30 / 37
2020/01/20
こんなクライアント様は絶対嫌だ!(2020/11/05 改)
しおりを挟む
クラウドソーシングサービスを利用する受注者もいろいろだが、発注側もいろいろなのは、まぁ、二年間やってきたらわかってくる。
最初はお金が欲しいばっかりで、お金を払うクライアント様を神様のように思っていたが、二年間の経験で、自分も随分こすっからい受注者になってしまった。
案件をみただけで、あ、これ嫌だわと感じるのだ。で、嫌な案件をはねていくと、受注してみたい案件がなくなってしまうのだ。
もうね、探す時間が無駄に思えてくる。実際、探す時間に報酬は発生しないしな。
今更、テレワークとかソーシャルワークに幻想なんてこれっぽちも持っていない。それぐらい幻滅することが多かった。まぁ、ほぼ全員、数年で離れていくんでないかな。長期間、受注している人がいたら、自分は尊敬する。
あなたはえらい! そこまで頑張れるなら、どっかの会社に雇われるなり、自立してやる方が絶対稼げるんでね?と思うのだがな。
在宅で作業したいから、耐えている人が多いのだろうけど、それだって限界あると思う。
離脱した私には、今更、関係ないけどね。初心者がザクザク入れ食い状態だろうし、おそらくそれが新陳代謝になっていいのだろうよ(皮肉)とも思う。
さて、ここまでささくれだった状態でクライアントを眺めている、その中でも際立って、すごいなぁと記憶に残った方がお二人ほどいたのでご紹介しよう。
・お一人目「会社からやれと言われた業務を、クラウドソーシングに丸投げしていたクライアント様」
これは案件をみていたわけではない。ご自分でブログに経験談として載せていたのを偶然見たのだ。会社やめて独立して悠々稼いでいらっしゃる時に、会社員時代の「楽しい思い出」として語っておられておった。
話によると、上司からデータかレポートのとりまとめを指示されたそうで。それが単調な作業だったので、クラウドソーシングに投げて、ワーカーにやらせたとのこと。納品されたデータをそのまま上司に提出、お褒めいただいたという。
報酬もそこそこ弾んで、おそらく、高額良案件の部類だったのかもしれないが。
しかし、ワーカーが必死こいて作業して浮いた時間を読書など自分磨きにあて、人生が向上したとかのたまっているのを見た時、ぶちきれそうになった。
お前の人生の向上のために、下請けに仕事丸投げなのかよ。自分を豊かに向上させるために、他人を上手に使う自分が素敵かよ。
今の下請けって、個人でなくても会社でも同じなのかもしれないけれど、全部、そういうの呑み込んでやっているのだとは思う。思うけどさ、会社員の立場でやっていたとほざくことをおかしいと思わないその神経が、すごいなと思った。コスパよく、自分の社内の評価も上がりウインウインだと書いてあったな。ふざけんなっ!
その言い草から、ワーカーを人と思っていないのが伝わってきて、ぞっとした。一生関わりたくない方だ。
・お二人目「自分なら簡単にできるけど、案件でワーカーにやらせよう」
詳細はわからないが、短編の話を一か月で四本ほど書くという案件だった。お話書くの好きだし、ちょっと興味を持ってしまったのだが、募集の最後に書かれていた文章が、自分にはカチンときた。
「私ならこれぐらいなら、ささっとできますよ」
いや、出来るのかよ? 文章とかお話書くの苦手だから頼むのでないのかよ? 自分ならささっと出来るなら、なぜ人に頼むのか? 謎すぎる。
文章書ける人がオリジナルの話を「自分ならササッと書ける」といい放って作業を発注するの? 今、この体験談を好き勝手に書いているけれど、自分で「ささっと書ける」とか言えないよな。
いや、日記風なのは自分でも「さっと書いておこうかな」みたいに使うけど、それとニュアンス違うだろ? オリジナルの短編、一か月で四つ、ささっと作れる人は、ワーカーに仕事発注しないだろうよ。
作る苦労知らないからこそ大法螺ふけるとしか、私には思えなかったのだ。
受注きたのかね? あれで応募するのは、何も知らない初心者で、文章書くことに慣れていない人だと思う。きっと受注しても、あの発注者は満足できず、「文章の基本ぐらい覚えてから応募してください!」とか高圧的に言い放って、再度募集案件として発注しかねないと、思った(悪意に満ちた妄想)。
ほんとは、文章書けないんだろ? 文字を紡ぎだす人の言葉とは、とても信じられなかったのだ。
文章作成に対する態度が冒涜的で、自分は案件見ただけで吐き気がした(※個人の感想ですw)。
発注者側にも、いろいろ不満はあるだろうけれど、自分は受注側しか知らないし、こんな発注者の仕事は受けたくないし、たとえ経験ゼロのワーカーさんでも、応じて欲しくないな。
このお二人に言いたいことは共通した一つ言葉である。「自分でやれよ!」 以上っ!
(つづく)
最初はお金が欲しいばっかりで、お金を払うクライアント様を神様のように思っていたが、二年間の経験で、自分も随分こすっからい受注者になってしまった。
案件をみただけで、あ、これ嫌だわと感じるのだ。で、嫌な案件をはねていくと、受注してみたい案件がなくなってしまうのだ。
もうね、探す時間が無駄に思えてくる。実際、探す時間に報酬は発生しないしな。
今更、テレワークとかソーシャルワークに幻想なんてこれっぽちも持っていない。それぐらい幻滅することが多かった。まぁ、ほぼ全員、数年で離れていくんでないかな。長期間、受注している人がいたら、自分は尊敬する。
あなたはえらい! そこまで頑張れるなら、どっかの会社に雇われるなり、自立してやる方が絶対稼げるんでね?と思うのだがな。
在宅で作業したいから、耐えている人が多いのだろうけど、それだって限界あると思う。
離脱した私には、今更、関係ないけどね。初心者がザクザク入れ食い状態だろうし、おそらくそれが新陳代謝になっていいのだろうよ(皮肉)とも思う。
さて、ここまでささくれだった状態でクライアントを眺めている、その中でも際立って、すごいなぁと記憶に残った方がお二人ほどいたのでご紹介しよう。
・お一人目「会社からやれと言われた業務を、クラウドソーシングに丸投げしていたクライアント様」
これは案件をみていたわけではない。ご自分でブログに経験談として載せていたのを偶然見たのだ。会社やめて独立して悠々稼いでいらっしゃる時に、会社員時代の「楽しい思い出」として語っておられておった。
話によると、上司からデータかレポートのとりまとめを指示されたそうで。それが単調な作業だったので、クラウドソーシングに投げて、ワーカーにやらせたとのこと。納品されたデータをそのまま上司に提出、お褒めいただいたという。
報酬もそこそこ弾んで、おそらく、高額良案件の部類だったのかもしれないが。
しかし、ワーカーが必死こいて作業して浮いた時間を読書など自分磨きにあて、人生が向上したとかのたまっているのを見た時、ぶちきれそうになった。
お前の人生の向上のために、下請けに仕事丸投げなのかよ。自分を豊かに向上させるために、他人を上手に使う自分が素敵かよ。
今の下請けって、個人でなくても会社でも同じなのかもしれないけれど、全部、そういうの呑み込んでやっているのだとは思う。思うけどさ、会社員の立場でやっていたとほざくことをおかしいと思わないその神経が、すごいなと思った。コスパよく、自分の社内の評価も上がりウインウインだと書いてあったな。ふざけんなっ!
その言い草から、ワーカーを人と思っていないのが伝わってきて、ぞっとした。一生関わりたくない方だ。
・お二人目「自分なら簡単にできるけど、案件でワーカーにやらせよう」
詳細はわからないが、短編の話を一か月で四本ほど書くという案件だった。お話書くの好きだし、ちょっと興味を持ってしまったのだが、募集の最後に書かれていた文章が、自分にはカチンときた。
「私ならこれぐらいなら、ささっとできますよ」
いや、出来るのかよ? 文章とかお話書くの苦手だから頼むのでないのかよ? 自分ならささっと出来るなら、なぜ人に頼むのか? 謎すぎる。
文章書ける人がオリジナルの話を「自分ならササッと書ける」といい放って作業を発注するの? 今、この体験談を好き勝手に書いているけれど、自分で「ささっと書ける」とか言えないよな。
いや、日記風なのは自分でも「さっと書いておこうかな」みたいに使うけど、それとニュアンス違うだろ? オリジナルの短編、一か月で四つ、ささっと作れる人は、ワーカーに仕事発注しないだろうよ。
作る苦労知らないからこそ大法螺ふけるとしか、私には思えなかったのだ。
受注きたのかね? あれで応募するのは、何も知らない初心者で、文章書くことに慣れていない人だと思う。きっと受注しても、あの発注者は満足できず、「文章の基本ぐらい覚えてから応募してください!」とか高圧的に言い放って、再度募集案件として発注しかねないと、思った(悪意に満ちた妄想)。
ほんとは、文章書けないんだろ? 文字を紡ぎだす人の言葉とは、とても信じられなかったのだ。
文章作成に対する態度が冒涜的で、自分は案件見ただけで吐き気がした(※個人の感想ですw)。
発注者側にも、いろいろ不満はあるだろうけれど、自分は受注側しか知らないし、こんな発注者の仕事は受けたくないし、たとえ経験ゼロのワーカーさんでも、応じて欲しくないな。
このお二人に言いたいことは共通した一つ言葉である。「自分でやれよ!」 以上っ!
(つづく)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる