男:女＝1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺

第一章:七瀬家と世界の状況

椿の心情(2)

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「.......ん？」

あれ、私は一体.......
あ、そうだ　始めて男の人に会って、しかも話しかけられたから頭がオーバーヒートしちゃったんだ...
じゃなくて!?　私結構長い時間寝てなかった!?　割と夜になってきてるんだけど!?!?!?

「あ、気が付きました?どこか痛むところとかは....」

待っててくれた!?!?割と長い間気を失ってたのに.....
しかも、目線を合わせてきてくれるなんて///////

「ひぇっ!大丈夫です!何も痛いところはありまてぇん!!!」

痛ったっ...........噛んじゃったよぉ......
顔もなんか熱いし/////引かれてないよね???

「そ...それなら良かったです　あ、自分は優心って言います
急に話しかけてしまい、驚きましたよね　申し訳ございません」

なんて礼儀正しい人なんだろう.....
こんな男の人がいたんだぁ////

「いえっ!!私が悪いんです!勝手に倒れちゃったし、始めて男性を見ましたので!!
それと、私は『七瀬 椿』っていいます!!!」

「はい、よろしくお願いします　七瀬さん」

苗字だけど 名前呼ばれちゃったぁ//////
めちゃくちゃ嬉しいぃいいい//////

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そんなドタバタな自己紹介から私は優心さんと会話を始めた

この町の名前も何も知らなくて、男性が国から支給されるMG時計も身に付けてなくて
時計の存在も知らないこと

そして、彼に帰る場所も記憶もないことも......

私にはこの人が嘘をついているとは思えなかった
まっすぐと私を見つめる目、言葉に嘘は隠れていない
それに、私自身がこの人を放っておけないと思ってしまったのだ

断れるかもしれないけど......

「で...では!
私の家に来ませんか!?家でなら何かわかることもあるかもしれませんし...
あっ、決して何もしません！身体にも触りませんし、傷つけもしません!!」

勢いで言っちゃったけど、大丈夫..かな...

「良いんですか？見ず知らずの人間ですし、しかも男ですよ？」

やった!!!来てくれる!!!
すっごい嬉しい!!!!!!!!!!!!!

「いえっ!むしろ願ってもないことです!!!
なので、来てくれたらとっても嬉しいんです!!!!」

「じゃあ、頼りますね
何も知らない身寄りのない男ですけど、よろしくお願いします　七瀬さん」

「はいっ!こちらこそ、よろしくお願いしますっ!」

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そこから、私たちは少し話しながら家に帰った
途中私のことを「もっと知りたい」なんて言われてしまった///////

これって...告白!?!?!?!?!?!?!?
......いやいや、おもいあがっちゃいけない　まだ初対面なんだからそんな都合のいいことあるわけないんだから

ってこんなに考えてる暇はないんだった
夕飯の準備しないと

私もおなかへってるし、きっと優心さんもいっぱいおなかへってるんだろうな
男の人がどのくらい食べるのか分からないけど、たくさん作ろっ

それに、お母さんと竜胆の分も作らないと.........




...................あっ!?!?!?!?



そう思ったと同時に玄関が開き、
『ただいまー』と二人同時に聞こえた

ヤバいヤバいヤバいヤバいっ!?!?!?!?!?
私で気絶しちゃったんだから、優心さんに会ったらあの二人も絶対に気絶する!!!

「二人とも!!!ちょっと玄関で待ってt....」

その言葉が言い終わることはなく、その代わりに聞こえたのは
家を壊すんじゃないかってくらい大きな悲鳴だった



『きゃあああああああああああ!!!!!!!!/////////////』