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第六章 世界と仲間を救うために
2 戦況の巻き返し
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1・
ウィネリア魔法世界で文明破壊者の異名を持つユリアヌスが森で派手に暴れているが、それだけでは砲撃を阻止できない。
空を飛ぶ、かつての俺ぐらいの巨大な鳥が飛空艇団に攻撃を仕掛けているものの、反撃も受けて不利っぽい。
咲夜には本当に後方支援を頼み、俺は白い小鳥に変身して飛んでいった。
途中で飛空艇団の一隻が岩山に向けて主砲で砲撃したが、それは四度掛けの最高位防御魔法で完全に防ぎきれた。
だけどそれは俺が前に退治した、中型の飛空艇からの攻撃だ。それの倍はある大きさの巨大飛空艇の主砲の周辺に魔力が収束しつつあるのに気付いて、突撃した。
船体に取り付き、壁を瞬間移動で越えて内部に侵入した。
俺がやって来るのを待ち構えていたかのように、廊下の角という角から銃撃を受けてしまった。
それも最高位防御魔法で防げたものの、邪魔をされてしまえば砲撃の邪魔ができない。
もう決心しただろうと自分に言い聞かせ、船内で暴風の魔法を発生させた。密閉空間での風魔法はより攻撃力を増し、廊下にいた兵士たち全員をあっという間に倒した。
心で謝罪しつつ、彼らの上を飛んで通過した。
前に侵入した飛空艇の構造と、魔石がどこにあるか感知できる勘を頼りに、砲撃を行おうとしている巨大な主砲のエネルギー源に向かった。
数十秒も余裕はないと分かっていたから、そこに至るまでに出会った兵士たちにも容赦しなかった。
そして主砲の機関部だろう場所に到着してすぐ、目視できない壁を越えてでもそこにある魔石を感じ取って瞬間移動させて外に取り出した。
それが別の何かの動力源だったら、完全に詰んだだろう。けれど有難いことに、俺が危惧した主砲から魔力が抜け始めたのが分かった。
しかし、なんたる事かその状態でも砲撃が行われた。
俺は反射的に奪った魔石を抱えて岩山内部に瞬間移動して戻り、最高位防御魔法の重ね掛けをした。
一瞬で、物凄い衝撃がきて岩山全体を揺らがした。
どこに当たったか確認するために、また外に瞬間移動して空を飛んだ。
見下ろして確認したが、岩山全体に目立った外傷はない。どうやら俺の魔法が的確に防ぎきってくれたようだ。
でも、さすがに魔力を使い過ぎている。あと何度も、飛空艇からの砲撃を防ぐことはできない。
俺は再び飛空艇団の最中まで瞬間移動して、鳥の姿から人の姿に戻った。
落下しながら入手したばかりの魔石を手に、出せる限りの最大出力で巨大飛空艇に向けて暴風の魔法を使用した。
精霊王トーマだった時に出せた威力の風魔法は、巨大飛空艇のバランスを崩させて、横に流して別の飛空艇に激突させた。
墜落させることは出来なかったが、戦闘不能状態には持っていけた。
それを確認してから岩山内部に瞬間移動でまた戻り、廊下で座り込んだ。
魔力を使い過ぎたのか体がだるい。吐き気がする。
しばらく辛抱したけれど、駄目だと判断して前に貸してもらえた部屋に行ってベッドに倒れ込んだ。
咲夜の匂いがすると思いつつ、眠った。
2・
ヒソヒソ話の声に気付いて、意識が戻ってきた。
うっすらと目を開けて確認すると、椅子に座るユリアヌスと咲夜が話していた。
「……だから、あまりアーサーに頼らないでもらいたい。精霊にとっては二十歳は赤ん坊なんだ。あんな派手な戦闘を繰り返していては、ある日突然に目覚めなくなる事もある」
「……分かりました。でしたら、契約していることも負担でしょうか?」
「いやそれは、君がアーサーの支えになっている。彼が納得してウィネリア魔法世界に帰るまでは、契約していても害にはならない。ただ、戦えない精霊は負担にしかならないとだけ、忠告する」
しんとした。
ユリアヌスが顔を動かして俺を見たから、目を閉じた。
「君は戦いたいんだろう? 上位の精霊であるアーサーと契約していれば、他の者とは契約できない。つまり君は前線には立てない」
「それは……その、私は、今は後方支援で頑張ろうと思います。ですがいつかは、トレシス王国の戦力を前に、私が盾となる時が来るかもしれません。だから──」
「盾は俺でいいだろう」
俺はキッパリと言い、ベッドの上で起き上がった。
「いいか、子供扱いされたとしても、俺はもうこの世界の為に生きると決めたんだ。止めようとしても無駄だ。俺が咲夜の盾になる」
「アーサー君、それは保護者として許可できない」
「うるさいな。赤子だろうが子供だろうが関係ない。今ここに魂があるなら、全てを燃やし尽くしても信念を貫く。長生きな精霊だっていつかは死ぬだろう? それなら、俺は俺の生き方で死ぬだけだ。二千年後死ぬか今死ぬかなんて、どうでもいい問題だ」
「馬鹿を言うな。君らしいが」
ユリアヌスは冷静に、呆れた表情を見せた。
その顔を見て、ユリアヌスだと思ってたけれど違うと気付いた。
「タロート」
「ええ、はい。私です」
タロートはニコリと笑った。
ユリアヌスだったら勢いで感情もぶつけられたのに、タロートだと思うと何も言えない。彼が俺のことを百パーセント心配してくれていると信じているからか。
「タロート……だけど俺は、この世を救いたい」
「あなたらしいですね。でももう、あなたは王ではありません。そしてこの世ではお客様でしかありません。そして赤子を失う両親の悲しみを知りません。全てをよくお考え下さい」
返す言葉がない。
タロートは咲夜に声をかけてから、部屋を出ていった。咲夜は俺を気にしつつも、部屋を出ていった。
俺は一人にされて、色々と考えた。
3・
翌朝には、俺も適度に回復した。
起きだしていったところでアーガスが被害状況の確認に回るのに出くわしたので、俺もついていった。
戦闘開始と共にユリアヌスが参戦したこともあり、敵の地上部隊はほぼ全滅させていた。
しかしそれでも数名のエルフ達が犠牲になり、空き地に置かれた遺体の傍で遺族たちが泣いている姿も見た。
俺は、本当にこういう悲しい場を見るのが嫌いだ。いっそのこと死ぬのが自分だったら楽だと思う。
こういう思考は、きっと現実を受け入れられない弱い心が生み出していると思う。悲しむより悲しませる方がいいなんて、身勝手で子供じみている。
岩山の方は、砲撃を幾度か受けたといえ少しばかりひび割れて欠けた部分があるだけで、人員的には被害がない。殆どが俺のおかげと皆が言うが、ユリアヌスに見られると全然誇れない。
昼までに、ユリアヌスが始末した兵士以外の犠牲者の埋葬も終わって、岩山内部の広間で今後の対応を決めるための話し合いが行われた。でもこれは、俺とユリアヌスがここにいるかどうかの意思を確認する、事情聴取だ。
俺はアーガスや他のエルフ達の前で、ユリアヌスと咲夜と話した問題の続きを喋った。
「色々と考えた。俺は俺が生き延びる方法を考えつつ、この世の役に立ちたい。ユリアヌスがいてくれれば俺が戦う負担が減るから、それは可能だと思う」
「そうだな。元々、アーサーは俺にこの世界のことを頼んだだろう? あの場で既に、アーサーは傍観者でも良くなった」
「いやそれは、さすがに辛いよ。ある程度は手伝わせてくれ。それで次の問題だけど……集めた神石を使用して俺がこの世の神になれば、もうお客様じゃなくなる」
室内がザワついた。
「本当にそうするかはまだ決まってないけれど、そのぐらいの意気込みで戦いたいとは思う。ユリアヌスは、どう思う?」
「俺は、子供に無茶させるつもりなんかこれっぽっちもないな。でもタンジェリンと剣の稽古や迷宮で戦う練習をしていた時のように、大人になろうと努力する子供の面倒は見る。俺の言いつけ以上は戦うな」
「う……ん、まあ、それで生きて帰れるなら、そうする」
「良い子だ。それで神石の問題だが、集めるのはやはりアーサーと咲夜に任せるのがいいと思う。二人の到来を予言したその内容を無視するのは、得策じゃないだろうからな。そして誰が神になるかは、もう少し考えた方がいい。その者に素質がなけりゃ、またこの世は滅びに向かうだろう」
俺が神になると、この世は滅びるだろうか? 少なくとも粛清を喜んではできない。
「分かった」
「よし。じゃあ問題は解決した。俺は……敵の動向を探ってこよう。あの巨大飛空艇がいつ修理できそうか、天空都市に行って確認してみる」
ユリアヌスが言うと、アーガスが口を開いた。
「我らに力を貸し続けてくれるのか?」
「ああ、そういう意味だよ。ちょいちょいここに帰ってきて、異変がないか見ててやる。だから少しは安心してくれ」
「とてもありがたい。エルフ族の代表者として、心から感謝する」
アーガスとエルフ達は、俺たちに深々と頭を下げた。
俺とユリアヌスは顔を見合わせ、笑顔で頷いた。
ウィネリア魔法世界で文明破壊者の異名を持つユリアヌスが森で派手に暴れているが、それだけでは砲撃を阻止できない。
空を飛ぶ、かつての俺ぐらいの巨大な鳥が飛空艇団に攻撃を仕掛けているものの、反撃も受けて不利っぽい。
咲夜には本当に後方支援を頼み、俺は白い小鳥に変身して飛んでいった。
途中で飛空艇団の一隻が岩山に向けて主砲で砲撃したが、それは四度掛けの最高位防御魔法で完全に防ぎきれた。
だけどそれは俺が前に退治した、中型の飛空艇からの攻撃だ。それの倍はある大きさの巨大飛空艇の主砲の周辺に魔力が収束しつつあるのに気付いて、突撃した。
船体に取り付き、壁を瞬間移動で越えて内部に侵入した。
俺がやって来るのを待ち構えていたかのように、廊下の角という角から銃撃を受けてしまった。
それも最高位防御魔法で防げたものの、邪魔をされてしまえば砲撃の邪魔ができない。
もう決心しただろうと自分に言い聞かせ、船内で暴風の魔法を発生させた。密閉空間での風魔法はより攻撃力を増し、廊下にいた兵士たち全員をあっという間に倒した。
心で謝罪しつつ、彼らの上を飛んで通過した。
前に侵入した飛空艇の構造と、魔石がどこにあるか感知できる勘を頼りに、砲撃を行おうとしている巨大な主砲のエネルギー源に向かった。
数十秒も余裕はないと分かっていたから、そこに至るまでに出会った兵士たちにも容赦しなかった。
そして主砲の機関部だろう場所に到着してすぐ、目視できない壁を越えてでもそこにある魔石を感じ取って瞬間移動させて外に取り出した。
それが別の何かの動力源だったら、完全に詰んだだろう。けれど有難いことに、俺が危惧した主砲から魔力が抜け始めたのが分かった。
しかし、なんたる事かその状態でも砲撃が行われた。
俺は反射的に奪った魔石を抱えて岩山内部に瞬間移動して戻り、最高位防御魔法の重ね掛けをした。
一瞬で、物凄い衝撃がきて岩山全体を揺らがした。
どこに当たったか確認するために、また外に瞬間移動して空を飛んだ。
見下ろして確認したが、岩山全体に目立った外傷はない。どうやら俺の魔法が的確に防ぎきってくれたようだ。
でも、さすがに魔力を使い過ぎている。あと何度も、飛空艇からの砲撃を防ぐことはできない。
俺は再び飛空艇団の最中まで瞬間移動して、鳥の姿から人の姿に戻った。
落下しながら入手したばかりの魔石を手に、出せる限りの最大出力で巨大飛空艇に向けて暴風の魔法を使用した。
精霊王トーマだった時に出せた威力の風魔法は、巨大飛空艇のバランスを崩させて、横に流して別の飛空艇に激突させた。
墜落させることは出来なかったが、戦闘不能状態には持っていけた。
それを確認してから岩山内部に瞬間移動でまた戻り、廊下で座り込んだ。
魔力を使い過ぎたのか体がだるい。吐き気がする。
しばらく辛抱したけれど、駄目だと判断して前に貸してもらえた部屋に行ってベッドに倒れ込んだ。
咲夜の匂いがすると思いつつ、眠った。
2・
ヒソヒソ話の声に気付いて、意識が戻ってきた。
うっすらと目を開けて確認すると、椅子に座るユリアヌスと咲夜が話していた。
「……だから、あまりアーサーに頼らないでもらいたい。精霊にとっては二十歳は赤ん坊なんだ。あんな派手な戦闘を繰り返していては、ある日突然に目覚めなくなる事もある」
「……分かりました。でしたら、契約していることも負担でしょうか?」
「いやそれは、君がアーサーの支えになっている。彼が納得してウィネリア魔法世界に帰るまでは、契約していても害にはならない。ただ、戦えない精霊は負担にしかならないとだけ、忠告する」
しんとした。
ユリアヌスが顔を動かして俺を見たから、目を閉じた。
「君は戦いたいんだろう? 上位の精霊であるアーサーと契約していれば、他の者とは契約できない。つまり君は前線には立てない」
「それは……その、私は、今は後方支援で頑張ろうと思います。ですがいつかは、トレシス王国の戦力を前に、私が盾となる時が来るかもしれません。だから──」
「盾は俺でいいだろう」
俺はキッパリと言い、ベッドの上で起き上がった。
「いいか、子供扱いされたとしても、俺はもうこの世界の為に生きると決めたんだ。止めようとしても無駄だ。俺が咲夜の盾になる」
「アーサー君、それは保護者として許可できない」
「うるさいな。赤子だろうが子供だろうが関係ない。今ここに魂があるなら、全てを燃やし尽くしても信念を貫く。長生きな精霊だっていつかは死ぬだろう? それなら、俺は俺の生き方で死ぬだけだ。二千年後死ぬか今死ぬかなんて、どうでもいい問題だ」
「馬鹿を言うな。君らしいが」
ユリアヌスは冷静に、呆れた表情を見せた。
その顔を見て、ユリアヌスだと思ってたけれど違うと気付いた。
「タロート」
「ええ、はい。私です」
タロートはニコリと笑った。
ユリアヌスだったら勢いで感情もぶつけられたのに、タロートだと思うと何も言えない。彼が俺のことを百パーセント心配してくれていると信じているからか。
「タロート……だけど俺は、この世を救いたい」
「あなたらしいですね。でももう、あなたは王ではありません。そしてこの世ではお客様でしかありません。そして赤子を失う両親の悲しみを知りません。全てをよくお考え下さい」
返す言葉がない。
タロートは咲夜に声をかけてから、部屋を出ていった。咲夜は俺を気にしつつも、部屋を出ていった。
俺は一人にされて、色々と考えた。
3・
翌朝には、俺も適度に回復した。
起きだしていったところでアーガスが被害状況の確認に回るのに出くわしたので、俺もついていった。
戦闘開始と共にユリアヌスが参戦したこともあり、敵の地上部隊はほぼ全滅させていた。
しかしそれでも数名のエルフ達が犠牲になり、空き地に置かれた遺体の傍で遺族たちが泣いている姿も見た。
俺は、本当にこういう悲しい場を見るのが嫌いだ。いっそのこと死ぬのが自分だったら楽だと思う。
こういう思考は、きっと現実を受け入れられない弱い心が生み出していると思う。悲しむより悲しませる方がいいなんて、身勝手で子供じみている。
岩山の方は、砲撃を幾度か受けたといえ少しばかりひび割れて欠けた部分があるだけで、人員的には被害がない。殆どが俺のおかげと皆が言うが、ユリアヌスに見られると全然誇れない。
昼までに、ユリアヌスが始末した兵士以外の犠牲者の埋葬も終わって、岩山内部の広間で今後の対応を決めるための話し合いが行われた。でもこれは、俺とユリアヌスがここにいるかどうかの意思を確認する、事情聴取だ。
俺はアーガスや他のエルフ達の前で、ユリアヌスと咲夜と話した問題の続きを喋った。
「色々と考えた。俺は俺が生き延びる方法を考えつつ、この世の役に立ちたい。ユリアヌスがいてくれれば俺が戦う負担が減るから、それは可能だと思う」
「そうだな。元々、アーサーは俺にこの世界のことを頼んだだろう? あの場で既に、アーサーは傍観者でも良くなった」
「いやそれは、さすがに辛いよ。ある程度は手伝わせてくれ。それで次の問題だけど……集めた神石を使用して俺がこの世の神になれば、もうお客様じゃなくなる」
室内がザワついた。
「本当にそうするかはまだ決まってないけれど、そのぐらいの意気込みで戦いたいとは思う。ユリアヌスは、どう思う?」
「俺は、子供に無茶させるつもりなんかこれっぽっちもないな。でもタンジェリンと剣の稽古や迷宮で戦う練習をしていた時のように、大人になろうと努力する子供の面倒は見る。俺の言いつけ以上は戦うな」
「う……ん、まあ、それで生きて帰れるなら、そうする」
「良い子だ。それで神石の問題だが、集めるのはやはりアーサーと咲夜に任せるのがいいと思う。二人の到来を予言したその内容を無視するのは、得策じゃないだろうからな。そして誰が神になるかは、もう少し考えた方がいい。その者に素質がなけりゃ、またこの世は滅びに向かうだろう」
俺が神になると、この世は滅びるだろうか? 少なくとも粛清を喜んではできない。
「分かった」
「よし。じゃあ問題は解決した。俺は……敵の動向を探ってこよう。あの巨大飛空艇がいつ修理できそうか、天空都市に行って確認してみる」
ユリアヌスが言うと、アーガスが口を開いた。
「我らに力を貸し続けてくれるのか?」
「ああ、そういう意味だよ。ちょいちょいここに帰ってきて、異変がないか見ててやる。だから少しは安心してくれ」
「とてもありがたい。エルフ族の代表者として、心から感謝する」
アーガスとエルフ達は、俺たちに深々と頭を下げた。
俺とユリアヌスは顔を見合わせ、笑顔で頷いた。
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