裸のプリンスⅡ【R18】

坂本 光陽

文字の大きさ
58 / 72

愛の代理人④

しおりを挟む

 美紗緒さんは驚いて、僕を押しのけようとした。美しい身体が僕の腕の中であがく。申し訳ないが、ささやかな抵抗は、腕力で封じさせてもらう。

「シュウくん、いやっ」か細い悲鳴が僕の劣情を誘う。

「美紗緒さん、とてもきれいです」

 スマホをベッドに放り投げると、再度、情熱的にキスをする。舌をからめると、とたんに彼女から力が抜けた。とろけるように、僕に身体を預けてくる。

 美紗緒さんの背中に両腕を回して、華奢な身体を包み込む。両腕に力を込めると、熱い吐息を漏らした。

 全身で彼女の体温を感じる。指先でブラジャーのホックを外した。可愛らしい水蜜桃が露になる。

「私の、小さいでしょ?」美紗緒さんが恥ずかしそうに言う。
「いえ、きれいな形をしていますね。ちょうどいい大きさですよ」

 掌で包み込むと、きれいにすっぽりおさまるサイズだ。優しく愛撫すると、ビクンと身体を震わせた。

「胸を触られるのも、久し振りですね?」

 コクンと頷いた。こんな可愛らしい女性を放っておくなんて、御主人はどういうつもりなのだろう。

 僕は彼女の前にひざまずき、水蜜桃の先端に顔を近づけた。きれいな色のチェリーを舌先で丁寧に舐めてさしあげる。

 美紗緒さんは悲鳴を上げた。僕の頭を押さえて、激しく身体をよじる。優しく愛撫したつもりだが、それでも刺激が強すぎたらしい。

 さらに、彼女を立たせたまま、腰からヒップにかけて両手の指先を滑らせる。美しいカーブを味わい、さらに形の良い脚をなでさする。ただ、それだけで、美紗緒さんは身体を震わせてしまう。

「シュウくん、もう立っていられない」

 ともあれ、美紗緒さんが女性として成熟していることは、充分に確認できた。僕は彼女をベッドに座らせる。

「美紗緒さんだけ裸にしてはいけませんね」

 僕は脱ぎ始めた。綿シャツを脱ぎ、デニムから脚を抜く。ボクサーショーツの前は、大きくふくらんでいる。美紗緒さんの視線を感じつつ、ショーツを下ろす。

 反り返ったものが勢いよく飛び出した。彼女の息を飲む気配。僕のバナナは刺激を加えなくても、すでに屹立している。いつもよりも早く、避妊具を装着した。

「美紗緒さん、御主人を喜ばせるために、お願いしたいことがあるんです」

 僕はベッドのスマホを摘み上げ、バナナの先端を美紗緒さんに向ける。

「お口で可愛がってもらえますか?」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

麗しき未亡人

石田空
現代文学
地方都市の市議の秘書の仕事は慌ただしい。市議の秘書を務めている康隆は、市民の冠婚葬祭をチェックしてはいつも市議代行として出かけている。 そんな中、葬式に参加していて光恵と毎回出会うことに気付く……。 他サイトにも掲載しております。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

処理中です...