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お泊まりには恋バナを添えて
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あれからすぐに準備に取り掛かり、1時間後に出発が決まった。アレクシスは王子なので時間がかかると思ったが、我儘ぶりを発揮させたのかどうかは謎だが出発時間に間に合った。そして、王子の護衛で王国騎士団までついてくる事になった。
(先輩がお願いした時は動かなかったくせに……)
アデレイドはこの国に不満を募らせた。
先輩の領地までは馬車で二日で着くそうだ、はやる気持ちを抑えて外の景色を眺める。夕暮れ時に中間地点の宿屋に着いた。
皆んなで早めの夕食をたべるが、先輩はご飯も喉に通らないようで、スープにスプーンを刺したまま動いていなかった。顔も何日も寝ていないようで、よく見ると目の下にはクマができていた。
「先輩、辛いのはわかります。私も辛い時ご飯が食べれない時もありました……でも敵に打ち勝つには健康な体じゃないといざという時力が出ません!!明日決戦の日なんですから先輩ちゃんと食べて力つけてください!!そして、明日絶対に全員救いましょう!!」
つい、熱くなって偉そうに言ってしまった……周りの皆んなも心配そうな顔で二人を見つめていた。先輩の顔はまっすぐアデレイドを見つめていた。そして小さな声で微笑みながら
「ありがとうアデレイド嬢……」
そう言うと、なにか吹っ切れたように、ご飯を食べ始めた。その場にいる皆んなもホッとした顔になり食事を続けた。
夕飯を食べ終え、それぞれ部屋割りされた通りの部屋へと向かった。もちろん私とローズは同じ部屋だ。初めての友達とのお泊まりにテンションが上がった私は、友達としたかった事を色々しようと、実行に移す事にした。
「ねぇねぇ、ローズ、一緒にお風呂に入らない?お友達同士でお風呂入るの夢だったんだぁ~」
「ゴフッッ」
可愛い令嬢からは聞こえるはずのない音がした。
「あっ、アデル??あなた今なんて???」
「だ、か、ら、一緒にお風呂はーーいろ」
キラキラした上目遣いでローズを見る。ローズは顔を真っ赤にして、ピキーンッと固まってしまった。ローズの許容範囲を超えてしまったらしい。固まったローズからぶつぶつと何か聞こえるが、聞き取れる言葉は無かった。
(そんなに嫌だったのかなぁ?…………ちょっとショック、友達ならお風呂で女子トークとかしながら洗いっこするのが夢だったのに…………邪な気持ちは1ミリも無かったのに……1ミリも……いや、0.5ミリくらいはあったかもけど…………女子同士だしそんな…ねぇ…………)
ローズはかわいい天使のようなアデレイドと一緒に入るのは友達だとしても、何故か背徳感があり、いけないことのように感じてしまい頭がショートしてしまった。なので、お風呂はローズの強い強い希望で、別々で入る事となった。
一方アデレイドはやましい気持ち満載だったのでローズは一緒に入らなくて正解なのであった。
「ふーーー馬車にずっと揺られてたから、お風呂が気持ちよかったねー」
アデレイドが先にお風呂から上がったローズに話しかける。ローズのお肌は風呂上がりのツヤツヤな肌でまだ暑いのか、顔が蒸気して赤く色づいていた。
(ローズ、なんだか色っぽいな…………)
「そんなに見つめて、な、なにかついてまして?私どこか変ですの??」
自分の顔をペタペタ触りアデレイドに聞いてくる。慌てた姿のローズは普段とは違いとっても子供らしくてかわいかった。
「ううん、ローズが可愛くて見惚れてた。えへへ」
ローズはただでさえ赤く色づいていた顔が、今度は茹蛸のように真っ赤になってしまった。そして、恥ずかしさのあまりプイッとそっぽを向いてしまった。そんな恥ずかしがりやな所もとっても可愛いなとアデレイドは思った。
暫くして、アデレイドは急にローズのベッドに乗り込んできた。
「なっ!どうしたんですの?アデルのベッドはそっちですわよ?」
すると、アデレイドはニヤニヤしながら話を始めた。
「ローズは王子の事好きでしょ?どんな所がとか詳しく聞きたいなぁ~、後、恋バナするにはこれくらい近い距離で話しをするもんなんでしょ?これも友達としたかった事なんだぁ~。だから、恋バナしよ~」
恋バナしようとアデルに抱きつかれるローズ。嫌だとも良いとも言ってないが、取り敢えず距離が近すぎて話しずらいので、一旦アデルを引き剥がすと少しずつ話し始める。
「私、王子が好きかどうか最初わからなかったの……お父様に言われて義務で最初は近づいたのよ……」
「うんうん!!それで?」
「アデルとも初めて会ったあのお茶会で、誰にでも優しくて、見た目も何もかも完璧な王子に私一目惚れしてしまったの。それからずっと大好きで、お手紙を出してみたり、頑張って話しかけてみたり、それで、アレクシス王子が返事を返してくれるだけで胸が高鳴るの……」
両手を胸に当てながら赤くなって話す。ふわふわしながら目もどこかトロンとしている。完璧な王子という部分は引っかかるが、こんなにも人を好きになれる事に羨ましさを覚えるアデレイド。転生前は恋焦がれる相手は二次元にしか居なかったので生身の恋愛には疎かった。転生後の世界は二次元という概念すら無いので、もしかしたら恋をしないまま終わってしまうかもしれないと思うと少し寂しく思う。
「でも、アデル、あなたアレクシス王子にとても好かれているのだと思うのだけど……実際に……どうなのかしら…………その、あんなにカッコいい方に見初められて、私は少し胸が苦しいのだけれど、アデルが本当はアレクシス王子の事が………その、好きなのであれば…………私は……」
ローズがとても明後日な方向に勘違いしている。アデレイドは目が飛びてそうなくらいビックリした。普段の私の王子への態度を見ても私が好意があると捉えてしまうのかと、その考えを慌てて修正する。
「ローーーズ!私は、本っっっっ当に王子の事1ミリも好きじゃ無いよ、それに、病弱だから結婚できませんってハッキリ断ってるんだよ!だから、ローズの恋の応援させて?私は私の運命の相手を探してる途中なんだから!ねっ?だからローズの恋を勝手に諦めないで?」
「そうね、私弱気になってたわ。だって、いつもアレクシス王子に無視されるし、冷たくされるし、心が挫けそうだったの……アデルの言葉で少し気持ちが上を向いたわ!私絶対にアレクシス王子の恋人になる」
聞いてるだけで王子のローズへの態度が許せずムカついてくる。ただローズは諦めずにアタックするという。乙女の恋心は凄い
「頑張れローズ、応援してるね!!」
ガッツポーズをしてローズを激励する。そして、お互い顔を見合わせて頷きあう。
「所でアデル?恋バナの言い出しっぺなんだから、恋の話が無いとは言わせなくてよ~」
ギラギラとした目で見つめてくる。恋の話をするまでは逃さないと言う様な目だ。アデレイドは「うーーん」と記憶を辿る。そして、あの告白された記憶を思い出して顔を赤くする。その様子を目ざとく気づいたローズは
「何か隠してますわね?吐いてもらいますわよ~」
と、アデレイドに抱きついた。「話しなさい」と顔を近づけて何度も揺する。
こうして、アデレイドはエドとの出会い、そして告白までの話をする事になった。ローズは「素敵ですわ」「きゃーーー」と何度も何度も言って、うっとりしていた。
※ ※ ※
一方その頃男子部屋でも恋バナが繰り広げられていた。
「なぁ、ディランぶっちゃけ、好きな女子居る?」
マークはワクワクした顔でディランに問いかけた。急な質問にディランは目をまんまるにさせて顔を真っ赤にして黙った。…………そして数秒後
「…………居ない…………」
プイッと顔を背ける。
「バレバレの嘘つくんじゃねぇーよディラン」
頭をワシャワシャして「教えろこのヤロー」とマークがじゃれてくる。「やめろ!」と手を退けようとするディランそんなこんなで揉み合い二人一緒にベッドに倒れ込む。
「そんなこと言うならマーク、君は好きな人居るのかい?」
寝転びながら顔だけマークの方に向けて尋ねる。マークは上を向いたまま答える。
「俺は、アデルが好きだ!初めて会った時の衝撃は忘れない……あんな天使がいるのかって、しかも侯爵なのに気取ってないし、危なっかしいのに芯が強い所とか、知れば知るほど好きになるんだよな……ほんとやべぇ……こんな自分初めてなんだ、親友のお前にだけしか言わねぇからなこんな事!」
「………………そうか」
「お前はどうなんだよ?」
マークも上を向いていた顔をディランの方へ向ける。お互い見つめ合う距離でキスするくらい顔が近づく……
「「プッ」」お互い顔が近すぎて、おかしくて笑ってしまう。
「「あははははっ」」
「はーー……マーク急にこっち向かないでよ、僕たち男同士でファーストキスになるところだったよ?」
お互いまた目を見て笑い合う。結局ディランの好きな人はマークは聞けぬまま、そのまま明日に備えて眠る事になった。
その晩、ディランはなかなか寝付けずに夜を過ごした。
(マークがアデルを好きなんて、、、、)
(先輩がお願いした時は動かなかったくせに……)
アデレイドはこの国に不満を募らせた。
先輩の領地までは馬車で二日で着くそうだ、はやる気持ちを抑えて外の景色を眺める。夕暮れ時に中間地点の宿屋に着いた。
皆んなで早めの夕食をたべるが、先輩はご飯も喉に通らないようで、スープにスプーンを刺したまま動いていなかった。顔も何日も寝ていないようで、よく見ると目の下にはクマができていた。
「先輩、辛いのはわかります。私も辛い時ご飯が食べれない時もありました……でも敵に打ち勝つには健康な体じゃないといざという時力が出ません!!明日決戦の日なんですから先輩ちゃんと食べて力つけてください!!そして、明日絶対に全員救いましょう!!」
つい、熱くなって偉そうに言ってしまった……周りの皆んなも心配そうな顔で二人を見つめていた。先輩の顔はまっすぐアデレイドを見つめていた。そして小さな声で微笑みながら
「ありがとうアデレイド嬢……」
そう言うと、なにか吹っ切れたように、ご飯を食べ始めた。その場にいる皆んなもホッとした顔になり食事を続けた。
夕飯を食べ終え、それぞれ部屋割りされた通りの部屋へと向かった。もちろん私とローズは同じ部屋だ。初めての友達とのお泊まりにテンションが上がった私は、友達としたかった事を色々しようと、実行に移す事にした。
「ねぇねぇ、ローズ、一緒にお風呂に入らない?お友達同士でお風呂入るの夢だったんだぁ~」
「ゴフッッ」
可愛い令嬢からは聞こえるはずのない音がした。
「あっ、アデル??あなた今なんて???」
「だ、か、ら、一緒にお風呂はーーいろ」
キラキラした上目遣いでローズを見る。ローズは顔を真っ赤にして、ピキーンッと固まってしまった。ローズの許容範囲を超えてしまったらしい。固まったローズからぶつぶつと何か聞こえるが、聞き取れる言葉は無かった。
(そんなに嫌だったのかなぁ?…………ちょっとショック、友達ならお風呂で女子トークとかしながら洗いっこするのが夢だったのに…………邪な気持ちは1ミリも無かったのに……1ミリも……いや、0.5ミリくらいはあったかもけど…………女子同士だしそんな…ねぇ…………)
ローズはかわいい天使のようなアデレイドと一緒に入るのは友達だとしても、何故か背徳感があり、いけないことのように感じてしまい頭がショートしてしまった。なので、お風呂はローズの強い強い希望で、別々で入る事となった。
一方アデレイドはやましい気持ち満載だったのでローズは一緒に入らなくて正解なのであった。
「ふーーー馬車にずっと揺られてたから、お風呂が気持ちよかったねー」
アデレイドが先にお風呂から上がったローズに話しかける。ローズのお肌は風呂上がりのツヤツヤな肌でまだ暑いのか、顔が蒸気して赤く色づいていた。
(ローズ、なんだか色っぽいな…………)
「そんなに見つめて、な、なにかついてまして?私どこか変ですの??」
自分の顔をペタペタ触りアデレイドに聞いてくる。慌てた姿のローズは普段とは違いとっても子供らしくてかわいかった。
「ううん、ローズが可愛くて見惚れてた。えへへ」
ローズはただでさえ赤く色づいていた顔が、今度は茹蛸のように真っ赤になってしまった。そして、恥ずかしさのあまりプイッとそっぽを向いてしまった。そんな恥ずかしがりやな所もとっても可愛いなとアデレイドは思った。
暫くして、アデレイドは急にローズのベッドに乗り込んできた。
「なっ!どうしたんですの?アデルのベッドはそっちですわよ?」
すると、アデレイドはニヤニヤしながら話を始めた。
「ローズは王子の事好きでしょ?どんな所がとか詳しく聞きたいなぁ~、後、恋バナするにはこれくらい近い距離で話しをするもんなんでしょ?これも友達としたかった事なんだぁ~。だから、恋バナしよ~」
恋バナしようとアデルに抱きつかれるローズ。嫌だとも良いとも言ってないが、取り敢えず距離が近すぎて話しずらいので、一旦アデルを引き剥がすと少しずつ話し始める。
「私、王子が好きかどうか最初わからなかったの……お父様に言われて義務で最初は近づいたのよ……」
「うんうん!!それで?」
「アデルとも初めて会ったあのお茶会で、誰にでも優しくて、見た目も何もかも完璧な王子に私一目惚れしてしまったの。それからずっと大好きで、お手紙を出してみたり、頑張って話しかけてみたり、それで、アレクシス王子が返事を返してくれるだけで胸が高鳴るの……」
両手を胸に当てながら赤くなって話す。ふわふわしながら目もどこかトロンとしている。完璧な王子という部分は引っかかるが、こんなにも人を好きになれる事に羨ましさを覚えるアデレイド。転生前は恋焦がれる相手は二次元にしか居なかったので生身の恋愛には疎かった。転生後の世界は二次元という概念すら無いので、もしかしたら恋をしないまま終わってしまうかもしれないと思うと少し寂しく思う。
「でも、アデル、あなたアレクシス王子にとても好かれているのだと思うのだけど……実際に……どうなのかしら…………その、あんなにカッコいい方に見初められて、私は少し胸が苦しいのだけれど、アデルが本当はアレクシス王子の事が………その、好きなのであれば…………私は……」
ローズがとても明後日な方向に勘違いしている。アデレイドは目が飛びてそうなくらいビックリした。普段の私の王子への態度を見ても私が好意があると捉えてしまうのかと、その考えを慌てて修正する。
「ローーーズ!私は、本っっっっ当に王子の事1ミリも好きじゃ無いよ、それに、病弱だから結婚できませんってハッキリ断ってるんだよ!だから、ローズの恋の応援させて?私は私の運命の相手を探してる途中なんだから!ねっ?だからローズの恋を勝手に諦めないで?」
「そうね、私弱気になってたわ。だって、いつもアレクシス王子に無視されるし、冷たくされるし、心が挫けそうだったの……アデルの言葉で少し気持ちが上を向いたわ!私絶対にアレクシス王子の恋人になる」
聞いてるだけで王子のローズへの態度が許せずムカついてくる。ただローズは諦めずにアタックするという。乙女の恋心は凄い
「頑張れローズ、応援してるね!!」
ガッツポーズをしてローズを激励する。そして、お互い顔を見合わせて頷きあう。
「所でアデル?恋バナの言い出しっぺなんだから、恋の話が無いとは言わせなくてよ~」
ギラギラとした目で見つめてくる。恋の話をするまでは逃さないと言う様な目だ。アデレイドは「うーーん」と記憶を辿る。そして、あの告白された記憶を思い出して顔を赤くする。その様子を目ざとく気づいたローズは
「何か隠してますわね?吐いてもらいますわよ~」
と、アデレイドに抱きついた。「話しなさい」と顔を近づけて何度も揺する。
こうして、アデレイドはエドとの出会い、そして告白までの話をする事になった。ローズは「素敵ですわ」「きゃーーー」と何度も何度も言って、うっとりしていた。
※ ※ ※
一方その頃男子部屋でも恋バナが繰り広げられていた。
「なぁ、ディランぶっちゃけ、好きな女子居る?」
マークはワクワクした顔でディランに問いかけた。急な質問にディランは目をまんまるにさせて顔を真っ赤にして黙った。…………そして数秒後
「…………居ない…………」
プイッと顔を背ける。
「バレバレの嘘つくんじゃねぇーよディラン」
頭をワシャワシャして「教えろこのヤロー」とマークがじゃれてくる。「やめろ!」と手を退けようとするディランそんなこんなで揉み合い二人一緒にベッドに倒れ込む。
「そんなこと言うならマーク、君は好きな人居るのかい?」
寝転びながら顔だけマークの方に向けて尋ねる。マークは上を向いたまま答える。
「俺は、アデルが好きだ!初めて会った時の衝撃は忘れない……あんな天使がいるのかって、しかも侯爵なのに気取ってないし、危なっかしいのに芯が強い所とか、知れば知るほど好きになるんだよな……ほんとやべぇ……こんな自分初めてなんだ、親友のお前にだけしか言わねぇからなこんな事!」
「………………そうか」
「お前はどうなんだよ?」
マークも上を向いていた顔をディランの方へ向ける。お互い見つめ合う距離でキスするくらい顔が近づく……
「「プッ」」お互い顔が近すぎて、おかしくて笑ってしまう。
「「あははははっ」」
「はーー……マーク急にこっち向かないでよ、僕たち男同士でファーストキスになるところだったよ?」
お互いまた目を見て笑い合う。結局ディランの好きな人はマークは聞けぬまま、そのまま明日に備えて眠る事になった。
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