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37話
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表示されるタイムは4:00、スコアは「大物、10」「粉、10」、「リラックストーク、3」「快感値、130」「タイムスコア+0」
実力として極めて高いというわけではない。が、快感値は伊織に比べて50点高く、痛みを感じさせることなく、伊織の耳垢を取り切ったから粉や大物も10点だ。薫のいう勝つためなら何でもするというのはその力の若干の不足を相手の点数を下げることで強引にかつための耳垢の調整をしているということだろう。伊織が100%の力でやり切れば、勝てない相手とは思えない。
「伊織君には辛い相手だったけど、薫ちゃん見たいなセットをする人はたまに見るからね。耳の調整もだし、相手のリサーチもできるなら重要になるかもね。」
「・・・友梨奈先輩は、伊織にフォローしないんですか?」
「伊織君自身もあまりいい耳ではないし、彼なりに考える時間は有ってもいいと思うんだ。それに、多分、私の言葉を受け止めるには余裕が必要だと思うんだよね。」
「気になるならお前がフォローしてやりな。後輩。男同士の方がわかることもあるでしょ。」
自由に耳かきできた女性よりも、男同士の方が耳かきの出来ない苦しみがわかるということなのだろう。
けど、耳かきのことについてわからないだけだ。別に自分が伊織に近いいわけではない。どんな風にフォローしろというんだ。
「すみません。先輩。柿人君。」
戻ってきた伊織は悔しそうに目を伏せる。
「私達で勝って取り戻すから気にしないで!ゆっくり休んでね!」
「はい・・・」
「その、なんだ。僕も勝つから。伊織も落ち込み続けないで。参加するだけでも意味があるっていったのは君だろ?」
「柿人君・・・うん。ありがとう。」
自分の言葉が正解だったのか、友梨奈先輩の言葉も届いているのかわからない。自分のやり方の正しさなんて測りようがなかった。
「1勝1敗だけど、チーム点数としてはそっちが大きく下がりそうだね♡次はどっちがくるのかな?」
由芽は煽るようにこちらに声をかけると友梨奈先輩が前に出る。
「私!そろそろ耳かき我慢できないよ!」
それに応えるように体を軽く伸ばしながら出てくるのは小柄な女子。透。
「じゃ、男は由芽先輩だし、私が行く感じだね。」
「初めましてだね!どんな耳なのか楽しみ!!」
「いいね。私も楽しみ。」
友梨奈先輩が膝に透を乗せ、ふんぬっと袖をまくる。これはやる気だ。
「由芽ちゃん!準備OKだよ!はやく耳かきさせて!」
「はーい!じゃ、はじめよっか!透、やっちゃってね!」
「はいはい。じゃあ、友梨奈さん、よろしくね。」
「こちらこそ!よろしく!いい試合にしよう!」
3,2,1
「「スタート!!」」
友梨奈先輩が透の耳を覗き込んだ。
実力として極めて高いというわけではない。が、快感値は伊織に比べて50点高く、痛みを感じさせることなく、伊織の耳垢を取り切ったから粉や大物も10点だ。薫のいう勝つためなら何でもするというのはその力の若干の不足を相手の点数を下げることで強引にかつための耳垢の調整をしているということだろう。伊織が100%の力でやり切れば、勝てない相手とは思えない。
「伊織君には辛い相手だったけど、薫ちゃん見たいなセットをする人はたまに見るからね。耳の調整もだし、相手のリサーチもできるなら重要になるかもね。」
「・・・友梨奈先輩は、伊織にフォローしないんですか?」
「伊織君自身もあまりいい耳ではないし、彼なりに考える時間は有ってもいいと思うんだ。それに、多分、私の言葉を受け止めるには余裕が必要だと思うんだよね。」
「気になるならお前がフォローしてやりな。後輩。男同士の方がわかることもあるでしょ。」
自由に耳かきできた女性よりも、男同士の方が耳かきの出来ない苦しみがわかるということなのだろう。
けど、耳かきのことについてわからないだけだ。別に自分が伊織に近いいわけではない。どんな風にフォローしろというんだ。
「すみません。先輩。柿人君。」
戻ってきた伊織は悔しそうに目を伏せる。
「私達で勝って取り戻すから気にしないで!ゆっくり休んでね!」
「はい・・・」
「その、なんだ。僕も勝つから。伊織も落ち込み続けないで。参加するだけでも意味があるっていったのは君だろ?」
「柿人君・・・うん。ありがとう。」
自分の言葉が正解だったのか、友梨奈先輩の言葉も届いているのかわからない。自分のやり方の正しさなんて測りようがなかった。
「1勝1敗だけど、チーム点数としてはそっちが大きく下がりそうだね♡次はどっちがくるのかな?」
由芽は煽るようにこちらに声をかけると友梨奈先輩が前に出る。
「私!そろそろ耳かき我慢できないよ!」
それに応えるように体を軽く伸ばしながら出てくるのは小柄な女子。透。
「じゃ、男は由芽先輩だし、私が行く感じだね。」
「初めましてだね!どんな耳なのか楽しみ!!」
「いいね。私も楽しみ。」
友梨奈先輩が膝に透を乗せ、ふんぬっと袖をまくる。これはやる気だ。
「由芽ちゃん!準備OKだよ!はやく耳かきさせて!」
「はーい!じゃ、はじめよっか!透、やっちゃってね!」
「はいはい。じゃあ、友梨奈さん、よろしくね。」
「こちらこそ!よろしく!いい試合にしよう!」
3,2,1
「「スタート!!」」
友梨奈先輩が透の耳を覗き込んだ。
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