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29 俺の方が作り替えられてしまいそうだ
しおりを挟む「なあ、金目的でいいからさ、やらせて下さい、お願いします! 何なら俺からも払う!」
「だからそれって、お金しかメリットないよね!?」
「っだーーーっ! もう! わーったよ! 約束通り3ヶ月で落としゃいいんだろ! お前あんまりな事してっと3ヶ月間閉じ込めるからな!」
「あ、あんまりな事って、な、何だよっ」
もーやだ。なんでこいつにばっかり一喜一憂しなきゃいけねーんだ。マジ頼むよ、元男だろ? 俺の気持ちわかるだろ?
「俺以外になびくんじゃねーって事だよ、絶対他の奴に触らせんじゃねーぞ」
「そんなのある訳ないだろ!」
「どーだか。お前隙だらけだもん。それにたぶん、ネコ科の遺伝子持ちだもん」
「は? ネコ科? 遺伝子?」
「そうだよ。だから余計敏感に出来てる。社会科の人類史、過去の少子化対策の単元でやったろ。
……これもTS検査でわかるはずだぜ」
卵子はおよそ一月に1度排卵されるものだが、ネコ科の遺伝子発現者は違う。
普通、成長できた卵子が排卵され、妊娠がなければ再び卵子を成長させるというサイクルだが、ネコ科の遺伝子持ちは、いつでも排卵できるほど成長させた卵子を、常にいくつも抱えていられる。そして快感を覚えれば覚えるほど排卵率が上がって排出される。
受精卵専門で生涯仕事現役ストレートとか言い切ってる、うちの姉貴なんかもネコ科遺伝子発現者なんじゃないかと思っている。ネコ科遺伝子については学校で習った以上を知らないが、ひなたがそうかもしれないなら調べてみようと思う。
ひなたのためなら、姉貴に頭下げて訊いてみてもいい。当事者にしかわからないことや、TSプログラムみたいに世間に知らされてないことがあるはずだ。
「毎月と言わず、毎日でも受精卵提出できるようにしてやるよ」
すりっとちんこを擦り付ければ、ビクッと反応してきてマジ可愛い。
ひなたは完全に快感を知った。しかも前の感覚とは比較にならないほどの快感を。
大丈夫だ、3ヶ月ある。ゆっくりゆっくり俺を覚えさせればいい。
と、ずっと自分に言い聞かせているんだが、ひなたを前にするとゆっくりなんてできない。毎回俺がひなたを貪ってしまう。俺にばっかりひなたが刻まれている。
TS教育なんて言い訳してるけど、ただの俺好み教育なだけだ。
俺好み教育なんて偉そうに考えてるくせに、俺ばっかりひなたに溺れてて、俺の方が作り替えられてしまいそうだ。
「ひなた、ひなた……好きだよ、好きだ」
拘束していた腕を放して抱きしめる。
腕の中でひなたはビクリと震えたが、振りほどいてきたりはしなかった。
なんなんだよ。好きってなんだ。頼むから確かめさせてくれよ。一発ヤって飽きなければ"好き"なんだろ?
好きだと伝える以外にどうすればいいのかわからない。どうすればひなたに信じてもらえるんだ。
ぐるぐる考えても、結局ここに辿り着く。
体から落とすしかないと。俺から離れられない体にしちまえばいいと。
ちゅ、ちゅと、埋めていた首元からゆっくりとキスをして唇に迫っていく。ひなたはリップ音をさせるたび、ビクビクと反応を返してくれて愛おしくなる。
悶えながら「やめろ」なんて言われて止められる雄がどこにいるんだ。少なくともそれは俺じゃない。
「ちゃんとキスできるようになれ。鼻で呼吸しろ」
唇をおおい舌でひなたの口腔を嬲る。
真珠みたいな歯の一つ一つをゆっくり確かめるように。舌をこすり合わせてくすぐるように。
ひなたはあふあふともがいていたが、大きく舌を突っ込んでやれば、ようやく鼻呼吸を思い出せたらしい。くたりと力が抜け俺のなすがままに嬲られて体をヒクつかせている。
鼻に抜ける嬌声がすこぶるつきにエロい。
ひなたの股を膝で割っているので、ひなたがヒクつくたびにひなのふわふわでドロドロの股間が俺の膝上に当たって水音がする。こすり付けてひなたをイカせたいが、グッと堪える。
ひなたの舌を名残惜しく吸いながら開放する。
「ん、は……」
「ひなじょうず。もう1回……」
今度はゆっくりと顔を近付けても逃げられなかった。ひなたのぽってりになってしまった唇も、半開きにされて待ってくれているかのようだ。
れろ~と舌で舐め上げれば、吐息とともにちろりと舌が顔をのぞかせてたまらない。
すぐに暴走しそうになる思考を叱咤して、ことさらにゆっくりとひなたの唇を貪り続けた。
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