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43話 勇者SIDE 謝罪必要
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今日は一日完全にお休みにして今後どうするか?
徹底的に話し合う事にした。
今現在、俺達は割り切って付き合っている。
適当に4人で遊び…魔王の討伐が終われば、今後どうするか話し合って決める。
そう決めていた。
良い縁談があればそちらを取り、上手くいかなければそのまま4人でゴールイン。
どっちに転んでも失敗しない様に…そう決めていた。
リヒトが居なくなり、見せつける相手が居なくなるとイチャイチャするのがそんなに楽しくも無い。
まして、お互いが雑用でボロボロで何故か汚くなってしまったお互いに冷めてきたのかも知れない。
あの日、リヒトが言った事をきっかけにお互いの関係は弱くなっていた。
こんなのはもう『愛』ではなく半分打算だ。
だが、俺達勇者パーティは魔王討伐まで離れられない。
だから、こう言う形で話が治まっている。
だったらリヒトをこの輪に入れれば良いのか?
そういう訳にはいかない。
リヒトは生真面目で、好きになった奴には一途だ。
だから、彼奴に行く奴は本音は兎も角、この旅が終わるまでは『彼奴と一途な恋愛』をしないと駄目だ…
「それで誰が行くんだ?」
「カイト、勘違いしないで、誰が行くんじゃなくて『誰をリヒトが好きなのか』それが大事だわ」
「此処に戻らせる条件だからリヒトの権利の方が強いんだよ」
「そうだね」
「そうだな、それじゃフリージア、リダ、ミルカ誰を彼奴が愛していたか解るか? 身に覚えのある奴いる? 手を挙げて」
嘘だろう…3人全員か…
「なんで全員が手を挙げるんだよ…身に覚えがあるのかよ」
「そうね、あそこ迄の私の世話は愛が無ければ出来ないわ」
「家事は全部1人でやってくれていたもんね」
「下着まで洗ってくれていたし…私剣聖で動き回るから…結構服は汗だらけで汚れるから…うん」
そんな事言いだしたら男の俺まで範疇になるぞ…
「好きになれば良いなら、私がやろうか? お芝居とか騙すんじゃなくて…婚約で良いかも」
「リダ、どうしたんだ急に」
「「…」」
「いや考えたんだけど、私って剣聖じゃない? 仕事に困らないし、魔王討伐後に地位を貰うとしたら絶対に戦闘系の地位だと思う…ならリヒトみたいに家事が得意な男と結ばれた方が良いのかも知れない」
「それを言い出したら、賢者の私は詠唱までの時間を稼ぐ前衛が必要だから…私が行っても良いよ」
「私だって聖女だから稼げるし…両方が当てはまるわ」
「三人ともリヒトで良いのか? それで誰が行くんだ」
「カイト、今ちょっと思ったんだけど私達、お互いに必要なのかな…」
「フリージア、一体何を言っているんだ」
「いえね、お互いに『本当にこの人じゃなくちゃ駄目』そういう間じゃないわ…少し前まではそう思っていたけど、今は違うじゃない」
「確かにそうだな」
「確かに私…まぁ今更だよね」
「うん、可笑しくなってきてる…もうバラバラだ」
リヒトからもっと良い縁談が舞い込む…それを知らされてから…
もう、俺達の感情はお互い恋愛では無くなっているのかも知れない。
「だから…どうするんだよ」
「私達じゃもう無理なんじゃないかな?」
「リダ…それは無いわ、リヒトと付き合いのある女は、もう私達以外いないわ」
「私もそう思う…他には居ない筈だよ」
「確かに周りに居る女は私達だけだよ…だけど考えて見な…最後の一線は越えてないけど…友達に抱かれた様な女を恋人にしたいと思う? カイトとそういう関係になっている私達って、リヒトは相手にしたくないんじゃないかな」
「笑いながらの円満離隊…そうね、私達に恋愛としての興味がないからかもね」
「だけど…それじゃどうするの?」
「もう駄目って事かよ」
「違うよ…リヒトにとってカイトは親友で、私達三人は幼馴染…そこは恐らく崩れていないと思う…あそこ迄世話してくれていたんだから大切な存在なのは間違いない筈だよ」
「だから、何が言いたいんだフリージア」
「この際、一旦旅を止めてリヒトに会いに行こう…そして皆で謝ろう…『追い出して悪かった』『私達にはリヒトが必要だって』土下座しても良いかもね…友情、幼馴染その気持ちに縋ったほうが良いんじゃないかな? カイトには悪いけど、リヒトが帰ってきてくれたらカイトとの恋愛もいったん白紙にして、仲良し5人組から始める、それ位しないと不味いと思う…リヒトは多分私達の誰かが好きなのかも知れない…いや多分好きな筈だよ…だけど『傷つけた相手』でもあるから嫌われているのも本当だから…『謝罪』そこから始めるしかないと思うけど…どうかな」
「フリージアの言う事は解るよ、だけどちゃんとリヒトを愛する人間は必要だと思う…もし許して貰えても、また孤立させたら…次はもう終わりだよ」
「そうだね…誰が、それは旅の途中で考えれば良いんじゃないかな? たどり着くまで時間は沢山あるから…取り敢えず今は、迎えに行こう」
「そうだな、善は急げだ…取り敢えずはすぐに追いかけよう」
こうして俺達は旅を止めてリヒトを追いかける事にした。
徹底的に話し合う事にした。
今現在、俺達は割り切って付き合っている。
適当に4人で遊び…魔王の討伐が終われば、今後どうするか話し合って決める。
そう決めていた。
良い縁談があればそちらを取り、上手くいかなければそのまま4人でゴールイン。
どっちに転んでも失敗しない様に…そう決めていた。
リヒトが居なくなり、見せつける相手が居なくなるとイチャイチャするのがそんなに楽しくも無い。
まして、お互いが雑用でボロボロで何故か汚くなってしまったお互いに冷めてきたのかも知れない。
あの日、リヒトが言った事をきっかけにお互いの関係は弱くなっていた。
こんなのはもう『愛』ではなく半分打算だ。
だが、俺達勇者パーティは魔王討伐まで離れられない。
だから、こう言う形で話が治まっている。
だったらリヒトをこの輪に入れれば良いのか?
そういう訳にはいかない。
リヒトは生真面目で、好きになった奴には一途だ。
だから、彼奴に行く奴は本音は兎も角、この旅が終わるまでは『彼奴と一途な恋愛』をしないと駄目だ…
「それで誰が行くんだ?」
「カイト、勘違いしないで、誰が行くんじゃなくて『誰をリヒトが好きなのか』それが大事だわ」
「此処に戻らせる条件だからリヒトの権利の方が強いんだよ」
「そうだね」
「そうだな、それじゃフリージア、リダ、ミルカ誰を彼奴が愛していたか解るか? 身に覚えのある奴いる? 手を挙げて」
嘘だろう…3人全員か…
「なんで全員が手を挙げるんだよ…身に覚えがあるのかよ」
「そうね、あそこ迄の私の世話は愛が無ければ出来ないわ」
「家事は全部1人でやってくれていたもんね」
「下着まで洗ってくれていたし…私剣聖で動き回るから…結構服は汗だらけで汚れるから…うん」
そんな事言いだしたら男の俺まで範疇になるぞ…
「好きになれば良いなら、私がやろうか? お芝居とか騙すんじゃなくて…婚約で良いかも」
「リダ、どうしたんだ急に」
「「…」」
「いや考えたんだけど、私って剣聖じゃない? 仕事に困らないし、魔王討伐後に地位を貰うとしたら絶対に戦闘系の地位だと思う…ならリヒトみたいに家事が得意な男と結ばれた方が良いのかも知れない」
「それを言い出したら、賢者の私は詠唱までの時間を稼ぐ前衛が必要だから…私が行っても良いよ」
「私だって聖女だから稼げるし…両方が当てはまるわ」
「三人ともリヒトで良いのか? それで誰が行くんだ」
「カイト、今ちょっと思ったんだけど私達、お互いに必要なのかな…」
「フリージア、一体何を言っているんだ」
「いえね、お互いに『本当にこの人じゃなくちゃ駄目』そういう間じゃないわ…少し前まではそう思っていたけど、今は違うじゃない」
「確かにそうだな」
「確かに私…まぁ今更だよね」
「うん、可笑しくなってきてる…もうバラバラだ」
リヒトからもっと良い縁談が舞い込む…それを知らされてから…
もう、俺達の感情はお互い恋愛では無くなっているのかも知れない。
「だから…どうするんだよ」
「私達じゃもう無理なんじゃないかな?」
「リダ…それは無いわ、リヒトと付き合いのある女は、もう私達以外いないわ」
「私もそう思う…他には居ない筈だよ」
「確かに周りに居る女は私達だけだよ…だけど考えて見な…最後の一線は越えてないけど…友達に抱かれた様な女を恋人にしたいと思う? カイトとそういう関係になっている私達って、リヒトは相手にしたくないんじゃないかな」
「笑いながらの円満離隊…そうね、私達に恋愛としての興味がないからかもね」
「だけど…それじゃどうするの?」
「もう駄目って事かよ」
「違うよ…リヒトにとってカイトは親友で、私達三人は幼馴染…そこは恐らく崩れていないと思う…あそこ迄世話してくれていたんだから大切な存在なのは間違いない筈だよ」
「だから、何が言いたいんだフリージア」
「この際、一旦旅を止めてリヒトに会いに行こう…そして皆で謝ろう…『追い出して悪かった』『私達にはリヒトが必要だって』土下座しても良いかもね…友情、幼馴染その気持ちに縋ったほうが良いんじゃないかな? カイトには悪いけど、リヒトが帰ってきてくれたらカイトとの恋愛もいったん白紙にして、仲良し5人組から始める、それ位しないと不味いと思う…リヒトは多分私達の誰かが好きなのかも知れない…いや多分好きな筈だよ…だけど『傷つけた相手』でもあるから嫌われているのも本当だから…『謝罪』そこから始めるしかないと思うけど…どうかな」
「フリージアの言う事は解るよ、だけどちゃんとリヒトを愛する人間は必要だと思う…もし許して貰えても、また孤立させたら…次はもう終わりだよ」
「そうだね…誰が、それは旅の途中で考えれば良いんじゃないかな? たどり着くまで時間は沢山あるから…取り敢えず今は、迎えに行こう」
「そうだな、善は急げだ…取り敢えずはすぐに追いかけよう」
こうして俺達は旅を止めてリヒトを追いかける事にした。
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