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10.我慢はおしまい※
しおりを挟む「…………………足りない」
ベルの口調が幼くなる中、それでも僕はいつもは見れないベルの姿と口調に少し興奮していた。
「もっと欲しいの?」
「………………もっと」
ベルは僕を力ない腕でベットに押し倒した。僕はベルにわざと押し倒される。ベルの顔は紅潮していた。ベルはそのまま僕の体に跨ってくる。ベルの体重が僕にのしかかってくるのに…それなのにベルはその身長にしてはありえないほど軽かった。
僕はどうすればベルが元の健康な体重に戻れるのか考えていた。それには、多分、大量の精液が必用だと思った。口からでは無く、ベルのお腹に直接的に注ぐような…食事を考えていた。
それはベルも同じだったようで、ベルは僕が着せた服をめくり、何にも隠されてないベルの生殖器を僕に見せてきた。
「…ベル?」
ベルは僕の勃ってしまった生殖器を握り、ゆっくりと僕の生殖器めがけて腰を落とす。
「あ"ッ…ん」
「ッ」
ベルが僕の生殖器をアヌスに入れながら喘ぐ。予想してなかったベルの行動に僕は驚いて、直ぐにベルの中で果ててしまった。
それでも、ベルは腰を動かし僕から精液を搾り取ろうとする。
ベルの直接脳に訴えかけてくるような官能的な姿と動きで、僕の生殖器はまたベルの中で元気になってしまう。
ベルの生殖器も漸く勃ってきた。僕は一生懸命に腰を振ってるベルの、その動きに合わせて揺れる生殖器に触れる。
初めて触れるベルの生殖器は何だか可愛く見えた。ベルの反応を見ながら生殖器を掴んで上下に動かす。
「んッ…あんッ………んッッ」
ベルの耐えるような、それでいて我慢してもでてしまうような声に、僕のベルの中で出し入れされる生殖器が大きくなるのが自分でも分かった。
先程出てしまった精液が上手くベルの中で滑ってくれて、ベルを傷つけることなくベルに食事を与えれていた。そのことに気づいた僕は、あの時、イけて良かったと思えていた。早くイッてしまうのは男として少しプライドが傷つくけど…ベルの怪我するリスクに比べたら些細な事だった。
ベルが勢い良く腰を振ってるのを見ていたけど、何だかそれも体力を消耗させてるようで考えものだった。だから、僕はベルを押し倒す。
本当のところ僕が動きたくなってしまったのだ。結局、僕はベルを前にすると単純な一人の男に成り下がる。
ベルをベットに横の状態に寝かせて、ベルの片足を僕の肩に置き、僕は腰をベルの最奥へと動かす。僕の精子がベルの最奥に届くように。少しでもベルをお腹いっぱいにさせれるように。
「ッ…ふかい………あッ、そこダメ…クレマしゃまッッ」
ベルが一瞬正気に戻ったような言葉遣いになった。でも直ぐにまた拙い言葉遣いに戻る。
「…………………あッ、きもちい…………もっとッ」
もしかしたら、空腹すぎて先程まで正気ではなかったのかもしれない…今も、違う意味で正気を失い気持ち良さそうに感じている。
「いいよ、もっと食事しようね。…たくさんお腹の中に出すから、たくさん食べて」
僕はベルが喜んでるのが嬉しくて、ベルにもっとご飯をあげたくて頑張って腰を最奥に打ち付けては精子をお腹の中に届ける。
ずっと、あの日から我慢してきた。僕はベルと最初から関係をやり直したいと思っていたけど、もう、こうなってしまえばそれも意味なんて無いよね。
ベルが食事を取らないなら、僕が無理矢理にでも食事を取らせる。その役目は、もう誰にも譲る気なんて無い。僕は僕のやり方でベルを繋ぎ止める。それがベルにとってただの食事でも何だっていい。ベルが僕から離れてかない一つの理由になるのなら。
ベルに食事を与え終わる頃には、カーテンを開けると空はもう薄く明るくなってきていた。僕はベルをベットに寝かしつけながら、ベルの性行為の残り香が香る体を暖かなタオルで拭き取っていた。
ベルにとって当たり前の食事でも、僕にとってはやっぱりベルとの初めての性行為だった。
「________…クレマ…さま」
ベルは寝言で僕の名前を時々呼んでいた。それが何だか僕にはたまらなく嬉しかった。
そして、僕はその日から出来るだけ無理やりではなくベルを食事に誘った。ベルは僕と食事するのを嫌がったけど、それでもベルの中に入れなければ口では食事をしてくれるようになった。
あの日、なぜベルがあんなに痩せ細って食事をしていなかったように見えたのか分からなかったけど…ベルは少しずつ元の健康な体を取り戻していってるのが数日で見て取れた。
そして、一ヶ月後…僕はまたベルが僕以外の使用人から食事をとってる場面に出くわしてしまう。
「__________…今度は我慢しないからね、ベル。………後で、お仕置きしないと」
僕はもう迷わない。
これからベルに、少しずつでも食事ではなく性行為をしていると教えこんでいこう。
僕に入り込むきっかけを与えたのは他でもないベルだ。あの日、食事をしてから僕の元へ来たって良かったはずだ。それをしなかったのはベル。だから、これから起こることも全てベルが選んだ道。
ベル…僕に、欲しかった選択肢をくれてありがとう。
応援ありがとうございます!
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