『異世界は貧乳が正義でした』~だから幼馴染の勇者に追放されても問題がない~ざまぁ? しませんよ!マジで!

石のやっさん

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第36話 修羅場⑧ この世界の男は…

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取り敢えずは明日だな。

「それじゃリヒト帰ろうか?」

そう言うとエルザは俺の腕に腕を絡めてきた。

本来ならプニプニした心地よい感触が味わえる筈なのだが、サラシのせいで固い感触しかない。

これは、これでまぁ嬉しいんだけど。

んっ? 帰ろうか?

「エルザ、帰ろうかって?」

「嫌だなぁ、僕とリヒトは今日から一緒に暮らすんじゃないか?もしかして忘れていたのかな? うん実質あれはプロポーズだよね?」

「いきなり今日から…なのか?」

「こう言うのは早い方が良いんだよ! まさか嫌とか言わないよね?嘘じゃ無いよね!」

『一緒に暮らすか?』

そう言ったのは俺だな。

だが、さっき話したばかりで今日から…とは思わなかったな。

「まぁ良いか…ガイアの所には皆報告して無いけど良いのかな」

「この状況で、報告は無理だよ! 流石に勇者のガイアでも1人で魔王とは戦えないからね、どうせ宿屋に居るから大丈夫だよ!」

「まぁ確かにな…1日だけだし放っておくか?」

「そうそう、頭冷やさせた方が良いよ?」

問題はアイカとエルザだ。

話もする前にいきなり合わせるんだ…一騒動位は覚悟が必要だな。

◆◆◆

「リヒトさん…なんで横に剣聖様が居るんですか? もしかして、私の事からかっていたんですか? 腕迄組んで…恋人がいるのに私にあんな事言って…酷いですよ…今迄デートしていたんですよね? だからこんな遅くに帰って来たんですよね?私を騙して楽しいですか…そんな美乳で可愛い恋人が要るのに…グスッ、ヒクッ、スンスン化け乳女を好きになるわけ無いですよね…私、馬鹿みたいですね…あはっ本当に馬鹿ですね…」


ヤバい、アイカが泣きだした。

「任せてリヒト! 僕の事は知っているよね! はじめましてアイカちゃん…リヒトの『夫』になったんだよ!宜しくね」

「やっぱりそうじゃないですか? リヒトさんの嘘つき…馬鹿ぁぁぁぁー-っ」

アイカの目からは大きな涙がぽろぽろと流れ落ちていた。

「ちょっと待って!アイカちゃん、僕は君の恋人にもなるつもりで此処に来たんだ!話を聞いて!」

アイカが俺の方を見て口をパクパクさせている。

傍から見ていてもうん、何を言っているのか解らない。

「まぁ話を聞いてくれ…」

「解りましたが…私が恋人ってどういう意味でしょうか?」

「それは余り気にしなくて良いが、エルザは『男より女が好き』なんだ…あと此奴はアイカが思っている程カッコ良くない…『残念剣聖』なんだ」

「リヒト…それは余りに酷いよ! アイカちゃん違うよ!僕はカッコ良い『麗しの剣聖エルザ』だからね」

世間ではそう言われているが…放って置くと宿屋なのに汚部屋にしてしまうし…料理をやらせれば塩味ワイルド。

俺からしたら変人の『残念系』の人間だな。

「あの…今の話から考えると…剣聖様はリヒトさんの『嫁』じゃなくて『夫』でしかも…私と恋人関係になりたい…そう聞こえるのですが…私の聞き間違いでしょうか?」

聞き間違いじゃないのが怖いな。

「うんうん、それで間違いないよ! 僕はね、男の子以上に女の子が好きなんだよね! まぁリヒトは別格で1番好きなんだけど…それでアイカちゃんとも仲良くしたいな…そう思ったの、駄目かな?」

「駄目じゃありませんが…私はノーマルで好きなのは男性ですよ…それに幾ら剣聖様が」

「エルザで良いよ!」

「幾らエルザ様が女好きでも…私は醜い『化け乳』ですよ…誰も相手にしない位ブサイクで醜い『化け乳女』なんです…そんな女相手なんてするわけ無いですよ…」

「そんなの気にしないよ…ほれっ! 僕も同じだよ!」

そう言いながらエルザは服を脱いでサラシをほどき始めた。

「嘘…エルザ様も『化け乳』なんですね…私程じゃないですが…」

「そうなんだよね! 僕も化け乳なんだよ! だけどねリヒトはそんな化け乳の僕でも受け入れてくれたから、僕もねリヒトを『嫁』にする気なんだ…勿論、アイカちゃんも『嫁』として扱うから、受け入れてくれないかな」

「あの…私は化け乳ですが…そっちはノーマルですよ?変態じゃありません! そうですね姉妹みたいな関係じゃ駄目ですか?一緒に暮らすのも…そのリヒトさんを一緒に好きになるのは…問題ありませんから…」

しかし、エルザもさっきから上半身裸で大きな胸がタプタプ動いていて目のやり場に困るな。

「そう? それは残念だなぁ~だけどまぁ『今は良いや』取り敢えず僕もそれで良いよ…だけど? それは脱いじゃおうか?」

いきなりエルザがアイカの服に手を掛けたぞ…なにするんだ?

「きゃぁぁぁぁ――っ!エルザ様止めて下さい!」

「アイカちゃんは試してみたくない? 本当にリヒトが『化け乳』を嫌いじゃないのかどうか? さっきから僕の胸から目を逸らして見てくれないんだよね? 嫌いじゃ無いなら『ちゃんと見れる筈なんだ』だから、僕だけじゃなくアイカちゃんも一緒に見て貰おう…本当に気にならないのかどうかさぁ…」

アイカは服をエルザに剝かれてしまい…大きなメロンの大きさの胸がポロンと剥き出しになった。

「ううっ…そう言う事なら…リヒトさん、目を逸らさずにちゃんと見て下さい」

目の前で大きな物体4つが丸見えになっている。

本能でつい目を逸らしてしまう。

「リヒトはこの化け乳が気にならないんだよね? なら何で目を逸らすの? 嫌いじゃ無いなら僕の方見られるよね!」

「リヒトさん、なんで私からも目を逸らすんですか! 本当は化け乳なんて醜い物見たくないんじゃないですか?」

「何度も言うが、俺はその…大きな胸が嫌いじゃない、寧ろ好きだ…だが見ていると触りたくなるから、見ないようにしているだけなんだよ…柔らかくて触ると気持ちよさそうだから…悪い」

「へぇ~リヒトそうなんだ」

「リヒトさん…そうなんですか」

なんで二人して目を合わせて頷いているんだ。

「なんだ、そういう事なんだ…へぇ~リヒトは僕のこれ触りたいんだ」

「リヒトさん、そうだったんですか? そうならそう言って下さい」

そう言いながら二人は俺の手を掴み自分の胸にあてがった。

「良いよ、じゃんじゃん触って」

「何時でも好きなだけ触って下さい」

折角我慢していたのにな…

此処で我慢して断ったらまた泣くかも知れないし…


「それじゃ遠慮なく…そうするよ」

「ちょっとリヒト…そんな、あっなっあん」

「リヒトさん、そのなんだか胸があっ変ですあっあっあん」

しかし、こんな触り心地が良い物を『気持ち悪い』なんて、この世界の男は絶対に損しているよな。

俺は優しく二人の大きな胸を揉み続けた。





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