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もし許されるなら(2)
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最近は忙しくて仕事の連絡しかしていなかったためか、ちゃんと正面から理玖くんの顔を見たのが久しぶりに感じた。
焦げ茶の髪の隙間から私を見つめる瞳は優しくて、仕事モードの理玖くんじゃなく私を好きだと言ってくれる甘い視線が注がれる。
周りはお昼が近いからか休憩の雰囲気になっているため、少し普段より賑やかだ。
それをいい事に私は理玖くんの耳元に顔を近づける。
一瞬身体がビクッと震えたが気にせず続けた。
いつの間にこんな積極的になったんだろう。
「今日の夜、2人で会えない?」
「陽葵ちゃんからのお誘いなんて、そんな幸せなこと断るわけないよ」
「よかった。なら、終わったら下で待ってるから」
それだけ告げて離れようとすると手首をガシッと掴まれる。
驚いて振り返るとほんの少しだけ欲情の色を隠した瞳と視線が交わった気がした。
「それって、返事くれるってこと?」
「うん。待たせてごめんね」
「ううん、大丈夫。あとでね」
それから私たちは皆にはバレないように普通に仕事をした。
打ち合わせも済ませて、チームメンバーともしっかり情報共有をする。
理玖くんもまた涼しい顔をして部下からの質問に答えていた。
誰も私たちが今日の夜2人で会うなんて知らない。
定時に上がるために夢中で仕事に取り組む。
全ては理玖くんと会うためだ。
***
ひと足早く仕事を終えた私は会社の外で理玖くんを待つ。
定時で上がり続々と社員たちが会社を出ていくものの、その中に理玖くんの姿はなかった。
「あれ、陽葵?」
「なんだ唯斗か」
「え、なんか残念がられてる?俺」
「ちょっと。残念がられてる」
唯斗は私の元まで来るとなぜか立ち止まり隣に並ぶ。
当たり前のようなその行動に私も何も言わずそれを受け入れた。
「何してんの?」
「理玖くんのこと待ってるの」
「あ、デート?」
「うん。ちゃんと伝えようと思って自分の気持ち」
「そっか。伝えるって決めたんだ」
唯斗は隣でクスッと嬉しそうに笑う。
彼にも私は背中を押してもらった。
「唯斗や華乃子ちゃんが背中を押してくれたからだよ」
「俺らいい仕事するじゃん」
「だから私も唯斗の背中を押せるといいなって思ってるよ」
唯斗は一瞬目を見開き私を見下ろす。
彼の恋心を知っているからこそ、唯斗の気持ちも後押ししてあげたい。
私にしてくれたみたいに、そういう同期で私はいたい。
2人がいなかったらまだきっとこの気持ちと向き合えていなくて、しばらく長引かせようとしてたと思う。
「私は伝えるよ」
「そ、そんな真っ直ぐな目で俺を見ないでくれ⋯言わない俺がヘタレに見えるじゃないか」
「え、ヘタレじゃん。それ以外考えられないくらいヘタレよ」
こんな風にくだらないことを言い合えるのも相手が唯斗だからで、こんな形での背中の押し方だってある。
私に出来るのはこういう方法だけだ。
「陽葵。ちょっとこっち」
「ん?」
そう言って唯斗は少しだけ屈んで私の頭に手を伸ばす。
そっと髪に触れると何かを取ってくれたようだ。
「ゴミついてたよ」
「え、ありがとう」
「これから四ノ宮さんに会うんだから可愛い陽葵でいないと」
「うん。ありがと!」
「───陽葵ちゃん?」
遠くから私を呼ぶ理玖くんの声が聞こえた。
私たちの姿を見てその場で立ち尽くす。
「なら俺行くね。楽しんでこいよ陽葵」
耳元でそう囁いた唯斗は足早にその場を去る。
唯斗は理玖くんに勘違いされているため、やばいと思ったんだろう。
理玖くんは薄ら笑みを浮かべたまま私に近づいてくる。
薄い水色のシャツとパンツを合わせた爽やかな見た目と裏腹に、私を見つめるその瞳は全く笑ってない。
「お疲れ様。待って───」
全ての言葉を言い終える前に私の唇は理玖くんに奪われていた。
壁に押し付けるように私の身体を閉じ込め逃さないように手をつく。
「んっ⋯っ!」
何度も啄むように唇を奪われ自然と甘ったるい声が漏れた。
予想だにしない快感に腰が抜けそうになる所を理玖くんの逞しい腕に支えられる。
唇を離すと吐息がかかる距離で見つめられ心臓の高鳴りが止まらない。
突然キスされるなんて誰が想像するだろうか。
「あの、なぜ⋯⋯」
「今、副島くんにキスされてなかった?」
「え、されてないよ?」
「ほんと?なんか顔近くなかった?」
「あ⋯あれは頭についてたゴミを取ってくれただけ」
「なんだ⋯そっか⋯⋯」
心底ホッとしたように私の首元に顔を埋めてふぅーっと息を吐く。
急に理玖くんが可愛らしく見えた。
私と唯斗がキスしていたかと思って焦ってくれたんだろうか。
そしてその嫉妬という感情をキスという形で見せてくれたんだと思うと愛しい気持ちが溢れる。
「ごめん⋯陽葵ちゃんが副島くんとキスしてたかと思って⋯⋯」
「ふふふっ嫉妬しいだね理玖くんは」
「陽葵ちゃんが可愛いから。誰にも取られたくなくて俺は必死だよ」
「急にキスしてきたことは許してあげます。だからまずは行こう」
理玖くんと並んで以前も訪れたことのある居酒屋に2人で来た。
前来た時は私の浮気された話を愚痴るために理玖くんが連れてきてくれたんだ。
でも今回は違う。
今日は理玖くんが伝えてくれた私への気持ちの返事をするためにここに来たんだ。
席に着いて理玖くんはハイボールを私はピーチウーロンを注文した。
その他の料理もいくつか注文した続々と運び込まれてくる。
グラスを合わせて乾杯した私はピーチウーロンをぐびぐびと音を鳴らして喉を潤した。
仕事終わりのアルコールは最高に美味しい。
「あのさ理玖くん。まず初めに勘違いされてることがあるから伝えたいんだけど」
「勘違い?なんだろ」
「私と唯斗のこと」
「前言ったじゃん。俺の前で他の男の名前呼び捨てで呼ばないでって」
「あのね、もうそこから勘違いしてる。私と唯斗はただの同期でそれ以上でもそれ以下でもないです!」
キョトンと理解できないとでも言いたげに首を傾げる理玖くん。
勘がいい理玖くんなのにこういう所は少しだけ疎い。
焦げ茶の髪の隙間から私を見つめる瞳は優しくて、仕事モードの理玖くんじゃなく私を好きだと言ってくれる甘い視線が注がれる。
周りはお昼が近いからか休憩の雰囲気になっているため、少し普段より賑やかだ。
それをいい事に私は理玖くんの耳元に顔を近づける。
一瞬身体がビクッと震えたが気にせず続けた。
いつの間にこんな積極的になったんだろう。
「今日の夜、2人で会えない?」
「陽葵ちゃんからのお誘いなんて、そんな幸せなこと断るわけないよ」
「よかった。なら、終わったら下で待ってるから」
それだけ告げて離れようとすると手首をガシッと掴まれる。
驚いて振り返るとほんの少しだけ欲情の色を隠した瞳と視線が交わった気がした。
「それって、返事くれるってこと?」
「うん。待たせてごめんね」
「ううん、大丈夫。あとでね」
それから私たちは皆にはバレないように普通に仕事をした。
打ち合わせも済ませて、チームメンバーともしっかり情報共有をする。
理玖くんもまた涼しい顔をして部下からの質問に答えていた。
誰も私たちが今日の夜2人で会うなんて知らない。
定時に上がるために夢中で仕事に取り組む。
全ては理玖くんと会うためだ。
***
ひと足早く仕事を終えた私は会社の外で理玖くんを待つ。
定時で上がり続々と社員たちが会社を出ていくものの、その中に理玖くんの姿はなかった。
「あれ、陽葵?」
「なんだ唯斗か」
「え、なんか残念がられてる?俺」
「ちょっと。残念がられてる」
唯斗は私の元まで来るとなぜか立ち止まり隣に並ぶ。
当たり前のようなその行動に私も何も言わずそれを受け入れた。
「何してんの?」
「理玖くんのこと待ってるの」
「あ、デート?」
「うん。ちゃんと伝えようと思って自分の気持ち」
「そっか。伝えるって決めたんだ」
唯斗は隣でクスッと嬉しそうに笑う。
彼にも私は背中を押してもらった。
「唯斗や華乃子ちゃんが背中を押してくれたからだよ」
「俺らいい仕事するじゃん」
「だから私も唯斗の背中を押せるといいなって思ってるよ」
唯斗は一瞬目を見開き私を見下ろす。
彼の恋心を知っているからこそ、唯斗の気持ちも後押ししてあげたい。
私にしてくれたみたいに、そういう同期で私はいたい。
2人がいなかったらまだきっとこの気持ちと向き合えていなくて、しばらく長引かせようとしてたと思う。
「私は伝えるよ」
「そ、そんな真っ直ぐな目で俺を見ないでくれ⋯言わない俺がヘタレに見えるじゃないか」
「え、ヘタレじゃん。それ以外考えられないくらいヘタレよ」
こんな風にくだらないことを言い合えるのも相手が唯斗だからで、こんな形での背中の押し方だってある。
私に出来るのはこういう方法だけだ。
「陽葵。ちょっとこっち」
「ん?」
そう言って唯斗は少しだけ屈んで私の頭に手を伸ばす。
そっと髪に触れると何かを取ってくれたようだ。
「ゴミついてたよ」
「え、ありがとう」
「これから四ノ宮さんに会うんだから可愛い陽葵でいないと」
「うん。ありがと!」
「───陽葵ちゃん?」
遠くから私を呼ぶ理玖くんの声が聞こえた。
私たちの姿を見てその場で立ち尽くす。
「なら俺行くね。楽しんでこいよ陽葵」
耳元でそう囁いた唯斗は足早にその場を去る。
唯斗は理玖くんに勘違いされているため、やばいと思ったんだろう。
理玖くんは薄ら笑みを浮かべたまま私に近づいてくる。
薄い水色のシャツとパンツを合わせた爽やかな見た目と裏腹に、私を見つめるその瞳は全く笑ってない。
「お疲れ様。待って───」
全ての言葉を言い終える前に私の唇は理玖くんに奪われていた。
壁に押し付けるように私の身体を閉じ込め逃さないように手をつく。
「んっ⋯っ!」
何度も啄むように唇を奪われ自然と甘ったるい声が漏れた。
予想だにしない快感に腰が抜けそうになる所を理玖くんの逞しい腕に支えられる。
唇を離すと吐息がかかる距離で見つめられ心臓の高鳴りが止まらない。
突然キスされるなんて誰が想像するだろうか。
「あの、なぜ⋯⋯」
「今、副島くんにキスされてなかった?」
「え、されてないよ?」
「ほんと?なんか顔近くなかった?」
「あ⋯あれは頭についてたゴミを取ってくれただけ」
「なんだ⋯そっか⋯⋯」
心底ホッとしたように私の首元に顔を埋めてふぅーっと息を吐く。
急に理玖くんが可愛らしく見えた。
私と唯斗がキスしていたかと思って焦ってくれたんだろうか。
そしてその嫉妬という感情をキスという形で見せてくれたんだと思うと愛しい気持ちが溢れる。
「ごめん⋯陽葵ちゃんが副島くんとキスしてたかと思って⋯⋯」
「ふふふっ嫉妬しいだね理玖くんは」
「陽葵ちゃんが可愛いから。誰にも取られたくなくて俺は必死だよ」
「急にキスしてきたことは許してあげます。だからまずは行こう」
理玖くんと並んで以前も訪れたことのある居酒屋に2人で来た。
前来た時は私の浮気された話を愚痴るために理玖くんが連れてきてくれたんだ。
でも今回は違う。
今日は理玖くんが伝えてくれた私への気持ちの返事をするためにここに来たんだ。
席に着いて理玖くんはハイボールを私はピーチウーロンを注文した。
その他の料理もいくつか注文した続々と運び込まれてくる。
グラスを合わせて乾杯した私はピーチウーロンをぐびぐびと音を鳴らして喉を潤した。
仕事終わりのアルコールは最高に美味しい。
「あのさ理玖くん。まず初めに勘違いされてることがあるから伝えたいんだけど」
「勘違い?なんだろ」
「私と唯斗のこと」
「前言ったじゃん。俺の前で他の男の名前呼び捨てで呼ばないでって」
「あのね、もうそこから勘違いしてる。私と唯斗はただの同期でそれ以上でもそれ以下でもないです!」
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