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第68話 楽しい時間
しおりを挟む「おはよう、理人お兄ちゃ…ああっなんで、ナニカ様…違う、なんじゃお前は…理人お兄ちゃん離れるのじゃ」
「なんて気を放っているんでしょう?しかもその姿…何者ですか? 今すぐ…」
確かに姿が違うから驚くよな。
まるで別人なんだから…
「コーネリアちゃん、メアリーさん、彼女はイシュタルさんですよ…まぁ解らないですよね」
「イシュタルじゃと…まるで別人じゃな…何があったのじゃ」
「生まれたての死霊が受肉までして、その姿…どんなカラクリなんですか…私だって数百年掛かったのに…」
「うふふっ、私女神※※※様の眷属になったんですよ! 凄いでしょう! お陰様で女神だった時の力も少しですが取り戻しました、今の私なら…」
(※※※は理人には聞こえていません)
確かに、今のイシュタルは神々しさを感じる。
今迄、痛い人だと思っていたけど全く違う。
「ほぉ~成程のぉ~確かに自信満々じゃな、今のお主ならララアより強いのぉ~下手したら魔王より強いかもしれんのぉ~だが、お前を作ったのは我れじゃ…生意気な「お手」」
「どうかしたのですか? うふふふっ、女神※※※様の眷属になったので貴方の支配を離れたようですね」
「コーネリア様、不味いですよ…」
「別に問題はないわい」
コーネリアちゃんがイシュタルさんの手を握った…なにするんだろう。
「痛いっ、痛い…離して…離しなさい…痛い」
「命令が効かなければ物理で行えば良いのじゃ…まぁお前や魔王より強くても、我れよりは弱いのじゃ、お前はララアや魔王より強いかも知れないが、我れより弱いのじゃ」
子供の遊びかも知れないけど、イシュタルさん痛そうだ。
「コーネリアちゃん…めっ!」
「理人お兄ちゃん」
「コーネリア様、やりすぎですよ! イシュタルさんが可愛そうですよ」
流石はメアリーさんは大人だ。
「なっ、メアリー貴様裏切るのか?」
「理人様、コーネリア様が…」
「余り痛い事はしちゃ駄目だよ」
「理人お兄ちゃん…違うのじゃ」
「駄目ですよ、コーネリア様」
「痛かったです…コーネリアちゃん」
ジト目で二人して見ている、うんうん大人な対応だな。
「違うのじゃ、我れをそんな目で見るでない、イシュタル、メアリー…違うのじゃ、理人お兄ちゃん、そんな目で…」
「大丈夫だよ、コーネリアちゃん、誰も怒ってないから、さぁこれから朝食の準備をするから家にはいろう」
「解った…のじゃ」
立ち止まっている…二人を置いて、俺とイシュタルは家に先に入った。
「我れの支配から外れたか…メアリー覚えておれよ」
「元女神…なかなか手ごわいですね…今、理人様にくっついて居るのはあっちです…敵を見誤っちゃだめです」
「うがぁぁぁっ、凄くメンドクサイのじゃ」
《まぁ、真面な恋愛なんかした事ないのですから仕方ないですね…多分嫉妬なんて殆どした事ないのでしょうから》
◆◆◆
「理人くん…その人誰かな」
「理人様、また増やされたのですか…はぁ凄いですわね」
『この家の住民になるなら私の許可を』
《月子さんも塔子さんも、この姿で怖がらない…何故でしょうか、まるで異形に慣れているとしか思えません》
「この人はイシュタルさんです…女神様の眷属になったので姿が変わったそうです」
「そうですよ…中身は同じなので大丈夫です」
『ちょっと、どうして受肉しているの…コーネリア様に聞いたら、私、まだ数百年は無理って言われたのに…教えて』
「ミランダには無理ですよ…私は『女神』だからです」
『そんな…私は合体すると胸が小さくなって魅力が半分なくなるのを我慢しなくちゃいけないのに…』
「ミランダさん、嫌なら合体しなくて良いのよ…一生ね」
『ごめんなさい…冗談ですよ』
「あなたね…」
「しかし…折角美人だったのに…何故、その様な」
「わわわわっ、駄目、その容姿の事は駄目だよ」
「なんで、そんなにララアさんは焦っているのです、可笑しいですわ」
「ミランダは解るよね…その目は節穴」
『あああっあああっ、その姿は髪が違うから気がつきませんでした…お許し下さい』
「私は眷属になっただけですから気にしないで良いですよ…塔子さん、この姿は、尊い方の姿に似ているのです、元の姿を褒めてくれて嬉しいですが、この姿を罵ってはいけませんよ」
「解りましたわ」
うんうん『まだ死なないで良いし』楽しい時間はまだ続けられる。
この世界は、凄く平和で楽しいな。
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