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給食のジャンケン大会
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4限の次は給食の時間だった。5年生のお兄さんお姉さんが来て給食を配ってくれると、先生が立ち上がった。その日の献立はカレーシチューとひじきの煮つけとゼリーと牛乳と普通のコッペパンだった。
「いただきます、の前に、今日は大弁くんが休んで給食があまったのでジャンケン大会をします。先生とジャンケンして最後に勝った子が持って行ってください。まずは牛乳から始めるのでほしい子みんな起立して!」
ぼくは牛乳が好きだったし、今までこのジャンケン大会で勝ったことがないのでぜひ勝ちたいと思っていたので立ち上がった。食べる前からぼくのおなかの中にもう入っているカレーシチューのことなんて忘れていた。
最初の一戦で先生は「ジャンケンポン!」と叫んでパーを出した。ぼくはチョキだった。周りを見るとチョキばっかりだった。ぼくは勝った。「負けた子は座って」と先生が言うと立っているのはぼくを含めて4人しか残っていなかった。
「4人しか残ってないわね。では続けます。ジャンケンポン!」
先生はパーを出した。ぼくはまた勝った。見まわすと残りの3人はみんなグーだった。これで牛乳はぼくのものに決定だった。そのときはうれしかったので周りに牛乳のビンを見せながらぼくは席に戻った。
そしてぼくは給食を食べ始めた。
普通、牛乳は最初の一本目でコッペパンを流し込むのに使うのに終わるので、牛乳好きのぼくには不満だった。学校の給食でまるまる一本飲んでみたい! 飲める牛乳が二本あることはそのぼくの夢がかなうことだった。ぼくはいつものようにコッペパンを流し込むと、冷たいもう一本の牛乳を一気に飲み込んだ。するとおなかが急に痛くなった。忘れていたぼくのお腹の中のカレーシチューが動き出したんだ。今度は「給食うんこ」だった。鳥肌までたった。それでもぼくは残りの牛乳を飲み込み、カレーシチューをさらにおなかに追加して、給食が終わった。
「いただきます、の前に、今日は大弁くんが休んで給食があまったのでジャンケン大会をします。先生とジャンケンして最後に勝った子が持って行ってください。まずは牛乳から始めるのでほしい子みんな起立して!」
ぼくは牛乳が好きだったし、今までこのジャンケン大会で勝ったことがないのでぜひ勝ちたいと思っていたので立ち上がった。食べる前からぼくのおなかの中にもう入っているカレーシチューのことなんて忘れていた。
最初の一戦で先生は「ジャンケンポン!」と叫んでパーを出した。ぼくはチョキだった。周りを見るとチョキばっかりだった。ぼくは勝った。「負けた子は座って」と先生が言うと立っているのはぼくを含めて4人しか残っていなかった。
「4人しか残ってないわね。では続けます。ジャンケンポン!」
先生はパーを出した。ぼくはまた勝った。見まわすと残りの3人はみんなグーだった。これで牛乳はぼくのものに決定だった。そのときはうれしかったので周りに牛乳のビンを見せながらぼくは席に戻った。
そしてぼくは給食を食べ始めた。
普通、牛乳は最初の一本目でコッペパンを流し込むのに使うのに終わるので、牛乳好きのぼくには不満だった。学校の給食でまるまる一本飲んでみたい! 飲める牛乳が二本あることはそのぼくの夢がかなうことだった。ぼくはいつものようにコッペパンを流し込むと、冷たいもう一本の牛乳を一気に飲み込んだ。するとおなかが急に痛くなった。忘れていたぼくのお腹の中のカレーシチューが動き出したんだ。今度は「給食うんこ」だった。鳥肌までたった。それでもぼくは残りの牛乳を飲み込み、カレーシチューをさらにおなかに追加して、給食が終わった。
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