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HAPPY HALLOWEEN
7.探さんの場合
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呼びかけるとすぐに扉は開いた。
「ああ、よかった。ちゃんと来てくれた。とりあえず中へどうぞ」
中に入ると探さんはなにかを手に取った。
「あんまり遅いから、放棄されちゃったんじゃないかって心配したよ、はい、お菓子」
すんなりと、お菓子をゲット。
探さんからは、これは……タルト?
小さい、ミニタルト。
「それじゃあ、ミヨちゃん。とりっく おあ とりーと。お菓子くれなくていいからいたずらさせて?」
・・・・・・。
「はーどぅん?」
なに言ってんの、この人。
「お菓子くれなくていいからいたずらさせて?」
「Pardon?」
「Let me go into mischief because you do not need to give a cake.」
なんか英文返って来た!?
そして異常に発音がいい。
英文にされたところで意味はまったく理解できないけどね!?
「探さん、集めたお菓子を返却するので、いたずらはなしの方向でお願いします」
探さんがこう言うってことは、用意周到に計画されてたってことだよね。
なにをされるかわかったもんじゃない。
だと言うのに。
「やだ」
「探さん?」
まさかの拒否が発動されました。
「僕はミヨちゃんにいたずらがしたい」
・・・・・・。
探さんがどういうつもりで言っているのかわからないけど、かなりいかがわしい匂いがする。
大の大人(26歳)が女子高生(15歳)相手にいたずらしたいってかなりの問題発言ではないでしょうか?
女子高生相手でなくても問題だけど……。
「別に変な意味はないよ? HALLOWEENだからね、HALLOWEENらしくいたずらがしたいだけだよ? ね? だから、いたずらさせて」
嬉々とする探さんはもはや不審者と言っても過言じゃない。
不審者対策として、有効な手段。
1つは催涙スプレーの使用。
これで相手が怯んだ隙に逃げられる。
もう1つは、防犯ブザー。
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ!!!!
容赦なくボタンを押したことで、防犯ブザーの音がけたたましく鳴り響く。
「ミヨ!! どうした!?」
ケン兄さんが、いち早く駆け付けてくれた。
「何だよ、うるさい。邪魔すんなよな」
欠伸をして、それでもネコ兄さんも来てくれた。
「何ようるさいわね!! あたし今忙しいのよ!! 邪魔しないでって言ったじゃない!!」
メェ子さんも来てくれた。
「ミヨちゃん……?」
ウサニさんが来てくれたのは、ブザーの音が止まってから。
「あれー、みんな来ちゃったの? これじゃあいたずらできないじゃん」
――探さん……。
知りたくはないけど、なにをする気だったんですか……。
「ああ、よかった。ちゃんと来てくれた。とりあえず中へどうぞ」
中に入ると探さんはなにかを手に取った。
「あんまり遅いから、放棄されちゃったんじゃないかって心配したよ、はい、お菓子」
すんなりと、お菓子をゲット。
探さんからは、これは……タルト?
小さい、ミニタルト。
「それじゃあ、ミヨちゃん。とりっく おあ とりーと。お菓子くれなくていいからいたずらさせて?」
・・・・・・。
「はーどぅん?」
なに言ってんの、この人。
「お菓子くれなくていいからいたずらさせて?」
「Pardon?」
「Let me go into mischief because you do not need to give a cake.」
なんか英文返って来た!?
そして異常に発音がいい。
英文にされたところで意味はまったく理解できないけどね!?
「探さん、集めたお菓子を返却するので、いたずらはなしの方向でお願いします」
探さんがこう言うってことは、用意周到に計画されてたってことだよね。
なにをされるかわかったもんじゃない。
だと言うのに。
「やだ」
「探さん?」
まさかの拒否が発動されました。
「僕はミヨちゃんにいたずらがしたい」
・・・・・・。
探さんがどういうつもりで言っているのかわからないけど、かなりいかがわしい匂いがする。
大の大人(26歳)が女子高生(15歳)相手にいたずらしたいってかなりの問題発言ではないでしょうか?
女子高生相手でなくても問題だけど……。
「別に変な意味はないよ? HALLOWEENだからね、HALLOWEENらしくいたずらがしたいだけだよ? ね? だから、いたずらさせて」
嬉々とする探さんはもはや不審者と言っても過言じゃない。
不審者対策として、有効な手段。
1つは催涙スプレーの使用。
これで相手が怯んだ隙に逃げられる。
もう1つは、防犯ブザー。
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ!!!!
容赦なくボタンを押したことで、防犯ブザーの音がけたたましく鳴り響く。
「ミヨ!! どうした!?」
ケン兄さんが、いち早く駆け付けてくれた。
「何だよ、うるさい。邪魔すんなよな」
欠伸をして、それでもネコ兄さんも来てくれた。
「何ようるさいわね!! あたし今忙しいのよ!! 邪魔しないでって言ったじゃない!!」
メェ子さんも来てくれた。
「ミヨちゃん……?」
ウサニさんが来てくれたのは、ブザーの音が止まってから。
「あれー、みんな来ちゃったの? これじゃあいたずらできないじゃん」
――探さん……。
知りたくはないけど、なにをする気だったんですか……。
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