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第20話 またやっちまった......
しおりを挟む「なかなかなものだな……これじゃ、久保田達が敵わないわけだ! なにが君を変えたのかね……」
「確かに……うちの4人から逃げ出して、2人が壊された……1人は死にかけ、もう1人は、気絶か、まさか同じように死にかけているのか……沢木さん、此奴本当にガキですか? 俺にはもうこっちの世界に足踏み込んだ様な奴にしか見えねーんだけど!」
「ああっ……高槻さん、こいつ半端じゃねーすよ」
まだ、下に見ている……確かにまだ生きているけど、内臓を間違いなく切ったから、真面な人生は送れねーよ……多分、腸も切れて居るから相当苦しいし、もう死ぬんじゃねーかな。
山上建設の人間は沢木って言うのか?
高槻って奴がリーダーだな……
取り敢えず、名無しくんには退場して貰うか……
「流石に殺されそうになれば……人は変わる……弘毅によって大切な物を奪われ、地獄に送られた……復讐だけが俺の生きがいだ……取り敢えずよぉーーっ、名無しくんは死んでおけやぁぁぁぁーーー」
俺はブラスナックルを嵌めた右手で顔面を殴った。
手抜きじゃ無く本気で鼻を正面から……
バキーーーッ
まるで木製のバッドが折れた様な音が鳴り響く。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーっ! うがぁぁぁぁハァハァいたあぅ、あーーーーっ」
ブラスナックルを嵌めて本気で殴ればこうなる。
鼻は折れて骨が鼻を突き破り、陥没。
そして、頬骨が折れ目がこぼれ落ちる。
今すぐ救急車を呼べば助かるが……まぁ時間的に難しいだろうな。
別荘地だし。
「「なっ……」」
「おいおい、弘毅が俺に半グレやヤクザをけしかけたのは今回が初めてじゃねーんだ! 俺の顔をみろよ! ナイフで切り刻まれているだろう! 彼奴は女を人質にとりやがって逆らったら犯すだとさぁーーっ! だからよぉーーサンドバックになるのを我慢してやっていたのに手を出しやがったんだぜぇーー半グレ以下じゃねーか? だからこっちもよぉーー殺す気でやってやってんぜーー! ふっははははははははっ」
狂ったように叫ぶ。
恐らく、この沢木が山上の裏を取り仕切っている可能性が高い。
自分が知らない所で弘毅がなにかやっていた……事実無根だが、俺の顔の傷を見て顔を青くしている。
「待って下さい! それは俺は知らない」
「沢木さん!」
俺は少しだけ胸元をあけて傷を見せた。
「知らないで済むわけねーだろうがーーっ! しかも、今回もまた誘拐、監禁だぁぁぁーーっ! 流石に2回目は用心するだろうがぁぁぁーー! こっちはお前等生かすつもりはねーんだよ!」
「ちっ、それじゃーしょうがねーな! そこ迄ごねるなら殺りあうしかねーなーっ」
俺はブラスナックルを外しナイフに持ちかえる。
「元からそう言ってるだろうがぁぁぁぁぁぁーー」
高槻もナイフで切りつけてくるが、これは半グレの脅し。
相手を脅したり、傷つける事は出来ても余程の場所が切られなければまず、致命傷にならない。
『つまらねー』
本当につまらねー
全然ワクワクしねーな。
簡単に内側に入り……
サクッと腹を刺し……そのまま真横に引き腹を裂いた。
「ぐふっ、うわぁぁぁぁぁーーー俺の腹、俺の腹がぁぁぁぁぁぁーー」
「ぶっ、わはははははっ、腸が飛び出してやがんの」
「うっうっうわぁぁぁぁ」
一生懸命、体に戻そうとしているが、戻るわけもなく、痛さで転げまわり大人しくなった。
もう虫の息……ハァハァと息だけが聞こえてくる。
「それで沢木さん……あんたもヤル?」
「俺は……やらない」
顔を青くしながら、そう言ってきた。
「あっ、そう……それで、アンタこの責任どう取るんだよぉぉぉぉぉーー! 殺しにかかってきたから俺は返り討ちにしたんだけどさぁっ! これ、運が悪ければ俺殺されていた訳だ……沢木さんよぉーーっ」
こう言う場に慣れているのか落ち着いているなぁ。
「これで許してくれ」
そう言って沢木が放り投げてきた財布には100万の束が入っていた。
俺の顔を見てニヤリと笑ったが……
『殺そう』その気持がよけい高くなった。
「アンタさぁ、馬鹿か!? 俺を殺そうとして返り討ちに俺がしたんだろうがぁーー! 最低でも億の話しじゃ無いかぁぁぁーー! それが100万、凄く舐めているなぁぁぁーー」
「そんな金、流石に用意できない......そうだ500万、500万で手を......うぐっ」
手元に100万円がある。
億単位の金も出す気が無い。
たったの500万じゃ『俺が殺人をした事を知っている』存在を生かして置く理由が無い。
ナイフで心臓を一突き……一般人だから楽に殺してやった。
「お前さぁ、助かるチャンスがあったのに、自分の命に500万の値をつけるなんて馬鹿じゃねーの……チッ、もう死んじまったか」
本当につまんねーな。
手に入ったのはたったの100万円。
それに全然、満足出来ねー……
それにこの死体……本当にめんどくせーな。
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