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5 美貴の場合

4 何言ってもエロい

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 相上君は床に飛んだものにも頓着せず、しごき続けている。

「別にスカートまくり上げなくてもいいんで、脚広げてもらえません?」

 大丈夫、それで想像だけでイけますんで、と相上君は言う。ためらっているとニヤッと笑われた。

「そんな脚をモジモジされると、疼いてるのかって期待しちゃうんですけど」

「そっ、そんなのあるワケないでしょ!」

 ムッとして脚を開いたが、意識がそこに行ってしまう。

「そうじゃなくてー」

「あっ!?」

 開いていた足をいったん狭められ、膝だけをぐいっと開かれる。脚の間のスカートに相上君はチョップし、脚のラインどころか、股のラインまでもが浮かび上がった。

「ああ、最高っすね。ついでに縮こまってないで背もたれにもたれてくれます? 腕はこうで」

 両手をおっぱいの上に置かされ、ちょっとおっぱいを腕で挟んでいる感じだ。

「ブラサイズ合ってないんじゃないですか? 服と違ってパツンパツンじゃないすか」

「い、いいから早くしてよ……っ」

 サイズダウンブラだから仕方ない。思春期男子への心遣いのひとつだっつーの!
 あーもーやだ。顔も耳も熱くてジンジンする。
 顔を逸らしてもにちゃにちゃと音が聞こえてきて、さっきの映像もまぶたの裏に貼りついていて意味がない。
 心臓がバクバクする。息が上がってきてしまっているのは鼓動が速いからだ。別に興奮しているわけじゃない。

「もしかして乳首勃ってきた? ブラにシワ寄ってきてますけど」

 ビクッと体が跳ねた。
 そう言われたとたんにおっぱいの先がジンジンし始めた気がする。
 そんなわけない。ブンブンと首を振る。

「はぁ~も~美貴サンマジエロ、おっぱいまで真っ赤になっちゃって……プルプル揺れてるよ」

「もっ、……わかったから、早くしてっ」

「なにそのセリフ、超エロいんですけど、ん……っ、はあっ……」

「そういうこと言わないでっ」

「あぁもう美貴サンは何言ってもエロい」

 しばらくぐちゅぐちゅ音と荒い息遣いが続くか終わる気配がない。

「セ、センセ……ッ」

 なんだよその声! もうヤメテーッ。
 チラッと相上君を見れば、切なそうな表情をしてこっちを見ながらこすっていた。
 あーーーっっっ! もぉいやーーーっっっ!!

「やっぱ3回目、ツライ……んんっ」

「えっ!」

 今日3回目だったの!? それなのに間髪入れずに即勃ちってなんなの、これが若さなの!?

「やっぱ下も......見せてもらえません?」

「え......」

「おねがい、センセ、くる、しい……っ」

 さっきのピーク時みたいに手の動きが速いのに全然イカない相上君。
 なにこれ、イキそびれてるの? ずっと寸止めみたいな感じ?

「センセぇっ、イカ、せてぇ……ッ」

 なんちゅうエロ気を迸らせているのか。私は相上君に飲み込まれてしまったに違いない。
 ごくりと口内にたまった唾液を嚥下し、そろそろとスカートを上げていく。
 センセ、センセとうわ言のように言われながら、まるでそれが呪文みたいに私の頭をぼうっとさせていく。

「あしっ、……足を椅子に、上げてください……!」

 もう言われるがままにかかとを座面に乗せた。
 椅子の上でM字開脚になっている。

「ああっ、先生っ、先生すごいぃっ、パンツうねってる、色、変わってる、よ、先生ぇっ」

 ハァハァと息が上がっている。
 喉の奥が乾いて貼りつくのに、なぜか唾液はあふれてくる。

「濡れてるよ、先生、どんどんシミが広がってる……。俺の見て興奮してくれてるの? それとも見られて興奮してる?」

 もう自分でもはっきりと自覚していた。あそこがヒクつく。
 下着が綿か、サテンでも淡い色のなら、多少染みても目立たなかったかもしれない。指摘されてまたとろりとあそこがヒクついた。

 「貼りついてプクッとしたのがわかるよ。それってクリトリス? ねぇ触ってみて」

 熱に浮かされたような顔で私のそこを凝視しながら、相上君は自身をこする手も止めずに言う。
 私も同じような顔をしているのかもしれない。
 だって熱い。
 なによりソコがうずいてしかたがない。
 そっと手を這わせれば染み出した愛液がヌルッと指を滑らせた。

「ひゃぁっ」

 一発でクリに当たりビクンッと全身に甘い電流が走った。

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」

 そこからもう止まれなかった。
 ひたすらに指が、ショーツの上からでもプックリと主張しているクリを撫でる。
 こすって、押し付けて、はじいて、揺らした。

「エッロ……! センセ気持ちいいの? クリごしごし気持ちいいの?」

「あっ、あっ、気持ちいっ、気持ちいいよぉっ」

「中は? オマンコはぐちゅぐちゅしないの? 指入れてみて?」

「だめっ、だめぇっ、クリ……っ、イっちゃうのぉ!」

「だ~め、まだイっちゃ駄目。俺まだだし。ね?」

「やだっ、やだぁっ、も、イキ、たいよぉっ」

「うわぁ、美貴サンてイメージ通りに、快楽に弱いんすねぇ」

 相上君はペロリと唇を舐めながら言う。ちろりと見えた舌にあそこがきゅうんと疼いた。

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