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6 美緒の場合
5 イっちゃだめ
しおりを挟む立木さんはコクリと喉を鳴らすと、そろそろと自分のモノに手を伸ばした。私もつられてゴクリと喉を鳴らす。
私はタンガから手を放し、両胸に手を置きかえ、真っ赤な耳にかぷりと噛みついた。
「んあっ! 茅花さんっ!」
「握って? しごいて。いつもみたいに?」
耳をはむはむしながら行為を促す。
立木さんは目をぎゅっと閉じて自分のモノを握った。
「あああっ、茅花さん! んんんっ!」
にちゅにちゅと確かめるみたいに数度上下させると、軽く握っていただけの手をキュッとモノに巻き付け、ターゲットを完全に上部に定めたみたいだ。
親指で鈴口を刺激し、他の指が亀頭とカリをしごく。にゅぶっぎゅちゅっといやらしい音が早い。
「はっはっはっあっあっああっ、茅花さんッイくっ、もうっ、出るッ」
「ダメですよイっちゃ。まだ立木さんが自分でしてるとこ、見てたいので」
「あっあっあっ無理イくッ、お願いっんああっ、茅花さん! 茅花さん!」
両乳首を捻り上げる。ビクビク全身震えてホント気持ち良さそう。
でも駄目ですよ。早すぎでしょ。早漏さんですか?
「手を緩めて? 私も一緒に気持ち良くなりたいなー?」
できたならご褒美があるよと示す。私へのご褒美でもある。これぞwin-win。
「ああああっ、茅花さんっ茅花さん!」
手がキュッと根元で止まり、あごを反らせてブルブルと立木さんが震える。
すごい。ちゃんと我慢してる。偉い。かわいい。
「偉いですね」
頰にちゅっとキスすると、すかさず横を向き唇に食らいついてきた。
私は逃げずにそれを受け入れる。
唇を覆うように大きく食べられて、舌が私の口に侵入してくる。すぐさま私の舌に絡みついてきて、ゾクゾクとした快感がうなじを駆け上がる。
「んあっ、あう……ん、んっ」
淫靡な音を立てて吸われて扱かれてかき回されて、二人の唾液が溢れる。鼻呼吸だけじゃ追いつかなくなって嬌声が漏れ出てしまう。
唇越しに少しニヤつかれたのがわかって、まだ片手だけ届いていた乳首をきゅっと捻り上げる。
「んんんっ」
ビクンッと立木さんの体が跳ねて唇が離れた。
「私が満足するまで、そのエッチな下着姿でオナってください?」
鏡越しに視線を合わせ、もっといやらしくしてみせて、私をその気にさせて?と耳に吐息を吹きかける。
立木さんはとろけた目のままで、はふっと息を漏らすと足をさっきより広めに広げた。
片手を床につき重心も後ろ気味にして、見事な腹筋がさらに盛り上がる。
またくちゅくちゅと手を滑らせる。
「お願い……茅花さん、俺、もう……っ! イきたい……っ!」
「だ~め。もっと、エッチにしてくれないと」
立木さんは切なそうに私を見つめて、手の角度や握り方を変えては声を漏らす。
腰や腹筋がビクビクしているのが本当に良い。
私だってすでに受け入れ態勢は万全だ。だけどこの痴態も見たいのだ。なんというジレンマ。
立木さんが早過ぎるのがイケナイ。うん、きっとそう。
「あっあっ、お願いっ、出したいっ、いっ挿れたいっ、茅花さん、ああっ、出るっ、出るっ、かや、み、美緒さんッ、美緒さんッ、あああああっっ」
名前を呼ばれて鳥肌が立った。嫌なものじゃなくて、快感のやつだ。
立木さんは私の名前を連呼しながら腰を突き上げ手を速めている。
これもう駄目なやつじゃない?
「イっちゃうんですか?」
「ひぐっっっ!」
両乳首を力いっぱいつまみ、肩をかじった。
立木さんはとうとう完全に背中をクッションにつけ、両手で自身の根元を握って、軽いブリッジみたいに腰を何度も突き上げた。
これイってるの?
でも噴き上げてはいない。透明なモノが僅かに飛んでいる程度で。
やがて立木さんは自身から手を離し、ぐったりとしてはぁはぁと息を荒げている。腰は時折ビクついていた。
それに合わせてちっとも萎えていないバキバキのデカイモノが震えている。
「み、美緒さん……、せめてあなたに触れたい……です」
そんなうるうるで言われたら耐えられない。
「立木さんかわいい……。いいですよ――うわっぷっ! んあああああああっっ!!」
立木さんの頭側に座っていた私は、下から脇を持たれて立木さんの上に移動させられた。その慣性でつんのめる。目の前にそそり立つ凶悪なペニス。端的に言えば69である。
間髪入れずにスウェットと下着をはぎ取られ、太ももをがっちりと掴まれてものすごい勢いで舐めしゃぶられる。
為すすべもなく見事な肉体の上で悶えるしかない。そしてこの肉体は、私が多少もがいたくらいじゃビクともしない。
「あっあっだめぇっ、吸っちゃダメぇっ、かんじゃダメぇっ、ああああんっ!」
立木さんは止まらず、私に指を突き立てた。ナカを探り、私がひと際反応を返したところを執拗に攻めてくる。
そこを押すようにしながら細かく指で刺激してきて、外側からは、唇と舌がナカの指めがけて押し付けられる。
快感ポイントががっちりロックオンされて逃げ場がない。
「あっあっあっあっイクッ、イっちゃうっ、あっあっ、ダメッんんんんん~~~っっっ!!」
クリを甘噛みされながら舌で押しつぶされて、ナカからも指で押さえつけられて、私はあっけなくイかされた。
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