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<生誕と弱肉強食の森>
熊狩り 【奇襲】
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となれば、準備が必要だな。
さすがに山刀一本で相手するには、荷が重そうな獲物だ。
練習がてら、幾つか魔法を試すとしよう。
先ず試したい魔法は、孫娘の考案した魔法だ。
孫娘は、ワシが教えた魔法が強力過ぎて使えんと、敢えて威力を弱める研究をしておった。
確かワシが教えた、竜巻と雷を起こし雹を降らせる魔法陣を、二つに解体し威力を弱め、突風を起こす魔法陣と電撃を発生させる魔法陣に変えおった。
そして、その二つの魔法陣を合わせる事で、氷の礫を飛ばす仕掛けも。
なかなか器用な娘であったな。
その魔法を見せられた時は。いまいちピンと来なかったが、今と成れば孫娘の気持ちが分からんでも無い。
さて、奇襲と成ると、接近戦よりも飛び道具が有効だろう。
さすがに突風を起こしたとて、あの巨体、どうにも成るまい。
電撃の魔法陣は、触れた相手に電撃を放つもの、遠距離攻撃は出来ん。
成らば、氷の礫を飛ばしてみるか。
魔力を強く込めれば、氷柱ほどの氷を飛ばせるだろうて。
持参した山刀をそっと地面に置き、左右の手で刀印を結ぶ。
左手でに孫娘が考案した突風の魔法陣。
右手で同じく電撃の魔法陣を描く。
描いた魔法陣が、結んだ刀印の指先に輝いて浮かぶ。
その刀印の左右の指先を合わせる様に、魔法陣を重ねて準備は完了。
重ねた魔法陣に魔力を込め始めると、ワシの眼前に氷の礫が召喚され大きく育っていく。
形も氷柱の様な鋭い円錐形に。
ほう、これならばヤツの胸板を貫けるやも知れん。
そろそろ、放つ頃合いか……ん?。
風向きが変わった。
不味い、こっちが風上だ!
十二分に育った氷柱放つ。
刹那、ヤツが此方に気付いて、僅かに身を翻し、ワシが放った氷柱は、ヤツの背後の大木に深々と突き刺さる。
だが、無傷ではない。
放った氷柱は二本ある右腕の下の一本を、その根元から切断していた。
グォォーー!
ヤツが雄たけびを上げる。
一撃で仕留める積りでおったが、そうそう思い通りにはいかないものだな。
ヤツが怒り狂って雄たけびを上げている隙に山刀を拾い上げ、左手で刀印を結んで、自身の胸元に新たな魔法陣を描く。
悪魔アモンの魔法陣。
強靭な肉体を得る権能。
どの道、この魔法も試しておきたいと考えておった。
身体能力を強化出来る魔法は、いざと言う時にこれ程心強い者は無い。
只でも猫特有の、強くしなやかな筋肉が盛り上がり、力がみなぎるのが分る。
上手く行ったか。
すかさず、怒り狂う熊の懐に飛び込む様に、間合いを詰める。
「ん、早い!」
熊がでは無い、ワシ自身がだ。
余程集中せねば、体の動きに意識が付いて行かんかもしれん。
いきなり実戦で試す魔法では無かったか……。
だが、今更詮無き事。
上手くこの体、操って見せる。
さすがに山刀一本で相手するには、荷が重そうな獲物だ。
練習がてら、幾つか魔法を試すとしよう。
先ず試したい魔法は、孫娘の考案した魔法だ。
孫娘は、ワシが教えた魔法が強力過ぎて使えんと、敢えて威力を弱める研究をしておった。
確かワシが教えた、竜巻と雷を起こし雹を降らせる魔法陣を、二つに解体し威力を弱め、突風を起こす魔法陣と電撃を発生させる魔法陣に変えおった。
そして、その二つの魔法陣を合わせる事で、氷の礫を飛ばす仕掛けも。
なかなか器用な娘であったな。
その魔法を見せられた時は。いまいちピンと来なかったが、今と成れば孫娘の気持ちが分からんでも無い。
さて、奇襲と成ると、接近戦よりも飛び道具が有効だろう。
さすがに突風を起こしたとて、あの巨体、どうにも成るまい。
電撃の魔法陣は、触れた相手に電撃を放つもの、遠距離攻撃は出来ん。
成らば、氷の礫を飛ばしてみるか。
魔力を強く込めれば、氷柱ほどの氷を飛ばせるだろうて。
持参した山刀をそっと地面に置き、左右の手で刀印を結ぶ。
左手でに孫娘が考案した突風の魔法陣。
右手で同じく電撃の魔法陣を描く。
描いた魔法陣が、結んだ刀印の指先に輝いて浮かぶ。
その刀印の左右の指先を合わせる様に、魔法陣を重ねて準備は完了。
重ねた魔法陣に魔力を込め始めると、ワシの眼前に氷の礫が召喚され大きく育っていく。
形も氷柱の様な鋭い円錐形に。
ほう、これならばヤツの胸板を貫けるやも知れん。
そろそろ、放つ頃合いか……ん?。
風向きが変わった。
不味い、こっちが風上だ!
十二分に育った氷柱放つ。
刹那、ヤツが此方に気付いて、僅かに身を翻し、ワシが放った氷柱は、ヤツの背後の大木に深々と突き刺さる。
だが、無傷ではない。
放った氷柱は二本ある右腕の下の一本を、その根元から切断していた。
グォォーー!
ヤツが雄たけびを上げる。
一撃で仕留める積りでおったが、そうそう思い通りにはいかないものだな。
ヤツが怒り狂って雄たけびを上げている隙に山刀を拾い上げ、左手で刀印を結んで、自身の胸元に新たな魔法陣を描く。
悪魔アモンの魔法陣。
強靭な肉体を得る権能。
どの道、この魔法も試しておきたいと考えておった。
身体能力を強化出来る魔法は、いざと言う時にこれ程心強い者は無い。
只でも猫特有の、強くしなやかな筋肉が盛り上がり、力がみなぎるのが分る。
上手く行ったか。
すかさず、怒り狂う熊の懐に飛び込む様に、間合いを詰める。
「ん、早い!」
熊がでは無い、ワシ自身がだ。
余程集中せねば、体の動きに意識が付いて行かんかもしれん。
いきなり実戦で試す魔法では無かったか……。
だが、今更詮無き事。
上手くこの体、操って見せる。
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