快感アプリ☆DREAMBOMB ~6:マッチョなランジェリーイケメンをイジめたい~

keino

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2 桃音の場合

1 グラビアアイドル、西原桃音

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「視線こっちね――そう、いいよ桃音ちゃん、エロいよー」

 あったり前でしょ! だって私、感じてるんだもん。

「パラソル跨いでみようかー」

 ビーチにぶち刺さってるパラソルを、膝立ちして太ももに挟む。舌を伸ばして舐めるフリはサービスね?
 んっやだぁ、擦り付けたくなっちゃうよぉこんなの……っ。

「顔最高ー、スタッフ総勃ちだよ桃音ちゃんー」

 あぁん、もっと視姦してよぉ。
 ギラギラの太陽と、それを反射する白浜とレフ板で、周りなんか全然見えない。
 けれど絡み付くような視線はビシビシ感じちゃう。
 やばっ腰浮くぅっ。気持ちいい!

「次はビーチベッドねー笑顔からちょーだい」

 あ、ビーチベッドのうつ伏せもヤバい。おっぱい擦れる~。

「可愛いよー。よしっラストー! おいっアイス出せー」

 差し出されたバニラの棒アイスを受け取る。
 これがないと私の撮影は終わらない。

 まず笑顔でぱくり。続いて舌を伸ばしてゆっくり舐め上げる。
 溶けたアイスは飲んじゃだめ。口からあふれさせて胸までこぼすの。
 バシャバシャとシャッター音だけしか聞こえなくなる……私、見世物にされてるぅ~。

 撮影はタンポン、パンティライナーそしてニプレスは必須。じゃないと足首まで垂れる自信がある。胸もピン勃ちだ。
 そんな私は、グラビアアイドル、西原桃音。
 たぶんごく一握りであるトップ集団のうちの一人。

「ハイ桃音ちゃんお疲れー! 今日は終わりねー! 明日も早いからハメ外しすぎないよーに!」
「お疲れ様でしたぁー」

 ヤバいヤバいヤバい。早くシたい! 息が上がってきちゃう。
 一足先にマネージャーの運転するレンタカーでホテルに戻るけど、道中すらもどかしい。

「まだ夕食には早いけど、どうする? 買い物とか行きます?」
「行かないです。別に欲しい物ないし。と言うか、撮影終わったら早く休みたいっていつも言ってるじゃないですか」
「はい、じゃあ夕食はどうしましょう?」
「今日は適当にルームサービス取ります」
「わかりました」

 もーやだ。こいつドンクサいくせに声だけはなかなかだ。
 こいつなんかに煽られてる場合じゃないのよ、早く着かないかしら。
 気を紛らわせないと、呼吸するだけで喘いじゃいそう。

 ――さっきの話、たぶんって言うのは、売れてるとかに興味がないから。
 私はグラビアができればそれでいい。こんなこと言ったら、他の真っ当なアイドルたちに刺されそうだけど。

 そんな私には『欲求不満な天然妹・桃音』とかなんとか、訳のわかんないキャッチコピーがついてる。雑誌の煽りはもっと酷い。
 ちなみに口癖は『桃音ねぇ~』。

 はぁ!? 社長なに考えてんの? そんなんで良いわけ? って詰め寄ったけど、

『いいか? 桃音、お前は一見普通だ。どこにでも居そうな同級生の妹キャラだ。
 だがカメラを向けると違う! 数多のエログラやらされてる奴らと違って、ガチの天然マジエロが売りなんだ! 野郎にはそれが分かるんだよ!
 あと必要なのは意外性――グラビアとのギャップだ。ブってりゃお前はイケる!』

 と力一杯熱弁された。
 『桃音ねぇ~』はねぇよ! どんだけデカイ猫連れてくんの! さりげにどこにでも居そうってのも失礼じゃない? 仮にも芸能人だって言うのに。
 そして私には親から貰った立派な本名があるのに、より可愛さアピールで、桃音と付けられたのだった。

 私が妹キャラに不満を持ってても、トントン拍子に仕事が舞い込み、お陰さまでたくさんのグラビアや写真集をやらせてもらってる。
 ……それに比例して、天然妹を演じなければいけないテレビ出演も増え、私のストレスは今や弾けんばかりだった。
 私は写真だけ撮っててもらいたいんだよぉ!
 ちなみにトップ集団入りした私への社長の言葉がコレ。

「ここまで売れるとは思わなかったぞ桃音!
 お前は女優の才能もあるのか、天性の嘘つきかだな! わははは!」

 ありがたすぎて涙が出ますわ……。

 ホテルに戻ると早々に汗を流し、裸のままベッドに倒れ込む。
 もう我慢できないっ!
 すでにしとどに濡れている蜜壷に指を突っ込んだ。
 グチュグチュと水音を響かせながら、スマホのネットブラウザを開く。

 アダルト動画サイトRealBomb。
 最近はもっぱらここだ。適当に選んでもまず外れない。

『グラビアアイドル環の悲劇!~ザーメンに汚れた水着!~』 なんか私にぴったりなんじゃん?
 作品紹介もプレビューも見ず、今日も適当に選んだサンプル動画をタップする。

「ん……はや、くぅ……」

 ストリーミング時間すら待ち遠しい。
 開くと、水着を着た女優がプールサイドでくるくるポーズをとっていた。
 すると突然周りのスタッフが機材をおき、女優を取り囲んだ。
 怯える女、ニヤける男たち。四方から手が伸び、体をまさぐられる。
 口、手、脇――ナニを突っ込まれ、握らされ、挟まれて動かされる女。
 最後はもちろん中と言わず、顔と言わず、身体中に大量の白濁を浴びせかけられ――。

 いいなぁ……。
 AV女優に嫉妬してしまう。昔から見られて興奮するのには自覚があった。だからスカウトを機にグラビアの世界に飛び込んだ。
 この童顔でチャイドルイメージビデオIV――AVの前座、いわゆる着エロに放り込まれなかったのは、親のなけなしの良識と、社長が初撮影での私のエロっぷりにドン引きしたのと、叩き売るにはもったいないと判断したためだ。
 ただのお試し撮影だったんだけど、何せ初めてだからテンション上がっちゃったんだよね~。
 まぁいろいろと運が良かった。

 AVが羨ましかったとはいえそれは実際できるのか、というのは話がやっぱり別で。
 現実に、例えば複数プレイとかになったら怖じ気づいちゃうんだろうし、ヤルヤラナイはもちろんだけど、やっぱり動画と静画じゃ覚悟が違ってくる。
 それでもそういうシチュエーションに憧れて止まないのだ。

 グラビアは私の欲求をある程度叶えてくれるけれど――まだ足りないの。
 あぁ……私もめちゃくちゃにされたい。私の乱れるところを見て欲しい。たくさんの人に私でヌイて欲しい……。

「ああんっ見てぇっ桃音のエッチなところ、全部見てぇ!」

 指で軽くイった私はバイブを取りだし、朝から濡れ続け、焦らされ続けた蜜壷に、ようやく念願のモノを挿し入れた。
 ズブズブとゆっくり埋まっていくカラフルなバイブ。
 可愛いのは色だけで、形は立派にグロテスクだ。

 まずはスイッチを入れずにゆっくりと抽挿させる。深く、浅く、掻き回して。
 ゆっくりだから、自分の淫肉が絡み付いて離さないのが手に伝わる。

「あっんんっ見てぇ? 桃音、みんなの前でバイブオナニーしてるのォ……ふぁあんっ。
 見られて感じちゃうよぉ、おまんこきゅんきゅんしちゃうよぉ! 自分でおまんこズボズボしてるとこ見てぇっ!」

 自分で自分を煽る言葉を並べていく。そしてスイッチを入れて一気に昇り詰めた。

 そのまま軽く睡眠をとったあと、ルームサービスで夕食をとってまたベッドへ戻る。
 第2ラウンドの始まり。
 最低2回はシとかないと、撮影中マジヤバい。本気で腰の揺れが止まらなくなってしまう。

「次はタブレットとスタンドにしよ~っと。そうだ、VRってどうなんだろ、ゴーグル買ってみようかなあぁ~」

 私はベッドに放置されていたスマホを拾った。
 そこには開いた覚えのないページが表示されていて――。
 キラキラと光る大粒のジュエリーに囲まれて、

【快感アプリ DreamBomb】

 とあった。

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