【完結】ずっと君を愛してる〜心惹かれる想いを君へ〜

hazuki.mikado

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54* アデライン視点⑫

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 バーンスタイン家が陞爵する事が決まって、明日の夜会で発表があるという。

 ステファンが努力して、領地を繁栄させたと聞いた。

 その前の年にオルコット家も子爵から伯爵位に陞爵していた。

 こちらは国内経済の発展に貢献した事が大きいけれど、外国にも支店があるオルコット一族を国外に逃さない様にする為だろうとエディは笑っていた。

 前々から打診があったらしいが子爵のままのほうが気楽だと蹴っていたらしい。

 いよいよ断れなくなってきたので伯爵位で勘弁してもらったって・・・


 あら? じゃもっと上の打診だったってことよね? 


 ・・・ 多分税金が高くなるから伯爵止まりにしたのね。


 それとステファンは未だに独身らしい。

 多分迎えに来るぞ、とエディは今朝言ってた。


 ・・・ もういいんだけど。


 て言ったら駄目かしら? 駄目よね。


 だって私も了承したんだもの・・・


  




 医師の診断書も提出し、白い結婚で教会が受理をしたので、ステファンと直ぐにでも結婚できるらしい。

 不名誉な噂を社交界で流されると思って覚悟してたけど、全然平気だったのには驚いた。


 肩透かしって言うのよね? こういうの。


 ステファンは大喜びだったみたいだったけど、エディは危ない橋を渡ったんじゃないかと思う。


 下手したら男色だとか、勃起不全だとか言われかねない。


 私だって、結婚までした夫を拒んで幼なじみを選んだ女だと言われても不思議じゃない。


 実際不貞を疑われるような噂も一時は流された。


 ステファンは自分の本来の仕事を頑張ってただけだし、婚約を誰ともしなかっただけ・・・

 そうやって考えると貧乏くじを引かされたのは誰なの?







 私がステファンのプロポーズに答えたのは、本当に正しかった事なのかしら・・・




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