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番外編 美海ちゃんの恋心
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今日、とっても嬉しいことがあった。
なんと、昔から大好きだったお兄ちゃんがこの街に帰ってくるんだって!
お父さんは、死んじゃったお祖父ちゃんのお店を継ぐ為にこの街に住むって言ってた。
と言うことは、これからはいつでも好きな時に会いに行ける!
前までは、お兄ちゃんは別の街に住んでたから夏休みにしか会えなかった。
それだって、私が小学校にあがる頃にはお兄ちゃんが来なくなって、それからは全く会えなくなってしまった。
その時はとっても寂しくて、毎日泣いたっけ。
だってその時には、私はもうお兄ちゃんのことを好きになっていたから。
何度も諦めようと思ったけど、どうしても諦められない。
それどころか、会えない日だけ思いが大きくなっていく。
いつの間にか、頭の中はお兄ちゃんのことで一杯になっていた。
クラスの男子なんて、入り込む余地もないくらい。
お兄ちゃんのことを思うと胸が締め付けられるみたいに痛くなって、なんだか変な気分になっちゃう。
だけど、全然嫌な気持ちじゃないから、これが恋なのかな?
だったら、お兄ちゃんは私の初恋の人だね。
初恋は叶わないって、誰かから聞いたけど大丈夫。
だってマンガとかじゃ、ちゃんと初恋の人と両想いになってる話だってたくさんあるもん。
思いが通じ合って、最高のキスをして、それから……。
わたしもお兄ちゃんと、そんな関係になれるかな?
なれたら嬉しいな。
でも、マンガの主人公ってすごく鈍感だから、きっとお兄ちゃんも同じくらい私の気持ちに気付いてくれないかも知れない。
だったら、私から積極的に行かなくちゃ。
今って、肉食系(?)って言うのが流行ってるらしいし、私も頑張らなくちゃ。
そんな事を考えていたら、もう夕方。
もうすぐ引っ越しを手伝いに行ってたお父さんが、お兄ちゃんを連れて帰ってくる時間だ!
久しぶりに会うお兄ちゃんの為にオシャレしたけど、気付いてくれるかな?
「ただいまー。美海、信吾くんを連れてきたぞー」
「お邪魔します」
「お兄ちゃん、久しぶりっ!!」
玄関に走っていって、そのままお兄ちゃんに飛びつく。
お兄ちゃん、昔と変わらずかっこいいよぉ。
「こら、美海。信吾くんに迷惑だろ」
「大丈夫ですよ。美海ちゃん軽いし」
怒るお父さんにお兄ちゃんがそう答えて、私を持ち上げてくれる。
「美海ちゃん、久しぶり。可愛くなったね」
「そう? えへへ」
正面から可愛いなんて言われたら照れちゃうよ。
その後、持ち上げられたままリビングに行ってからも、私はお兄ちゃんにべったり。
ご飯の時は隣に座って、その後もソファでお膝の上に乗せてもらった。
なんだかお尻に硬い物が当たってたけど、お兄ちゃんの膝の上は安定感抜群ですっごく安心する。
それから遅くまでお兄ちゃんと遊んだけど、そろそろ帰る時間。
玄関までお兄ちゃんを見送ると、なんだかすごく名残惜しくなってくる。
「ねぇ、お兄ちゃん。また会えるよね」
「もちろん。いつでも遊びに来てね」
「うん! じゃあ、またね!」
最後に約束して、お兄ちゃんは帰っていった。
だけど私は、ここで大切なことに気付いてしまった。
お兄ちゃんのお家、知らない!?
「ねぇ、お父さん。お兄ちゃんのお家ってどこ?」
「近所の駄菓子屋さんだよ。ほら、美海も良く行ってただろう」
「え? あそこって閉まっちゃったんじゃないの?
「信吾くんが継いでくれたんだよ」
うそ!?
お兄ちゃんが継いだお店ってあの駄菓子屋さんだったの!?
あそこなら家からも近いし、毎日だって遊びに行ける!
嬉しさで一杯になった私ははしゃぎ過ぎて、お母さんに怒られちゃった。
部屋に戻っても眠くないから、恋愛の予習をしようっと。
わたしは本棚から、ちょっと過激な話の少女マンガを枕元に置いていく。
ベッドに横になって読んでいるといつの間にか寝てしまい、私は夢の中でお兄ちゃんと恋人になっていた。
ああ、明日からが楽しみっ!!
なんと、昔から大好きだったお兄ちゃんがこの街に帰ってくるんだって!
お父さんは、死んじゃったお祖父ちゃんのお店を継ぐ為にこの街に住むって言ってた。
と言うことは、これからはいつでも好きな時に会いに行ける!
前までは、お兄ちゃんは別の街に住んでたから夏休みにしか会えなかった。
それだって、私が小学校にあがる頃にはお兄ちゃんが来なくなって、それからは全く会えなくなってしまった。
その時はとっても寂しくて、毎日泣いたっけ。
だってその時には、私はもうお兄ちゃんのことを好きになっていたから。
何度も諦めようと思ったけど、どうしても諦められない。
それどころか、会えない日だけ思いが大きくなっていく。
いつの間にか、頭の中はお兄ちゃんのことで一杯になっていた。
クラスの男子なんて、入り込む余地もないくらい。
お兄ちゃんのことを思うと胸が締め付けられるみたいに痛くなって、なんだか変な気分になっちゃう。
だけど、全然嫌な気持ちじゃないから、これが恋なのかな?
だったら、お兄ちゃんは私の初恋の人だね。
初恋は叶わないって、誰かから聞いたけど大丈夫。
だってマンガとかじゃ、ちゃんと初恋の人と両想いになってる話だってたくさんあるもん。
思いが通じ合って、最高のキスをして、それから……。
わたしもお兄ちゃんと、そんな関係になれるかな?
なれたら嬉しいな。
でも、マンガの主人公ってすごく鈍感だから、きっとお兄ちゃんも同じくらい私の気持ちに気付いてくれないかも知れない。
だったら、私から積極的に行かなくちゃ。
今って、肉食系(?)って言うのが流行ってるらしいし、私も頑張らなくちゃ。
そんな事を考えていたら、もう夕方。
もうすぐ引っ越しを手伝いに行ってたお父さんが、お兄ちゃんを連れて帰ってくる時間だ!
久しぶりに会うお兄ちゃんの為にオシャレしたけど、気付いてくれるかな?
「ただいまー。美海、信吾くんを連れてきたぞー」
「お邪魔します」
「お兄ちゃん、久しぶりっ!!」
玄関に走っていって、そのままお兄ちゃんに飛びつく。
お兄ちゃん、昔と変わらずかっこいいよぉ。
「こら、美海。信吾くんに迷惑だろ」
「大丈夫ですよ。美海ちゃん軽いし」
怒るお父さんにお兄ちゃんがそう答えて、私を持ち上げてくれる。
「美海ちゃん、久しぶり。可愛くなったね」
「そう? えへへ」
正面から可愛いなんて言われたら照れちゃうよ。
その後、持ち上げられたままリビングに行ってからも、私はお兄ちゃんにべったり。
ご飯の時は隣に座って、その後もソファでお膝の上に乗せてもらった。
なんだかお尻に硬い物が当たってたけど、お兄ちゃんの膝の上は安定感抜群ですっごく安心する。
それから遅くまでお兄ちゃんと遊んだけど、そろそろ帰る時間。
玄関までお兄ちゃんを見送ると、なんだかすごく名残惜しくなってくる。
「ねぇ、お兄ちゃん。また会えるよね」
「もちろん。いつでも遊びに来てね」
「うん! じゃあ、またね!」
最後に約束して、お兄ちゃんは帰っていった。
だけど私は、ここで大切なことに気付いてしまった。
お兄ちゃんのお家、知らない!?
「ねぇ、お父さん。お兄ちゃんのお家ってどこ?」
「近所の駄菓子屋さんだよ。ほら、美海も良く行ってただろう」
「え? あそこって閉まっちゃったんじゃないの?
「信吾くんが継いでくれたんだよ」
うそ!?
お兄ちゃんが継いだお店ってあの駄菓子屋さんだったの!?
あそこなら家からも近いし、毎日だって遊びに行ける!
嬉しさで一杯になった私ははしゃぎ過ぎて、お母さんに怒られちゃった。
部屋に戻っても眠くないから、恋愛の予習をしようっと。
わたしは本棚から、ちょっと過激な話の少女マンガを枕元に置いていく。
ベッドに横になって読んでいるといつの間にか寝てしまい、私は夢の中でお兄ちゃんと恋人になっていた。
ああ、明日からが楽しみっ!!
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