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三章 魔界の門と二人の妹
3 第一回魔界遠征反省会議
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1・
ウィリアムさんが戻るまで待たないといけないので、まだその部屋に居続けた。
一瞬で全員してやられたせいで雰囲気はとても悪く、居心地も悪い。
どうしようか考えてていると、テーブルの上のお茶セットが目に入った。
僕が入れて良いものか分からないが、三人とも動きたくないようなのでやってみた。
もう冷めているかもしれないと思いつつ、ガラス製のティーポットを手にして、カップの一つに注いでみた。
見事な湯気が立った。熱々のお茶みたいだ。
口をつけてみたら、本当に熱かった。ティーポット自体はそんなに熱くないのに?
次のカップに注ごうとすると、ようやくレオネルさんが止めに来た。
「我らのことは、お気遣いなく」
「いいえ、注がせて下さい。これ、どうして湯冷めしてないんでしょうか? 不思議でたまらなくて」
少し楽しくなったので、あと三つ注いでみた。
やはり適温でお茶が出てきている。
「魔法で保温されているんですよ」
窓辺にいた筈のカイさんが傍にいて、カップを二つ持って言った。彼は一つを、しょぼくれているロレンスさんに渡した。
レオネルさんも、結局飲んでくれた。
少し、雰囲気が良くなった。
僕はソファーに座り、さっきのことを考えた。
どう考えても、僕らが勝てる見込みはゼロだ。
大魔王様も含め、ここには魔界最高レベルの戦士たちがいる。
その彼らは、ミネットティオルの麒麟の護り人のように、選ばれし存在だろう。
同じように星を代表する者達ながら、元々の地力の差で大敗した。
みんなが落ち込むのも良く分かる。
自分も、前に魔人たちを倒しまくったというのに、今回は身動き取れずに負けた。
魔王なんていい気になって呼ばれたけれども、それは下っ端にとってはそうだという認識だったんだ。
本当の魔王に出会えて、僕は心も実力も子供だと分かった。
せめて封印を解かなくては、僕は子供のまま一生を終えるしかない。
僕はまた、大人になれないで死にたくはない。
僕がしなくちゃいけない事を、理解した。
しかし僕はそれで良いとして、麒麟の護り人たちはどうだろうか。
ここから修行していつか魔人たちに勝てるようになるなんて考えるのは、非現実的だ。
彼らは子供の頃から必死になって勉強して修行して、今に至った。
すでに年齢も高めだ。それで修行しても、魔人たちに勝てるだろうか。
漫画とかアニメのように主人公の仲間補正で強くなっていくなんていうの、絶対にない。人間やエルフでは、元から魔人にはかなわない。それが普通。
かといって、麒麟の護り人が麒麟を護れないでは話にならない。
どうすれば良いか……。
僕は考え、一人パチパチと拍手をした。
「これから、第一回魔界遠征反省会議を開催します」
「……」
三人が生暖かい視線をくれる。
「先ほどの襲撃において、麒麟の護り人が勝利するための作戦を考えました」
「……それは?」
レオネルさんが食いついてきた。
「一番強い人が麒麟の護り人になります。つまり、封印を解いた僕が麒麟の護り人になれば完璧です!」
「マジですか」
カイさんのコメントを貰えた。
それからロレンスさんが、一拍のちに言った。
「しかしそれでは、ノア様という麒麟を護れません。作戦としては不正解です」
「じゃあ、他の何かがありませんか? せめて一矢報いる方法を」
「いやあの、彼らと戦いたいのですか?」
レオネルさんの常識的な意見がきた。
「戦いたい訳でなく、何も出来なかった反省を生かして、次の何かに生かそうとしているだけです」
多分みんな、これを考えていたに違いない。だから声に出して言ってもらいたい。
「ええと、カイは負けていませんでした。唯一返り討ちにしていました」
ロレンスさんが教えてくれた。だから僕の傍に……って。
「カイさん、勝ったのなら自信を持って下さいよ」
「自分に襲いかかってきたのを、やり返しただけですよ。ノア様の前にいたのには、勝てる見込みはありませんでした」
「麒麟様を護れなかった時点でアウトですね」
レオネルさんが、何か考えている表情で突っ込みを入れた。確かに。
「他に何か意見がありますか?」
聞いてみたが、みんな黙りこんでしまった。やはりここは、僕が麒麟の護り人になるしか。
「部外者だが、意見を言っても?」
「……」
みんなで部屋の奥を見た。さっきカイさんが勝てる見込みはないと言ったあの彼が、そこに立っている。
帰ってなかったみたいだ。
僕は気付いていなかった素振りを見せず、平常心をたもった。
「どうぞ。ゲストとして飛び入り参加を歓迎します」
「どうも。元々、城の構造を何も知らずにやって来た情報不足が、敗因だ。この部屋は、時空召喚士以外の瞬間移動能力の阻害をする。それを知っていれば、麒麟は一人でだがすぐに逃げられた」
「……そうなのですか。でもそれを、私たちに教えて良いのですか?」
「他国の者だが、貴方は時空召喚士だ。知っておくべきだ」
「ああはい。憶えておきます」
「そして扉を開けばその封印に穴が開き、それ以外の者も瞬間移動で侵入可能になる。もしあのウィリアムという者が廊下から念話で状況を説明し、扉を開けた瞬間に全員で瞬間移動して脱出すれば、無傷の逃亡が可能だった」
「なるほど。念話は阻まれないのですね?」
「少し強めに念じる必要があるだけだ」
「ありがとうございます。大変勉強になりました」
普通に感謝してみた。
ほぼ無表情の彼の眉尻が、少し動いた。
「もう良いのか? まだ言い足りない」
「言ってもらえた方が嬉しいですよ」
「追い詰められた時の話だが、貴方は事情を知らないまでも、自分が逃げればこの場は収まると思っただろう? だが、そこの魔人はすぐに貴方を連れて逃げなかった。それは何故か」
彼は、カイさんに聞いた。
カイさんは嫌そうな表情で、でも義務感がある気配をかもし出しながら言った。
「制圧されはしたが、そちらに殺気は一切なかった。あの場で最上の作戦は、偉い者同士の話し合いを可能とすることだと思った」
「それなりに正しい行動を取ったという事か。そして実際、ノア様は声を上げた。それがきっかけで事態は収まった。ならば、そちらは策では負けていないことになる」
気付かなかったけれど、教えて貰えたら理解できた。
僕らは無事でここに居て、まだ生きている。大魔王様とウィリアムさんも、一応仲良くできた。
あまりに実力が違い過ぎて力を恐れ、それを超えようとだけ考えてしまった。
だが本当は、戦わないのが正解だ。
国連総会で、ミネットティオルが取った立場だ。
それをもう忘れてしまうとは。
あまりに心が乱れていたとはいえ、反省しないといけない。
そして感謝も。
「本当に、ありがとうございます。おかげで色々と学べました。感謝します」
「そんな大げさな。俺など気にする事はない」
「気にしますよ。お名前を伺ってもよろしいですか?」
「アルフ……リードだ」
「アルフリードさん。これから仲良くしてくださいね。あ、お茶飲みますか? いれますよ」
これは友達になれるかもしれないと思って愛想良く接してしまうと、アルフリードさんは何かまずいことをしたという表情で断りを入れてきた。
そして本気で何故か分からないのだが、麒麟の護り人三人が笑いを堪えている。
もう会議はお開きにするかなと思ったら、扉が突然開いた。
先ほどのことがある僕らは、過剰反応して身構えた。しかしそれは――。
「はいストップ! みんな、自分の手もとを見る!」
レオネルさんは剣を鞘から半分抜いているのは合格だろう。
でもカイさんがティーポットの蓋を手にし、ロレンスさんは果物用のフォークを握りしめ、僕は意味不明に手を前に出して謎の構えをしてしまった。
「第二回襲撃も負け確定です!」
「うっわ、蓋はないぜ自分」
「フォークで魔法を使えるか検証したいんです……」
「ノア様が場を和やかにしすぎなんですよ」
自分は、きっと竹刀が欲しかったんだなと思った。
それで総合して、沸点を超えたところで四人で爆笑してしまった。
扉を開けたウィリアムさんは一人違う暗いテンションで戸惑っており、しばらく僕らをただ眺めていた。
ウィリアムさんが戻るまで待たないといけないので、まだその部屋に居続けた。
一瞬で全員してやられたせいで雰囲気はとても悪く、居心地も悪い。
どうしようか考えてていると、テーブルの上のお茶セットが目に入った。
僕が入れて良いものか分からないが、三人とも動きたくないようなのでやってみた。
もう冷めているかもしれないと思いつつ、ガラス製のティーポットを手にして、カップの一つに注いでみた。
見事な湯気が立った。熱々のお茶みたいだ。
口をつけてみたら、本当に熱かった。ティーポット自体はそんなに熱くないのに?
次のカップに注ごうとすると、ようやくレオネルさんが止めに来た。
「我らのことは、お気遣いなく」
「いいえ、注がせて下さい。これ、どうして湯冷めしてないんでしょうか? 不思議でたまらなくて」
少し楽しくなったので、あと三つ注いでみた。
やはり適温でお茶が出てきている。
「魔法で保温されているんですよ」
窓辺にいた筈のカイさんが傍にいて、カップを二つ持って言った。彼は一つを、しょぼくれているロレンスさんに渡した。
レオネルさんも、結局飲んでくれた。
少し、雰囲気が良くなった。
僕はソファーに座り、さっきのことを考えた。
どう考えても、僕らが勝てる見込みはゼロだ。
大魔王様も含め、ここには魔界最高レベルの戦士たちがいる。
その彼らは、ミネットティオルの麒麟の護り人のように、選ばれし存在だろう。
同じように星を代表する者達ながら、元々の地力の差で大敗した。
みんなが落ち込むのも良く分かる。
自分も、前に魔人たちを倒しまくったというのに、今回は身動き取れずに負けた。
魔王なんていい気になって呼ばれたけれども、それは下っ端にとってはそうだという認識だったんだ。
本当の魔王に出会えて、僕は心も実力も子供だと分かった。
せめて封印を解かなくては、僕は子供のまま一生を終えるしかない。
僕はまた、大人になれないで死にたくはない。
僕がしなくちゃいけない事を、理解した。
しかし僕はそれで良いとして、麒麟の護り人たちはどうだろうか。
ここから修行していつか魔人たちに勝てるようになるなんて考えるのは、非現実的だ。
彼らは子供の頃から必死になって勉強して修行して、今に至った。
すでに年齢も高めだ。それで修行しても、魔人たちに勝てるだろうか。
漫画とかアニメのように主人公の仲間補正で強くなっていくなんていうの、絶対にない。人間やエルフでは、元から魔人にはかなわない。それが普通。
かといって、麒麟の護り人が麒麟を護れないでは話にならない。
どうすれば良いか……。
僕は考え、一人パチパチと拍手をした。
「これから、第一回魔界遠征反省会議を開催します」
「……」
三人が生暖かい視線をくれる。
「先ほどの襲撃において、麒麟の護り人が勝利するための作戦を考えました」
「……それは?」
レオネルさんが食いついてきた。
「一番強い人が麒麟の護り人になります。つまり、封印を解いた僕が麒麟の護り人になれば完璧です!」
「マジですか」
カイさんのコメントを貰えた。
それからロレンスさんが、一拍のちに言った。
「しかしそれでは、ノア様という麒麟を護れません。作戦としては不正解です」
「じゃあ、他の何かがありませんか? せめて一矢報いる方法を」
「いやあの、彼らと戦いたいのですか?」
レオネルさんの常識的な意見がきた。
「戦いたい訳でなく、何も出来なかった反省を生かして、次の何かに生かそうとしているだけです」
多分みんな、これを考えていたに違いない。だから声に出して言ってもらいたい。
「ええと、カイは負けていませんでした。唯一返り討ちにしていました」
ロレンスさんが教えてくれた。だから僕の傍に……って。
「カイさん、勝ったのなら自信を持って下さいよ」
「自分に襲いかかってきたのを、やり返しただけですよ。ノア様の前にいたのには、勝てる見込みはありませんでした」
「麒麟様を護れなかった時点でアウトですね」
レオネルさんが、何か考えている表情で突っ込みを入れた。確かに。
「他に何か意見がありますか?」
聞いてみたが、みんな黙りこんでしまった。やはりここは、僕が麒麟の護り人になるしか。
「部外者だが、意見を言っても?」
「……」
みんなで部屋の奥を見た。さっきカイさんが勝てる見込みはないと言ったあの彼が、そこに立っている。
帰ってなかったみたいだ。
僕は気付いていなかった素振りを見せず、平常心をたもった。
「どうぞ。ゲストとして飛び入り参加を歓迎します」
「どうも。元々、城の構造を何も知らずにやって来た情報不足が、敗因だ。この部屋は、時空召喚士以外の瞬間移動能力の阻害をする。それを知っていれば、麒麟は一人でだがすぐに逃げられた」
「……そうなのですか。でもそれを、私たちに教えて良いのですか?」
「他国の者だが、貴方は時空召喚士だ。知っておくべきだ」
「ああはい。憶えておきます」
「そして扉を開けばその封印に穴が開き、それ以外の者も瞬間移動で侵入可能になる。もしあのウィリアムという者が廊下から念話で状況を説明し、扉を開けた瞬間に全員で瞬間移動して脱出すれば、無傷の逃亡が可能だった」
「なるほど。念話は阻まれないのですね?」
「少し強めに念じる必要があるだけだ」
「ありがとうございます。大変勉強になりました」
普通に感謝してみた。
ほぼ無表情の彼の眉尻が、少し動いた。
「もう良いのか? まだ言い足りない」
「言ってもらえた方が嬉しいですよ」
「追い詰められた時の話だが、貴方は事情を知らないまでも、自分が逃げればこの場は収まると思っただろう? だが、そこの魔人はすぐに貴方を連れて逃げなかった。それは何故か」
彼は、カイさんに聞いた。
カイさんは嫌そうな表情で、でも義務感がある気配をかもし出しながら言った。
「制圧されはしたが、そちらに殺気は一切なかった。あの場で最上の作戦は、偉い者同士の話し合いを可能とすることだと思った」
「それなりに正しい行動を取ったという事か。そして実際、ノア様は声を上げた。それがきっかけで事態は収まった。ならば、そちらは策では負けていないことになる」
気付かなかったけれど、教えて貰えたら理解できた。
僕らは無事でここに居て、まだ生きている。大魔王様とウィリアムさんも、一応仲良くできた。
あまりに実力が違い過ぎて力を恐れ、それを超えようとだけ考えてしまった。
だが本当は、戦わないのが正解だ。
国連総会で、ミネットティオルが取った立場だ。
それをもう忘れてしまうとは。
あまりに心が乱れていたとはいえ、反省しないといけない。
そして感謝も。
「本当に、ありがとうございます。おかげで色々と学べました。感謝します」
「そんな大げさな。俺など気にする事はない」
「気にしますよ。お名前を伺ってもよろしいですか?」
「アルフ……リードだ」
「アルフリードさん。これから仲良くしてくださいね。あ、お茶飲みますか? いれますよ」
これは友達になれるかもしれないと思って愛想良く接してしまうと、アルフリードさんは何かまずいことをしたという表情で断りを入れてきた。
そして本気で何故か分からないのだが、麒麟の護り人三人が笑いを堪えている。
もう会議はお開きにするかなと思ったら、扉が突然開いた。
先ほどのことがある僕らは、過剰反応して身構えた。しかしそれは――。
「はいストップ! みんな、自分の手もとを見る!」
レオネルさんは剣を鞘から半分抜いているのは合格だろう。
でもカイさんがティーポットの蓋を手にし、ロレンスさんは果物用のフォークを握りしめ、僕は意味不明に手を前に出して謎の構えをしてしまった。
「第二回襲撃も負け確定です!」
「うっわ、蓋はないぜ自分」
「フォークで魔法を使えるか検証したいんです……」
「ノア様が場を和やかにしすぎなんですよ」
自分は、きっと竹刀が欲しかったんだなと思った。
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