【修正版】何でも欲しがる妹?お姉様が飽き性なだけですよね?

水江 蓮

文字の大きさ
17 / 45

17

しおりを挟む
賄いを食べ終え皆でお茶を飲んでいる時に、家を購入しようと思っていることを伝えた。

「確かにそうだな…。もし本当に没落なんてなったら全財産没収だろうし家なんて買えないだろうな。着の身着のままポイッとされるだろうな。」

「だからと言ってお嬢様の名義で今買うとそれも没収されますよ?」

「そうなんだよね~。だから、ダン!ダンの名義で買わせて貰えないかな?」

私の発言にダンは驚き、

「待て待て、お嬢様!俺の名義なら確かに取り上げられない。だが、俺がお嬢様から奪うって考えないのか?」

「え?ダンはそんな事しないでしょ?それに私は、没落したらその時はダン達親子も一緒に住んだらいいと思っているんだよね~。ほら、美味しい料理が没落後も食べられるじゃん?」

私が答えるとダンは呆れた顔をし天を見上げた。
そんなダンを見ていると、サクが私の胸元を掴み、私をブンブンと揺さぶり始めた…
苦しいって!!

「私も連れて行ってください。いえ嫌と言われてもついて行きますからね!刺繍…刺繍ー!!」

…はいはい。
サクも連れていきますよ…。
まずサクよ…ご主人様に対してこの態度でいいのか…もう諦めたけど…。
サクにブンブンされながら、

「勿論エマも一緒に暮らそうよ!んで、皆でそれぞれ仕事して毎日楽しく過ごすの!いいでしょ?」

私が皆に何度も何度もお願いすると、皆諦めたように頷き、

「分かった。名義は俺でいい。ただ権利書はお嬢様が持っていてくれ。この屋敷には置いておけないだろうから、買った家に金庫でも置いてそこに入れておいてくれ。絶対にお嬢様以外が持ち出せないようにする事、そして成人してこの家を出ていく時には必ず名義を変更する事この2つは必ず守ってくれ。」

「そこまで言われるのでしたら、私もついて行きます。新しい家を探すのも手伝いましょう。ただし、そこに住むのは本当に没落したらの話ですからね?いいですね?」

ダンやエマにその後も色々注意されたが気にしな~い!
いいじゃん、没落した後皆直ぐに住める家確保できるんだし!
没落しなくても成人したらそこに移動するけどね!

家の購入は、エマ達が下調べして良い物件が見つかってからということになった。
立地や使い心地など1番良いものを探すと…。
確かに…お隣さんが危険人物だったり、市場から遠く離れていたりしたら不便だもんね。
そこはお任せするしかない。
お金は今ある分で大きな一軒家を十分買えると言われたので、宝石を売るスピードはいつもと今までと同じように少しずつ売ることになった。
纏めて売ったら怪しまれる可能性があるんだって。
もうそろそろ邪魔だから片付けたいんだけどな…。
無くて困っている人もいるんだから、こんな事言っちゃダメだって分かるんだけど…使わない私からしたら部屋にある邪魔な物以外何物でもないんだよね…。

色々と家の購入について一通り話し合い少し落ち着いた所で私は、レイナとサクに新しい素材が届いた事を伝え明日から作業をして欲しいと伝えた。

そう、明日から!!
今日はもう遅いんだから早くお風呂入って皆寝なきゃね!
サクさんや…今からでもって言っているけど、私まだ最新の採寸してないよ?
それにレイナによるリメイクが終わってないんだから、今からできるはずないだろう…。
あの無駄に縫い付けられている宝石類を取り外すだけでも時間が掛かるんだから…。
ギラギラゴテゴテしたドレスをシンプルな状態に戻すの大変なんだからね!




……うん。
君はそんな話聞かないよね…知ってた…。
今から売る分と私が使う分仕分けるから、売る分に刺繍でもなんでもしてくださいな…。
サクの刺繍があればより高く売れそうだしね…。
有難く家の購入費にさせていただくことにするよ…。

今日も安定のサククオリティに皆でため息をついたのだった。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。

三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。 何度も断罪を回避しようとしたのに! では、こんな国など出ていきます!

覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―

Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

おかしくなったのは、彼女が我が家にやってきてからでした。

ましゅぺちーの
恋愛
公爵家の令嬢であるリリスは家族と婚約者に愛されて幸せの中にいた。 そんな時、リリスの父の弟夫婦が不慮の事故で亡くなり、その娘を我が家で引き取ることになった。 娘の名前はシルビア。天使のように可愛らしく愛嬌のある彼女はすぐに一家に馴染んでいった。 それに対してリリスは次第に家で孤立していき、シルビアに嫌がらせをしているとの噂までたち始めた。 婚約者もシルビアに奪われ、父からは勘当を言い渡される。 リリスは平民として第二の人生を歩み始める。 全8話。完結まで執筆済みです。 この作品は小説家になろう様にも掲載しています。

【完結】結婚して12年一度も会った事ありませんけど? それでも旦那様は全てが欲しいそうです

との
恋愛
結婚して12年目のシエナは白い結婚継続中。 白い結婚を理由に離婚したら、全てを失うシエナは漸く離婚に向けて動けるチャンスを見つけ・・  沈黙を続けていたルカが、 「新しく商会を作って、その先は?」 ーーーーーー 題名 少し改変しました

神託の聖女様~偽義妹を置き去りにすることにしました

青の雀
恋愛
半年前に両親を亡くした公爵令嬢のバレンシアは、相続権を王位から認められ、晴れて公爵位を叙勲されることになった。 それから半年後、突如現れた義妹と称する女に王太子殿下との婚約まで奪われることになったため、怒りに任せて家出をするはずが、公爵家の使用人もろとも家を出ることに……。

【完結】婚約者は自称サバサバ系の幼馴染に随分とご執心らしい

冬月光輝
恋愛
「ジーナとはそんな関係じゃないから、昔から男友達と同じ感覚で付き合ってるんだ」 婚約者で侯爵家の嫡男であるニッグには幼馴染のジーナがいる。 ジーナとニッグは私の前でも仲睦まじく、肩を組んだり、お互いにボディタッチをしたり、していたので私はそれに苦言を呈していた。 しかし、ニッグは彼女とは仲は良いがあくまでも友人で同性の友人と同じ感覚だと譲らない。 「あはは、私とニッグ? ないない、それはないわよ。私もこんな性格だから女として見られてなくて」 ジーナもジーナでニッグとの関係を否定しており、全ては私の邪推だと笑われてしまった。 しかし、ある日のこと見てしまう。 二人がキスをしているところを。 そのとき、私の中で何かが壊れた……。

【完結】美しい人。

❄️冬は つとめて
恋愛
「あなたが、ウイリアム兄様の婚約者? 」 「わたくし、カミーユと言いますの。ねえ、あなたがウイリアム兄様の婚約者で、間違いないかしら。」 「ねえ、返事は。」 「はい。私、ウイリアム様と婚約しています ナンシー。ナンシー・ヘルシンキ伯爵令嬢です。」 彼女の前に現れたのは、とても美しい人でした。

妹の身代わり人生です。愛してくれた辺境伯の腕の中さえ妹のものになるようです。

桗梛葉 (たなは)
恋愛
タイトルを変更しました。 ※※※※※※※※※※※※※ 双子として生まれたエレナとエレン。 かつては忌み子とされていた双子も何代か前の王によって、そういった扱いは禁止されたはずだった。 だけどいつの時代でも古い因習に囚われてしまう人達がいる。 エレナにとって不幸だったのはそれが実の両親だったということだった。 両親は妹のエレンだけを我が子(長女)として溺愛し、エレナは家族とさえ認められない日々を過ごしていた。 そんな中でエレンのミスによって辺境伯カナトス卿の令息リオネルがケガを負ってしまう。 療養期間の1年間、娘を差し出すよう求めてくるカナトス卿へ両親が差し出したのは、エレンではなくエレナだった。 エレンのフリをして初恋の相手のリオネルの元に向かうエレナは、そんな中でリオネルから優しさをむけてもらえる。 だが、その優しささえも本当はエレンへ向けられたものなのだ。 自分がニセモノだと知っている。 だから、この1年限りの恋をしよう。 そう心に決めてエレナは1年を過ごし始める。 ※※※※※※※※※※※※※ 異世界として、その世界特有の法や産物、鉱物、身分制度がある前提で書いています。 現実と違うな、という場面も多いと思います(すみません💦) ファンタジーという事でゆるくとらえて頂けると助かります💦

処理中です...