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固まった元お姉様に向かって国王陛下が声をかけられた。
「キャロット、君は自分の都合のいいように全てを脳内変換して生きてきていたのかも知れないが、それも今日で終わりだ。何度も言うがカルサイト侯爵家は取り潰しだ。そして領地やその他の財産全てが没収となる。君は今無一文のただの平民の女性だ。今すぐ牢に入れる事ができるということを忘れずに今後の話を聞くように。保釈金などないから入ったらしばらく牢から出られないのを覚悟するんだな。まぁ、どっちにしろ君の行き場所は牢になるがな。」
国王陛下の発言を聞き、カルサイト元侯爵は叫んだ。
「何故キャロットがそんな目に合わなければならないのですか!?この子は優しい子です!今まで付き合っていた男達もアンリが欲しいと言ったから譲ったのですよ!?男遊び等を仰るのでしたらアンリに問題があるんじゃないでしょうか?」
おい!待て!
変な罪押し付けんな!
欲しがってないわ!
なんでそんな罰ゲームを受けなきゃならないんだよ!
「アンリ嬢が欲しがっただと?アンリ嬢、其方は欲しがったか?」
国王陛下に尋ねられた私は姿勢を正し発言をした。
「いいえ、国王陛下。私は欲しがったことなどありません。キャロットのドレスも宝飾品も家庭教師もレポートも彼氏も婚約者も…どれも一切欲しがったことなどありません。そもそも、何故私が欲しがらなければならないのでしょうか?確かに家庭教師を押し付けられた件については今では感謝しております。なにせキャロットの為に新しく雇われた方も私に押し付けてくれたので、2人の教師が討論するといる斬新な授業が受けられました。それにそのおかげで私は今トパゾライト公爵家で何一つ問題なく過ごせているのですから…。しかしこれは結果論です。本来であればカルサイト元侯爵がしっかりとか確認をし私には私の為のドレスや宝飾品、そして家庭教師を用意するべきだったのです。貴方はそれを怠った。以前からカルサイト元侯爵家の執事長には言われていたと思いますよ?しっかりと自らの目で確認するようにと…ああ、もう元執事長でしたね。彼が口うるさいからと言って貴方は首にしたんですものね。」
「何故お前が知っている!?お前…何かしたのか!?」
「何かしたのかとは失礼な。何もしていませんよ?貴方が辞めさせたのに何故私に言うのですか?使用人には使用人のネットワークがあるんですよ?覚えておいた方がいいですよ?ってもう役に立ちませんね?」
私の発言を聞き、カルサイト元侯爵が私の方へ走ってこようとした。
しかし、私に届くはずもなくカルサイト元侯爵は兵によって床に叩きつけられた。
「さて、カルサイト元侯爵よ。今のもトパゾライト公爵家の令嬢へも暴行未遂になるが、お前は他にも企んでいたことがあるよな?」
国王陛下の発言をきき、カルサイト元侯爵は息をのんだ。
一体何をしようとしていたのか不安になり、お父様の方を向くとお父様は私の肩を優しく抱きしめてくれた。
「カルサイト元侯爵、お主は闇ギルドにアンリ嬢の誘拐と暴行の依頼したな?」
国王陛下の発言を聞き私は目の前が真っ白になった。
まさか血のつながった父親がそんなことを依頼しているなんで思いもしなかったのだ。
何故そこまで?
私が何をしたっていうの?
余りの怒りで殴りたくなる衝動を私は必死に押し殺し、床に這いつくばるカルサイト元侯爵を見つめたのだった。
「キャロット、君は自分の都合のいいように全てを脳内変換して生きてきていたのかも知れないが、それも今日で終わりだ。何度も言うがカルサイト侯爵家は取り潰しだ。そして領地やその他の財産全てが没収となる。君は今無一文のただの平民の女性だ。今すぐ牢に入れる事ができるということを忘れずに今後の話を聞くように。保釈金などないから入ったらしばらく牢から出られないのを覚悟するんだな。まぁ、どっちにしろ君の行き場所は牢になるがな。」
国王陛下の発言を聞き、カルサイト元侯爵は叫んだ。
「何故キャロットがそんな目に合わなければならないのですか!?この子は優しい子です!今まで付き合っていた男達もアンリが欲しいと言ったから譲ったのですよ!?男遊び等を仰るのでしたらアンリに問題があるんじゃないでしょうか?」
おい!待て!
変な罪押し付けんな!
欲しがってないわ!
なんでそんな罰ゲームを受けなきゃならないんだよ!
「アンリ嬢が欲しがっただと?アンリ嬢、其方は欲しがったか?」
国王陛下に尋ねられた私は姿勢を正し発言をした。
「いいえ、国王陛下。私は欲しがったことなどありません。キャロットのドレスも宝飾品も家庭教師もレポートも彼氏も婚約者も…どれも一切欲しがったことなどありません。そもそも、何故私が欲しがらなければならないのでしょうか?確かに家庭教師を押し付けられた件については今では感謝しております。なにせキャロットの為に新しく雇われた方も私に押し付けてくれたので、2人の教師が討論するといる斬新な授業が受けられました。それにそのおかげで私は今トパゾライト公爵家で何一つ問題なく過ごせているのですから…。しかしこれは結果論です。本来であればカルサイト元侯爵がしっかりとか確認をし私には私の為のドレスや宝飾品、そして家庭教師を用意するべきだったのです。貴方はそれを怠った。以前からカルサイト元侯爵家の執事長には言われていたと思いますよ?しっかりと自らの目で確認するようにと…ああ、もう元執事長でしたね。彼が口うるさいからと言って貴方は首にしたんですものね。」
「何故お前が知っている!?お前…何かしたのか!?」
「何かしたのかとは失礼な。何もしていませんよ?貴方が辞めさせたのに何故私に言うのですか?使用人には使用人のネットワークがあるんですよ?覚えておいた方がいいですよ?ってもう役に立ちませんね?」
私の発言を聞き、カルサイト元侯爵が私の方へ走ってこようとした。
しかし、私に届くはずもなくカルサイト元侯爵は兵によって床に叩きつけられた。
「さて、カルサイト元侯爵よ。今のもトパゾライト公爵家の令嬢へも暴行未遂になるが、お前は他にも企んでいたことがあるよな?」
国王陛下の発言をきき、カルサイト元侯爵は息をのんだ。
一体何をしようとしていたのか不安になり、お父様の方を向くとお父様は私の肩を優しく抱きしめてくれた。
「カルサイト元侯爵、お主は闇ギルドにアンリ嬢の誘拐と暴行の依頼したな?」
国王陛下の発言を聞き私は目の前が真っ白になった。
まさか血のつながった父親がそんなことを依頼しているなんで思いもしなかったのだ。
何故そこまで?
私が何をしたっていうの?
余りの怒りで殴りたくなる衝動を私は必死に押し殺し、床に這いつくばるカルサイト元侯爵を見つめたのだった。
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