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エピローグ※

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「…あッ…んんッ……………ふぁ…ふかいッです………」





「そうだねッ、はぁ………でも、ごめん。……昨日は口でしか食事させてあげられなかったから、今日は………んッ…ちゃんとッ………たくさんお腹にも出してあげたいんだッ」






僕はいつものようにベルを抱いていた。昨日はベルが抱かれるのを嫌がったから、偶には休憩の日にした。今日も、もちろん僕に抱かれるのをベルは嫌がった。それでも、僕が我慢できなくてベルをベットに押し倒した。
 ベルがベットの縁に手をかけながら、感じすぎて嫌なのか頭を左右に振った。



「いやぁッ…ぁん…………この体勢、嫌ですッッ」




「んー?…僕は嫌じゃないけど?…んッ」




 ベルが言った体勢とは、僕がベルの腰を掴んで後ろから犯す姿勢のことだ。ベルは散々僕に抱かれたせいで既にぐったりしていた。だから、ベルの腰だけを高く僕が持ち上げて無理やり犯してる形になった。
 ベルは嫌だと言うけれど、負担がかからずそれでも奥に生殖器を押し込めるこの姿勢は、今までのベルとの営みの中で一番簡単で良い姿勢だと分かった事だった。

 僕は、嫌だと頭を左右に振るベルのアヌスに生殖器を押し付けては、ベルの最奥に精子を届けた。ベルが少し痙攣する。ベルの生殖器からは透明な何かが吹き出すようにジョロジョロと垂れ流れていた。




「ッ!……ベル、もしかして…感じすぎて漏らしちゃった?…可愛いいッッ…ベル、可愛いいッ」





「……ダメッ……それッ……あぁッッッ」




「ベルッ…ベルッ…はぁ」




 僕はベルの生殖器を手で撫でて掴む。掴んだまま手を上下に動かす。腰の動きも再開して…もう一度漏らしてほしくてベルのアヌスに生殖器を出し入れした。ベルの生殖器からも、僕の出し入れしてる生殖器からも耳を犯すような音がしていた。




「はぇッ?…あ"ッ」




ベルの生殖器を上下にする手の動きは止めず、僕はベルのアヌスに出し入れしていた生殖器の動きを止め、ベルの中を僕の生殖器でかき混ぜるように腰を動かし始める。
 これは、いつもベルが正気を無くした後でしていた動きだった。だけど、今日はベルの意識がちゃんとある内にしてしまう。

ベルのお漏らしが僕を興奮させてしまったからだ。ベルの漏らした何かは透明の水のようで、尿とは色が違った。それに匂いもしない。これは、何なのだろう?…先生が言っていたあれかもしれない。



(もう一度、……もう一度、確かめたいな…)





「んんんんんんッッッッッッッ」




 ベルの性器を掴んでた僕の手に生温い何かが伝う。僕は動きを止めて、ベルを仰向けに押し倒し、ベルのそれが生殖器から出してるところを確認した。そのままベルの生殖器を咥えてみる。
  

(…味は…しない)




「……やっぱり。…………これ、潮だッ。………ベル、見て!…潮吹いたのわかる?」




 ベルからの返事を待ってみたけど、ベルは正気を失ってしまったらしいのか、欲しい返事を返してこなかった。




「…クレマしゃまッ………もっとッ…欲しい………」





「ッ…………………ごめんね? 直ぐにベルのお腹の中に、もっと精子を出してあげるからね」





 僕は仰向けになったベルの両足の太腿を掴み、またベルの中に硬くなったままの生殖器を推し進めた。






「…ぁ"あッ…………んぁッ…しゅきッ…そこ、…もっとトントンッ、…………して?」




 ベルが僕の背中に両手を回しながら僕の耳元でそう囁く。その囁きで、僕の生殖器はまたイきそうになる。





「…んッ、……ベルの言う通り…たくさんトントン、…するからね?」




ベルが頷くのが分かった。こうして、正気を失ってる時のベルは幼い口調で僕を煽ってくる。それがどうしようもなく可愛いくて仕方がない。





「________……愛している」





ベルが僕の耳元で、僕に抱かれながらそう囁く。幼い頃、覗いてしまった使用人たちの性行為。それでも、あの時とは違う…今度こそ僕に向けられた言葉だった。
 ベルの言葉にイきながら、僕もベルに囁く。





「僕もッ、ずっとベルを愛してる…これからも、ずっと…。だから、これからも側にいてね? ベル…………命令だ」






「…………はい…_________」





 ベルは正気を失ってるはずなのに、それでも僕の命令に確かに返事を返した。


















夜の静けさはそのままで、少し空の暗さが薄らいで来た頃。愛しい人が僕のベットで…隣で寝息を立てている。
 僕はベルの寝顔を見つめながら、ベルの唇にキスを落とした。











___________________________________



「_______…父様、そろそろベルを離してやったらどうですか?」




「ムウジンリエ、僕に向かってその言葉遣いは直しなさい。僕はお前の父である前にこの家の当主だ」




「そういう時だけ当主だと言い訳しないでください。それに、そんな状態のベルをなんでベットに寝かせてあげないんですか! …なんだか、苦しそうな顔で寝てますよ?」




息子であるムウジンリエが口煩く僕に言ってくる。12歳になったムウジンリエは煩くなっていた。落ち着きは出てきたけど、これじゃあ煩くて敵わない。
 それでも、ムウジンリエを上手く言いくるめて部屋から追い出す。


部屋には僕とベルだけになる。ベルはソファーに座る僕に抱き抱えられるようにして眠っている。ムウジンリエの言う通り、偶に眉を潜めて苦しそうな寝顔を見せていた。
 僕はベルを抱きかかえ、ベルを僕のベットに運んで優しく降ろした。



(…………昨日は流石にいじめすぎたか)


僕はベルの頭を撫でる。
 昨日、ベルに僕はお仕置きした。ベルが僕にあんなこと言うからついついいじめすぎてしまった。



「…そろそろ、ムウジンリエ様のお母様が必要そうですね。………私の伝を当たって良さそうな人を探してきましょうか」




ムウジンリエにはお母様なんて必要ない。ムウジンリエは言っていた。


「…ムウジンリエ、母親が欲しいか?」


「は?やめてよね僕のために結婚なんか…それ、ただのエゴだから」 


(何処からエゴなんてそんな言葉を覚えてきたのか…エゴなんて言葉を子供に教えるのは先生以外に知らないぞ?)
 ムウジンリエは、はっきり僕にそう言った。それに僕にも妻はいらない。



「あ、あと家庭教師もいらないから! 僕、最近いい先生になりそうな人見つけたんだよね~」



「……………ベルに似てきたな」



 ついついそう言ってしまったのを覚えている。息子の先生とはどんな人なのか気になったが、それはほっとこうと思った。息子は既に次期当主としての風格を僕に感じさせていた。


(……まぁ、そんなことは些細な事だ)




 ベルも僕も歳を取った。今、僕が33歳ならベルは44歳になっているだろう。そんなベルに無理をさせてしまう僕は、ベルからしたら少し駄目な主人なのかもしれない。


ベットで唸るベルの唇に僕はキスをする。
 すると、ベルの瞼がゆっくりと持ち上がり、ベルの瞳が僕を見つめた。




「…おはよう、ベル。…………今日も愛してるよ」
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