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13>>手に入れた幸せ
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メロディーの首輪は外れない。外してももらえない。
何故? と聞いたら、
「可愛いからだよ」と微笑まれた。
メロディーは時々ベッドに縛り付けられる。
鎖に繋がれて散歩させられる。
全裸で四つん這いにされてそれをみんなが囲んで可愛がる。
メロディーは可愛い可愛い新妻だからと檻の中に入れられる。
メロディーには意味が分からなかったが、エイドリックもセルジュもロンゼンもアルドーナも幸せそうに楽しそうに笑っている。
愛している。
可愛い。
好きだよ。
特別なメロディー。
繰り返される言葉と笑顔に、メロディーの感覚がおかしくなっていく。
この邸の使用人たちも誰も何も指摘しない。多分確実に『同類』だけが選ばれてここに居る。
メロディーと同じ様に首に首輪を着けたメイドにメロディーは聞いた事がある。
何故? と。
何故こんな事をされてるの? と。
そしたらメイドは幸せそうに微笑んでこう言った。
「御主人様に可愛がって頂ける事がわたくしの生きる喜びです♡」
御主人様って誰の事?
メロディーには分からなかった。
メロディーは4人の男に同時に愛される。
贅沢に着飾って、愛する男たちに愛される。
それはメロディーが望んだ事。
誰か一人を選べずに、4人全員と一緒に居たいと願ったからこうなった。
幸せな、幸せな結末の……はず……
「ねぇ、メロディー。
最初は私の子供を産んでもらうよ」
エイドリックが優しくメロディーに触れながら耳元で囁く。
「私の子供を産んだら半年ほど体を休めて、次にセルジュの子供を産んでね。
その次にロンゼンでその次はアルドーナだ。
きっとどの子も可愛い子になる。
子育ての心配はしなくていい。全員が実家で面倒を見てもらえる事になっている。戸籍もちゃんとあちらの養子になる事になっているから私たちの子供は貴族だよ。
あぁ、廃嫡されているのに不思議に思うよね。元々そういう約束なんだ。
我が侭で家から離れる代わりに子供を作って血を残すって。相手の血筋は問わないって言って貰えてたけれど、メロディーと出会えた。男爵でも貴族の血だからね。父も喜んでくれたよ。だからメロディーも安心して産んでくれ。
それでね、私は子供は二人欲しいんだ。セルジュもアルドーナも何人か欲しいと言っているから、4人産んだら後は天に采配を任せようと思うんだ。
何人かはここで育てよう。メロディーの子供は何人居ても可愛いに決まっているんだ、何も苦じゃないよ。
きっと素敵な家庭になるね。父親が4人も居るんだ。最強の子供たちになる。
あぁメロディー……私の子犬……
愛しているよ……君は最高の女性だ………」
愛する男の愛の囁きを聞きながらメロディーは自問する。
何を間違った?
メロディーはただみんなに愛されたかっただけなのに……
そして気付く
あぁ……もうみんなに愛されてるのか…………
メロディーの逆ハーレムは完成した。
お金に困らない完璧な男たちが完璧にメロディーを守って完璧な『家庭』を作り出した。
身分だけはどうしようもなくて平民だが、平民だからこそ貴族の縛りなどなく自由に愛し合える。
男4人に女1人。
お姫様は王女様となって男たちに愛される。
ただ男たちも男たちで愛し合っているのだが、それこそある意味家庭円満の秘訣であり、裏切りも嫉妬もなく、みんなで愛し合って幸せな家庭が出来上がっただけの事。
愛されたいメロディーはたくさんの愛に囲まれてこれからも生きていく。
その愛が、
メロディーが考えていた愛とはちょっと違ったものかもしれないが……
『4人の男たちに愛される』
そんなメロディーの願いは完全に叶えられたのだ。
[完]
─────────
※ざまぁ対象は当然『人の婚約者を奪ってまで男を侍らそうとしたメロディー』です(ざまぁというか自業自得?)(自ら罠に喜々として飛び込むお花畑娘)
※エイドリックたちの性癖をミレニアを始め両親・元婚約者みんなが知っていました。婚約破棄は仕組まれた茶番です。ミレニアがメロディーに接触したのは彼女の優しさでした。あそこでメロディーが「私も実はおかしいと思ってるんです」とか言ってればミレニアたちが頑張ってサディストたちからメロディーを助けてくれました。
※エイドリックたちは文武両道の優秀な男たちだったのですが性癖が貴族としては致命的だったので『偽装廃嫡』をして平民に落とす事で国に留まらせる事になりました。辺境の領地で実は結構しっかり国の為に手腕を振るい、国に貢献しまくってます。
※運命の出会いをしたのメロディーだけではなく、幼少期のエイドリックとセルジュとロンゼンとアルドーナの4人もだと思います。先に4人が出会っていたのでメロディーの逆ハーレムができたと言っても過言ではないかも……
※メロディーの実家の男爵は、娘が『あの第一王子たち』をまとめて受け取ってくれたので国とかから謝礼が出てます。ミレニアは早い段階から第二王子とも仲を深めていたし、その他の令嬢たちもそれぞれ早い段階で『次の受け皿』を用意されてました。全部エイドリックたちの『予定通り』です。
※男4人共がバイセクシャルの優しい優しいサディストです(ニッコリ)
メロディーの首輪は外れない。外してももらえない。
何故? と聞いたら、
「可愛いからだよ」と微笑まれた。
メロディーは時々ベッドに縛り付けられる。
鎖に繋がれて散歩させられる。
全裸で四つん這いにされてそれをみんなが囲んで可愛がる。
メロディーは可愛い可愛い新妻だからと檻の中に入れられる。
メロディーには意味が分からなかったが、エイドリックもセルジュもロンゼンもアルドーナも幸せそうに楽しそうに笑っている。
愛している。
可愛い。
好きだよ。
特別なメロディー。
繰り返される言葉と笑顔に、メロディーの感覚がおかしくなっていく。
この邸の使用人たちも誰も何も指摘しない。多分確実に『同類』だけが選ばれてここに居る。
メロディーと同じ様に首に首輪を着けたメイドにメロディーは聞いた事がある。
何故? と。
何故こんな事をされてるの? と。
そしたらメイドは幸せそうに微笑んでこう言った。
「御主人様に可愛がって頂ける事がわたくしの生きる喜びです♡」
御主人様って誰の事?
メロディーには分からなかった。
メロディーは4人の男に同時に愛される。
贅沢に着飾って、愛する男たちに愛される。
それはメロディーが望んだ事。
誰か一人を選べずに、4人全員と一緒に居たいと願ったからこうなった。
幸せな、幸せな結末の……はず……
「ねぇ、メロディー。
最初は私の子供を産んでもらうよ」
エイドリックが優しくメロディーに触れながら耳元で囁く。
「私の子供を産んだら半年ほど体を休めて、次にセルジュの子供を産んでね。
その次にロンゼンでその次はアルドーナだ。
きっとどの子も可愛い子になる。
子育ての心配はしなくていい。全員が実家で面倒を見てもらえる事になっている。戸籍もちゃんとあちらの養子になる事になっているから私たちの子供は貴族だよ。
あぁ、廃嫡されているのに不思議に思うよね。元々そういう約束なんだ。
我が侭で家から離れる代わりに子供を作って血を残すって。相手の血筋は問わないって言って貰えてたけれど、メロディーと出会えた。男爵でも貴族の血だからね。父も喜んでくれたよ。だからメロディーも安心して産んでくれ。
それでね、私は子供は二人欲しいんだ。セルジュもアルドーナも何人か欲しいと言っているから、4人産んだら後は天に采配を任せようと思うんだ。
何人かはここで育てよう。メロディーの子供は何人居ても可愛いに決まっているんだ、何も苦じゃないよ。
きっと素敵な家庭になるね。父親が4人も居るんだ。最強の子供たちになる。
あぁメロディー……私の子犬……
愛しているよ……君は最高の女性だ………」
愛する男の愛の囁きを聞きながらメロディーは自問する。
何を間違った?
メロディーはただみんなに愛されたかっただけなのに……
そして気付く
あぁ……もうみんなに愛されてるのか…………
メロディーの逆ハーレムは完成した。
お金に困らない完璧な男たちが完璧にメロディーを守って完璧な『家庭』を作り出した。
身分だけはどうしようもなくて平民だが、平民だからこそ貴族の縛りなどなく自由に愛し合える。
男4人に女1人。
お姫様は王女様となって男たちに愛される。
ただ男たちも男たちで愛し合っているのだが、それこそある意味家庭円満の秘訣であり、裏切りも嫉妬もなく、みんなで愛し合って幸せな家庭が出来上がっただけの事。
愛されたいメロディーはたくさんの愛に囲まれてこれからも生きていく。
その愛が、
メロディーが考えていた愛とはちょっと違ったものかもしれないが……
『4人の男たちに愛される』
そんなメロディーの願いは完全に叶えられたのだ。
[完]
─────────
※ざまぁ対象は当然『人の婚約者を奪ってまで男を侍らそうとしたメロディー』です(ざまぁというか自業自得?)(自ら罠に喜々として飛び込むお花畑娘)
※エイドリックたちの性癖をミレニアを始め両親・元婚約者みんなが知っていました。婚約破棄は仕組まれた茶番です。ミレニアがメロディーに接触したのは彼女の優しさでした。あそこでメロディーが「私も実はおかしいと思ってるんです」とか言ってればミレニアたちが頑張ってサディストたちからメロディーを助けてくれました。
※エイドリックたちは文武両道の優秀な男たちだったのですが性癖が貴族としては致命的だったので『偽装廃嫡』をして平民に落とす事で国に留まらせる事になりました。辺境の領地で実は結構しっかり国の為に手腕を振るい、国に貢献しまくってます。
※運命の出会いをしたのメロディーだけではなく、幼少期のエイドリックとセルジュとロンゼンとアルドーナの4人もだと思います。先に4人が出会っていたのでメロディーの逆ハーレムができたと言っても過言ではないかも……
※メロディーの実家の男爵は、娘が『あの第一王子たち』をまとめて受け取ってくれたので国とかから謝礼が出てます。ミレニアは早い段階から第二王子とも仲を深めていたし、その他の令嬢たちもそれぞれ早い段階で『次の受け皿』を用意されてました。全部エイドリックたちの『予定通り』です。
※男4人共がバイセクシャルの優しい優しいサディストです(ニッコリ)
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なろうでも読んでいました٩(♡ε♡ )۶
こういう展開、お好みです(笑)
こちらでも読んで下さりありがとうございます^^
楽しんでもらえて嬉しいです!
感想ありがとうございます^^
ハーレムは女を支配してるので、まだ分かるのですが、逆ハーレムってどうやって維持してるんてしょうね?😅私はこの形しか想像できませんでした(笑)『男同士の熱い友情』なんでしょうか?それはそれで『ブロマンス』というBLになると思うんですけどね〜🤔(笑)
他の作品も読んで下さり、ありがとうございました!🙇
感想ありがとうございます^^
逆ハー物って基本結ばれるまでなので、その後の実生活とかほんと知りたいですよ😅みんなどうやって割り切ったり結婚生活してるんでしょうね(笑)