お姉様に夢中なはずなのにその他の誘惑が多すぎます

那須野 紺

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甘くとろける炭酸水(梢SIDE)

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「…ん……ふぅ」

何度も何度も晴香たんの操る偽竿で絶頂へと飛ばされた後、私はようやく手枷を外してもらう事ができた。
それを合図に私たちは一気に甘い空気に包まれていく。

…罵られ激しく身体をえぐられるような交わりも興奮するけど、そういう行為の後にする劇甘な時間もまた、すごく幸せを感じてしまうのだ。
むしろこの時間の為にあの激しく頭を混乱させられるような時間があったと言っても良いぐらいである。

彼女はあっさりと偽竿を身体から外して放り投げると、私に覆いかぶさってきた。
拘束を解かれた腕で彼女の身体をかき抱き、じっくりと唇を重ねながら、私は彼女の着ているピンクのワンピースの背中にあるファスナーを下ろしていった。その音は、甘い吐息や衣擦れの音とは明らかに異質なものだったからか、やけに大きく聞こえた気がする。

彼女は私の唇から離れようとせず、しかも身体も密着させたまま、脱皮するみたいに身体をよじってワンピースを脱いでいった。
それを待つ間に私の方は手探りで彼女のブラジャーのホックを外し、腕を抜かせて床にはらりとそれを落とす。

…凄い、あっという間に憧れの彼女が一糸まとわぬ姿に剥けてしまった。
私も腰に残っていた、しみの残るデニムスカートを脱ぎ捨てる。
これで二人とも、本当に裸で抱き合う事ができるようになった。

彼女は裸を見られたくないのか、それまでより強く私にしがみついて積極的に舌を絡めるキスを始めた。

「んふ、ん…っ」

そんな彼女と自分の身体の間に脇から手を突っ込んで、彼女の乳房や乳首の形を確かめるように触ってみると、彼女は身体を震わせて敏感な反応を示す。

「…少しだけ、見せて?」
「…」

唇が触れ合いそうな位置でそっと囁くと、声にはせず頷いてから彼女はゆっくりと身体を起こして私に裸の上半身を見せてくれた。
白くてすべすべの、小ぶりの双丘の上には期待を裏切らない…いやそれ以上に淡く透けるような色の乳輪と乳首が見えて、私は心から感動しうっとりと目を細める。

「綺麗、可愛い」

何人もの人からたくさん飽きるほど聞いているであろう言葉を並べる事しかできないけれど、彼女の裸の胸を間近で拝む事を許された人物は限られているはず。
その一人に私を選んでくれた事が、本当に嬉しかった。

もう一度彼女の肩を引き寄せて唇を重ねる。
この瞬間の、舌が折れる音と言うか、軽く相手の唇に吸い付く音と言うか、ほんのわずかに、でもはっきりと聞き取れるプチュッという音を聞くだけでどうしてこうも胸が高鳴るんだろう。

「んっ…ふぅ……」

甘く優しいだけのキスでは物足りなくて、こちらから彼女の唇にかぶりつくと、驚いたように彼女は目を見開いてぴくりと痙攣した。
それまでにも軽く彼女の唾液は私の口内に流れ込んで来ていたけど、激しく噛みつくようなキスでその量ははっきりと増えたのがわかる。

「……んふぅ、は…」

私は彼女が無意識的にこぼした唾液を余す事なく吸い取り、喉に流し込み続けた。
その涎を飲み下すほどに、ぐんぐん自分の体温が上がっていくのがわかる。これはもう、私にとっての媚薬だと思った。

「ねえ、もっと…長大」

何をとは言わない。
だがそれで彼女の方も意味がわかるという事は、やはり自分の涎が私の口内に流れ込んでいたのをちゃんとわかっているのだろう。

彼女は軽く口を開いて、小さな舌先を突き出しそれをわざと私の口の少し上の空間に漂わせる。
涎が流れ落ちる様を見せようとしているのだ。

私はそこから目が離せなくなり、まだかまだかと彼女が作り出す媚薬の製造を待った。
待ち切れなくなり、つい指先を使って彼女の耳と乳首を愛撫してしまう。

でもそれは効果があったみたいで、それから間もなく彼女の舌先から透明の液体が、もどかしいぐらいにゆっくりと流れ落ちてきた。
私は我慢できなくて自分からそれを迎えに行くようにしゃぶりつく。
彼女の舌に吸い付いた恰好になり、彼女はだらしなく「あへぇ」みたいな声を出していた。

「…はふ、んぁ」

すぐに飲んでしまうのが勿体なくて、私はその液体をじっくりと口の中に留めて味わい尽くしてから、ゴックンと喉を鳴らしてそれを飲み下した。
勿論、しっかりと彼女の瞳を見つめながら。

…そんな私の様子を見ているだけで、彼女の瞳は潤んで、いけない物でも見るように視線を反らそうか、直視しようか迷うような素振りを見せつつも、それでもきちんと私を見続けてくれていた。

ああもう、これだけでまた身体が熱くなってしまう。
こんなに可愛くって、超が付くほど激しい腰使いをして、攻めっ気たっぷりの、エッチで奔放な魔法少女の晴香たん。

…やっぱり、彼女はきっと魔法が使えるのだ。
涎ひとつでこんなにも私を熱く昂らせてしまうんだから。

視線だけで「わかってるの?」と問いかけてみる。
細かい事は構わない。とにかく私が彼女の涎を特別に欲しがっているのが伝われば十分だった。
それを知ってか知らずか、彼女はまた口をちょっと開いて軽く舌なめずりをして見せるので、私は急に獰猛な衝動に突き動かされて彼女の唇にまたかぶりついてしまう。

「…ん、ん」

今度はグチュグチュと、私の方から彼女の口内に舌を差し込んで、媚薬の製造を強引にねだる。
強制的に私の舌で刺激された彼女の口内の粘膜からは、意志とは無関係に唾液が生成され、染み出る傍から私はそれをジュッと音を立てて吸い尽くした。

「…」

キスしているだけなのに、あれだけ何度も絶頂させられひりひりとした甘い痛みすら残る秘部に、またわずかな疼きが戻ってくる。
二人して裸になり肌をスリスリと重ねているからなのか、まだまだいくらでも興奮できる余地を、自分の中に感じてしまう。
…いっそ彼女になら、私の身体全てを壊されても構わないとさえ思う。
大丈夫、彼女の魔法で私はいくらでも復活できるのだから。

私は彼女のためにではなく自分のために、しつこく唇を食み、あの胸が高鳴るようなキスの音を、何度も何度も響かせた。
彼女は素直にそれに応じてくれ続けている。
そうしていると、たまらなく彼女を愛おしく思えてきて、もはや何の違和感もなく私はある提案を口にしていた。

「ん……ねぇ晴香たん、おまんこ同士でチュウしよう?」

とびきり甘えた声で、それに話のできるギリギリの至近距離で、彼女におねだりしてみる。
ほんの一秒でも唇を離していたくない。身体だってそうだ。
触れ合うギリギリの位置で喋ったから、私の唇と彼女の唇が共鳴するように震える。

「…した事ある?おまんこ同士で、…チュウするの」

彼女の首に腕を巻き付けながら、できる限り身体を密着させ今度は耳穴近くで囁いた。
うるさくならないように声を殺してみたけど、そのせいで無声音になってしまい、声がかすれて別人みたいな声になってしまった。

きゅっと彼女を抱きしめてみると、自分の標準的なサイズの胸と彼女の小ぶりな、でもすごくすべすべの肌を持つそこが重なって、いい感じに擦れ合っているのがわかる。
ここだけが、柔らかいもの同士重なっているから、無重力みたいにふわふわとした心地良さをもたらしてくれるのだ。

「…してみない?おまんこ同士でチュウ」

何回言うのだろうと自分でも呆れたけど、語感としてそれを言うのが楽しくて、何度もその言葉で彼女を誘った。
彼女は少し困ったような顔をして目を伏せる。

「そういうの…した事、なくて」
「だいじょうぶ♪」

彼女が初めての貝合わせをする相手がこの私であると知って、そりゃもう宇宙まで舞い上がるような嬉しさを感じたけど、それはあまり顔に出さないようにしつつ優しく彼女をリードする事にした。

「ここ、挟んで座って?」

片太腿の上をまたぐように彼女を座らせて、軽く膝を曲げ伸ばしする。
彼女はそれだけで理解したようで、正座する中心に私の太腿を挟んだ恰好になり、腰を前後に振って股間に挟んだ太腿に秘部を擦りつけ始めた。

「……ん」

私の太腿には、彼女が付けた蜜跡が光る線のように残っていく。
…そこを再び秘部でなぞれば、自分の付けたヌルヌルの恥蜜が再度秘部を気持ちよくするための潤滑剤となり、どんどん感じてしまうはずだ。

「…凄い、やらしいね」

彼女の腰はどんどん大胆に前後するようになる。
耳の下で短く切りそろえられた銀髪もわずかに揺らしながら、彼女は身体をくねらせて私の太腿の上で妖艶に踊った。
倒れないよう腕でバランスを取りながらも、私の腿に腰を擦りつける事に徐々に夢中になる彼女は、とっても愛らしい。

私はまた軽く膝を曲げ伸ばしして彼女の快感を手伝った。

「はぁ…あん…っあ…」

私の太腿の上で腰を踊らせながら、彼女は溜め息のような喘ぎ声を漏らしている。
私の腿に残っていく蜜跡は、一本の線から徐々に範囲を広げていき、さしたる時間もかけずに太腿全体の半分以上の面積をヌルヌルに光らせた。
これなら内腿で挟むだけでも全部ヌルヌルで、気持ちいいだろうな…なんて事も想像してしまう。

「そろそろかな…来てみて」

優しく声をかけ、二人で身体を捩じっていく。
彼女の濡れた秘部が内腿を滑り降りて私の秘部に重なった。

…え?何これ。貝合わせは初めてじゃないはずなのに…あり得ないぐらい気持ちいい。

「……あぁっ」

思わず、私は彼女の両掌に自分のそれを重ね指も絡めて握りしめた。
そうしながら流れに任せて彼女の身体を引き寄せ、上半身も密着させる。

彼女の身体がぐらりと揺らぎそれまでよりも体重がかかる。
不思議な事にそういう密着する態勢を取っただけで、私たちの秘部は誂えたようにぴったりと噛みあって、勝手にその花弁をほころばせ淫靡なキスを始めてしまうのだ。

「はぁ……っ」

二人同時に甘い声が漏れた。
…私たち、きっと相性が良い。彼女もそれを直感しているはずだ。

「…こっちも」

秘部のそれに負けないぐらいに、上の口でも淫靡なキスを交わす。
こちらには自由に動かせる舌があるから、それを互いに突き出して先端をチロチロと絡めてから、一気に貪るようにお互いの口内を蹂躙する激しいキスへと移行していった。
それだけで頭の中は真っ白になる。

秘部の方は、どちらのものだかわからないぐらいに愛蜜が溢れだしてしまって、くっつけているはずの所が術って浮いてしまう気がするから、どんどんと腰を密着させる力を強めていった。
それにより秘部はますます深い口づけを交わすように花弁を絡め合い、自然に皮の剥けた肉芽が、相手の肉芽との触れ合いを求めるように彷徨い始める。

何度目かの腰を打ち付けた瞬間に、互いの剥き出しになった肉芽の先端が直に触れ合った。
それと同時に二人で互いの口内に甲高い悲鳴を送り込んでしまう。

「ひっ、あ…は…」

身体がビクビクと痙攣して、互いに絶頂した事を相手に伝えあってしまう。
それと同時にお互いの蜜口からも、とろとろと更なる愛蜜が流れ出してきて、密着させた二つの秘部を更に熱く、いやらしくとろけさせた。

けれどもその痙攣により秘部の内側の、更に敏感な襞が擦れ合ってしまいまた別の快楽が私たちの身体を襲い始める。

「あんっ、ん…ふ…」

まるで上と下、それぞれどちらがよりいやらしいキスをできるか競うように夢中で唇を重ね、腰はくねらせながら打ち付ける。
その度に全身に新たな快感が目覚め、もっともっとと互いの身体を密着させてはまた怖いぐらいの快感に貫かれ、戸惑うのをまた恐れて更に行為に没頭していくのだ。

下半身はヌルヌルなのに、合わせた胸と胸は乾いたまま、するすると滑らかな摩擦を繰り返している。
その中で唯一、ぴんと勃った乳首だけは硬くその存在を主張し、胸を擦り合わせる中でそこだけは、敏感に官能を拾い続けている。

「…気持ちいい、大好き、あ……ん…っ」

彼女の反応などお構いなしに私は思いつくあらゆる賛美の言葉を吐き続けた。
本当はキスを止めたくないから言葉は邪魔なぐらいなんだけど、それでもどうにか隙間を見つけて言わずにはいられなかった。

「梢さん、気持ちいい…凄いよ」
「…でしょ?」

余裕なふりして笑ってみたけど、きっとそんなの無理してるって彼女もすぐにわかったはず。
今度は彼女の方から顔を前に出して唇を貪られ、私は「あっ」と声を上げて悦びを表現した。

両掌と指は鎖のように硬く繋がれて、絶対に離すものかという意志でも持っているようだし、秘部はひたすら蜜を垂れ流しながら卑猥なキスを繰り返していて、泊まる気配もない。

「あは、凄い…気持ちいいっ」
「うん、おまんこ…ヌルヌル、ぐちょぐちょで…あぁぁっ」
「うん、もっとヌルヌルに、ぐちょぐちょしよう?」

私たちは上の唇でのキスは諦め、思う存分喘ぎ声を出すために自分の口を使う事に専念した。

目の前には、ちょっと変わった黒い壁紙。
真っ黒のカーテンは初めから閉じられていたけど、そうじゃない方の窓のカーテンは閉じてなかったから、陽射しの傾きから今がもう夕方に差し掛かっているのだとわかった。
…お昼過ぎにここへ来て、私たちずっとエッチばっかりしてるんだ。

「あ、あんっ、ひぃぁぁ…あ…」

何時間も身体を重ねている事への悦びと羞恥からか、私は突然に大きく叫ぶような喘ぎ声をあげた。
窓は閉まっているけど、このマンションならきっと小さな子供のいる家族も住んでいるはずで、土曜日の夕方なんてお買い物や外遊びでこの近隣もたくさんの人が行きかっているに違いなく。

…ご近所の皆さま、昼間からこんな声出してすいませんと心のどこかで詫びる気持ちもないわけじゃなかったけど、むしろ私はそれを聞かれてもいい、聞かせて見せつけてやりたいぐらいの気持ちが晴香に勝っていた。

だって晴香たんなんだよ?私がエッチしてるのは。止められるわけがない。

「あ、あ、…凄いよぉ、晴香たんっ、好き」

何でもいいから彼女をもっと煽りたい。好きという気持ちを伝えたい。
だから私の声はどんどん大きく、あさましく、媚びるように変化していく。

だけど同時に、そんな計算など全部壊れてしまうぐらいに秘部のトロトロと温かなぬめりと、同じく秘部が繰り返している淫靡な、肉芽をチロチロとつつき合うキスは恐ろしく気持ちよくて、ただその気持ちよさに従って全ての感覚を開いていけば、やっぱり自然と声は大きく出てしまうのだ。

腰をくねらせながら、ねじ込むように互いの秘部を擦り合わせる。
くっつける度に花びらがちゃんと開いて、萌芽も剥き出しになり、相手のその場所をまるでわかっているかのように吸い寄せられてはちゅくちゅくと音を立てて戯れていく。

「やん、また…すごいグチュグチュ…」
「うん、あぁ…気持ちいいよぉ」

あまりにも思い通りに快感を拾う事のできる態勢を一瞬で編み出す事ができたのは奇跡ではないかとさえ思うけど、実際にはそんな感慨に浸る暇はなく、ただ淫靡な下半身でのキスを何度も繰り返し、高く喘いでばかりいた。
彼女も今は腰をくねらせ密着させながら、その快感に声を上げる事だけに集中している。

「あ、あ…ねぇ…イキそうだよ…」

何、そんなに切ない顔をして絶頂の予感を伝えるのか、晴香たんは。
私だって、猫が鳴くみたいにねっとりとした甘い声で彼女に語り掛けてばかりになってるけど。

もう胸が締め付けられるぐらいにときめいて、このまま彼女を絶頂させるのが惜しいとさえ感じた。

「イっちゃうの?…イくとこ、見せて…可愛い顔いっぱい見せて」
「…うん、ん…あはぁ、あぁっ」

彼女の口が半開きになり瞳が閉じられる。
見られていないとわかった瞬間、私は大きく腰を波打たせ殊更に強く、粘るように秘部を押し当てた。
クチュッという音が一際高く響き、一瞬だけ密着から開放された秘部がまた強制的に合わされる事で、押し出されるように愛蜜がにじみ出てくる。

「あ、イく、イくのぉ…んく…あぁぁっ」

彼女の絶頂顔を眺める恍惚に酔いしれながら、私はもう一度、深く深く秘部を密着させる。
…やっぱりだ。
合わせただけなのに、勝手に秘唇がほころんで肉芽同士も当たり前にたいにツンとくっついてしまう。
…まるで、そうなる事が決まっているかのように。

「あ、中まで…当たって…あぁぁんっ」

彼女の小さな萌芽を、どうしてこうもきっちりと捉える事ができるんだろう。
花弁や包皮に覆われているはずの場所なのに。
それなのに私の肉芽が的確に彼女のそこを探り当てて、呼び起こすようにツンツンと愛撫する事ができるのだ。

「ほら、またイって見せて?…これで」
「あ、もうイってるからぁ…あぁん…っ」

彼女が叫びにも似た声で、連続して絶頂を迎えた事を教えてくれる。

「…可愛い、イってる顔も…すごく」
「やめて…言わないで」

身体を捩じろうとする彼女の両掌は私の掌とがっちり握り合っている。
逃がさないという気持ちを込めて、私は再び彼女の唇を貪った。
下の口ほどは粘りのない、乾いたリップ音が響く。

「ん、ふ……」

握った掌を解いて彼女の背中似てを回す。
彼女は素直に私に身体を預けてくれた。
達したばかりの彼女の秘唇はひくひくと名残を伝えてきて、そのわずかなひくつきだけでも私の秘部は熱く淫液を迸らせてしまうのだけど。

「あぁ、梢さん…凄く熱い」
「当たり前でしょ、そんなの」

もう一度軽く腰を前後に振ると「やぁん」と彼女は艶めかしい声を上げた。
「ふふん」なんて笑ってそれを見ていたら、彼女はちょっと不機嫌になり私の秘部から離れていってしまう。

「あ…」

股間には大量の蜜だけが残りそこがうすら寒い。
だけど彼女は入れ替わりに足先を使って私の秘部を弄ってきた。

「…そんなの、どこで覚えたの」

彼女の小さな足指が蠢いて、私の花弁の内側を掻き回す。

「…秘密」
「何それ…あ、あ…ダメだってば」
「…またどんどん溢れてる」

私はだらしなく両手を背中の後ろについて、彼女の足指による愛撫に朦朧とする。
…冴子ちゃんにもしたのかな、この足指での愛撫。
また邪念にとらわれるけど、このスムーズな動きは、経験済みの感が強い。

「あ、なんか…も…」

もどかしい。秘部の内側の襞が切なく疼いてしまう。

今日ここまでの間に、彼女の執拗な口淫、それから偽竿による超絶ピストン攻撃、そして腰をぶつけ合うような長時間にわたる貝合わせと、私の秘部は刺激に晒されっぱなしなのだ。

その上でこの足指での愛撫って。
もう、わけがわからなくなりそうだった。

自分の脳内から、言語をはじめとする知性や思考力がどんどん欠落していくような感覚を覚える。
頭ではなく身体のみで感覚に浸れとでも言われているかのようだけど、でも足だよ?…されているの。

そのうちに思考はただ一つ、「足でおまんこ掻き回されてる」というものだけに染まり、私は言葉を忘れて細く高い喘ぎ声を上げて快感を彼女に伝えるだけとなった。

「あ…あふぅ…ん…あ、あぁ…ん」

何か、またぐちょぐちょ言う音が聞こえるけど。
そんな事さえどうでも良くなっていた。

「もっとして、もっと…好きなように…ひ…ん」

…これだけじゃ多分、絶頂には届かない。
それまでに与えられた刺激が強すぎたから。

「…また縛られないとイけない?それとも痛くするのが好きなのかな」

無造作に足指を私の秘部から浮かせて、彼女は面白そうに言う。
マジで?本気なの晴香たん。…さっきけっこう本気で絶頂してたよね?

私の表情に明らかに怯えの色が出てしまったのか、彼女はつまらなそうにまた足指を私の秘部にねじ込んできた。

「あはぁ、あぁっ…ダメぇ」

器用な事にもう片方の足先では私の胸の先端でまだ尖りを見せている乳首をつついてくる。

「ちょ、あ…だ…」

身体を反らせても足指は容赦なく追いかけてくる。
間合いがずれて彼女の足が私の胸を軽く蹴るように触れてしまい、痛みはないまでも胸がポロンと揺れてしまった。

「……」

新たな玩具を発見した子供のように、彼女は軽く私の胸を左右交互に弄ぶ。
わざとぷるんぷるんと揺らすように軽く爪先で蹴ってくるのだ。

直接的な強い刺激からだいぶ開放される時間が取れたので、私の脳にも思考する余裕が戻ってくる。
…でも私、拘束されているわけでもないのに足先で秘部をぐちょぐちょに掻き回されて、更に反対の足では胸をぽよぽよと弾かれ弄ばれているんだ。

なんという恥体を晒しているのだろうと自覚され、私の全身は真っ赤になった。

「…恥ずかしい?」
「あ、あの…」

そう尋ねてくる声がすごく可愛いのがずるい。
わかっているくせに聞いてこないでよ、晴香たん。

私がもじもじしていると、彼女の方から足を引っ込めて、そっと身体を寄せてきた。
私の眼前ギリギリまで顔を近づけてきて、やけにイノセントな笑顔で囁いてくる。

「今度は、私がイかせてあげる♪」
「え、な…あはぁ…」

もしかしたら延々と足指での愛撫を継続されるのかと怯えていたのに、彼女はあっさりとそれを止めてまた私の太腿をまたいできた。

「えいっ」
「あ…だめあぁ…っ」

あの超絶ピストンを連想させるように、彼女の腰がくいくいと前後に揺れる。
揺れながら、やっぱり恐ろしく的確に、私たちの秘部はディープキスを始めてしまった。

「…さっきイくの我慢してたでしょ?」
「そうじゃ、ないけど…」

言いかけた所で彼女にぴしゃりと遮られる。

「黙って」
「……っあぁ」

黙れと言うのは、言葉を使うなという意味なのか、喘ぐのもダメなのか、どっちなんだろう。
まるでバイブレーションするかのように彼女の腰が小刻みに前後してきて、私は「ひゃぁぁぁ」と長い悲鳴を上げてしまったけど、特に何の咎めもないので、どうやら黙れと言うのは言葉はいらないという意味合いだったようだ。

それがわかったので、私はまた遠慮なく彼女の腰の動きと、ヌルヌルというよりももはやベトベトに愛蜜まみれになった秘部へ与えられる心地良い刺激に身体を任せていく。

「あ、あ……あぁんっ」
「…もっと感じて」
「ん、あ、あそれダメ…っん、あぁっ…!」

…あれ、何故かあっさりと達してしまった。
自分でも意外で、ぼんやりと宙を見上げた状態のまま私は息を吐く。

…喉が渇いたなあ、なんて今更だけどふいにそんな事を思ったという事は、私なりに交わりにかなり充足感を覚えている証拠だろう。

彼女は私の心の声を聞き取る事ができるのだろうか、正にそのタイミングで私の持ち込んだ炭酸水のペットボトルを手に取っていた。

…てっきりボトルを渡されるのかと思っていたら、彼女は自分でそのキャップを開けてぐびぐびと中身を飲んでしまう。
あ…と思ったけど、他にも持ち込んだ飲み物はあるからまあ良いか、なんて思って美味しそうに炭酸水をあおる彼女を笑顔で見つめていた。

中身がもう残りわずかとなり、このまま彼女が飲み干してしまうんだろうななどとぼんやり考えていると、彼女がいきなり「飲ませてあげる」と言って、私の唇に自分の唇を押し当ててきた。

蜜とも唾液とも違う、炭酸水独特のシュワシュワとした水分が流し込まれて、私はそれを受け止めるのに難儀した。

「……」

触れ合った唇の間で泡が弾けるピチピチした刺激がすごく新鮮だった。
…それ自体は気持ちいいんだけど、泡ばかりでろくに水分補給はできていない。
かえって喉が渇いてしまい、私は「自分で飲むよ」と彼女に語り掛ける。

「ダメ」
「えー、なんで?」
「ダメったらダメ」

口移しなら、一口ぐらい自分でぐびぐび飲んでからでもいくらでもお相手して差し上げるつもりなのだけど。どうもそれは許してもらえないようだ。

彼女はコンビニのビニール袋を引きずりつつ私の上に馬乗りになる。
…こうしてシラフでやられると、ほんとにこちらが馬になったみたいな気分だ。
はっとして周囲の床を見渡すと、ラグの上には彼女がぶちまけたエッチな道具の数々が転がっているし、フローリングの床には私たちが脱ぎ散らかした服や下着が散乱している。

「…せめて、次は…」

言いかけてやっぱり今言うべきじゃないかなと躊躇する。
彼女は「ん?」と小首を傾げて私を見下ろしてきた。
馬乗りになっている点を無視すれば、まさしく天使のような笑顔なんだけど。

「せめて次は、ベッドでしたいかな…って思って」

弾かれたように彼女は顔を赤くしうつむいた。
テンションが下がって私の身体から離れようとさえする気配があったので、私は彼女の腰を掴んで引き寄せる。

「次は、でいいから」

彼女は思い出したのだ。
私が今日さっきまでは、一応ヴァージンだったという事を。

「心配しないで、どこも痛くないし、ただの希望だから」
「うん」

彼女は「じゃ次はちゃんとベッドでしようね」と約束してくれた。
それから「どれにしようかな」と私に馬乗りになったままでコンビニ袋をあさり、飲み物を選び始める。

「…あ、これなんてどうかな」

彼女はアパレルショップで洋服でも選んでいるかのような、明るい調子で言うんだけど。
手にしているものがいわゆる袋タイプのエナジー系ゼリー飲料で私は戦慄した。
…炭酸の次にゼリーというチョイスが妙に卑猥だと思ったから。

「なんでそんな顔してるんですか」
「いや、期待に胸が膨らんでしまって胸がいっぱいに…」
「嘘ばっかり、声がかすれてるじゃないですか」

そして何故今いきなり敬語に戻るのか、晴香たん。
もう、私は彼女に振り回され初めているのを認めざるを得ない。

「あでも、梢さんはカロリーや味のないものが好きって言ってましたよね」
「まあ、そうだね…」

やっぱり、馬乗りになっている点を無視すれば楽しい会話なんだけど。
でもこんな、へんてこな彼女でも楽しいからいいかなと思った。
いや、私はむしろこういう娘が好きなんだと思う。

「あ、ちょ…きゃぁ」

「いーーっぱい、飲ませてあげりゅ」と、最後の方は飲み物を口に含み始めながら言うから語尾が変だけど、彼女の小さな口で抱えられる量など知れていて、私の唇を塞ぐ前に思い切り飲み物がこぼれてしまった。

無糖タイプのストレートティーが、私の顎や首筋、ラグの上に広がった髪にまで垂れ落ちていく。

「ああ、ごめんなさい」

拭く布やティッシュが近場にないからか、彼女は大急ぎで私のうなじにチュツと吸い付いてきた。

「何やってんの、そんな事、したら…っ」

チュ、チュパ…とぎこちなく、でも一生懸命に私を汚した液体を舐め取る彼女の姿に、私はまた興奮を覚えてしまう。

…こういう時に異常に律儀なのも謎だ。こんなのほっといてゲラゲラ笑うとか、魔法をかけたふりで「ハイ綺麗になりました」とか適当な嘘を言ってもいい場面なのに。

彼女の唇が私の顎下から口のすぐ横まで這いあがってきたかと思うと、思い出したようにまた首筋へと戻り、しまいには私の髪までぱくりと咥えてしまう有様だ。

…もはや絶対煽っているだろうとわかるその仕草に、私は彼女の頭に手を添えて「もっと、して」とねだってしまっていた。
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