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第39話 ミウが離してくれなくて
しおりを挟むしかし、凄すぎるな…腰が少し痛い。
部屋は、飲食を忘れてやりっぱなしだったから、凄い事になっている。
シーツはもう、汗やら栗の花の臭いの物体やらで凄すぎる。
今、どれ位経っているんだ…まぁ良いや。
これがミウの恩返しや愛情だと言うなら、ちゃんと返してあげないとな…
しかし、凄かった…美少女が馬乗りになって始まり、あんな事や、そんな事。
俺の知っているエロい事の全てをお互いにしてしまった気がする。
アダルトDVDなんか比べ物にならない位だ。
多分、ミウも俺もお互いに触って無い場所が無い…手じゃ無くて口で…
多分、起きたら、お腹を空かしてそうだから朝市で何か買ってくるか?
俺は風呂場で軽く体を流して部屋を出た。
「理人様、丁度今日でお預かりした宿代が無くなりましたが、如何なさいますか?」
宿代が無くなった?
まさか、1週間もやり続けていたのか?
俺は追加の宿賃を補充して今度こそ外へ出かけた。
◆◆◆
空が黄色くて太陽が黄色くて眩しい。
今日は作る気がしないから…美味しそうな物を買って帰るか。
果実水に串焼きにロコモライスモドキ。
こんな物で良いか…
宿に戻り、毛布とシーツの新品を貰う。
部屋に戻るとミウが起きていた。
「う~ん理人、腰がちょっと痛いし、股が少しヒリヒリする…」
破瓜したのにそれ位なら良かった。
というか…さっきまで喘いでいたんだから…問題は無いよな。
「流石に凄い事になっているから、お風呂に入っちゃったら…」
「理人の臭いがして嬉しいけど…確かに凄い事になっているね…解った…」
そう言うとひょこひょこと股を押さえる様にミウはお風呂に向かった。
そのしぐさを見て、俺が…そういう気持ちがこみ上げてきて妙に生々しい。
シーツと毛布を交換して、古い毛布とシーツを受付に持っていった。
廊下に置いておく度胸は無い。
「これ結構汚しちゃって…スイマセン」
「気にしないで大丈夫ですから」
とはいえ悪いのでチップを弾んだ。
部屋に戻り、買ってきた食事を配膳して空気入れ替えの為窓を開ける。
これでようやく1息つけるな…
◆◆◆
「理人…良いお湯だったよ…」
湯上りのミウは相変わらず綺麗で可愛い。
だけど、抱いたから、今まで以上に愛おしく思える。
良く考えたら、家族を亡くしてからずうっと1人だったから、尚更か…
「…」
「うん? 理人、ミウを見つめてどうかしたのかな?」
「いや、何でもないんだ、それより、朝食の準備をするから食べようか?」
「うん!」
この間までより元気になった気がする。
1週間、食べていなかったせいか、食べ始めると、お互い凄い勢いで食べた。
◆◆◆
食事も終わったし、枯れた花もかたずけた。
これで、ひと段落ついた感じだ。
「ふぅ~食べた、食べた」
「今日も美味しかった…」
「そう、良かった…まぁ買って来ただけだけどな」
「うん、それでね、理人、ミウその小股が凄く疼くの…」
「え~と、さっき迄していたじゃない?」
「え~ミウと理人は婚約者で…実質新婚さんみたいな者じゃない? 普通はそのね…毎日するんじゃないかな?」
「え~と…それはしたい…そう言う事?」
「…うん」
耳まで真っ赤な顔で言われるとな。
「解った…しようか」
「うん…」
何も使わなかったのに…ミウは凄かった。
直ぐにベッドに押し倒されて、手際よく服を脱ぐと馬乗りになって…
「ミウが気持ち良くしてあげるね…」
結局、ミウが離してくれず…気がついたら夜になっていた。
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