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神々の決着...神の愛し方
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【創造神SIDE】
流石にどんな存在か捨て置けないから鑑定してみた。
「なんなんだ、これは...」
不味いぞ、これ《上位神界》だと..
この世界の人間にとって我々は神だ。
神にとっての神は何か?
それは自分達より上位の世界に存在する存在=それが神だ。
つまり、ルディウス様は我々にとっても《神》になる。
しかも、どれ程上の神か解らない。
神託を望み、神に祈ってみた。
《女神ワイズ》《天使長 ハービア》《武神マルス》とは何者なのか...
なかなか神託は降りてこない。
暫くして神託が降りて来たら...我々が頼る上位の神のそのまた上の神が「雲の上の神だ」
そう言われたそうだ。
つまり...我々とは雲泥の差がある事だけは解る。
そして、上位神の言う事には「我々にとっての上位神が、くれぐれも彼を不幸にしないようにと頼まれたそうだ」
何を言いたいのかと言えば、我々所か、更に上位の神でも《顔すら見れない》その位の差があるらしい。
封印が解ける前ならいざ知らず、今のルディウス様に出来ない事等無いだろう。
しかし、何であれ程の存在が...言っては何だが、あんな人生を歩んでいたんだ。
最初から教えて貰えていれば、イストリアは確実に勇者に選んだろうし、それこそ大国の王子の第一子に生まれるようにして、神々の祝福を与えた。
何が何だか解らない。
そしてどうすれば良いのかも解らない。
神界ではなく人間界に産まれた...どうすれば、良いんだ?
不老不死だから此処に来ないで人の世界で暮らすのか。
それとも後にこちらに来るのか...全く解らない。
まぁ...良い、人界に居る間は幸せに過ごせるように、快適に...やる意味無いな。
此処に来たら、創造神を引退して後は任せよう...
上位の神の考えなど...我には解らぬし。
【邪神と創造神SIDE】
「創造神様、またイストリア側が何か不正をしたようだ」
見る影も無いな、まぁ一つの世界の信仰を完璧に奪われたのだ弱体しても可笑しくない。
「それで、どんな不正をしたというのだ」
「それは」
まぁ、信仰を奪われた時点でもうその世界は見えないだろう。
「説明は出来ないよな...お前は負けたんだ!」
「そんな訳は」
「お.ま.え.は.ま.け.た.ん.だ...そんな事も解らないのか」
「そんな訳は無い」
「ハァ~仕方ない教えてやる...元天使長の堕天使も武神も、天使に負けた、そして天使は神になり、魔族に君臨...その結果もうあの世界とお前のリンクは切れた、そんな所じゃな」
「そんな冗談を」
「冗談ではない、神が降臨している以上、あの世界はイストリアの勝ち、不死なのだからもう逆転はない」
「それじゃ、私はどうすれば良いのですか?」
「さぁ? 何処か別の世界に行くしかないが、もう神格も保てないのではないか? 今のお前を信仰してくれるような世界は無いだろう」
「...」
「まぁ、上級悪魔迄落ちてやり直した方がよかろう」
「...天使長に武神に天使...全部、これは女神側じゃないか? 何故こんな思いをしなければならない」
「お前..今更だな、何で気がついた時に言わなんだ! そうすれば、天使長と武神の排除は出来た、女神側からは出来なくても邪神側から言えば出来た、だが味方だから排除しなかった、お前の判断ミスだな」
「それにしても、これはあんまりだ、神から落とされた邪神など、今迄は無かった...完全に一方的にならない様に調整して」
「はぁ~聞こえんな」
「中立」
「聞こえんな」
「おい」
「煩いな、おまえは、ま.け.た.ん.だ...神の能力の無い者は此処には要らぬ、とっとと出て行け」
「だが、これは女神側が」
「だから、何でその時に言わなかった! 自分の味方そう判断したから、そのままにしたんだろうが、そこからイストリアは文句を言わずに...挽回した、それだけの事だ」
「一生恨んでやる、呪ってやる」
「創造神に向って、仕方ないお前は廃棄だ...」
「そんな、今のは口が滑って」
「いや決めた、滅びよ」
「こんなのって...そんな」
ルディウス様に何かされてこちらのせいにされたら困る。
後の遺恨を考えたらこれで良かったのかも知れない。
【女神イストリア SIDE】
凄い、凄い、凄い、あんなに手こずったこの世界も《女神側の勝利》で終わったわ。
さてと、神託でも降ろそうかしら。
《敬虔なる我が信徒よ...我が天使ルディウスが天使から神になりました》
《そして、魔族側の神になり、これから先は恐らく和平交渉になるでしょう》
《これからは争いの無い世界になると思います...もう誰もが傷つかない本当の平和が約束された世界です》
《真の平和が訪れたこの瞬間、この時を祝いましょう》
その声が世界中に流れると空には虹が掛かり、晴れなのに雨が降った。
その雨が体に触れると病気やけが治った。
「これは聖水だ...奇跡だ」
「女神様からの祝福の雨だ」
「恵の雨だ」
暫くすると又声が聞こえてきた。
《この世界は神であるルディウスに暫くの間預ける事とします...ルディウスは神、そしてゆくゆくは天界に上り、私と世界を治めるべき方なのです...私を信仰するようにルディウスを信仰なさい...そして困った事があればルディウスに祈るのです...きっと救って下さるでしょう》
その声が人界だけでなく、魔族界まで全部聞こえた。
恵の雨は魔族側に振り注いだ。
人族より、荒れた土地ばかりの魔族の地には緑が息吹、本来は魔族には毒である聖水が癒しの水になり降り注ぐ。
「女神イスタリア様も本当はこんなにも慈悲深い方だったのか」
「あの邪神が全て悪かったのだ、生贄まで取って、憎しみしかないわ」
「騙され続けたこの恨み忘れぬ」
「これからはルディウス様やイスタリア様がこの世界を治めてくれるそうだ...これで真の平和が訪れることだろうな」
「「「「「ルディウス様万歳」」」」」
「「「「「イスタリア様万歳」」」」」
魔族の方からも歓声が上がる。
【魔王、ルディウス ラファェルSIDE】
暫く、俺は魔王城に滞在していた。
居心地が凄く良いが....
「成程、ルディウス様は女神イストリア様の伴侶になられる方だったのですね」
いや、俺は女神イスタリアとはそんな関係に無い筈だ。
元々、この世界の住民の俺がそんな感情もつ訳が無い。
信仰する神を《そう言う対象に》見れる訳が無い。
だが、女神がそう言ってしまった以上は否定も出来ない。
人間の世界は一神教だ...その女神に全人類相手に恥などかかせられない。
「そうみたいだな」
「そうみたいだなって他人事に聞こえますが」
「俺は神として覚醒したばかりなのか...記憶が虫食いなんだ」
「その様な事が」
「ああっだから《神》として解らない事ばかりだ」
ラファエルとトールと戦った後に少しずつ変な記憶が蘇ってきた。
だが、これは...多分、俺を可愛がってくれていた人の記憶だ。
俺は、家族に愛されていないと思っていた。
アマンダは俺を本当に愛してくれてはいたが、あれは息子に対する愛ではない。
大好きな惚れた男への愛だ。
だが、俺にこの能力をくれた人達は違う。
純粋に一人の子供として俺を愛してくれていた。
《ママ》か...俺にもちゃんと愛してくれていた家族が居たんだな。
何だか恥ずかしいな。
「それなら、暫くお休みになられた方が良いと思います...どうぞ寝所でゆっくりなさって下さい」
寝所に入ると...
「何でラファエルが居るんだ?」
「私は貴方に仕える天使ですよ? 他の女に寵愛を与えておいて私にはないんですか?」
「いや、今日は本当に疲れているんだ」
「そうですか...それじゃ今日は...何て言うと思います?」
何だか様子がおかしい。
「死人すら蘇らせる神が疲れる訳無いじゃないですか? それでも疲れている何て嘘つくなら...《天使の癒し》これで大丈夫ですね」
確かに逃げようが無いな...人で無い俺には。
「そうだな」
そう言うとラファエルが俺に抱き着いてきた。
「ふあぁぁぁぁぁ...何これ、こんなのは知らない、あっあつ..あああああああっ」
俺はまだ何もしていない。
ただ見つめるだけでも...
「あああああっ、体が体が溶けちゃう..熱い熱いの...ハァハァハァ、こんなのってこんなのって」
本当に何もしていない。
だが、俺にも何故か快感が襲ってきた。
多分、これは...普通じゃない。
今迄に女を抱いた感覚の数百倍の快楽が体に感じる。
だがラファエルはそれ以上に大変な事になっていた。
眼はハートマークが浮かぶんじゃないかと思う程にとろーんとしている。
口からは涎を垂れ流し、股間からは女として見せたら終わる位の液体が流れていて...体から汗が噴き出ている。
そんな状態で俺に抱き着き...股間を俺の腕に擦っている。
見た感じ、まるで盛りのついた犬だ。
引きはがそうとすると泣きそうな顔になるので《そのまま》にした。
断じて俺は何もしていない。
服も脱がしていないし、胸すら揉んでいない。
ひとしきり快感を貪ると、ラファエルはそのまま気を失ってしまった。
何だこれ....
「本当に申し訳ございません」
ラファェルは顔を真っ赤にして土下座していた。
「いや、怒ってないし謝ることじゃない...それなりに俺も気持ち良かったし」
「そういって貰えるとたすかりますわ、私、ルディウス様が高位の存在と言うのを忘れていました」
「どういう事?」
ラファエルの話では高位の存在になればなるほど、愛の営みが省略されるそうだ。
そして神ともなれば《見つめ合いだけで》人間のSEX以上の快感を得られるらしい。
だけど、それじゃ《本当の行為》をしたらどうなるんだ。
信じられないな。
俺は愛おしい気持ちを込めてラファエルを見つめた。
「そんな、ルディウス様...駄目です、だからそんな...ああああああっ本当にああっ...あああっ」
お芝居と言う事は無いようだ。
「ハァハァハァ...あああっああああん、あっハァハァ」
とうとう涎を垂らし鼻血を出してヘナヘナと座り込んでしまった。
「悪い、本当だったんだな」
「ハァハァ、ルデイウス様酷い...こんな弄ぶなんて...でも幾らでも私を使って...下さい」
そのまま気を失ってしまった。
ようやく解った。
これが恐らくは《神の愛》自分の記憶の中にもあった。
だけど...これからどういう風に女を愛したら良いんだ。
流石にどんな存在か捨て置けないから鑑定してみた。
「なんなんだ、これは...」
不味いぞ、これ《上位神界》だと..
この世界の人間にとって我々は神だ。
神にとっての神は何か?
それは自分達より上位の世界に存在する存在=それが神だ。
つまり、ルディウス様は我々にとっても《神》になる。
しかも、どれ程上の神か解らない。
神託を望み、神に祈ってみた。
《女神ワイズ》《天使長 ハービア》《武神マルス》とは何者なのか...
なかなか神託は降りてこない。
暫くして神託が降りて来たら...我々が頼る上位の神のそのまた上の神が「雲の上の神だ」
そう言われたそうだ。
つまり...我々とは雲泥の差がある事だけは解る。
そして、上位神の言う事には「我々にとっての上位神が、くれぐれも彼を不幸にしないようにと頼まれたそうだ」
何を言いたいのかと言えば、我々所か、更に上位の神でも《顔すら見れない》その位の差があるらしい。
封印が解ける前ならいざ知らず、今のルディウス様に出来ない事等無いだろう。
しかし、何であれ程の存在が...言っては何だが、あんな人生を歩んでいたんだ。
最初から教えて貰えていれば、イストリアは確実に勇者に選んだろうし、それこそ大国の王子の第一子に生まれるようにして、神々の祝福を与えた。
何が何だか解らない。
そしてどうすれば良いのかも解らない。
神界ではなく人間界に産まれた...どうすれば、良いんだ?
不老不死だから此処に来ないで人の世界で暮らすのか。
それとも後にこちらに来るのか...全く解らない。
まぁ...良い、人界に居る間は幸せに過ごせるように、快適に...やる意味無いな。
此処に来たら、創造神を引退して後は任せよう...
上位の神の考えなど...我には解らぬし。
【邪神と創造神SIDE】
「創造神様、またイストリア側が何か不正をしたようだ」
見る影も無いな、まぁ一つの世界の信仰を完璧に奪われたのだ弱体しても可笑しくない。
「それで、どんな不正をしたというのだ」
「それは」
まぁ、信仰を奪われた時点でもうその世界は見えないだろう。
「説明は出来ないよな...お前は負けたんだ!」
「そんな訳は」
「お.ま.え.は.ま.け.た.ん.だ...そんな事も解らないのか」
「そんな訳は無い」
「ハァ~仕方ない教えてやる...元天使長の堕天使も武神も、天使に負けた、そして天使は神になり、魔族に君臨...その結果もうあの世界とお前のリンクは切れた、そんな所じゃな」
「そんな冗談を」
「冗談ではない、神が降臨している以上、あの世界はイストリアの勝ち、不死なのだからもう逆転はない」
「それじゃ、私はどうすれば良いのですか?」
「さぁ? 何処か別の世界に行くしかないが、もう神格も保てないのではないか? 今のお前を信仰してくれるような世界は無いだろう」
「...」
「まぁ、上級悪魔迄落ちてやり直した方がよかろう」
「...天使長に武神に天使...全部、これは女神側じゃないか? 何故こんな思いをしなければならない」
「お前..今更だな、何で気がついた時に言わなんだ! そうすれば、天使長と武神の排除は出来た、女神側からは出来なくても邪神側から言えば出来た、だが味方だから排除しなかった、お前の判断ミスだな」
「それにしても、これはあんまりだ、神から落とされた邪神など、今迄は無かった...完全に一方的にならない様に調整して」
「はぁ~聞こえんな」
「中立」
「聞こえんな」
「おい」
「煩いな、おまえは、ま.け.た.ん.だ...神の能力の無い者は此処には要らぬ、とっとと出て行け」
「だが、これは女神側が」
「だから、何でその時に言わなかった! 自分の味方そう判断したから、そのままにしたんだろうが、そこからイストリアは文句を言わずに...挽回した、それだけの事だ」
「一生恨んでやる、呪ってやる」
「創造神に向って、仕方ないお前は廃棄だ...」
「そんな、今のは口が滑って」
「いや決めた、滅びよ」
「こんなのって...そんな」
ルディウス様に何かされてこちらのせいにされたら困る。
後の遺恨を考えたらこれで良かったのかも知れない。
【女神イストリア SIDE】
凄い、凄い、凄い、あんなに手こずったこの世界も《女神側の勝利》で終わったわ。
さてと、神託でも降ろそうかしら。
《敬虔なる我が信徒よ...我が天使ルディウスが天使から神になりました》
《そして、魔族側の神になり、これから先は恐らく和平交渉になるでしょう》
《これからは争いの無い世界になると思います...もう誰もが傷つかない本当の平和が約束された世界です》
《真の平和が訪れたこの瞬間、この時を祝いましょう》
その声が世界中に流れると空には虹が掛かり、晴れなのに雨が降った。
その雨が体に触れると病気やけが治った。
「これは聖水だ...奇跡だ」
「女神様からの祝福の雨だ」
「恵の雨だ」
暫くすると又声が聞こえてきた。
《この世界は神であるルディウスに暫くの間預ける事とします...ルディウスは神、そしてゆくゆくは天界に上り、私と世界を治めるべき方なのです...私を信仰するようにルディウスを信仰なさい...そして困った事があればルディウスに祈るのです...きっと救って下さるでしょう》
その声が人界だけでなく、魔族界まで全部聞こえた。
恵の雨は魔族側に振り注いだ。
人族より、荒れた土地ばかりの魔族の地には緑が息吹、本来は魔族には毒である聖水が癒しの水になり降り注ぐ。
「女神イスタリア様も本当はこんなにも慈悲深い方だったのか」
「あの邪神が全て悪かったのだ、生贄まで取って、憎しみしかないわ」
「騙され続けたこの恨み忘れぬ」
「これからはルディウス様やイスタリア様がこの世界を治めてくれるそうだ...これで真の平和が訪れることだろうな」
「「「「「ルディウス様万歳」」」」」
「「「「「イスタリア様万歳」」」」」
魔族の方からも歓声が上がる。
【魔王、ルディウス ラファェルSIDE】
暫く、俺は魔王城に滞在していた。
居心地が凄く良いが....
「成程、ルディウス様は女神イストリア様の伴侶になられる方だったのですね」
いや、俺は女神イスタリアとはそんな関係に無い筈だ。
元々、この世界の住民の俺がそんな感情もつ訳が無い。
信仰する神を《そう言う対象に》見れる訳が無い。
だが、女神がそう言ってしまった以上は否定も出来ない。
人間の世界は一神教だ...その女神に全人類相手に恥などかかせられない。
「そうみたいだな」
「そうみたいだなって他人事に聞こえますが」
「俺は神として覚醒したばかりなのか...記憶が虫食いなんだ」
「その様な事が」
「ああっだから《神》として解らない事ばかりだ」
ラファエルとトールと戦った後に少しずつ変な記憶が蘇ってきた。
だが、これは...多分、俺を可愛がってくれていた人の記憶だ。
俺は、家族に愛されていないと思っていた。
アマンダは俺を本当に愛してくれてはいたが、あれは息子に対する愛ではない。
大好きな惚れた男への愛だ。
だが、俺にこの能力をくれた人達は違う。
純粋に一人の子供として俺を愛してくれていた。
《ママ》か...俺にもちゃんと愛してくれていた家族が居たんだな。
何だか恥ずかしいな。
「それなら、暫くお休みになられた方が良いと思います...どうぞ寝所でゆっくりなさって下さい」
寝所に入ると...
「何でラファエルが居るんだ?」
「私は貴方に仕える天使ですよ? 他の女に寵愛を与えておいて私にはないんですか?」
「いや、今日は本当に疲れているんだ」
「そうですか...それじゃ今日は...何て言うと思います?」
何だか様子がおかしい。
「死人すら蘇らせる神が疲れる訳無いじゃないですか? それでも疲れている何て嘘つくなら...《天使の癒し》これで大丈夫ですね」
確かに逃げようが無いな...人で無い俺には。
「そうだな」
そう言うとラファエルが俺に抱き着いてきた。
「ふあぁぁぁぁぁ...何これ、こんなのは知らない、あっあつ..あああああああっ」
俺はまだ何もしていない。
ただ見つめるだけでも...
「あああああっ、体が体が溶けちゃう..熱い熱いの...ハァハァハァ、こんなのってこんなのって」
本当に何もしていない。
だが、俺にも何故か快感が襲ってきた。
多分、これは...普通じゃない。
今迄に女を抱いた感覚の数百倍の快楽が体に感じる。
だがラファエルはそれ以上に大変な事になっていた。
眼はハートマークが浮かぶんじゃないかと思う程にとろーんとしている。
口からは涎を垂れ流し、股間からは女として見せたら終わる位の液体が流れていて...体から汗が噴き出ている。
そんな状態で俺に抱き着き...股間を俺の腕に擦っている。
見た感じ、まるで盛りのついた犬だ。
引きはがそうとすると泣きそうな顔になるので《そのまま》にした。
断じて俺は何もしていない。
服も脱がしていないし、胸すら揉んでいない。
ひとしきり快感を貪ると、ラファエルはそのまま気を失ってしまった。
何だこれ....
「本当に申し訳ございません」
ラファェルは顔を真っ赤にして土下座していた。
「いや、怒ってないし謝ることじゃない...それなりに俺も気持ち良かったし」
「そういって貰えるとたすかりますわ、私、ルディウス様が高位の存在と言うのを忘れていました」
「どういう事?」
ラファエルの話では高位の存在になればなるほど、愛の営みが省略されるそうだ。
そして神ともなれば《見つめ合いだけで》人間のSEX以上の快感を得られるらしい。
だけど、それじゃ《本当の行為》をしたらどうなるんだ。
信じられないな。
俺は愛おしい気持ちを込めてラファエルを見つめた。
「そんな、ルディウス様...駄目です、だからそんな...ああああああっ本当にああっ...あああっ」
お芝居と言う事は無いようだ。
「ハァハァハァ...あああっああああん、あっハァハァ」
とうとう涎を垂らし鼻血を出してヘナヘナと座り込んでしまった。
「悪い、本当だったんだな」
「ハァハァ、ルデイウス様酷い...こんな弄ぶなんて...でも幾らでも私を使って...下さい」
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