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予期せぬタイミングでの紹介(3)
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そのまま駅で2人で待っていると1台の車が私たちの前に停まった。
中から顔を覗かせたのはお兄ちゃんで私たちは後部座席に2人で乗り込む。
「お兄ちゃん迎えに来てくれてありがとう」
「ん、じゃあ行くぞ」
私たちを乗せた車はゆっくりと走り出す。
一瞬の無言の時間の後、理玖くんが思い立ったようにお兄ちゃんに声をかけた。
「以前、お会いした時はろくに挨拶もできずすみませんでした」
「いや、こちらこそ。今日は来てくれてありがとう」
「あの、太陽さんって呼んでもいいですか?」
「ん、悪くないな。俺もなんて呼んだらいい?」
「理玖って呼んでください。俺の方が太陽さんより1つ年下なので」
「俺の1個下か!歳も近いのな俺たち」
どうやらお兄ちゃんの機嫌は良さそうで一安心できた。
初めて会った時の印象が悪くなかったのがとても大きいようだ。
過保護なため私の彼氏にうるさいお兄ちゃんだが、気に入ってもらえるならありがたい。
理玖くんは人当たりはいいしコミニュケーション能力も高いためこういった場合でもうまくやってくれるだろう。
「母さんが理玖に会えるってすげー楽しみにしてた。めちゃくちゃな量のご飯作って待ってる」
「食べきれないよそんなにいっぱい」
「父さんも陽葵が帰ってくるからって陽葵の好きなケーキとか飲み物とかたくさん買ってきてたぞ」
そんな話を聞いて私の隣に座る理玖くんは嬉しそうに微笑んでいた。
私に向けられる視線はとっても甘くて蕩けてしまいそうだ。
「陽葵ちゃんは家族みんなから愛されてるんだね」
「まぁ百瀬家の天使だからな陽葵は」
「ちょ、お兄ちゃん恥ずかしいから⋯!」
車の中は私の家族の話で盛り上がった。
話に夢中になっていたためかあっという間に目的地の実家にたどり着き、私たちは車を出る。
お兄ちゃんの後に続いて玄関に入ると待ってましたと言わんばかりにお母さんが満面の笑みで立っていた。
焦げ茶色の胸元ほどの長さの髪を緩く巻き、エプロン姿のお母さんは若く見える。
お父さんとは学生結婚し、大学を卒業とほぼ同時にお兄ちゃんを産んだため年齢的にも若めだ。
そんなお母さんは理玖くんを見てニヤニヤと微笑んでいた。
「おかえり陽葵!あら、彼が噂の?」
「はじめまして。四ノ宮理玖です。本日はお招きいただきありがとうございます。こちらよければみなさんで召し上がってください」
「やだ、こんな素敵な手土産までいただけるの?嬉しいわぁ気が利くのね」
「ただいまお母さん」
「陽葵会いたかったわ!全然顔見せてくれないんだから、お父さんも寂しがってたわよ」
初対面からウェルカム体制が整っているのはありがたいが、テンションの高いお母さんに思わず苦笑いが零れる。
理玖くんはそんなの気にしていないように終始、楽しそうに微笑んでいた。
駅から10分ほど車を走らせた場所に私とお兄ちゃんが育った一軒家がある。
ここには今はお父さんとお母さんだけしか住んでいないためかなり部屋を持て余しているようだ。
リビングに顔を出すとダイニングテーブルにある椅子に腰をかけたお父さんと音さんがいた。
私に気づいた2人は手を挙げて出迎えてくれる。
「陽葵ちゃーーん!私の可愛い妹~会いたかったよ~」
「お、音さん、くるし、い」
私の姿を見た途端に音さんは苦しいほど私の身体を強く抱き締めてくる。
肩につくくらいの髪を緩く巻いた音さんはとても明るくて可愛らしい女性だ。
よくこんな可愛い人がお兄ちゃんの奥さんになってくれたと感謝しかない。
お兄ちゃんは私の知る限り顔だけしか取り柄のないシスコンだが、音さんと上手くいっているということはそれなりに私が知らないいい所があるのだろう。
「陽葵おかえり」
「うん、ただいまお父さん」
「陽葵ちゃん早く紹介して!みんな楽しみにしてたんだから!」
目をキラキラさせて私からの紹介を待つ音さん。
私は咳払いをして隣に立つ理玖くんを紹介する。
「お付き合いしてる四ノ宮理玖くんです」
「はじめまして四ノ宮理玖です。みなさんに会えて光栄です」
人当たりのいい爽やかな笑みを浮かべる理玖くんはまさに完璧な彼氏で、誰もが見惚れてしまう程かっこいい。
お母さんも音さんもイケメンだわ~なんてニヤニヤしながら私たちを見ている。
「陽葵や理玖くんは座ってて!すぐにご飯準備しちゃうから」
「うんありがとね」
お言葉に甘えて私はお父さんの向かい側に理玖くんと並んで座った。
角を挟んで横にはお兄ちゃんが腰をかける。
「母さんが無理やり呼んでしまって悪かったね。気楽に過ごしてくれていいからな」
「いえ、陽葵ちゃんのご家族にお会い出来るなんて光栄ですし嬉しいです。呼んでくださってありがとうございます」
「理玖はお酒飲める?」
「はい。飲めます」
「やったじゃん父さん。お酒飲めるんだって。飲める彼氏でよかったな」
そう言いながらお兄ちゃんはお父さんや理玖くんの前に置かれたグラスにビールを注いでいく。
お父さんはお酒が強く、その血を継いだお兄ちゃんもまたお酒が強い。
逆にお母さんはお酒が強くなくて私はそっちに似たため、そこまでたくさん飲むことができなかった。
お酒を注いだ2人は仲良く乾杯をしてゴクゴクと飲み始める。
お酒があまり強くない私は席を立ち、お母さんたちのいるキッチンへと向かう。
そこでは私の好きなご飯が大量に準備されていた。
唐揚げやだし巻き玉子、さらには鮮魚のカルパッチョやミネストローネなど和洋様々な料理が準備されている。
どれも私が好きなもので私を想って準備してくれたのが痛いほど伝わってきた。
「お母さん手伝うよ」
「あら、いいの?理玖くん1人で大丈夫?」
「理玖くんは1人でも大丈夫。コミニュケーション能力高いから」
チラッとダイニングテーブルの方を振り返ると既に3人は打ち解けたのか楽しそうに笑いあっていた。
理玖くんの人当たりの良さやコミニュケーション能力の高さには驚かされる。
大学生の頃から人気者だった彼はもちろんかっこいいからという理由もだが、誰とでも仲良くできるその人当たりの良さも理由だった。
普段は無口なお父さんもお酒のおかげか楽しそうに笑っている。
「あの彼、陽葵が大学生の頃に付き合ってた子でしょ?」
「あれ⋯会うの初めてだよね?」
「写真、見せてくれたことあるわよ。1度だけ」
「⋯⋯そっか」
理玖くんと1度別れたことはこれでバレたことになる。
復縁なんてするもんじゃないと言われてしまうかと思ったがお母さんは思いのほか冷静だった。
「また付き合おうと思えたの?」
「うん⋯⋯ずっと好きでいてくれてた。別れた間もずっと一途に」
「⋯⋯⋯そう。それは幸せねぇ」
中から顔を覗かせたのはお兄ちゃんで私たちは後部座席に2人で乗り込む。
「お兄ちゃん迎えに来てくれてありがとう」
「ん、じゃあ行くぞ」
私たちを乗せた車はゆっくりと走り出す。
一瞬の無言の時間の後、理玖くんが思い立ったようにお兄ちゃんに声をかけた。
「以前、お会いした時はろくに挨拶もできずすみませんでした」
「いや、こちらこそ。今日は来てくれてありがとう」
「あの、太陽さんって呼んでもいいですか?」
「ん、悪くないな。俺もなんて呼んだらいい?」
「理玖って呼んでください。俺の方が太陽さんより1つ年下なので」
「俺の1個下か!歳も近いのな俺たち」
どうやらお兄ちゃんの機嫌は良さそうで一安心できた。
初めて会った時の印象が悪くなかったのがとても大きいようだ。
過保護なため私の彼氏にうるさいお兄ちゃんだが、気に入ってもらえるならありがたい。
理玖くんは人当たりはいいしコミニュケーション能力も高いためこういった場合でもうまくやってくれるだろう。
「母さんが理玖に会えるってすげー楽しみにしてた。めちゃくちゃな量のご飯作って待ってる」
「食べきれないよそんなにいっぱい」
「父さんも陽葵が帰ってくるからって陽葵の好きなケーキとか飲み物とかたくさん買ってきてたぞ」
そんな話を聞いて私の隣に座る理玖くんは嬉しそうに微笑んでいた。
私に向けられる視線はとっても甘くて蕩けてしまいそうだ。
「陽葵ちゃんは家族みんなから愛されてるんだね」
「まぁ百瀬家の天使だからな陽葵は」
「ちょ、お兄ちゃん恥ずかしいから⋯!」
車の中は私の家族の話で盛り上がった。
話に夢中になっていたためかあっという間に目的地の実家にたどり着き、私たちは車を出る。
お兄ちゃんの後に続いて玄関に入ると待ってましたと言わんばかりにお母さんが満面の笑みで立っていた。
焦げ茶色の胸元ほどの長さの髪を緩く巻き、エプロン姿のお母さんは若く見える。
お父さんとは学生結婚し、大学を卒業とほぼ同時にお兄ちゃんを産んだため年齢的にも若めだ。
そんなお母さんは理玖くんを見てニヤニヤと微笑んでいた。
「おかえり陽葵!あら、彼が噂の?」
「はじめまして。四ノ宮理玖です。本日はお招きいただきありがとうございます。こちらよければみなさんで召し上がってください」
「やだ、こんな素敵な手土産までいただけるの?嬉しいわぁ気が利くのね」
「ただいまお母さん」
「陽葵会いたかったわ!全然顔見せてくれないんだから、お父さんも寂しがってたわよ」
初対面からウェルカム体制が整っているのはありがたいが、テンションの高いお母さんに思わず苦笑いが零れる。
理玖くんはそんなの気にしていないように終始、楽しそうに微笑んでいた。
駅から10分ほど車を走らせた場所に私とお兄ちゃんが育った一軒家がある。
ここには今はお父さんとお母さんだけしか住んでいないためかなり部屋を持て余しているようだ。
リビングに顔を出すとダイニングテーブルにある椅子に腰をかけたお父さんと音さんがいた。
私に気づいた2人は手を挙げて出迎えてくれる。
「陽葵ちゃーーん!私の可愛い妹~会いたかったよ~」
「お、音さん、くるし、い」
私の姿を見た途端に音さんは苦しいほど私の身体を強く抱き締めてくる。
肩につくくらいの髪を緩く巻いた音さんはとても明るくて可愛らしい女性だ。
よくこんな可愛い人がお兄ちゃんの奥さんになってくれたと感謝しかない。
お兄ちゃんは私の知る限り顔だけしか取り柄のないシスコンだが、音さんと上手くいっているということはそれなりに私が知らないいい所があるのだろう。
「陽葵おかえり」
「うん、ただいまお父さん」
「陽葵ちゃん早く紹介して!みんな楽しみにしてたんだから!」
目をキラキラさせて私からの紹介を待つ音さん。
私は咳払いをして隣に立つ理玖くんを紹介する。
「お付き合いしてる四ノ宮理玖くんです」
「はじめまして四ノ宮理玖です。みなさんに会えて光栄です」
人当たりのいい爽やかな笑みを浮かべる理玖くんはまさに完璧な彼氏で、誰もが見惚れてしまう程かっこいい。
お母さんも音さんもイケメンだわ~なんてニヤニヤしながら私たちを見ている。
「陽葵や理玖くんは座ってて!すぐにご飯準備しちゃうから」
「うんありがとね」
お言葉に甘えて私はお父さんの向かい側に理玖くんと並んで座った。
角を挟んで横にはお兄ちゃんが腰をかける。
「母さんが無理やり呼んでしまって悪かったね。気楽に過ごしてくれていいからな」
「いえ、陽葵ちゃんのご家族にお会い出来るなんて光栄ですし嬉しいです。呼んでくださってありがとうございます」
「理玖はお酒飲める?」
「はい。飲めます」
「やったじゃん父さん。お酒飲めるんだって。飲める彼氏でよかったな」
そう言いながらお兄ちゃんはお父さんや理玖くんの前に置かれたグラスにビールを注いでいく。
お父さんはお酒が強く、その血を継いだお兄ちゃんもまたお酒が強い。
逆にお母さんはお酒が強くなくて私はそっちに似たため、そこまでたくさん飲むことができなかった。
お酒を注いだ2人は仲良く乾杯をしてゴクゴクと飲み始める。
お酒があまり強くない私は席を立ち、お母さんたちのいるキッチンへと向かう。
そこでは私の好きなご飯が大量に準備されていた。
唐揚げやだし巻き玉子、さらには鮮魚のカルパッチョやミネストローネなど和洋様々な料理が準備されている。
どれも私が好きなもので私を想って準備してくれたのが痛いほど伝わってきた。
「お母さん手伝うよ」
「あら、いいの?理玖くん1人で大丈夫?」
「理玖くんは1人でも大丈夫。コミニュケーション能力高いから」
チラッとダイニングテーブルの方を振り返ると既に3人は打ち解けたのか楽しそうに笑いあっていた。
理玖くんの人当たりの良さやコミニュケーション能力の高さには驚かされる。
大学生の頃から人気者だった彼はもちろんかっこいいからという理由もだが、誰とでも仲良くできるその人当たりの良さも理由だった。
普段は無口なお父さんもお酒のおかげか楽しそうに笑っている。
「あの彼、陽葵が大学生の頃に付き合ってた子でしょ?」
「あれ⋯会うの初めてだよね?」
「写真、見せてくれたことあるわよ。1度だけ」
「⋯⋯そっか」
理玖くんと1度別れたことはこれでバレたことになる。
復縁なんてするもんじゃないと言われてしまうかと思ったがお母さんは思いのほか冷静だった。
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