お姉様に夢中なはずなのにその他の誘惑が多すぎます

那須野 紺

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美咲さんがいい

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…え、何?時間にして15分ぐらいでしょ?
今度は私の方が髪も逆立つ勢いでむっとしてしまった。
見れば美咲さんは愛おしいものにそうするように晴香ちゃんの髪なんか撫でているし。

梢さんと股間を舐め合っていた件は棚上げにして、二人の間に割って入ろうとするけれど、梢さんがそれを制止する。

「ちょ、冴子ちゃん…乱入するならエロくいかないと」
「そうなんですか?」
「うんうん、そういうもんだよ」

だがあの空気感に対してどうすれば良いのだろうか。
晴香ちゃんはもう完全満足状態で心ここにあらず的な感じなんだけど。

「梢さんは悔しくないんですか」
「いや~、さすが松浦部長って感じ?やられちゃった感はあるけど」

…ダメだ、この人はそもそも晴香ちゃんに何人相手が居たとしても特に気にしない人なんだから。

でも…晴香ちゃんは違うはずだ。
絶対に、梢さんは自分ひとりのものとして捕まえていたいに決まっている。
しかもここまで梢さんは美咲さんと私と交わっていて、晴香ちゃんはそれを見せつけられているのだ。

「…なるほど」
「何?冴子ちゃん…あぁっ」

私は梢さんの身体を仰向けに倒して、強引に脚を開かせその股間に顔を埋める。
口淫の技術と、やれる量には自信がある。その上舐めるのがこの、ほぼ無味無臭の泉なんだから、それこそ晴香ちゃんが嫉妬に悶えるぐらいの事はやれると確信できた。

私は腹這いになり自分の手で自身のクリトリスを弄びながら、吐息を漏らしつつ梢さんの秘部に何度も口をつける。
逆向きではなくなったので、さっきとはまた違う感覚を味わってもらえるはずだ。

「いきますよ、梢さん」
「ってもう…始めてるし、あんっ…ん」

梢さんが好きそうな手筋、それは犬のようにぺろぺろと忙しく股間を舐め回す事だと思いそれを決行する。
自分はバター犬、という暗示までかけてひたすらに、主の快感のために舌で奉仕する。

「さ、冴子ちゃんったら、いやらしい舐め方…あぁっ、んっ、あくぅ…んっ!」

梢さんはベッドに両手をついて背中を仰け反らせながら、私の施す口淫の気持ちよさに声を上げている。
梢さんの声が比較的大きい事は、この場合彼方の二人にはいい感じに作用するだろう。

「あ、冴子…ちゃんっ、冴子ちゃんっ」

梢さんまで私の企みを理解しているのか、やたらと私の名前を呼んで良がってくれているのもありがたい。

そうしてひたすらに犬のように梢さんの花弁と萌芽をぺろぺろと嬲っていると、彼方から動きがある物音がしてくる。
…思ったより全然早いではないか。かなり辛抱させられるかと思っていたけど、まだまだ口淫はこれから楽しくなる程度のタイミングである。

「梢ちゃん」

案の定プライドが刺激されたらしい晴香ちゃんが、いよいよショーツも脱ぎ捨てて梢さんの顔を覗き込んでいる。
梢さんの方は私の口淫で声を上げるのに忙しく、口の端から軽く涎もこぼしているぐらいの良がりっぷりだ。

「そんなに、気持ちいいの…梢ちゃん」
「あぁっ、んん…晴香たんっ」

問いかける晴香ちゃんの声は不安げで、答える梢さんの声は怯えている。

「ねえ…そんなに、冴子さんに舐めてもらうのが気持ちいいの?」
「……っん」

今度ははっきりと、悔しさを隠さない問いかけになった。
梢さんは曖昧に首を横に振っているが、気持ち良くないなんて訳がない。見ればわかる事だ。

そこで更に晴香ちゃんの嫉妬を煽るが如く私は盛大に梢さんの淫液をすすった。
私の口淫で、これだけ溢れさせてるのよ、とわからせる為に。

「…あっ」

声こそこらえているが、梢さんは自分が潮を吹いた事を認識して顔を歪める。
私も声こそ出さなかったけど、もろに顔面に飛沫がかかってかなり焦った。
それを打ち消すように、大きな音を立てて梢さんの腿に飛び散った飛沫を舐め取っていく。

「…ねえ、梢ちゃんったら」
「ふ……あ、ん」

我慢できなくなったらしく、晴香ちゃんは梢さんの上半身を押し倒して唇にむしゃぶりついた。
私の口淫で良がる声なんて聞きたくないとでも言うように、それは激しく密着するようなキスだった。

…あれでは梢さんの呼吸は相当苦しいだろうと思うのだけど、梢さんは全然平気そうにしている。
これはアスリートでなければ無理な芸当としか思えず、私は一瞬あっけに取られてしまった。

…と思う間もなく、姿が見えなかったはずの美咲さんが背後に迫っている気配がありいきなり後ろから偽竿を突っ込まれる。

…まずい、と言うか今でなかったら梢さんの花弁を噛んでいたかもしれないと思うとぞっとした。
どこかで一回あったようなシチュエーションのような気もするが、あまり意識しないようにする。

「四人目ですね」

いつの間にか梢さんから唇を離して、それでも頬をくっつけ合いながら、晴香ちゃんがこちらに向かって呟く。
…何の事だろう、と一瞬考えが追い付かなかったが、つまりそれは美咲さんの偽竿で貫かれる人がのべ四人目という事だ。
…つまり二周目という事でもある訳で。

「……っん」

それを考えただけで異常に私の淫襞が疼いて止まらない。
自分と、梢さんと、晴香ちゃんと、三人分の蜜がべっとりとついた偽竿に興奮する自分の不潔さに辟易する。

「…冴子」

聞こえてくるのは間違いなく美咲さんの声だ。
そう、絶対いつもより私は興奮している。それを美咲さんには知られたくない。

…だけど、そんなの隠し通せるはずなんてないのだ。
既に差し込まれた偽竿は、私の許可も反応も無視され前後に動き始めている。

…凄い、めちゃくちゃ感じる、ものすごく気持ちいい。
だけど、やっぱりそれを知られたくない、恥ずかしい。

上半身を支えているはずの脾字が崩れて、私は梢さんの秘部に思い切り顔面を突っ込んでしまう。
ぐちゃっという音と共に顔全体で梢さんの秘部を刺激する恰好になってしまった。

「あぁ…ん」とまた梢さんが鳴くので、晴香ちゃんは慌ててキスでそれをふさごうとする。

いや…別にもうそんなの気にしなくて良いんだよ、晴香ちゃん。
正直本意ではないけれど、これ以上口淫は継続できそうにない。
偽竿を突っ込まれている程度で泣きを入れるのは不覚だけど、事実なので認めるしかなかった。

「あ…」

諦めて梢さんの股間からずるずると下がっていくように顔を離す。
両手首が背中に回されたかと思うと、そのまま手首を掴まれ上半身がわずかにシーツから浮いた状態で、恐ろしく激しい偽竿のピストン攻撃を食らった。
操っているのは晴香ちゃんじゃないのかと錯覚するけど、晴香ちゃんは目の前にいて梢さんといやらしくキスしているのだから、私の後ろにいるのは晴香ちゃんであるはずがない。

「さっさと観念したらどうなのよ、冴子」
「……」

やはり気付かれている。美咲さんには隠し通せない。

「…でも」
「ここまで来てまだスイッチが入らないでいられるのも凄いとは思うけど」
「何…言ってるんですか、…んうっ、あ…あ…んあ……」
「ほらもうごめんなさいしたら?」

大した動きじゃないのに、自分ばかり感じているのが悔しい。
手首を捕まえられている分、挿入された偽竿は全然引っ込んでいかなくて、動きとしては抜き差ししているはずなのに、感覚としてはただ奥へ奥へと入り込んできているようにしか思えなかった。

「……っ」

身体が、意識に反して痙攣を繰り返す。

「…ねえ、冴子…もう意地悪言わないから」
「何ですか…色々…っ」

痙攣がおさまらなくて喘ぎ声さえ出ない。
ふいに美咲さんの顔が私の顔に近づいてきて、「感じてる冴子の事、一番綺麗だって思ってるんだから」と囁かれた。

…何、もう、ずるい。美咲さん。

「あ、あぁっ…いっちゃうっ」

思い切り背中が反って、深い深い絶頂を迎える。
どうしてそれがわかったのかと言うと、天井を仰いだ時に自分の長い髪が私自身の背中と掴まれた腕、手首を撫でていった感覚にさえ、肌が泡立つくらいに反応してしまったからだ。

「いいのよ、いっぱいイって…冴子」
「……っあぁぁ」

自分だけであるものか。誰だって同じ場面にいればみんなこうなるに決まっているんだ。
そう必死で考えて免罪符にしながら、私はビクビクと身体を痙攣させ、捕まれた手首の先にある拳を強く握った。
本当は美咲さんの手を握りたかったけれど。

「……っん」

絶頂したその直後、余韻も混じりながら意識が広い範囲にも向けられるようになると、梢さんと晴香ちゃんが頬を寄せ合いそれぞれ相手の秘部を指で弄りながら私を眺め、「おっぱいがすっごい揺れてるよね」などと会話を交わしているのが聞こえた。

「……」

今度はこの二人に絶頂する所を見られてしまった。そう思っただけで再び全身が痙攣しそうになる。
掴まれた手首をそのまま引き寄せるようにして上半身を起こされ、そこから振り返りざまに美咲さんにキスされた。

「ん…っ」

もう勘弁して欲しい。というか異種格闘技の時間だけはそろそろ終わりにしてもらえないだろうか。

私の顔にありありと「きつい」という文字が見て取れたのか、美咲さんは偽竿を抜いてからきゅっと私を抱きしめてくれた。

「今度は…」

そう言いかけたけど、私は何と言えばいいのかわからなくなり言葉が続かなかった。
それを美咲さんが順を追って尋ねてくれる。

「相手は変えない…?」
「はい」
「見られるのはOK?」
「…はい」

「…だそうよ」

美咲さんは私を抱っこしたままで彼方で睦み合う二人にそう言葉を投げる。

「はーい」と梢さんと晴香ちゃんが声を揃えて返事する。

…は?と言うか私に決定権があったわけ?

「……」
「あれ、そういうのと違うの?」
「違うも何も、どういうのかも知りませんし」

美咲さんはなだめるように頭を撫でてくる。

「でも、納得したでしょ」
「それは、一応」
「自覚がなかったのなら教えてあげるけど、あの二人がどんな風にエッチしてるのか、冴子気になってしょうがないっていうのがずっとあったみたいだから」
「……」
「実際にみんなでやりたいとは顔には書いてなかったけどね」

私はものすごく恥ずかしくなり頭を垂れた。

「まあ、でも副次的効果というのがあるわけよ」
「…?」

この広いベッドでなら、移動しなくても二組のカップルが十分それぞれ交わる事ができそうだ。
だから私たちはそのまま場所を動かずに、二人の世界に入り込んで互いの身体に触れていく。

「お姉さま、舐めたいです…そこ」
「あ、うん」

今日ここまでの間美咲さんは延々と偽竿ばかり使って、私を含めた三人をひたすら貫く事に終始している。

「なんか変な跡がついてるかも」と美咲さんは照れながら偽竿を外すけど、本人が思うほど変な感じにはなっていない。
私は一旦手の甲で自分の顔面を拭ってから、軽く開かれた美咲さんの脚の間に顔を埋めていつものように口淫に励んだ。

「あ、私も…ご主人様のおまんこ舐めたいっ」

割と近い距離から梢さんの声が聞こえてくる。
明らかに私が使う「お姉さま」を文字って言っている感じに若干恥ずかしさを覚えるが、悪意のようなものは感じなかった。
晴香ちゃんは「じゃ舐めさせてあげる」と冷たく言い放っている。

私と美咲さんは、互いに口淫したり貝合わせをしたりキスをしたり、そういうのを緩く繰り返しつつ時には互いの秘部に指を突っ込んで軽く絶頂させ合うような行為を繰り返していたのだけど、私たちがそんな落ち着いた感じで戯れているのに対して彼方の二人は、それはもう激しい感じだった。

びっくりしたのは、梢さんが晴香ちゃんに口淫を施している最中に晴香ちゃんが「ヘタクソ」と罵った場面と、あとは多分音だけなんだろうけど、晴香ちゃんが平手で軽く梢さんの頬やお尻を張っていた事だ。

しかもそれに対して、梢さんは涙目になり悦んでいるのでかなわない。
「あぁん、ご主人様許してっ」などとうっとりしながら訴えている有様だ。
まあ晴香ちゃんもそんな梢さんにいやらしいお仕置きを施しているのだろうし、そういう意味で一致しているなら良いのだろう。

それから、もう一つわかった事としては、晴香ちゃんと梢さんはSM的相性というよりもおそらく貝合わせの相性がすごく良いのだ。
どの場面よりも、二人が股間をくっつけてくちゃくちゃと音を立てながら悶え達する姿に、私はあてられたと思う。

美咲さんも「あれは真似できないな」と苦笑していた。

「そんな事ないです」

私は悔し紛れに美咲さんの股間に自分のそれをくっつけた。
ちょうどその時梢さん達も貝合わせに夢中になっていて、二人の艶めかしい声が重なったりばらけたりして、室内に響いている最中だった。

だからなのか、美咲さんの秘部と触れ合う感触はすこぶる気持ち良い。

「ほら…気持ちいいじゃないですか、あ…んっ」
「どうかな…でも確かに今日はちょっと…んっ、ふ…あ」

美咲さんと腰をぶつけ合うように動くと、やっぱり私たちの秘部の隙間からもクチュクチュという音が聞こえてくる。

「あ、あ…お姉さま、もうっ…来ちゃう」
「ん…冴子、私も…冴子…」

やたらと「お姉さま」「冴子」とばかり呼び合いながら、彼方の二人に負けないぐらいに喘ぎ声を響かせて、私たちは同時に達していた。

彼方サイドはもう「ひぃあぁぁっ…」だの「あく、ふ…ん…はぁん」だの、ただただ喘ぎ声と言うか悶えていると言うか、でもすごく気持ち良さそうな、そして愛しい人と結ばれている喜びに溢れた声がいっぱいで、こちらまで幸せな気分になる。

「…お姉さま、美咲さん…大好きです、愛してる」
「私も…冴子が好き、ずっと傍にいて欲しい…」
「勿論です」

「ほんとに?…じゃいっぱいエッチさせてね」
「はい」

答えた傍から美咲さんの指が私の秘部に差し込まれめちゃくちゃに掻き回される。

「あ…あぁ…ん」
「もっと、やらせて」

わざと品のない言い方をされてはっとしてしまうけど、私は「はい」と従順に返事をして美咲さんの終わらない愛撫に全てを任せた。

*-*-*-*-*-

広い広いスイートルームの、しかもサブのベッドルームではあるけれど、それでも十分広い室内には何時間にもわたり誰かしらの艶声が響き、誰かしらが感じ始めたかと思うと誰かしらが絶頂する、そういう状況が終わらなくて、本当にこのまま永遠に時間が続いてしまうのではないのかとさえ思ったけれど、きっとみんな電池が切れるように眠りに落ちてしまって、そうなれば部屋の中は静かになった。

「……」

ほんの少し覚醒してうっすらと周囲を眺めてみると、お互いあんなに激しく愛し合っていたのに、それぞれのパートナーときっちり抱き合ったままで眠っている。

すごく幸せな気分になれたから、できるだけ美咲さんを起こさないようにと気をつけながらも、どうしてももっと強く美咲さんを感じていたくてその身体にすがりついてしまう。

その所為か美咲さんは「ん~」とうめいて「苦しい」と寝言を吐いた。
私は小さく「ごめんなさい」と謝ってから、元の位置に腕を戻して再び眠る事にする。

…私が美咲さんを好きでいて、離れないでいる事は、美咲さんの苦しみにはなっていないだろうか。
それ以前にやっぱり、私は美咲さんの相手としてふさわしいのか、今も正直な所よくわからない。

梢さんが言っている「よくわからない」が今になってようやく、自分の中にも存在する感情なんだと理解できた。

…煙草を吸う美咲さんを、私は知らなかった。
そして処女を喪失する前の美咲さんを、私は知らない。
勿論美咲さんだって、昔の私を知らないんだけど。

過去のそれをどれだけ求めても仕方ないから、きっとみんな「今」と「未来」をたくさん知る為に肌を重ねているんじゃないかと、私は思っている。

美咲さんは私の「未来」を独り占めする事を恐れていた事があって、今もちょっとはそうかもしれないけれど、それを言ったら私だって同じだ。
いわゆる適齢期は過ぎてしまっているかもしれないが、美咲さんの未来こそむしろ独占できる相手は選ばなければいけないはずだ。

指輪を買ってもらった時、私はひどく遠慮してしまったけれど、今となっては指輪で良かったのだと思う。何故あんなに美咲さんに抵抗したのか自分でも恥ずかしい。

私は美咲さんに自分の今も、未来も捧げるつもりでいるけれど、できれば美咲さんにも同じように思われてみたいものだ。
…特に美咲さんは夕方以降、梢さんの事も晴香ちゃんの事もあれだけすんなりと絶頂させる事ができていて、やっぱり誰が相手でもそつなく気持ち良くさせる技術も持っているし、私でなければならない理由があるんだろうかと不安になる。

…それは美咲さんも同じなんだろうか。
見えない所でこそこそ彼女らと交わるよりも目の前でやるか全部晒せと言われて、実際そうなったけれども同時に美咲さんが彼女らと交わる所まで目撃してしまったし。

…早く、また二人きりになりたい。
誰の目も、声も届かない場所で思う存分美咲さんを自分だけのものにしたいなあ。
こんな事は世間一般の感覚ではそれこそ淫乱呼ばわりされるかもしれないけど、当の美咲さんはそういう風には言わないのだ。
だから私は美咲さんがいい。
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