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修という男
しおりを挟む海斗がいる前で修と仲良く話したり、修へのボディタッチを増やしたりとひたすら海斗の視線を集めようとした。
すっごく悪女だなって今になって思う。
いや、当時から気づいてはいたか…。
でもふと気づいた。必要以上に修といる時間が長くないか?と。
私が一人で映画を観に行くんだと、修に話すと一緒に行きたいと言われ、晩ごはんご飯なに食べようかな~って一人言言ってると、一緒に食べに行く、と修はやたら私に引っ付いてくるようになった。
そしていつもどこかに一緒に行くのは修になっちゃった。
修と一緒にご飯を食べてるときふと、私は海斗ほどタイプの人は見たことない。いつか告白できるといいな、と話してみた。
すると修は
「頑張って。応援してる。」と優しくて笑った。
その時、私は思った。
修に応援してるって言われてなんか苦しかった。
そして気づいた。私、いつの間にか修のこと恋のダミーじゃなくて、好きになってたんじゃない?って。
海斗にはあんなに運命感じた。修は深入りしちゃ行けない人。そう思ってたのに。
私は混乱した。
そんななかまたバイト仲間で飲み会があった。
その時、私の隣には修が座り前には海斗が座っていた。
酒癖の悪い私。ひたすら海斗は私のタイプだと大声で公表し、隣の修には酒をこぼしたりバシバシ叩いたりしてた。
バイト先に女の子ももちろんいて、酔った私は女の子にキスしたりとやりたい放題。
「キスしちゃった~」とふざけて修にいうと
「消毒してやろうか?」と顔を近づけてきた。
そのまましそうになったけど、そこで酔いが一気に覚めた。キスしちゃったら好きになっちゃうと思ってビールに逃げた。
終わるときには私はふらふらで歩けないくらいだった。あまり記憶がないのだけど、周りから聞いた話だとお店を出るまでずっと海斗が肩を貸してくれていたと。トイレにも連れていってくれてたらしい。
でも、私が覚えてるのはタクシー乗り場まで修がおんぶしてくれたこと。きちんと送り届けてくれたことだけ。
次の日目が覚めた時に一番に思ったのは修の優しさだった。
次に修に会ったとき、私は修に告白してしまったのでした。
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