【完結】婚約破棄ですか…残念ながら貴方に私の婚約を破棄させる権利はありません

水江 蓮

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閑話

閑話~バレス1年終了時家族会議~

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「ギリギリではあるが…進級できたようだな…。」

そう呟くのはこの国で1番権力のある国王陛下。

「本当…何とかって感じね…」

そう呟くのはこの国の王妃。

俺からしたら…


『何をしてたんだ!!上位に立たなければならないだろう!!』

と言いたいところだが…
この私が無理矢理入れた学園だ…。
来年までは見守るしかない…。


しかし…あの弟は本当に何も考えていないのか?

バレスが入学してから、手をつけた女性は数しれず…。



把握できた貴族には、

「第2王子をそちらの家で入婿として受け入れる準備があるのですね?」

という旨の書状を送っている。

その手紙をみると、皆手を返したようにバレスの元から去っていった。


つまりバレス本人を愛している訳ではなく、『王子』という立場、身分を好きだっただけなのだ。


バレスは、どこかに婿入りすることが決まっている。
私が立太子してから…。
それをバレス本人がしっかりと理解しているか…不明だが…。


バレスを入婿として受け入れるには金銭面も、その後の警備費もバカにならないからな…。

男爵や子爵では入婿として受け入れるには金銭面で辛いのもあるだろう…。


王子としての価値を持ちつつ、入婿に入るためにはせめて伯爵以上の爵位が必要なのだ。

王家に嫁ぐ者も同じだが…どうしても爵位が伯爵以上となってしまう。


それは、王家に嫁ぐ知識やマナー、人脈を持っている事。
且つ即戦力になるものではならないのだ。

人の命はいつ亡くなるか…それは神にしか分からない。

なので、もしもの為に…トップが崩れたその時に、直ぐに建て直せる次期戦力が必要不可欠なのだ。

勿論王太子である私も、婚約者であるリアもその覚悟を持っている。


まぁ、バレスがこのまま更生せずに…ただ日々を過ごすだけなら…もう諦め私も諦めるべきなのだが…。



こうして入学1年目は、とりあえず様子観察との判断がくだされた。

…バレス…戻ってきてくれ…。
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