【完結】ある日会社の受付に女神様がやって来た  ~ 受付に女神がいたよ ~ 

hazuki.mikado

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「てことでさ、お婿に来てちょうだいね!

 うちのダーリンと、ダーリンのパパに紹介するからね~!

 別に異世界まで行かなくてもみんなコッチの住人だから安心してね!」

「いや、ちょっと。

 意味わからないですよ、安心て?!

 何が? そして婿入り?」

「ダーイジョーブー。

 ダーリンもダーリンのパパも祐一クン知ってる人だからさー。

 それに君んち弟いるでしょ?」

「ええ~?

 何故俺に弟が居ること知ってるの?!

 そしてお祖父さん、お父さんと知り合いって?」


 思わずここまで会話に入ってこなかった、麗奈の方を勢いよく振り返る祐一。


「あ、ハイ。

 父もお祖父様も知り合いだと思います」


 ――石川さん? いたか? 知り合いに石川? イシカワ・・・

 俺の勤めてる会社、イシカワ・コーポレーション? ——


 ギギギギという音をさせそうな感じで女神の方を向く。


「当たり~!

 ダーリンはキミの会社の社長で、ダーリンのパパが会長!

 そして私は女神だから、君んちの家族構成位はバッチリ分かるわよ~!

 そしてウチは娘しかいないから当然君は婿養子!」


 アハハハと楽しそうに笑う金髪美女。


「待ってちょっとまって。

 て事は、レナさんは社長令嬢って事でしょうか?」

「ん~~

 まあそうとも言うねえ~」


 ——何かとんでもない事になったような気がするのは、俺の気の所為じゃないよね?!

 待て。

 ここで一度おさらいしよう。

 うん、そうしよう。

 麗奈さんの両親は俺の会社の社長夫妻で彼女は社長令嬢で、結婚相手は婿養子?

 お祖父さんは会長で、お母さんは異世界の女神が仕事?

 仕事だよな。

 多分。

 で、まてよ。

 俺が婿養子になるということは・・・


「スミマセン、質問ですが」

「んあ、お代わりくれる?」

「あ、ハイ」


 コーヒーポットからカップにまだ温かい珈琲を注ぐ祐一。


「いやー、祐一クンの入れたコーヒー、メチャクチャ美味しいわ~」

「あ、どうも。

 ありがとうございます」


 ついつい低姿勢になる。



 イイやつだ祐一。



「で、質問て何かな~?」

「婿養子ということはまさかの・・・」

「あ、ウチ親族経営だから!

 会社経営手伝わされると思うから覚悟しといてねー。

 あとね女神の系譜は女の子しか生まれないのよぉ。

 だからアンタ達の子供も女の子になっちゃうからさ、宜しくね」

「・・・・・・」


 祐一がいろんな意味で胡乱な目付きになったのは仕方ないと思う。



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