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お茶会の翌日リカルド殿下は我が家にやって来た。
昨日の今日で何の用だと思いつつ笑顔で迎え入れた。
「ようこそ我が家へ。昨日もお会いしましたが…何かありましたか?」
昨日も会ったのに今日もなんて用事もないだろうという思いを隠しながらサロンへと案内した。
紅茶がテーブルに置かれるとリカルド殿下はメイド達に席を外すように指示をだした。
いや、私の家なんですが!?
私の家ではあるが、相手は第一王子だ命令に従わないわけにはいかない。
仕方がなくメイド達にリカルド殿下が指示した通りに下がるように指示をした。
本当に何をする気なんだ…?
メイド達がいなくなったのを見計らってリカルド殿下は口を開いた。
「それで?やっぱりルドの声が好きだったのか?」
ん?
なんだか少ししょんぼりして見えるんだが!?
気のせい?
気のせいだよね?
しょんぼりリカルド殿下…ちょっと可愛くてツボなんですが!?
内心しょんぼりリカルド殿下に悶えているの事を必死で隠し、私はリカルド殿下の言葉に返事をすることにした。
「幼少期の声を聞いたことがなかったのですが、あの声も素敵でした。あの声が今後どんな過程を経て私の推しの声になるのかと思うと…今からドキドキします。」
正直な感想を述べるとリカルド殿下がよりしょぼんとした気がしたが気のせいなはず?
そんなリカルド殿下が、耳としっぽの下がった大型犬のように見えてきたけど…幻覚だよね?
ここはちょっとリカルド殿下のフォローをするべきな気がした。
「リカルド殿下の今の声も素敵ですよ?それにリカルド殿下の声変わりも楽しみにしていますよ?」
何て言う謎のフォローをしてしまった。
そんな私の言葉を聞いたリカルド殿下は急にソファーから立ち上がると私の横に座った。
…近い!!
リカルド殿下近いです!!
イケメンだし、声も最推しではないが、私の前世の好きな声優さんの中の一人なわけだし…。
クッ…いい匂いまでするー!
ドキマギする私の姿をみたリカルド殿下は二ヤリと笑うと、
「へぇ~?まだ俺にもチャンスがあるようだな。まぁ、今はいい。今後覚悟しておくようにな?」
そう言って私の耳元にキスを落とした。
何かズルい!
私ばかりドキドキさせられている気がする!!
真っ赤な顔を隠すようにリカルド殿下から顔を背けた。
「まだまだ時間はあるし、俺の声が一番だって絶対に言わせてやる。」
ん?
まだそこにこだわっているの?
私は円満な婚約破棄をしたいだけなんですが?
なんで上手くいかないかな~?
このままだと私が本気でリカルド殿下が好きになってしまうし、私が今度辛い思いをすることになるじゃないか…。
本気で好きになる前に逃げたかったのに…なんでこうなるのかな~?
楽し気なリカルド殿下の横で私は頭を抱えることになるのだった。
昨日の今日で何の用だと思いつつ笑顔で迎え入れた。
「ようこそ我が家へ。昨日もお会いしましたが…何かありましたか?」
昨日も会ったのに今日もなんて用事もないだろうという思いを隠しながらサロンへと案内した。
紅茶がテーブルに置かれるとリカルド殿下はメイド達に席を外すように指示をだした。
いや、私の家なんですが!?
私の家ではあるが、相手は第一王子だ命令に従わないわけにはいかない。
仕方がなくメイド達にリカルド殿下が指示した通りに下がるように指示をした。
本当に何をする気なんだ…?
メイド達がいなくなったのを見計らってリカルド殿下は口を開いた。
「それで?やっぱりルドの声が好きだったのか?」
ん?
なんだか少ししょんぼりして見えるんだが!?
気のせい?
気のせいだよね?
しょんぼりリカルド殿下…ちょっと可愛くてツボなんですが!?
内心しょんぼりリカルド殿下に悶えているの事を必死で隠し、私はリカルド殿下の言葉に返事をすることにした。
「幼少期の声を聞いたことがなかったのですが、あの声も素敵でした。あの声が今後どんな過程を経て私の推しの声になるのかと思うと…今からドキドキします。」
正直な感想を述べるとリカルド殿下がよりしょぼんとした気がしたが気のせいなはず?
そんなリカルド殿下が、耳としっぽの下がった大型犬のように見えてきたけど…幻覚だよね?
ここはちょっとリカルド殿下のフォローをするべきな気がした。
「リカルド殿下の今の声も素敵ですよ?それにリカルド殿下の声変わりも楽しみにしていますよ?」
何て言う謎のフォローをしてしまった。
そんな私の言葉を聞いたリカルド殿下は急にソファーから立ち上がると私の横に座った。
…近い!!
リカルド殿下近いです!!
イケメンだし、声も最推しではないが、私の前世の好きな声優さんの中の一人なわけだし…。
クッ…いい匂いまでするー!
ドキマギする私の姿をみたリカルド殿下は二ヤリと笑うと、
「へぇ~?まだ俺にもチャンスがあるようだな。まぁ、今はいい。今後覚悟しておくようにな?」
そう言って私の耳元にキスを落とした。
何かズルい!
私ばかりドキドキさせられている気がする!!
真っ赤な顔を隠すようにリカルド殿下から顔を背けた。
「まだまだ時間はあるし、俺の声が一番だって絶対に言わせてやる。」
ん?
まだそこにこだわっているの?
私は円満な婚約破棄をしたいだけなんですが?
なんで上手くいかないかな~?
このままだと私が本気でリカルド殿下が好きになってしまうし、私が今度辛い思いをすることになるじゃないか…。
本気で好きになる前に逃げたかったのに…なんでこうなるのかな~?
楽し気なリカルド殿下の横で私は頭を抱えることになるのだった。
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