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第63話 守護霊イシュタル
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「あの月子とミランダさんの間に変な線が見える、どうかしたの?」
「あっ、これ理人くん、私とミランダさんが仲良くなった証だよ、そうだよね、ミランダさん」
あれっ月子、ミランダさんが見えるようになったんだ。
会話も出来るのか…
良かった。
『はい、凄く仲良くなったんですよご主人様』
「二人とも凄く絵になるよ、まるで親子みたいだ」
『親子…私そんなに齢にみえるのでしょうか?』
「そんな事無いよ…若くてお綺麗で、ほら月子は子供っぽいから」
「理人くん、私達同い年だよね…ガキっぽいって言いたいのかな?」
「当然ですわ、月子って昔から良く幼く見えましてよ…私みたいに大人っぽくですね」
「何よ釣り目の悪役令嬢が」
「月子…随分と口が悪くなりましたわね…いい加減に」
『あの、喧嘩は止めませんか…それより理人さんにも何やら線が見えますが…』
本当に線が見える、昨日までこんなのはついて無かったのに…
「なんだろう?」
俺はこの線が気になって目で追っていった。
月子にミランダさん、塔子も後をついてきた。
家のすぐそばにいる人物からこの線は繋がっていた。
目の先には…絶世の美女が立っていた。
『何者ですか! 月子さん下がって下さい、凄く強い相手です、私を招き入れて下さい』
何が起きたんだ…ミランダさんと月子が重なって…二人を足した様な容姿になったぞ。
「理人様、なんて不気味な気を放ちますの…ああっこんな時になんでコーネリアもララアもいないんですの」
「不気味? そんな事言ったら失礼じゃないか? こんな美人に」
「美人?」
『ああっ愛しい、愛しい理人様…私は女神イシュタル、貴方様に心から仕える存在でございます』
「そんな邪悪そうな女神がいる訳ないわ、貴方私と同じ様な存在でしょう…それにね私も理人くんもイシュタルに嫌な目にあわされているの…そんなの嘘逆効果よ只じゃ置かないわ」
ミランダさんと月子が合体しているのか?
凄いなこの世界…こんな事も出来るのか…
今はそれどころじゃない…止めないと。
「争うのはやめ…」
「なんじゃ何やら揉めておる用じゃが…なっそいつは敵じゃないのじゃ月子にミランダ、安心して良いぞ」
「これはコーネリア様が悪いですね」
「せめて朝一で報告しないとお兄ちゃんに嫌われちゃいますよ?」
「メアリーにララア後で覚えておくのじゃ…それは敵では無いから安心するのじゃ」
◆◆◆
「俺に守護霊をつけたんですか?」
「うむ、理人おに…違った、まぁお兄ちゃんがジョブやスキルで困っていたようだから、運よく守護霊に出来そうなのが転がっていたのでつけたのじゃ」
《ぷぷっ苦しいいいわけですね》
《あいも変わらず頭は回ってませんね》
《お前ら、後で殺す、覚えていろよ》
「そうなんですか? コーネリアちゃんってそんな事も出来るんだ、凄いね…だけど、この人イシュタルって名乗っているんだけど?」
「それはじゃ、そうじゃその霊はかなりのイシュタル信者でのう…晩年は自分がイシュタルだと信じ込んだ頭が可笑しい霊なのじゃ、まぁちぃと頭は可笑しいが能力は高い、気にしないで欲しいのじゃ」
『違います、私はイシュタルです』
「そう言うことですか? ですが俺は彼女を何て呼べば良いのでしょうか?」
「まぁ、そのままイシュタルと呼んでやってくれ…まぁ信じ切っているから面倒じゃが」
「解りました…それじゃイシュタルさん…これから宜しくお願い致します」
『はい、愛おしい理人様…何でも致しますので、これから私を寵愛して下さいませ』
コーネリアちゃんにも困ったもんだ…俺に守護霊をつけるなんて…
だけど子供なのにこんな事が出来るなんて凄すぎるな。
「あっ、これ理人くん、私とミランダさんが仲良くなった証だよ、そうだよね、ミランダさん」
あれっ月子、ミランダさんが見えるようになったんだ。
会話も出来るのか…
良かった。
『はい、凄く仲良くなったんですよご主人様』
「二人とも凄く絵になるよ、まるで親子みたいだ」
『親子…私そんなに齢にみえるのでしょうか?』
「そんな事無いよ…若くてお綺麗で、ほら月子は子供っぽいから」
「理人くん、私達同い年だよね…ガキっぽいって言いたいのかな?」
「当然ですわ、月子って昔から良く幼く見えましてよ…私みたいに大人っぽくですね」
「何よ釣り目の悪役令嬢が」
「月子…随分と口が悪くなりましたわね…いい加減に」
『あの、喧嘩は止めませんか…それより理人さんにも何やら線が見えますが…』
本当に線が見える、昨日までこんなのはついて無かったのに…
「なんだろう?」
俺はこの線が気になって目で追っていった。
月子にミランダさん、塔子も後をついてきた。
家のすぐそばにいる人物からこの線は繋がっていた。
目の先には…絶世の美女が立っていた。
『何者ですか! 月子さん下がって下さい、凄く強い相手です、私を招き入れて下さい』
何が起きたんだ…ミランダさんと月子が重なって…二人を足した様な容姿になったぞ。
「理人様、なんて不気味な気を放ちますの…ああっこんな時になんでコーネリアもララアもいないんですの」
「不気味? そんな事言ったら失礼じゃないか? こんな美人に」
「美人?」
『ああっ愛しい、愛しい理人様…私は女神イシュタル、貴方様に心から仕える存在でございます』
「そんな邪悪そうな女神がいる訳ないわ、貴方私と同じ様な存在でしょう…それにね私も理人くんもイシュタルに嫌な目にあわされているの…そんなの嘘逆効果よ只じゃ置かないわ」
ミランダさんと月子が合体しているのか?
凄いなこの世界…こんな事も出来るのか…
今はそれどころじゃない…止めないと。
「争うのはやめ…」
「なんじゃ何やら揉めておる用じゃが…なっそいつは敵じゃないのじゃ月子にミランダ、安心して良いぞ」
「これはコーネリア様が悪いですね」
「せめて朝一で報告しないとお兄ちゃんに嫌われちゃいますよ?」
「メアリーにララア後で覚えておくのじゃ…それは敵では無いから安心するのじゃ」
◆◆◆
「俺に守護霊をつけたんですか?」
「うむ、理人おに…違った、まぁお兄ちゃんがジョブやスキルで困っていたようだから、運よく守護霊に出来そうなのが転がっていたのでつけたのじゃ」
《ぷぷっ苦しいいいわけですね》
《あいも変わらず頭は回ってませんね》
《お前ら、後で殺す、覚えていろよ》
「そうなんですか? コーネリアちゃんってそんな事も出来るんだ、凄いね…だけど、この人イシュタルって名乗っているんだけど?」
「それはじゃ、そうじゃその霊はかなりのイシュタル信者でのう…晩年は自分がイシュタルだと信じ込んだ頭が可笑しい霊なのじゃ、まぁちぃと頭は可笑しいが能力は高い、気にしないで欲しいのじゃ」
『違います、私はイシュタルです』
「そう言うことですか? ですが俺は彼女を何て呼べば良いのでしょうか?」
「まぁ、そのままイシュタルと呼んでやってくれ…まぁ信じ切っているから面倒じゃが」
「解りました…それじゃイシュタルさん…これから宜しくお願い致します」
『はい、愛おしい理人様…何でも致しますので、これから私を寵愛して下さいませ』
コーネリアちゃんにも困ったもんだ…俺に守護霊をつけるなんて…
だけど子供なのにこんな事が出来るなんて凄すぎるな。
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