17 / 50
走れ至恩
氷熱の女王と泥酔王
しおりを挟む
夕食会は宴もたけなわ。
場の空気も温まってきた頃合いかと思っていたが。
僕の左側に座る亜希は万物を凍らせてしまうような冷気を放っていた。
隙がなく話す切っ掛けを掴めない。
声をかけるのをためらっていると、前に座る恵さんから魔王のような威圧を受ける。
鋭い眼光で「目的を果たせ」と訴えている。
僕は凍死か圧死、あるいはその両方で命を落としそうな勢いだった。
ここは好きな戦国大名の上杉謙信の言葉で自分を鼓舞する。
「死中生有り、生中生無し」
心の中で念仏ように唱えて覚悟を決める。
いざ出陣。
「なあ亜希、久しぶりに恵さんと会ったわけだし、会話でもしたらどうだ」
「……察して欲しいのよ至恩くん。亜希はこれでも辛抱強く夕食に付き合ってあげているのよ」
「……ほら、昔はお姉ちゃんと言うくらい仲が良かったわけだろ。募る話もあるだろうし――」
「あるわけ無いでしょ。お父さんが死んで、至恩くんを記憶喪失にした張本人じゃん。許せないわ」
「実はあの当時のことを少しだけ思い出せたんだ。台風が来て危ないから恵さんが家に泊る流れになったよな? 皆から『初夜だね』とかわれてイライラしていたんだ。それを察した恵さんが家に帰るって言ってくれたんだよ。だから恵さんを恨まないで欲しい。仲直りしてくれないかな?」
「思い出せたって……なにそれ、本気で言っているの?」
「ああ、バッタもんが思い出したって言ってた。バッタもんという奴は僕にそっくりなもう一人の僕で、夢の中によく現れるんだ。僕が人と接することでバッタもんの記憶が少しずつ――」
「待って至恩くん。夢の中に出てくる人の話はやめて」
「信じられないかもしれないけど僕は夢の中で――」
「止めて。そんな人の話を聴きたくもないわ。大体お前は誰なの?」
「僕は亜希の兄だよ」
「違う、絶対に違う。お兄さんは……お兄さんの一人称は僕じゃなくて『俺』だよ。僕なんて一度も使ったことがないのに。お前はお兄さんの別人よ」
僕の存在を否定されてしまった。
確かに記憶喪失で別人だと言われても仕方がないけど、面当向かって言われるとさすがにショックだ。
そんな僕の心情とは裏腹に、亜希の心情は表情に現れていた。
つり上がった眉、眉間の深い皺、グッと食いしばる歯、仇とばかりに睨む目つき、ずっと抱え込んでいた負の感情が一気に噴出したようにも見える。
亜希が僕に向ける鋭利な視線は、怒りと冷酷さを併せ持ち、怒りは煮えたぎるマグマのようで、冷酷さは生きる者を寄せ付けない極寒の地の荒涼のようで、二つが混ざり合ってこのリビングに異様な寒暖差を生み出していた。
決して目に見えるものではないけどそう感じさせる何かがある。
灼熱と極寒のオーラのようなものが、このリビングに渦巻いている感覚であった。
前に座る恵さんはどことなく気後れしているようにも見え、激変したリビングの空気を察した母さんは亜希に機嫌をとろうとするが、亜希の作り出すピリピリとした空気に飲まれて言いかけた言葉を飲み込んだ。
亜希が放つ氷熱のオーラは、リビングにいる僕らを威圧する。
圧倒的な存在感。
まるで氷熱の女王のようだ。
生み出してしまったのは僕の過失。
責任の取り方は一つしかない。
僕が女王を説得するしかない。
自分を奮い立たせて説得を試みようとしたその時。
「ふんあ? けんか?」
突然の惚けた声と酒気。
氷熱のオーラが酔狂のオーラによって侵食されて行く。
リビングの雰囲気がピリピリからグダグダへ変わろうとしていた。
グダグダオーラ発生源は当然この人、泥酔した白井先生だった。
顔は達磨のように赤く、笑顔は石仏のように優しく、コップを持つ手と体は「飲めば飲むほどに強くなる」拳法のように左右にフラフラと揺れていた。
氷熱の女王を凌ぐ強烈なキャラ「泥酔王」が現れた。
「けんかだめでしゅよ。ここはれいしぇいに」
白井先生の呂律が回らない。
このリビングで一番冷静さを欠く人から「冷静に」と言われてしまう素面の僕ら。
泥酔した人に気をつかわせてしまっていた。
「けんかのげんいんはわかりましぇんが、ヒクッ、ここはすぽーつゅたいけつゅをしましょ、かったほうのさけをヒクッ、じゃなくていいぶんをのむの……れす。ヒクッ」
泥酔した白井先生の平和的な提案。
伸るか反るか悩んでいると恵さんが。
「白井先生、そのスポーツ対決の内容は何ですか?」
「らいげつゅのヒクッ、たいいくしゃい。くらしゅたいこうのヒクッ、だんじょこんごうヒクッ、りれーでぃしゅ」
「僕と亜希はクラスが違うから自然と対戦相手になるか。でもな……」
「のったわ。その勝負を受けるわよ」
「勝手に決めないで」
「 よーし、せんしぇいにまさせないしゃいヒクッ、おれはたいいくきょうしらからヒクッ、おまえたちゅをりれーめんばーできりゅのら」
「体育教師の特権を使うとか。ズルイですね白井先生」
酔っているとはいえ、汚い大人のやり方に僕は抗議した。
けれど恵さんは。
「綺麗事なんて言ってられないわよ。至恩は足が速いからこの勝負勝てるわ。絶対有利よ。それを妹さんと交渉して勝負にもち込んで」
恵さんは亜希に直接伝えずに僕を使う。
頭を搔きながら亜希に訊いてみた。
「そういう流れになったけど、亜希はこの不利な勝負を受けられるか?」
「そうね不利かもね……それでこの勝負で何を賭けるの? 負けた方は勝った方の言うこと聞くわけでしょ?」
「私たちが勝ったら至恩の要求を飲むこと。いいかな?」
話に割り込んできた恵さん。
表情は勝ち気だった。
それに亜希も自信ありげに顎を上げて答えた。
「わかったわ。亜希は走らないけど、勝ったら神山恵は至恩くんと別れて下さい」
「ええ、いいわ」
「また勝手な約束を」
僕は不安だけど恵さんの強気な態度は変わらない。
「大丈夫よ、この勝負は勝てるわ」
「フフフ、何も分かってないわね神山恵」
「それはどういう意味かしら?」
恵さんが訊ねると亜希は不敵に笑った。
「至恩くんが不利な勝負にのってくれて嬉しいわ。私のクラスには将来のオリンピック候補がいるの。その男の子はリレーのアンカーをやるって周囲に言っているくらい足に自信があるみたいよ。クラスの皆もそれを認めてるわ。この男女リレー対決は亜希の勝ちね」
「そんな奴が居るなんて聞いてませんよ白井先生。僕らじゃ勝てませんよ」
白井先生を見るとテーブルの上で酔いつぶれていた。
「白井先生起きて下さい。僕は無理ゲーに挑まされました。この勝負を無効にして下さい」
「……」
返事がない。
ただの酔い潰れのようだ。
隣の亜希が席を立ち、僕を見下ろして言った。
「夕食会はとても有意義だったわ。至恩くんは彼女との残り少ない時間を悔いのないように過ごすことね。さようなら」
亜希はリビングを出て行った。
喫茶店で練った作戦『文学美少女の献身 記憶喪失の男子高校生は記憶を取り戻してハッピーエンドになりました』の第一段階は空振りに終わった。
亜希の説得どころか僕と恵さんは勝ち目のない勝負に挑まされるはめに。
「このままだと僕の記憶は……」
僕はテーブルに両肘をついて頭を抱えた。
「まだ負けると決まってないわ」
「どういうことです?」
僕は顔を上げて恵さんを見つめた。
窮地に立たされたのに、その自信に満ちた表情に少しだけホッとした。
恵さんは僕に訊ねる。
「体育祭では至恩のクラスは何組?」
「僕は二組だから白組です」
「私も三年二組で白組。私は三年女子の中で一番足が速いの。至恩はアンカー役を務めるの。至恩にバトンを渡す前に追い抜けないくらいの差を着けたら私たちが勝ちよ」
「それなら勝てるかも」
「でもそれだけじゃ足りない。至恩の体は鈍っているから毎朝、毎夕のトレーニングが必要だわ。少しでも勝率を上げる為にね」
「トレーニングするのはいいけど、鍛えてくれるコーチがいませんが?」
「そこにいるわよ。ほら」
恵さんが指を差したのは、テーブルの上でうつ伏せでイビキをかいている白井先生だった。
「白井先生にトレーニングを見てもらうの」
「先生が引き受けてくれるといいけど」
「それは母に任せなさい」
母さんも話に加わってきた。
「白井先生は私に好意を持っているようだからそこにつけ込むわ。白井先生から聴いたけど、壊した教室の引戸を弁償させられて金欠らしいの。トレーニングが終わってからの朝食のお弁当プラス、ついでに昼食のお弁当を私が作るわ」
母さんはどや顔でVサインをした。
「名付けて『胃袋を掴む女は男心を制す』作戦よ」
作戦名を言い終えた母さんの笑顔が少し怖い。
僕の知らない母さんを見た気がする。
「ほ、程々にね母さん」
「至恩の為なら何でも協力するわ。以前のように至恩も亜希も恵ちゃんも仲良くして欲しいから」
「ありがとう母さん」
母さんは寝ている白井先生の横に座り話しかけた。
「白井先生、どうか至恩を勝たせて下さいね」
「ごおおっ、ごがっ……が……ごがあああ」
白井先生の返答は豪快なイビキだった。
場の空気も温まってきた頃合いかと思っていたが。
僕の左側に座る亜希は万物を凍らせてしまうような冷気を放っていた。
隙がなく話す切っ掛けを掴めない。
声をかけるのをためらっていると、前に座る恵さんから魔王のような威圧を受ける。
鋭い眼光で「目的を果たせ」と訴えている。
僕は凍死か圧死、あるいはその両方で命を落としそうな勢いだった。
ここは好きな戦国大名の上杉謙信の言葉で自分を鼓舞する。
「死中生有り、生中生無し」
心の中で念仏ように唱えて覚悟を決める。
いざ出陣。
「なあ亜希、久しぶりに恵さんと会ったわけだし、会話でもしたらどうだ」
「……察して欲しいのよ至恩くん。亜希はこれでも辛抱強く夕食に付き合ってあげているのよ」
「……ほら、昔はお姉ちゃんと言うくらい仲が良かったわけだろ。募る話もあるだろうし――」
「あるわけ無いでしょ。お父さんが死んで、至恩くんを記憶喪失にした張本人じゃん。許せないわ」
「実はあの当時のことを少しだけ思い出せたんだ。台風が来て危ないから恵さんが家に泊る流れになったよな? 皆から『初夜だね』とかわれてイライラしていたんだ。それを察した恵さんが家に帰るって言ってくれたんだよ。だから恵さんを恨まないで欲しい。仲直りしてくれないかな?」
「思い出せたって……なにそれ、本気で言っているの?」
「ああ、バッタもんが思い出したって言ってた。バッタもんという奴は僕にそっくりなもう一人の僕で、夢の中によく現れるんだ。僕が人と接することでバッタもんの記憶が少しずつ――」
「待って至恩くん。夢の中に出てくる人の話はやめて」
「信じられないかもしれないけど僕は夢の中で――」
「止めて。そんな人の話を聴きたくもないわ。大体お前は誰なの?」
「僕は亜希の兄だよ」
「違う、絶対に違う。お兄さんは……お兄さんの一人称は僕じゃなくて『俺』だよ。僕なんて一度も使ったことがないのに。お前はお兄さんの別人よ」
僕の存在を否定されてしまった。
確かに記憶喪失で別人だと言われても仕方がないけど、面当向かって言われるとさすがにショックだ。
そんな僕の心情とは裏腹に、亜希の心情は表情に現れていた。
つり上がった眉、眉間の深い皺、グッと食いしばる歯、仇とばかりに睨む目つき、ずっと抱え込んでいた負の感情が一気に噴出したようにも見える。
亜希が僕に向ける鋭利な視線は、怒りと冷酷さを併せ持ち、怒りは煮えたぎるマグマのようで、冷酷さは生きる者を寄せ付けない極寒の地の荒涼のようで、二つが混ざり合ってこのリビングに異様な寒暖差を生み出していた。
決して目に見えるものではないけどそう感じさせる何かがある。
灼熱と極寒のオーラのようなものが、このリビングに渦巻いている感覚であった。
前に座る恵さんはどことなく気後れしているようにも見え、激変したリビングの空気を察した母さんは亜希に機嫌をとろうとするが、亜希の作り出すピリピリとした空気に飲まれて言いかけた言葉を飲み込んだ。
亜希が放つ氷熱のオーラは、リビングにいる僕らを威圧する。
圧倒的な存在感。
まるで氷熱の女王のようだ。
生み出してしまったのは僕の過失。
責任の取り方は一つしかない。
僕が女王を説得するしかない。
自分を奮い立たせて説得を試みようとしたその時。
「ふんあ? けんか?」
突然の惚けた声と酒気。
氷熱のオーラが酔狂のオーラによって侵食されて行く。
リビングの雰囲気がピリピリからグダグダへ変わろうとしていた。
グダグダオーラ発生源は当然この人、泥酔した白井先生だった。
顔は達磨のように赤く、笑顔は石仏のように優しく、コップを持つ手と体は「飲めば飲むほどに強くなる」拳法のように左右にフラフラと揺れていた。
氷熱の女王を凌ぐ強烈なキャラ「泥酔王」が現れた。
「けんかだめでしゅよ。ここはれいしぇいに」
白井先生の呂律が回らない。
このリビングで一番冷静さを欠く人から「冷静に」と言われてしまう素面の僕ら。
泥酔した人に気をつかわせてしまっていた。
「けんかのげんいんはわかりましぇんが、ヒクッ、ここはすぽーつゅたいけつゅをしましょ、かったほうのさけをヒクッ、じゃなくていいぶんをのむの……れす。ヒクッ」
泥酔した白井先生の平和的な提案。
伸るか反るか悩んでいると恵さんが。
「白井先生、そのスポーツ対決の内容は何ですか?」
「らいげつゅのヒクッ、たいいくしゃい。くらしゅたいこうのヒクッ、だんじょこんごうヒクッ、りれーでぃしゅ」
「僕と亜希はクラスが違うから自然と対戦相手になるか。でもな……」
「のったわ。その勝負を受けるわよ」
「勝手に決めないで」
「 よーし、せんしぇいにまさせないしゃいヒクッ、おれはたいいくきょうしらからヒクッ、おまえたちゅをりれーめんばーできりゅのら」
「体育教師の特権を使うとか。ズルイですね白井先生」
酔っているとはいえ、汚い大人のやり方に僕は抗議した。
けれど恵さんは。
「綺麗事なんて言ってられないわよ。至恩は足が速いからこの勝負勝てるわ。絶対有利よ。それを妹さんと交渉して勝負にもち込んで」
恵さんは亜希に直接伝えずに僕を使う。
頭を搔きながら亜希に訊いてみた。
「そういう流れになったけど、亜希はこの不利な勝負を受けられるか?」
「そうね不利かもね……それでこの勝負で何を賭けるの? 負けた方は勝った方の言うこと聞くわけでしょ?」
「私たちが勝ったら至恩の要求を飲むこと。いいかな?」
話に割り込んできた恵さん。
表情は勝ち気だった。
それに亜希も自信ありげに顎を上げて答えた。
「わかったわ。亜希は走らないけど、勝ったら神山恵は至恩くんと別れて下さい」
「ええ、いいわ」
「また勝手な約束を」
僕は不安だけど恵さんの強気な態度は変わらない。
「大丈夫よ、この勝負は勝てるわ」
「フフフ、何も分かってないわね神山恵」
「それはどういう意味かしら?」
恵さんが訊ねると亜希は不敵に笑った。
「至恩くんが不利な勝負にのってくれて嬉しいわ。私のクラスには将来のオリンピック候補がいるの。その男の子はリレーのアンカーをやるって周囲に言っているくらい足に自信があるみたいよ。クラスの皆もそれを認めてるわ。この男女リレー対決は亜希の勝ちね」
「そんな奴が居るなんて聞いてませんよ白井先生。僕らじゃ勝てませんよ」
白井先生を見るとテーブルの上で酔いつぶれていた。
「白井先生起きて下さい。僕は無理ゲーに挑まされました。この勝負を無効にして下さい」
「……」
返事がない。
ただの酔い潰れのようだ。
隣の亜希が席を立ち、僕を見下ろして言った。
「夕食会はとても有意義だったわ。至恩くんは彼女との残り少ない時間を悔いのないように過ごすことね。さようなら」
亜希はリビングを出て行った。
喫茶店で練った作戦『文学美少女の献身 記憶喪失の男子高校生は記憶を取り戻してハッピーエンドになりました』の第一段階は空振りに終わった。
亜希の説得どころか僕と恵さんは勝ち目のない勝負に挑まされるはめに。
「このままだと僕の記憶は……」
僕はテーブルに両肘をついて頭を抱えた。
「まだ負けると決まってないわ」
「どういうことです?」
僕は顔を上げて恵さんを見つめた。
窮地に立たされたのに、その自信に満ちた表情に少しだけホッとした。
恵さんは僕に訊ねる。
「体育祭では至恩のクラスは何組?」
「僕は二組だから白組です」
「私も三年二組で白組。私は三年女子の中で一番足が速いの。至恩はアンカー役を務めるの。至恩にバトンを渡す前に追い抜けないくらいの差を着けたら私たちが勝ちよ」
「それなら勝てるかも」
「でもそれだけじゃ足りない。至恩の体は鈍っているから毎朝、毎夕のトレーニングが必要だわ。少しでも勝率を上げる為にね」
「トレーニングするのはいいけど、鍛えてくれるコーチがいませんが?」
「そこにいるわよ。ほら」
恵さんが指を差したのは、テーブルの上でうつ伏せでイビキをかいている白井先生だった。
「白井先生にトレーニングを見てもらうの」
「先生が引き受けてくれるといいけど」
「それは母に任せなさい」
母さんも話に加わってきた。
「白井先生は私に好意を持っているようだからそこにつけ込むわ。白井先生から聴いたけど、壊した教室の引戸を弁償させられて金欠らしいの。トレーニングが終わってからの朝食のお弁当プラス、ついでに昼食のお弁当を私が作るわ」
母さんはどや顔でVサインをした。
「名付けて『胃袋を掴む女は男心を制す』作戦よ」
作戦名を言い終えた母さんの笑顔が少し怖い。
僕の知らない母さんを見た気がする。
「ほ、程々にね母さん」
「至恩の為なら何でも協力するわ。以前のように至恩も亜希も恵ちゃんも仲良くして欲しいから」
「ありがとう母さん」
母さんは寝ている白井先生の横に座り話しかけた。
「白井先生、どうか至恩を勝たせて下さいね」
「ごおおっ、ごがっ……が……ごがあああ」
白井先生の返答は豪快なイビキだった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
妹の仇 兄の復讐
MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。
僕、孝之は高校三年生、十七歳。妹の茜は十五歳、高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。
その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる