たぶん荘、きっと荘〜道祖神大家とイチャラブなんてあり得ない!?〜

振悶亭めこ

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第四章:曖昧になる境界線

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 古民家の一室に引越し、間借りをし始めてからは、多分平和ってこんな感じなんだろって日々が続き、気持ちもだいぶ穏やかになってきたと、オレ自身感じ始めていた。
 稚児姿の白亜さんをスーパーやファミレスに連れて行ったり、大人の白亜さんに搾精されたり。
 食生活については白亜さんに合わせらんねぇから、簡単なつまみのようなメニューを検索して、自炊らしき事も始めた。自炊っつーか、家政夫の仕事のうちか。白亜さんにはもう少しまともなモン食っといて欲しいし。

 搾精を始めて十日程で、白亜さんの力はだいぶ戻ってきたらしく、今は眠る時と疲れた時以外は大人の姿でいられるように回復してきていた。
 白亜さんの裏アカ、アラミタマのクロアさんのアカウントや、動画の配信も再開していた。一人で配信しているものは、ディルドを使った口淫練習、ブジーを使った尿道オナニー、自縛練習は……何回かやっていて、縄が好きなんだろう事が分かった。

 夕食を兼ねた軽い晩酌の後、白亜さんはオレをチラチラと見て、目が合う度に恥ずかしそうに目を逸らした後、食器の片付けをしに台所へ向かった。
「白亜さん、どうしたんだ?言ってくんなきゃオレ、分かんねーよ」
 ここ数日、搾精がしたい時の白亜さんの仕草。自らネット上で痴態を晒しても、幾度搾精を繰り返しても、恥じらいは残っているらしい。
 何となく分かってきてはいるものの、意地悪くオレが聞き返す所までがワンセットになりつつあった。
「……風呂に、入ってくる」
 ここまでも、よくある事。だが今日は嗜好を変えてみよう。だいぶオレも変態に毒されてんな。まあ、いいか。
「じゃあ、オレも。白亜さん、今日は一緒に風呂入ろうぜ」
「戯けた事を……」
「背中流してやるっつってんだ。家政夫の仕事のうちじゃね?知らんけど」
 白亜さんは黙り込み、何も言わなかった。白亜さんが食器を片付けている間に、替えの服を用意する。基本、白亜さんは下着を身につけておらず、一応持っている下着らしきものは、以前の大人の福袋に入っていた女性用セクシーランジェリーが二枚ある程度。
 どうせ搾精すんなら、下着は特に要らないだろな……
 食器の片付けを終えた白亜さんの手をやや強引に引いて、ギシギシと鳴る薄暗い廊下を歩き、脱衣所へ。
 この家の水回りは、そこだけリフォームしていたようで、外観から想像するものよりも綺麗で広く、設備も新しい。風呂やトイレは掃除の必要が無い程、不思議と常に清潔に保たれていた。引越して一週間しか経ってはいないが、オレはトイレや風呂を掃除した事が無かった。
 服を脱ぎ、近くに置いてある洗濯機に入れた。白亜さんは、どうすれば良いのか分からないという様子で、ソワソワしていたんで着物をパパっと脱がせておいた。
 手を引いて浴室に一緒に入った。

「所で白亜さん、風呂とトイレはいつも綺麗なの、なんで?無駄に力使ってたりしねーだろな?」
 シャワーで白亜さんの身体を流し、石鹸を手のひらで泡立てながら問いかけた。
「ああ、前にガスを止められて泣きついてきた住人が居てな。風呂を使わせてやる代わりに、使った後の風呂と、ついでに便所の掃除をさせている」
「はあ……髪洗うから、目ぇ閉じろ」
 掃除を神通力任せにしていた訳じゃねえって分かれば、少し安心感が湧いた。白亜さんの長い髪に、泡を馴染ませ洗っていく。
「存在を信じ、願う事を代償に導く。基本ではあるが、今はたくさんのモノが必要な時代になった。代償も少し多く必要になってしまった」
「そういうモン?だったら白亜さんも、願ってみりゃいいじゃんね?追加の代償は……そうだな。白亜さん自身の口からきちんと言う事」
 丁寧に洗った、絹糸のような髪に付く泡を、シャワーの湯で流していく。
「今だって、搾精したいんだろ?どうなんだ白亜さん」
 立ち上がり、先に浴室を出ようとする白亜さんの身体を、和也の両腕がガシリと捕らえた。和也の腕の中の白亜さんの身体は、少しほっそりしていた。
「このような事……我は逃げられなくなる」
「目的はそれな。あと、素直に言って欲しいだけ。カミサマならそん位の願い、叶えてくれるよな?」
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