164 / 206
第13部:溢れてしまいそうな私たち
第四章:佑真との“視線の距離”が近づく夜
佑真の部屋の空気は、いつも少し冷たくて静かだ。
暖房はついているのに、肌に触れる風だけが妙に意識を研ぎ澄ませる。
柊は、ソファの端に腰かけていた。
何もされていない。
何も言われていない。
──でも、それだけで、すでに身体の奥が疼いていた。
「……落ち着かない?」
佑真の問いかけに、柊は小さく頷いた。
「……はい。なにもされてないのに、落ち着かないです……」
今日の装いは、膝丈のスカートにタイツ、ゆったりした白のニット。
だけど、内側には──プラグ、貞操具、コルセット。
全てが“装った状態”であることに変わりはなかった。
(なにもされてないのに、こんなに……)
彼の視線が、一度だけ柊の腰に落ちた。
その瞬間、背筋がぴんと伸び、脚がピクリと震える。
「いま……」
「うん。見ただけだよ」
「……それが、わかって……っ。見られてるってだけで、奥が熱くなって……」
佑真は、無言で近づき、目の前にしゃがみ込む。
「じゃあ、見ていてあげる。
君が、触れられなくても“感じてしまう”ところを」
「っ……そんな……無理……っ」
「大丈夫。……君の身体、ちゃんと育ってるよ。
もう、視線だけで“命令”が通るくらいに」
柊はその言葉に、わずかに息を漏らした。
身体の奥、プラグが存在を主張し始める。
(見られてるだけなのに……っ。
命令もされてないのに、従いたくて、たまらない……)
「……佑真さん」
「ん?」
「今日は……なにもされなくて、いいです。
でも……このまま、ずっと見ててほしい……」
「いいよ。君は……見られているだけで、
“自分がどうなってるか”を思い知れる子だから」
柊の頬を、ゆるく熱がなでた。
下腹がじわじわと疼いて、
コルセットの奥で──感じてしまっていることが、確かにあった。
暖房はついているのに、肌に触れる風だけが妙に意識を研ぎ澄ませる。
柊は、ソファの端に腰かけていた。
何もされていない。
何も言われていない。
──でも、それだけで、すでに身体の奥が疼いていた。
「……落ち着かない?」
佑真の問いかけに、柊は小さく頷いた。
「……はい。なにもされてないのに、落ち着かないです……」
今日の装いは、膝丈のスカートにタイツ、ゆったりした白のニット。
だけど、内側には──プラグ、貞操具、コルセット。
全てが“装った状態”であることに変わりはなかった。
(なにもされてないのに、こんなに……)
彼の視線が、一度だけ柊の腰に落ちた。
その瞬間、背筋がぴんと伸び、脚がピクリと震える。
「いま……」
「うん。見ただけだよ」
「……それが、わかって……っ。見られてるってだけで、奥が熱くなって……」
佑真は、無言で近づき、目の前にしゃがみ込む。
「じゃあ、見ていてあげる。
君が、触れられなくても“感じてしまう”ところを」
「っ……そんな……無理……っ」
「大丈夫。……君の身体、ちゃんと育ってるよ。
もう、視線だけで“命令”が通るくらいに」
柊はその言葉に、わずかに息を漏らした。
身体の奥、プラグが存在を主張し始める。
(見られてるだけなのに……っ。
命令もされてないのに、従いたくて、たまらない……)
「……佑真さん」
「ん?」
「今日は……なにもされなくて、いいです。
でも……このまま、ずっと見ててほしい……」
「いいよ。君は……見られているだけで、
“自分がどうなってるか”を思い知れる子だから」
柊の頬を、ゆるく熱がなでた。
下腹がじわじわと疼いて、
コルセットの奥で──感じてしまっていることが、確かにあった。
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。