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次の日。
家の前にはもうお迎えが来てた。
「おはようございます。奏さん」
「おはようございます。ラガンさん」
朝から美女。
ありがたや~ありがたや~
じゃなくて
そう、これから私は船でクレセント国に行く。
舞台は、いよいよクレセント国へ。
見送りの時に、二人は泣いてた。
ツンデレの要も、ほわほわの紬も。
私も釣られ泣き。
船の中で、ラガンさんから説明を受ける。
「まずは、我が国の歴史を振り返りましょう。
お二人は何処までご存知ですか?」
「はい」とスッと手を挙げた私に、ラガンさんは微笑む。
「クレセント国の歴史は、古城アセリアルージュから始まり
古城アセリアルージュには月の民が住み
月藜樹を護る竜王と初代皇帝陛下が誓いを交わし今日に到るまで
今の皇帝陛下、246代目のカルセドニー.ランパドール皇帝陛下が納められています。
その為旧アセリア暦から月藜暦に変更になったとされています。
今では、古城アセリアルージュは跡地となり
竜と竜騎士の住まう土地となっていて
また、月の都と呼ばれる城下町では、月の民の姫が降りたった(住まう)地としてその姫は大変美しく。
その姫と皇帝は、共に困難と試練を乗り越え結ばれ
結婚した事から
後に歴代の皇帝陛下から年頃の娘が選ばれる事を「月の都の花嫁」と呼ばれる事になったのが、習わしです。」
「はい、その通りです」
両手を合わせながら微笑む様は、このラガンさんこそが姫なんじゃないかと思うくらいには
美人、なんだよね。
「さて、花嫁候補のお二人にはクレセント国に入国後身分証を呈示して登録が終われば、1年間の留学生として滞在してもらいます。
1年間の間に、お二人が住まう女子寮を用意させて頂きましたのでそちらに住んで頂きます。
女子寮での生活で、お世話させて頂くのが
私です。
改めてよろしくお願いいたします。
そこから王宮へと月に2度、皇帝陛下の謁見があります。」
ごくり。と唾を思わず飲み込む。
この皇帝陛下の謁見、言わばパロメーター度の上下で「王妃としての好感度と、王妃教育の成果が問われる」日が月に2回もある。
これを怠ると、魅力の数値が下がり
尚且つ王妃としての品位も下がる。
これダルいなーと、サボったりパートナーとデートしたりすればお叱りがある上にせっかく上げた魅力値が減るのがへこむよね。(´ω`)
でも逆に言えば、謁見が終わればその後の自由行動があるからラッキー
「花婿候補のお二人が王宮内での移動は基本自由ですが、皇帝陛下と王妃陛下の私室、職務室以外は委任状もしくは許可証が必要となります。
最初の図書室、マナー室、学習室、大変広いので慣れない最初の内は私が案内します。
また生活の基盤となる城下町には護衛が付きます。
これはお二人を護る為の配慮です。
何があっては哀しいですから」
眉を下げて言うラガンさんもまた綺麗。
「それでもお二人には、城下町にある有名店に足を運ぶなどクレセント国の行事のひとつ
二十三夜祭りを是非楽しんで欲しいです」
にこり。と微笑むラガンさんも
もはや素敵。
「はい」
私達が頷いたのを見るとラガンさんもまた同じように頷いた。
「さて、もうすぐクレセント国の領海に入ります」
そう言うラガンさんは私に向かって
微笑みをひとつ。
「奏さん、私の事はどうかリーデルと」
「は、はい」
あー!今朝の事かぁ!
リーデルさん、怖い。
美人は怒らせちゃダメ。ぜったい。
家の前にはもうお迎えが来てた。
「おはようございます。奏さん」
「おはようございます。ラガンさん」
朝から美女。
ありがたや~ありがたや~
じゃなくて
そう、これから私は船でクレセント国に行く。
舞台は、いよいよクレセント国へ。
見送りの時に、二人は泣いてた。
ツンデレの要も、ほわほわの紬も。
私も釣られ泣き。
船の中で、ラガンさんから説明を受ける。
「まずは、我が国の歴史を振り返りましょう。
お二人は何処までご存知ですか?」
「はい」とスッと手を挙げた私に、ラガンさんは微笑む。
「クレセント国の歴史は、古城アセリアルージュから始まり
古城アセリアルージュには月の民が住み
月藜樹を護る竜王と初代皇帝陛下が誓いを交わし今日に到るまで
今の皇帝陛下、246代目のカルセドニー.ランパドール皇帝陛下が納められています。
その為旧アセリア暦から月藜暦に変更になったとされています。
今では、古城アセリアルージュは跡地となり
竜と竜騎士の住まう土地となっていて
また、月の都と呼ばれる城下町では、月の民の姫が降りたった(住まう)地としてその姫は大変美しく。
その姫と皇帝は、共に困難と試練を乗り越え結ばれ
結婚した事から
後に歴代の皇帝陛下から年頃の娘が選ばれる事を「月の都の花嫁」と呼ばれる事になったのが、習わしです。」
「はい、その通りです」
両手を合わせながら微笑む様は、このラガンさんこそが姫なんじゃないかと思うくらいには
美人、なんだよね。
「さて、花嫁候補のお二人にはクレセント国に入国後身分証を呈示して登録が終われば、1年間の留学生として滞在してもらいます。
1年間の間に、お二人が住まう女子寮を用意させて頂きましたのでそちらに住んで頂きます。
女子寮での生活で、お世話させて頂くのが
私です。
改めてよろしくお願いいたします。
そこから王宮へと月に2度、皇帝陛下の謁見があります。」
ごくり。と唾を思わず飲み込む。
この皇帝陛下の謁見、言わばパロメーター度の上下で「王妃としての好感度と、王妃教育の成果が問われる」日が月に2回もある。
これを怠ると、魅力の数値が下がり
尚且つ王妃としての品位も下がる。
これダルいなーと、サボったりパートナーとデートしたりすればお叱りがある上にせっかく上げた魅力値が減るのがへこむよね。(´ω`)
でも逆に言えば、謁見が終わればその後の自由行動があるからラッキー
「花婿候補のお二人が王宮内での移動は基本自由ですが、皇帝陛下と王妃陛下の私室、職務室以外は委任状もしくは許可証が必要となります。
最初の図書室、マナー室、学習室、大変広いので慣れない最初の内は私が案内します。
また生活の基盤となる城下町には護衛が付きます。
これはお二人を護る為の配慮です。
何があっては哀しいですから」
眉を下げて言うラガンさんもまた綺麗。
「それでもお二人には、城下町にある有名店に足を運ぶなどクレセント国の行事のひとつ
二十三夜祭りを是非楽しんで欲しいです」
にこり。と微笑むラガンさんも
もはや素敵。
「はい」
私達が頷いたのを見るとラガンさんもまた同じように頷いた。
「さて、もうすぐクレセント国の領海に入ります」
そう言うラガンさんは私に向かって
微笑みをひとつ。
「奏さん、私の事はどうかリーデルと」
「は、はい」
あー!今朝の事かぁ!
リーデルさん、怖い。
美人は怒らせちゃダメ。ぜったい。
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