Travelers' Chronicle

赤谷夕実

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3,イタズラメール

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3、イタズラメール
昼食をとってから、二,三時間ほど経っただろうか。勉強していると時間が経つのはあっという間だ。夜まで体力を保つために、俺は自習室を出て、少し休憩していた。
ふと、携帯を開いてみる。
「…誰のメッセージだ?」
蓮斗や瞬華と連絡を取るのと別のメッセージアプリ『GIAR』からの通知だった。
「To 『SG×RUN』 河ノナカレニ抗ヒタクハ、我ト文カワスベシ。急ギ、返シ文届ケヨ。    FROM 『TT』」
「はあ…?なんだよ、これ」
不可解な文面だ。無視しよう。ただの悪戯だろう。
(迷惑なメッセージだな…『TT』?…誰だよ…)
『GIAR』はアカウントだけ持ってるくらいで、あまり使っていないアプリだった。このアプリは普段友達と連絡を取るためのものとは違い、セキュリティが緩く、不特定多数の人ともつながりやすい。しかし、その分流行や直近のニュースを知るのには適している。先日、瞬華が『Time Traveler』のニュースを見つけたのもこのアプリ内。だから、いわゆる掲示板というやつだ。以前は、知らない人からのメッセージが来ることがたまにあったが、無視していた。
「…これも無視だな、無視。それが一番いいや」
受験直前に面倒なことになったら、不愉快だ。ちょっと前に流行ったチェーンメールのようなものの類かもしれな
い。SNSは、自分だけでなく友達や家族、そして見ず知らずの人をも傷付けることのできる代物だ。トラブルは尽きない。だが、冷静に対処すれば問題ないと俺は思う。まあ、俺がやっているのは『回避』にすぎないが。
「…待てよ…連名だ、これ」
宛先には俺の他にも『MADO・GA』、『REN』という名前があった。
このアプリ上で誰かと知り合うようなことはなかったので、この二人にはもちろん全く見覚えはなかった。もしかすると不特定多数に、無作為に送信しているのかもしれない。

「翔、お疲れ」
蓮斗だ、彼もちょうど休憩に来たのだろう。
「めっちゃ熱心にスマホ見てたけど…どうした?」
「ああ、いやまあ、変なメッセージが来てさ」
ほら、と俺は蓮斗にスマホの画面を見せる。そして、差出人が不明であることと連名であことを説明した。
「…それで、まあとりあえず無視することにしたんだけど」
「そうなんだ…連名って、知っている人いた?」
「いや、いないと思う」
「ちょっと見せて」
俺は、連名の宛先欄をタップした。
「ん?もしかして、この『REN』ってやつ、俺かも」
「…!」
蓮斗もポケットからスマホを取り出して、『GIAR』を開いた。
アプリが起動するとすぐに俺の方に画面を見せてくれる。そこには蓮斗のアカウントのページが表示されていて、ユーザー名は『REN』だった。
「マジか」
「俺にも送られてた…えっとメッセージ内容もう一回見よう」
(蓮斗にも送られている…無作為だとしたら、ものすごい偶然だけどな)
「To 『REN』 河ノナカレニ抗ヒタクハ、我ト文カワスベシ。急ギ、返シ文届ケヨ。    FROM 『TT』………はい?何だこれ」
そう言って、何度も何度も読み返すがますます混乱するばかりだ。
「悪戯…なのかな…?よくわからないけど」
「悪戯ってことにして無視しちゃおうぜ。変なことに巻き込まれたくもない。何せ受験日三日前だし」
「一応スクショは残しておこうかな。それにしても、河ノナカレって…何か、今日の授業でやったやつみたいだね」
今日の授業。古典の文学史では…そうだ前回の続きで鎌倉時代の随筆を…。その単語を凝視すると、今の一瞬までの出来事が俺の脳内を駆け巡った。
「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。無常感あふれる始まりだよね」
(………ゆく川の流れは絶えず、か……ん?)
俺は、もう一度メッセージの画面を見返す。
「河ノナカレニ抗ヒタクハ、我ト文カワスベシ。急ギ、返シ文届ケヨ……」
(そういえば……今日)
………………………………………………………………………………………………………

「ん…これは…かなり行書体の文字だな…でもどこかで見たことがあるような」
「何だろう…『河』?っていう漢字はわかるけど」
片仮名と漢字交じりの文を蓮斗と俺で、解読を試みる。
「『河、ナカレ…』…?うーん…」

…………………………………………………………………………………………………………
朝、蓮斗がぶつかった時に拾ったあの紙きれ。『河』と『ナカレ』が行書体で書かれていた。俺は、スマホケースの物入れから紙切れを取り出してみる。
「あ、それ。朝拾ったやつ」
「蓮斗、これ」
「あ!『河』、『ナカレ』って書いてなかったっけ?」
紙を広げて、また二人で覗き込んだ。
「……ああ。ちゃんと読んでみるか」
分からないなりに、解読を試みる。しかし、ただの文字の羅列にしか見えず、考えるだけ無駄な気がしてならないような気になってしまう。
「もしかして、濁音とかが抜けているのかな…?」
「…!」
「全部に濁音っていうわけじゃないけど…助詞とか読みやすくすると…」

『ユクカワノナガレハタエズシテ、シカモモトノミズニアラズ…』

二人で読み上げると、ぴったり重なった。『重なってしまった』という方が正しいのかもしれない。
「…はは」
「まさか、な」
「何この関連度の高い謎解き」
謎の紙きれ、授業、不可解なメッセージ。俺と蓮斗の身の回りでなぜ?
「…だとしてもさ、翔。川の流れに抗うって何さ」
「確かにな…」
ますます混乱する。お互い、普段なら絶対にしないであろう謎解きが吹っ掛けられていることにとても動揺していた。
(絶妙に俺達への関連度が高くなっていくあたり…気分悪いな、なんか)
「じゃあ、今朝ぶつかった人は…俺達を知ってて、わざとぶつかって紙を落としたってこと…?いや、さすがに考えすぎなのかな」
(…………!)
蓮斗の言う通りだとしたら…?同時に、蓮斗のスマホもなくなっていた。そして、俺と蓮斗のスマホには見知らぬ人からの謎のメッセージが送信されていた。この一連の出来事をつなげればつなげるほど、この安易な推理が的中していくようだ。
「蓮斗、お前のスマホを盗んだのも届けたのも、この『TT』だとしたら…」
「うん……」
蓮人がつばを飲み込む音が鳴る。
「確実に、俺達を狙ってのことだよな、これ」
ノイズのような音波が自分の中でざわざわと響いた。このような無作為に送られる悪戯のはずが、俺達を狙った意図的なものなのか。
「でも、動機…目的は?」
蓮斗の問いかけに俺は、ぐるぐる回る情報回路を止める。
「受験を控えた、ただの高校三年生、しかも俺と蓮斗…あと一人は分かんないけどさ、このメールを送る動機は?あと、差出人の狙いは?まだ意図的なものとは言えないよ、翔」
彼の推察は正論に近かった。社会的経験の少ない未成年をだませるような金銭関係のメッセージでもない。いったん冷静になれという彼の心境を察し、彼の話に耳を傾けた。
しかし、また俺の頭の中で妙に物騒な考えが浮かび、言葉にしてみる。
「でも、逆に言うと……うーん、手の込んだ悪戯だとしたら、考えすぎかもしれないが、受験の妨害的な…」
「翔…」
「……考えすぎだよな」
蓮斗は黙り込んでしまった。確かに、俺が口走ったことは妄想ともとれる。まさに『妄言』。俺が今やっているのは断片的な関連度の近いものをつなげているだけだ。
「まあ、いろいろ言ってみて分かったことは…客観的に見て今の状況は、ただの偶然が重なっているだけっていう……」
「そうみたいだね」
さんざん考えた挙句、一番不透明な結論にたどり着いてしまった。何とも、得心のいかない状況だ。
「もしかしたら、この『MADO・GA』っていう人は何か知っているかも。連絡とってみる?」
(……いや、その人もグルだったら…?でも、今はこの問題を解決するには、それしか)
「…俺が言い出したことだけど、このまま悪戯で済ませてしまうっていうのが一番いい対処法かもしれない…って」
まだ残る疑いから、俺は『回避』の策を絞り出す。いつもやっていることだ。しかし、自分でそう言った後で、これは『逃避』に近いんだなと感じた。
蓮斗はしばらく考えたあと、スマホの画面を消した。
「ひとまず、そうしよう。ちょっと推理ゲームみたいで面白かったけどさ」
はは、と笑って流してくれる。そんな彼の様子を見ると俺も自然と笑みがこぼれた。
「何か、変なことに時間使っちまったな」
「まあまあ。でもさ、いい方に考えようよ。今のこの状況を例として、研究論文が書けるかもだし」
(…研究論文?)
蓮斗はその場でうーん、と伸びをして話し続ける。
「ネット社会では、こういったトラブルにあった時の人間の行動がカギになってくるじゃん?俺達は、発達脳科学専攻を目指しているんだよ。加速するネット社会に対応する人間の身体を構築するには各器官に信号を送る 脳 を発達させなければならない。でも今、実際に自分たちが実験体になっているじゃないか。俺達の研究に運よく片足突っ込んだと考えれば、いいんだよ」
彼の意見はある意味めちゃくちゃで、でも真っ当に聞こえた。しかし、背中越しでも彼の熱意は十分に伝わった。彼の後ろでその理論を聞くことで、俺の中で渦巻いていたものが幾何か消えた気がする。
窓に反射して煌々と光る西日は、不透明な結論に一筋の光を差した様だった。
蓮斗は語り終わると、いつものようにニカッと笑った。
「蓮斗」
「何?」
「大学、絶対受かろうな」
日常的に話していた「大学合格」の言葉の中で何よりも重みがあった。入試直前だから?
それだけじゃないはず。
そう思いながら、俺はスマホの電源を切った。

………………………………………………………………………………………………………………………………
受験勉強に、絶対的な正解は存在しない。結果がすべてというシビアな特異的なものだ。どんなに勉強しても、その場に出される問題に正解できなければ、得点はできない。結局は受験は「運ーLUCK」という人もいる。
俺は、どんな場面でも努力で切り抜けてきた経験がある。一度は、運というものに巡り合ってみたい。


―机上の時計の針は17時55分を指していた。この時間帯、予備校の人の出入りは少ない方だと思う。予備校生は皆、自習室にいる。一階の入り口を出入りするのは自販機の業者か、講師ぐらいだ。
時計の針が十八時を回った所で、俺と蓮斗は夜食を買いにいくため予備校の外に出た。
外気にさらされた耳が、ジンワリ痛くなる。俺はいそいそと首から顎、耳にかけてマフラーを巻いた。
「翔、完全に不審者だよ」
「寒いから、仕方ないだろ」
黒いマフラーのため一瞬テロリストにも見えかねない。しかし、そう指摘する蓮斗もちゃんとネックウォーマーをしているのである。
俺は手袋もしておきたかったが、物の出し入れに何かと不便なため、やめた。
「いやぁ、あと三日か…」
「ねえ、早いよね。時間が経つのが」
寒空にネオンが輝く。蓮斗は電光掲示板の文字が流れるのを見ていた。道を一本外れた先の歓楽街からはいつもと変わらない、活気にあふれた声が聞こえる。
「翔、今、過去問の平均何点くらい?」
「俺?えーと」
今日解いていた過去問の自己採点結果を思い出して、ざっと計算する。
「…5科目で平均が79くらいだったか、3科だともっと上がるけど」
「おー!ちなみに3科だと?」
「…83くらいだな。そう言う蓮斗は?」
「ああ、俺?えっとね、5科目で78.5、3科だと87だよ」
「87!?高いな!」
一見、87も83も変わらないように見えるが、小数点以下の値さえも競争に掛ける俺達にとっては大分違うのだ。
「英語は誰にも負けないし、ね?」
(…うーん、確かにこいつに英語は勝てないな)
蓮斗は、イギリス人の祖父を持ついわゆるクォーターだ。彼の祖父はとてつもない日本贔屓で、よく日本にいる蓮斗の元を訪れていたらしい。勿論、祖父は日本語も英語も話せるらしいが、蓮斗の今後を思って二人でいるときは英語で会話をしていたという。そんな幼少期を過ごしていれば蓮斗が英語を好きになるのも分かる。それにただ英語を好きなだけでなく、使いこなせるからこそ、友達として一目置いていた。
「まあ、どちらにせよ。お互い、及第点ギリっつうところか」
「っはは!でも、簡単に届かないのが逆にモチベにつながるよね」
鳴倫館大学の一次試験突破ラインは75~80点と言われている。このラインを超えていれば、次の二次試験への道が開かれるが、過去の統計からみて、例年一次試験の平均得点が85点越えの受験生は多いので通過ラインを越えても、安心はできない。
「いいな、翔は理系科目が安定していて…本当にうらやましいよ……!」
「うーん、得意科目を作るのが目標だったから正直惜しいんだけどな」
彼の言う通り、俺は今のところ文系理系関係なく安定して点数が取れている。しかし、蓮斗のように突出した武器になる科目がない分、予期せぬ失敗をカバーすることができるかとても不安だ。
そう話していたら、蓮斗のスマホの通知が鳴った。
「あれ、メッセージ…あ!瞬華ちゃんだ」
その名前を聞いて、俺も蓮斗のスマホ画面をのぞき込む。
「何々…『体調がだいぶ良くなったので、今少し勉強しています!二人は今日の過去問演習何点だった?教えてね~』だって」
「何だ、ちょうど話してたじゃん」
「送っとくよ」
蓮斗は先ほど話した点数をチャット上に送る。返信はすぐに来た。
「何だって?」
「えっとね…『うわっ!やっぱり二人は高いな…私もこれから頑張ってみよ!明日にはまた予備校に行くから、いつもの時間に駅でね!』だそうです」
「おお、元気になったみたいだ」
蓮斗は、3人のグループチャットにメッセージを送る。送ると同時に俺のスマホの通知も鳴った。俺もスマホを取り出す。
「よかったね、また明日から3人だ」
ああ、と頷きながら瞬華へメッセージを送った。最近はずっと予備校にいて、3人でいる時間が長すぎたからか、メッセージでやり取りすることはほぼなかった。しかし、ただの2,3回のやり取りでも、たまにチャットを使って話すのはやはり楽しいのだ。
………………………………………………………………………………………………………

時を同じくして、ある人物も、【返信】を待っていた。部屋の空気は普段以上に張り詰めている。
「…まだ気づかないか。『TT』!ちゃんとメッセージ送ったんだろうな!」
『代理人』は眉間にしわを寄せながら、送信履歴を確認する。そして名前を呼ばれた彼は、背後から欠伸をしながらやってきた。
「送ったよ。連名でちゃんとね。…彼らも、見知らぬ人からのメッセージに食いつく無能じゃないってことでしょ?カリカリしないでよ」
「…んだと」
『代理人』は怒っていた。メッセージの返信をしない彼らに?それとも能天気な『TT』に?
「まあ、今回はしょうがなかったんじゃない?」
「もうその言葉じゃ済まされないだろ」
「だから、彼らに助けを求めているわけじゃん?」
「……」
『TT』の落ち着きように苛立ち、彼はマウスをデスクに無造作に置いた。椅子から立ち上がって頭を掻きながらその場をうろうろ歩く。
「とにかく、次で終わらせよう?彼らの協力があれば」
淡々と言葉を吐く、『TT』。しかし『代理人』は怒りのあまり彼の胸倉をつかみ、怒鳴った。
「『次で終わらせよう?』…っはは…何時になったら、終わるんだよ!もう何回目だ!」
「さあ…えーと140回目くらいじゃない?」
『TT』本人は全く動揺しない。あくまでも冷静沈着といった態度で手元の日記帳をペラペラと捲る。しかし、今はその落ち着きようが火に油を注いでいて、『TT』の一言一句すべてが彼を怒らせるようだ。
「ふざけてんじゃねえぞ!ずっと繰り返すつもりか、この現状を!」
「そりゃぁ、あの人が動くまでやるしかないだろうね」
『じゃあ、俺はあと何回あの人を殺せばいいんだよ……このままじゃ何も変わらねえぞ!』
『代理人』の視線がデスクに立てかけられたライフルの方を向く。冷静だった『TT』もついに堪えられなくなり、自分につかみかかる『代理人』を突き飛ばした。
「だから…次で終わらせようって!彼らの協力があれば、次は確実だよ!」
「…俺がその言葉にのせられて、何日無駄にしてきたと思う?この5日間を140回繰り返して、累計700日だぞ!2年弱も過ごしてきて何も変わらないなら、この先お前の何を信じたらいいんだ!」
『代理人』はそう言って、パソコンのUSBメモリを引き抜き、『TT』の方へ投げつけた。
「…契約破綻だ。もう勘弁してくれ、『アキラ』」
疲れ切った声色で話しながら上着や手荷物をまとめ、部屋の出口へと向かう。
彼が出ていく直前、『TT』は言った。
「…ここまできてやめるのかい。俺は何十年、何百年かかってもこの仕事を成し遂げるって決めてるのに」
「勝手に言ってろ」
『代理人』は冷たく言い放った後、去っていった。ドアが乱暴に閉められる音だけが虚しく響く。『TT』はため息をつくと、そのまま椅子に座った。
「…アキラ、ね…『TT』って呼ばれるようになってからあんまり聞かなくなっちゃったけど…」
休む間もなく、新しい通知が流れてきた。依頼人からの伝言らしい。しかし、文字データはなく、音声データのみが添付されていた。再生ボタンを押すとすぐに、それが流れ始める。『TT』は真剣な面持ちでそれを聞き取り、書き留めていく。数秒ほど再生された後、通話は終了した。
「何々…キタルヨンニチ、ヤル…、合ってる、アラタ?」
彼の問いかけには誰も応じない。自信のない声だけが部屋に反響した。先ほどより深めなため息をつきながら、彼は別のPC画面に信号表を表示した。
「…〔-・-・・/-・/-・--・/--/・-・-・/-・-・/・・-・/・--/
-・--・〕、だから…キタルヨンニチ、ヤルでいいのか」
『TT』は信号表のウィンドウを閉じて、マップを出す。リアルタイムで動き続けるアイコンを分析していく。
(…141回目、始めるか)
『アラタ』への憤りはもう冷めていた。分析結果によって導いた人物をさらにアナライズし、振出しに戻ったと軽く絶望しながらも根気強く作業を始めるのだった。
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