『異世界は貧乳が正義でした』~だから幼馴染の勇者に追放されても問題がない~ざまぁ? しませんよ!マジで!

石のやっさん

文字の大きさ
48 / 85

第48話 セカンド

しおりを挟む


しかし、この下着カビ迄生えかかっているじゃないか?

マリアンもリラも母親はあそこ迄家事が出来るのに…

勇者パーティという運命が悪いんだな。

おかげで親が家事や一般常識を教える時間が無かったんだ…きっと。

「リヒト、なんで下着なんて洗っているのさ」

「いや、二人のお世話もする、そういう約束だからな!」

「リヒトさんは女物の下着を洗うのに抵抗が無いんですか?」

「そうだな…アイカとエルザのは少し抵抗はあるが、この二人のに限っては無いな!」

まぁ、娘の下着を洗っている哀愁漂う親父…そういう感覚ならあるが、それだけだ。

「リヒト、僕とアイカのには抵抗があるって…酷い、どうせ僕なんて化け乳だよ…」

「やはりリヒトさんも普通のお乳が好きなんですね…どうせ私なんか」

何でも胸のせいにするのは止めて欲しい。

「違うよ! 好きでも無い人の下着なんて只の汚れた布だからな…好きな人の場合は…身に着けていた物という思いがあるから…少しは照れがある…」

「はははっ、僕も下着位は自分で洗おうかな」

「私もそうします…」

「余り気にしないで良いよ? あくまで少しだから」

そう言いながらパンツが皴にならない様に伸ばして干している俺をアイカとエルザは恥ずかしそうに見ていた。

最近、こう言う照れた顔を見るのも…新鮮で楽しい…そう思える様になったんだ。

◆◆◆

洗濯が終わり干し終わった俺は冒険者ギルドに来ている。

別に依頼を受けるわけじゃ無い。

ただ、話したい相手が居たからだ。


その相手が今この街に来ている情報を掴んだからだ。

『オークマンセカンド』

あの伝説の奴隷ハーレムで暮らし、奴隷の女性に囲まれ楽しく生きて死んでいった男オークマン。

そして、その字(あざな)を貰った二代目。

ちなみに血の繋がりはない。

だが、その奴隷に対する絶大な知識、そのハーレムがそれを名乗る事を許している。

そのセカンドが今、この街に来ている。

「なんだ、お前? 奴隷の情報が知りたいのか? あん!いいぜ上等なエルフの情報か?それともダークエルフか? もしかしたら貴族令嬢か? 銀貨3枚(約3万円)で何でも相談に乗るぜ!」

「何でも良いのか? 勿論報酬は払う」

「ああっ良いぜ! お前は凄く運が良いぞ! 今回の俺は開催されている奴隷市に来ているんだぜ! 買える買えないは別にして、最高の情報を提供してやるよ…ほら」

手を出したセカンドに俺は報酬の銀貨3枚を払った。

「さぁ、何でも聞いてくれ!」

「ああっ、実はな…」

俺が知りたい情報は1つ巨乳、この世界で言う『化け乳』の情報だ。

「お前、ふざけているのか? 最高の奴隷の情報を提供する俺に最低の奴隷の情報をくれ! そう言っているんだぞ!」

仕方が無い。

「俺はそのゲテモノ趣味なんだ…」

ハァ~こうでも言わないと揉める事になるからな…仕方ない。

「成程な…それじゃちゃんと教えてやろう。まず『化け乳』は今は普通は流通しない。価値が一切ないから、薬や魔法を使っても胸が大きくなる奴は可哀そうな話だが間引かれてしまうんだ…」

間引く…

「間引くだと…」

「そう睨むなよ…俺がしている訳じゃねーよ! 化け乳なんて真面な人生送れないだろう? だから、薬や魔法を使っても、そうなると解る人間は『安楽死』させているんだぜ!苦しまない様な毒を無償でもらえたり、身内が頼めばギロチンや絞首刑ようの台も貸して貰えるんだよ。惨(むご)くて惨めな人生を歩むよりは…その方がマシってもんだ」

凄く恐ろしい話だ。

アイカが殺されなかっただけ良かった。

そう思うしか無いな。

「それじゃ、化け乳女を探すのは…」

「難しいな!最近では、子供が化け乳になる可能性まで教会の魔法で解るそうだぜ! 技術革新はすげーな。そう言う子には小さい頃から魔法を掛けて薬を飲まして化け乳予防をしている、そうだ…教会は、実質これからは化け乳は0になる。そう言っているそうだぞ!」

「それじゃ、もう手に入らないのか?」

「多分、これから生まれてくる子は百パーセント化け乳は居ない、だが今ならゼロではないな」

「何かあるのかな?」

「ハイエルフの奴隷よりも出会える確率は低いが、奴隷市場の周りには『買い手がつかなかった奴隷』をお金に代えたい業者が居る。そこなら物凄く可能性は低いが居る可能性があるかもな? オークションで値段が付かなかった奴隷や、そもそもオークションにすら出せない劣悪な奴隷を僅かな金に変える為にやっている奴らだ。それでも本物の化け乳は多分難しいが、ゼロではない」

「偽物なんているのか?」

「ああっ、化け乳モドキでデブ乳なら少しは要る…お前みたいなゲテモノ好きは、それじゃ満足できないだろう?」

「まぁな」

「情報はこの程度だ…まぁ人の趣味に文句は言わねーが頑張れよ変態」

「ああっ」

俺はこの世界じゃゲテモノ好きの変態なのか…まぁそうなんだろうな。








しおりを挟む
感想 129

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした

桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

幼馴染の勇者が一般人の僕をパーティーに入れようとするんですが

空色蜻蛉
ファンタジー
羊飼いの少年リヒトは、ある事件で勇者になってしまった幼馴染みに巻き込まれ、世界を救う旅へ……ではなく世界一周観光旅行に出発する。 「君達、僕は一般人だって何度言ったら分かるんだ?!  人間外の戦闘に巻き込まないでくれ。  魔王討伐の旅じゃなくて観光旅行なら別に良いけど……え? じゃあ観光旅行で良いって本気?」 どこまでもリヒト優先の幼馴染みと共に、人助けそっちのけで愉快な珍道中が始まる。一行のマスコット家畜メリーさんは巨大化するし、リヒト自身も秘密を抱えているがそれはそれとして。 人生は楽しまないと勿体ない!! ◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

処理中です...