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1 栞奈の場合
7 目を逸らすな
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熱い吐息を交わしながら、ショーツを脱がす手間すら惜しんで、挿入される。
ヨウのいつもよりも滾った狂暴なそれは、私のすでに蕩けきったそこを、まだ押し広げながら入ってくる。
「き――きつ…ッ」
すでにクロッチごときでは収まらない私の愛液が、溢れて零れ伝ったのを感じる。
「か……はっ」
私は口を大きく開けて仰け反った。
「――いくよ」
馴染むのを待たずに、ヨウが抽挿を開始した。
「ぁあんッヨウッ待、てっ」
「駄目だ、もう待た、ないし、待てない!」
「こんなの! 激しッッ過ぎ、るよぉっ」
私の腰を掴み、叩きつけるように腰を打ち付けていたヨウは、私が動きになすがままになった頃、グラインドにリズムを変えた。
先程の激しすぎる愛では、快楽よりも苦痛だった。気持ち良すぎて息つく隙もなく、脳が快楽と認識出来ずにいた。
「あっふぁあんっぁあっんぁっ」
さっきとは違う、もっと艶のある声が、口から鼻から漏れる。
ヨウは私のナカを探るようにグラインドして、浅く深く、ゆっくりと抽挿した。
いつもよりも明らかに硬く、大きく、猛々しい。
余裕が少し出た私は、恥ずかしくなって顔を背けた。
「――目を逸らすな」
熱く情欲の燃える瞳に射抜かれ、びくんと大きく仰け反ったのは、ヨウの声にか、それとも――?
「ん? ここか?」
ヨウが一点を挿す。
「ひぁぁあああ!!!」
とたんに私の体は、自分のものじゃないかのように腰を突きだした。
「――見つけた」
ヨウはにやりと口角を上げると、その一点のみを執拗に狙い、猛る凶器を打ち込んだ。
「ふぁあっやあっだめっ止めっそこはだめぇえ!!」
「やっと見つけさせてくれたね、栞奈。
素直に感じてくれないと、反応が薄くなって見つけ難くなっちゃうからね」
ヨウは乳首を捻り上げながら笑う。
いつの間にか潮も噴いたらしい。腰から背中が生暖かい。
いつもの自分の限界はとっくに超えているはずなのに。
けれど先が、頂上が見えない。
私はどこまでイくの――――?!
「おねっがい!もうっひゃあっっンッッおかしくっなるぅっ!」
「なれよ!俺のが身に染みるまでっイき続ければいい!」
「ああっヨウっ! こっこんなのっ怖いッッ許ひてぇ!!飛んでっちゃう!!」
「イけよ、離さないから!俺が掴まえててやる!
一緒にイこう、栞奈」
ヨウは舌を私の口に捩じ込み、中をまさぐった結果、私への酸素供給は断ち切られた。
酸欠でぼやける思考が子宮を更に収縮させ、勝手に更なる快楽を貪ろうとする。
まだなの?! まだ私は昇るの!!?
ホントに! 壊れちゃうよ――――!!
遠くでヨウの、私の名を呼ぶ声が聞こえ、私の中のヨウが肥大化し、熱い迸りを最奥で感じたとき――――。
――――イくっイくイクイクイクッッイっちゃうーーー!!?
________ ___ __ _
――――はっっ!!?
な……な、に?
ここ、どこ? ヨウ、は?
――うち?
なん、で? 私はヨウとホテルで――――!
え?! ヨウって誰――?!
まさか、ゆ、め? あれが夢?!
どくどくと早鐘を打つ心臓が、どくんと一際大きく波打った。
いや、今はそんな場合じゃない。私は布団を蹴飛ばし、冷たく濡れたパジャマとショーツを蹴り脱ぐ。
普段は絶対に自らの指など入れないそこに指をかき入れた。
熱くとろとろに溶けている――先程のままに。
あの夢の最後――頂上に爪がかかった途端、奈落に突き落とされたかのようだった。
喪失感が半端ない。だらだらと蜜を垂れ流し続ける私の蜜壷は、失ったものを追い求めるように収縮を繰り返している。
それが余計に自らを追い込んでいるとも気付かずに。
「やだ…やだ…こんなんじゃイけない…ヨウの…ヨウのオチ○チ○欲しいよぉ…!!」
我を忘れてぐちゃぐちゃに掻き乱しても、あれほどまでには決して満たされない私のナカ。
ヘッドライトを点けベッドからまろび出る。
目についた化粧ポーチをあさり、携帯用制汗スプレーを見つけ出した。
ゴムを嵌めて、蜜が滴り落ちるそこに突き立てる。押し出された蜜がぱたぱたと音をたてた。
「くぅ…ンッッ」
背が反り上がり腿がプルプルする。それでも私は無機質なそれを突き刺し続ける。
「お願いッッ、イって、イってよぉ! おかしくなっちゃうぅ!!」
イきたいのにイけない焦燥感が、私の体を焦がしていた。
疼きがお腹の奥で膨らんで膨らんで、さっきとは違う意味で狂ってしまいそうだった。
「違う!違うのそこじゃない!当たらないっ!!お願いッッイかせてぇ!!」
何度突き刺しても、ヨウが抉ったところには届かない。
ローターも取り出して押し付ける。
もうちょっと……あともうちょっとなのに!!
「んあああああ゛あ゛ーーー!!!」
ようやく長く険しい道を上り詰め、がくがくと一人腰を突き上げて、私は意識を手放した。
翌朝の惨状は、目に余った。
布団も掛けず、下半身裸で寝てる自分。しかも大股開きの間にはローターと、ゴムがかぶされた制汗スプレーが転がっている。
ショーツとパジャマはベッドから落ちて、くしゃくしゃになって冷たくなっており、ベッドシーツの下の青いボックスシーツにまで、点々と白い染みが落ちていた。
そしてスマホには――――
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ここまでです
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と、あった――――。
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「駄目だ、もう待た、ないし、待てない!」
「こんなの! 激しッッ過ぎ、るよぉっ」
私の腰を掴み、叩きつけるように腰を打ち付けていたヨウは、私が動きになすがままになった頃、グラインドにリズムを変えた。
先程の激しすぎる愛では、快楽よりも苦痛だった。気持ち良すぎて息つく隙もなく、脳が快楽と認識出来ずにいた。
「あっふぁあんっぁあっんぁっ」
さっきとは違う、もっと艶のある声が、口から鼻から漏れる。
ヨウは私のナカを探るようにグラインドして、浅く深く、ゆっくりと抽挿した。
いつもよりも明らかに硬く、大きく、猛々しい。
余裕が少し出た私は、恥ずかしくなって顔を背けた。
「――目を逸らすな」
熱く情欲の燃える瞳に射抜かれ、びくんと大きく仰け反ったのは、ヨウの声にか、それとも――?
「ん? ここか?」
ヨウが一点を挿す。
「ひぁぁあああ!!!」
とたんに私の体は、自分のものじゃないかのように腰を突きだした。
「――見つけた」
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ヨウは乳首を捻り上げながら笑う。
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けれど先が、頂上が見えない。
私はどこまでイくの――――?!
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なん、で? 私はヨウとホテルで――――!
え?! ヨウって誰――?!
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どくどくと早鐘を打つ心臓が、どくんと一際大きく波打った。
いや、今はそんな場合じゃない。私は布団を蹴飛ばし、冷たく濡れたパジャマとショーツを蹴り脱ぐ。
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