【石のやっさん旧作】ギャルゲーの母親に恋い焦がれて...

石のやっさん

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これから...

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温泉での一夜から、俺と茜さんの関係は変わった。

親子兼、恋人の様な感じに..

「いってらっしゃい茜さん..チュッ」

「まったくもう、行ってきます、今日も早く帰ってくるから..そのね..」

「うん、俺も早く帰ってくるよ! 今日はシチューでも作って待っているよ」

「そう、楽しみだわ..じゃぁ今度こそ行ってきます..」

「行ってらっしゃい..」

こんな感じで家の中じゃ完全にバカップル状態だ...嬉しい反面精神年齢38歳のオッサンには恥ずかしい。

俺は茜さんに内緒で、高認(高等学校卒業程度認定試験)を受ける事にした。

正直、俺はそこそこ頭が良い、実際に前の人生では国立の四大を卒業したし、一時期塾の講師もしていた。

そして、

まだ、出願に間に合うし、俺には高校に入るメリットが考えられなかった。

高校で飛び級する事も考えたがこれは「ただ、頭が良いだけ」の俺じゃ無理だ。

前の人生では資格マニアと呼ばれるほど資格はとったから、9月に高認に受かってから茜さんに相談しようと思う。

何しろ、前の俺は掃除をしたら中学時代の通信簿が出て来たけど..良くこの高校に受かったなと思える程馬鹿だった。

今の俺が言った所で「何、馬鹿な事言っているの?」そう言われて一蹴されるだろう。


あれから、話をして茜さんに株の投資をやりたいと相談した。

「どうしたの?」と不思議な顔をされたが、

「社会勉強の一環としてやってみたい」と答えたら、「自分のお小遣いの範囲」という事でOKを貰い手続きをした。

これからの目標は、まずは高認を受かり、高校に行かなくても良いようにしてから、資格試験を受けまくり投資でお金を増やす。

そして18歳になって、茜さんが良いと言ってくれたら大学には行かないで、なし崩し的に社会人になる、そんな目標だ。

ただ、茜さんは俺を大学生にしたいみたいだから、大学には行かないといけないかも知れない。

正直、茜さんの会社は順調で、俺は普通に生活して、普通に大学に行って、茜さんの会社に入っても良いんだけど...

38歳のオッサンの精神が「主夫」で居る事を拒否るのだ。

せめて、共働き位はしたい、そう思う。


いい加減に学校に行かないとな...

俺は支度をして家を出ようとした瞬間..気を失った。


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