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回想エクスタシー⑧
しおりを挟む一つになる前に、先端を入り口に押し当てて、彼女の体液になじませる。じらす必要はない。バナナが屹立しないうちに、先端をくぐらせた。
悲鳴が上がる。アグリさんが僕の肩にしがみついてきた。
「痛いですか?」
首を横に振った。でも、顔が歪んでいる。これほど狭いのだ。痛くないはずがない。
「ゆっくり、いきますからね」僕は慎重に、腰を押し進める。
ねじ回しを脳裏に思い浮かべる。片方向ではなく、左右に少しずつ回しながら、押し進むイメージだ。
でも、半分もいかないうちに、前に進めなくなった。僕は腰を止めて、彼女を励ますように唇を交わす。
水蜜桃を優しく愛撫したり、チェリーを吸ったりもした。バスルームでの前戯で敏感になっているのだろう。
彼女はセクシーに顔を歪めて、大きく息を吐いた。身体の力が抜けて、一瞬、締め付けがゆるんだ。逃さず、バナナを奥に押し進めた。
長く尾を引く悲鳴が上がる。そこでまた、腰を止めた。
「アグリさん、ほとんど入りましたよ」僕は優しく抱きしめて、彼女に話しかける。「すごい締め付けです。バージンみたいだ」
アグリさんは恥ずかしそうに首を振る。
「ええ、わかっています。でも、痛いでしょう? ゆっくり呼吸を繰り返して、力を抜いてください」
僕は彼女の両脚を高々と上げる。
「シュウさんが私の中に……」
アグリさんは顎を引いて、つながった部分を見ようとする。見やすいように、両脚を大きく開いてあげた。
元格闘家なので、ストレッチで股割りとかもするのだろう。股関節がとてもやわらかい。ほとんど180度に開脚する。
天井の明かりが、つながった部分を照らし出す。僕のバナナが力強く、初々しいザクロを貫いているのだ。彼女の眼には、刺激的な眺めだったろう。
「入ってる。シュウさんのが、入ってる」
アグリさんは熱にうなされるように言いながら、強い力でしがみついてくる。
彼女の声と反応が僕の興奮をかきたてた。バナナがザクロの中で、逞しく屹立してしまう。
少しも動いていないけど、アグリさんは身体をよじって、快感を訴える。バナナがふくらんで、狭い通路の壁を圧迫したせいだろう。先端のくびれの部分がGスポットを刺激したのかもしれない。
反応が初々しくて、バージンを抱いているような錯覚を覚える。
事実、アグリさんにとって、僕は久し振りの男性だった。御木本先生のお世話になるようになってから、男性に抱かれていなかったのかもしれない。
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