じ方はそれぞれ違う。平然と話せる人もいれば、出来ることなら触れたくないし、いっそのこと忘れてしまいたい人だっている。同じ境遇だからこそ、おいそれと口にしづらい部分でもあるのだ。
『だから、貴女も気を付けてね』
感情の宿らない文字列が、いやに重たく感じた。
あの時カリバーンの屋敷で医者に告げられた言葉が脳裏に甦る。
異物は宿主を殺しますよ。
今更ながらに、その言葉が深く胸に突き刺さるような感覚があった。
押し黙ったミントを彼女はどう捉えたのだろう。
表紙を閉じたスケッチブックをそっと机の上に置いたその行動は、もしかしたらミラノなりの気遣いだったのかもしれない。
けれど、それはミントだけに言えたことではないのだ。人工的な紋章術師であるのならミラノとて例外ではない。いつか、その身に宿った異物に殺されるかもしれない。
「ミラノさんは強いんですね」
ぽつりと零した独り言。
それを聞き取ったのだろう、ミラノはきょとんと首を傾げて、少女を見やる。
翡翠色を向けられたミントは、返事に戸惑い、言葉を詰まらせた。
何と言えば良いのか、何を話したら良いのか。思わず出てきた羨望の感情が、上手く言葉としてまとまらない。
ややあって、ミントは困ったような表情で微笑んだ。
「わたし、もっと強くなりたいなって、思うんです」
大切なものを守れるように。自分のせいで誰かが傷付かないように。
ミントは理解していた。
自分が今いるこの場所は、誰かの、何かの犠牲の上で成り立っていることを。
思い起こせば、あの倉庫のような部屋で目を覚ましてから、いつも少年の背中を見ていた。
それは同時にいつも守られていたことを意味している。
共にする時間の長さと、少年が語る言葉に、気付かされたことがある。
クロノは、いつだって孤独であろうとしている。
その場の空気に馴染み、同じ組織の仲間として振る舞っていても、確かにそこには見えない壁があって、明確に一線を画している。まるで「本当の意味で心を許していない」と言わんばかりで、自分の居場所はここではないと言い聞かせているように思える。
彼が当たり前のように損得や効率で物事を考えるのも心を動かさないための手段で、だからこそ感情論を含まない行動をとれるのだろう。自分たちの目的を語ってくれたことも必要だったからそうしただけで、少女と共にするのもそれが最善だからなのだろう。
ミントにとって、それはとても苦しい現実だ。
背中を預けてほしいなんて言える立場ではないけど少しは頼ってほしかった。
頼ってほしいと言った本人が頼ってくれないなんて、不公平ではないか。
「もう、守られてばかりは嫌なんです」
一度零れてしまえば、後は堰を切ったように溢れてきた。
ミントは、沸き上がってきた感情を、ひとつひとつ丁寧に吐き出す。
「わたしだけ何も知らないで安全な場所にいたくないんです。わたしのせいで、これ以上誰かが傷付くのも、何も出来ずにただ見ているだけだなんて、そんなの、もうたくさんなんです」
大好きな姉も、初めての友だちも、信頼出来る人も。
「わたしだって、みんなの力に、なりたいんです」
言って、ミントは気付いた。きっとこれが、クロノが言っていたことなのだろう。
これが、ミントの戦う理由だ。
少女はぎゅっと自身の手を握りしめた。
ミラノからの返事はない。
目の前の彼女はすいと目を細めており、眩しそうにも切なそうにも見えた。
そして、おもむろにスケッチブックへと手を伸ばし、その裏表紙をめくって、何か文字を書いていく。何度も、書いては手を止めての行為を繰り返していたが、ややあって、紙を一枚めくって、改めて何かを綴る。
『これから先、これだけは、忘れないでほしい』
「……」
『強くなりたいのは何のためなのかってこと』
伝えられた言葉はとても丁寧に書かれていた。
彼女が何を考えそう伝えたのかはわからないが、それは、とても真剣なものに思えた。
そっと目を伏せたミラノが、ややあって、何かを書き始めた時だ。
突然、彼女は動かしていた手をピタリと止めた。
正確いうなら、ソエストを探してエイレンが二階へ向かった後。
何もすることがなく手持ち無沙汰だったミントは、応接間のソファに腰掛けてぼんやりとエントランスを眺めていた。
ナツメもビビアンもやることがあるらしく、本部に戻ってからは姿を見かけていない。一体みんなはどこにいるのだろう。ミントが小首を傾げた時だ。
奥から聞こえた乾いた足音に、少女はそちらへ顔を向ける。
そこにいたのは金髪の女性。
「あ……」
咄嗟に言葉が出て来ないミントだったが、彼女は気にせず、少女の前に座る。
そして、どうぞと言いたげにミントの目の前に置かれたのは、冷たいお茶だった。
「あ、ありがとうございます」
ペコリと頭を下げてお礼を言えば、少女の目の前に座った彼女は、お構いなしに自身のお茶を飲んでいた。
二人の間に会話はない。
というか、出来ないと言った方が正しいだろう。
ミントの目の前に座っているのは〝石柱〟のエンブレムを持つ使い手。
それも、紋章術師と呼ばれる程の実力の持ち主だ。
今まで出会った紋章術師とはまた違うタイプではあるが、それが余計にミントを緊張させる要因になっている。接点のないミラノ相手に、何を話せば良いのか彼女は図りかねていた。
だと言うのに。一言も喋ることのない金髪の紋章術師は、そのガラス玉のような目で、無遠慮にミントをじっと見つめていた。
ミントは、まるで人形に見つめられているような心地を覚えていた。
「あ、あの……」
そして、意を決して、おそるおそる声を掛けた。
だが、眼前の女性は口を開く様子もなく、また何の反応も示さない。
聞こえていなかったのだろうか。
困り果てた少女が、今度はもう少し大きな声で話し掛けようとした時だ。
ずいとミラノがミントの目の前に付き出したのは、スケッチブックで。
表紙がめくられた白紙のそれには、文字が書かれていた。
『気になってたんだけど、使い手なの?』
それは、彼女なりの意思疎通のやり方なのだろう。
いつの間に準備したのか不思議だったが、ミラノから話題を出してくれることは有難かった。
「えっと……、多分、そうだと思います」
何と答えるのが正解かわからず、ミントは曖昧に頷いた。
彼女の言葉の真意が気になるところではあったが、ミントはあえて触れなかった。思い出したくもない記憶を掘り起こすことになればたまったものではない。
更に掘り下げられる前に今度はミントから問い掛ける。
「ミラノさんは、紋章術師、なんですよね………?」
改めて聞くことではないかもしれない。
けれど、羨望の混じった彼女の口調には、確認とは違う感情が込められていた。
少女が言葉に込めた言外の意を感じ取ったのだろう。
ミラノは申し訳なさそうに眉を八の字にした。
『厳密には違うかな。紋章術師って呼ばれないんだ、本来なら、人工の使い手は』
「――っ!」
思わずミントは絶句した。
返ってきた言葉は、ミントの想像をはるかに超えるものだった。
その言葉通りミラノが人工的な紋章術の使い手だということは、つまり、被験者でもあると言うことだ。もしかしたら、クロノですら知らないことかもしれない。
とんでもない話を聞いてしまったのではないだろうか。
少女の驚愕は気に留めずミラノは言葉を続ける。
『紋章術の使い手程度なら、結構簡単に作れちゃうからね、鍵と違って。探そうと思えば案外いると思うよ。ほら、この間ここで戦った白髪の使い手もそうだったし』
「…………」
『まあ、完成度は別の話だよ。壊れるやつはすぐ壊れちゃうから、使い手として戦えてもね』
書き綴られた文字を目で追いながら、ミントは無言を返す。
何も答えられなかったのだ。
被験者たちにとって、この話題はわりとデリケートな問題でもある。
そもそも、実験に対する感じ方はそれぞれ違う。平然と話せる人もいれば、出来ることなら触れたくないし、いっそのこと忘れてしまいたい人だっている。同じ境遇だからこそ、おいそれと口にしづらい部分でもあるのだ。
『だから、貴女も気を付けてね』
感情の宿らない文字列が、いやに重たく感じた。
あの時カリバーンの屋敷で医者に告げられた言葉が脳裏に甦る。
異物は宿主を殺しますよ。
今更ながらに、その言葉が深く胸に突き刺さるような感覚があった。
押し黙ったミントを彼女はどう捉えたのだろう。
表紙を閉じたスケッチブックをそっと机の上に置いたその行動は、もしかしたらミラノなりの気遣いだったのかもしれない。
けれど、それはミントだけに言えたことではないのだ。人工的な紋章術師であるのならミラノとて例外ではない。いつか、その身に宿った異物に殺されるかもしれない。
「ミラノさんは強いんですね」
ぽつりと零した独り言。
それを聞き取ったのだろう、ミラノはきょとんと首を傾げて、少女を見やる。
翡翠色を向けられたミントは、返事に戸惑い、言葉を詰まらせた。
何と言えば良いのか、何を話したら良いのか。思わず出てきた羨望の感情が、上手く言葉としてまとまらない。
ややあって、ミントは困ったような表情で微笑んだ。
「わたし、もっと強くなりたいなって、思うんです」
大切なものを守れるように。自分のせいで誰かが傷付かないように。
ミントは理解していた。
自分が今いるこの場所は、誰かの、何かの犠牲の上で成り立っていることを。
思い起こせば、あの倉庫のような部屋で目を覚ましてから、いつも少年の背中を見ていた。
それは同時にいつも守られていたことを意味している。
共にする時間の長さと、少年が語る言葉に、気付かされたことがある。
クロノは、いつだって孤独であろうとしている。
その場の空気に馴染み、同じ組織の仲間として振る舞っていても、確かにそこには見えない壁があって、明確に一線を画している。まるで「本当の意味で心を許していない」と言わんばかりで、自分の居場所はここではないと言い聞かせているように思える。
彼が当たり前のように損得や効率で物事を考えるのも心を動かさないための手段で、だからこそ感情論を含まない行動をとれるのだろう。自分たちの目的を語ってくれたことも必要だったからそうしただけで、少女と共にするのもそれが最善だからなのだろう。
ミントにとって、それはとても苦しい現実だ。
背中を預けてほしいなんて言える立場ではないけど少しは頼ってほしかった。
頼ってほしいと言った本人が頼ってくれないなんて、不公平ではないか。
「もう、守られてばかりは嫌なんです」
一度零れてしまえば、後は堰を切ったように溢れてきた。
ミントは、沸き上がってきた感情を、ひとつひとつ丁寧に吐き出す。
「わたしだけ何も知らないで安全な場所にいたくないんです。わたしのせいで、これ以上誰かが傷付くのも、何も出来ずにただ見ているだけだなんて、そんなの、もうたくさんなんです」
大好きな姉も、初めての友だちも、信頼出来る人も。
「わたしだって、みんなの力に、なりたいんです」
言って、ミントは気付いた。きっとこれが、クロノが言っていたことなのだろう。
これが、ミントの戦う理由だ。
少女はぎゅっと自身の手を握りしめた。
ミラノからの返事はない。
目の前の彼女はすいと目を細めており、眩しそうにも切なそうにも見えた。
そして、おもむろにスケッチブックへと手を伸ばし、その裏表紙をめくって、何か文字を書いていく。何度も、書いては手を止めての行為を繰り返していたが、ややあって、紙を一枚めくって、改めて何かを綴る。
『これから先、これだけは、忘れないでほしい』
「……」
『強くなりたいのは何のためなのかってこと』
伝えられた言葉はとても丁寧に書かれていた。
彼女が何を考えそう伝えたのかはわからないが、それは、とても真剣なものに思えた。
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