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精霊探し 水の精霊編
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「そろそろ着くぞ。」
操舵席からジョジロウさんのそう言う声が聞こえた。いよいよ、海の精霊がいそうな海域に突入する。僕は精一杯に気持ちを切り替えて、レイミリアさんと白兎(ミカエラ)に今回の作戦を説明することにした。
「今回は、歌と踊りで気を引いて姿を現してもらおうと考えています。」
レイミリアさんは「はぁ?」と、露骨に嫌そうな顔をする。それくらいは計算の範囲だ。
「前のベントスの時には、向こうがこちらに興味を持っている気配がしましたので、自己紹介という方法をとりました。ちゃんと成功したでしょう?今回はその手は使えません。まだ相手はこちらに気づいてさえいないのですから。」
僕の説明に、操舵席から「なるほど。」と声が聞こえた。ジョジロウさんは賛同してくれたらしい。けれど目の前にいるレイミリアさんは、さらに怪訝な顔でこう言ってきた。
「歌も踊りも、私はできないわよ。ミラクがするんでしょうね?」
レイミリアさんの膝の上で白兎(ミカエラ)が動くのが見えた。スクッと立ち上がってレイミリアさんの肩をよじ登っていく。そして耳元で何かを囁いている。それからニ三、レイミリアさんと白兎(ミカエラ)とでやりとりがあり、それが終わると僕に向いてこう言ってきた。
「この辺りの島で儀式に使われてる歌と踊りがあるんだって。ミラクとジョジロウさん、ふたりでそれやって。衣装と舞台は用意したげるから。」
ニヤっと笑うレイミリアさん。どこか楽し気で、口元からあふれるよだれを拭いている。
しばらくして船が目的の海洋に到着した。ジョジロウさんが青扉をしまう。すると船のすぐ横にドンと大きな木製の舞台が現れた。後部のデッキで白兎(ミカエラ)を両手で抱え、レイミリアさんがキラキラした目でその舞台を眺めている。
「こっちは準備できたわよ。ミラクの大好きな筏ふうにしておいたから、しっかりと歌って踊ってね。」
確かに、海面に浮かんだ木製の舞台は見ようによっては筏にも見える。僕は以前に読んだことのある無人島漂流記を思い出して、気合いを入れることにした。
「衣装、キャビンに出しといたわよ。あと細かいやり方とかもミカエラがわかりやすいようにって準備しておいてくれたから、中に入って確認してね。」
レイミリアさんはそう言って、後部デッキにチェアを出して、白兎(ミカエラ)とふたりでくつろぎはじめていた。
キャビンに降りると、そこにはかなりきわどいブーメランパンツが二枚、テーブルの上に置いてあった。その隣に一枚の紙と、そして前にマーリンさんが持っていたタブレットという板が置かれている。
すぐ後からキャビンに入ってきたジョジロウさんと二人で、タブレットを手に持って触ってみた。
「ウェルカム・オーシャン!本日は『誰でもできるケチャ』の第一回だよ!さあ、衣装に着替えてレッツ・トライ!」
タブレットにいきなり映し出された、やけに日焼けが濃い細身の男性が、ものすごいハイテンションで喋りだす。派手な柄のシャツを着てサングラスが銀色だ。撮影しているスタッフがそこにしっかり映り込んでいる。
「では、レッスン・ワン。最初はゆっくりとこのフレーズを繰り返してみよう!レッツ・ビギン!」
画面の中で大勢の男性が、あぐらで座りながらこっちを向いて「ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ。…ケチャケチャケチャケチャ」と歌いだした。最初はみんな揃って同じフレーズを繰り返していたが、少しするとだんだんと輪唱のように少しづつズレながら歌っていく。
「なんか、簡単そうだな。リズムだけでいいなら、いけるんじゃね?」
ジョジロウさんはそう言ってさっさと着替えはじめる。僕も仕方なくブーメランパンツに手を伸ばすと、テーブルの下に乾燥した細い草の束を見つけた。
「ジョジロウさん、これってなんでしょうね?」
「ん?こっちの野郎がほら、腰に巻いてるな。これ腰蓑だろ、たぶん。紐で腰にしばって括り付けるんだよ。あとソファーにこれあったから、坊ちゃん肌白すぎてあれだから塗っとけ。」
タブレットの映像を見ながら、ジョジロウさんがそう答えた。そして手渡されたのは茶色のクリーム。…これ、塗らないと駄目なのかな?
「よ!待ってました!」
ようやく準備を終えて僕らはステージに出た。レイミリアさんはいつの間にか着替えていて、リゾート地で豪遊していそうな富豪みたいな装いになってる。
「よっしゃ!ミラクくん、最高!」
はぁ、っと深く息を吐いて、とにかく目的のためだと考えて僕は集中することにした。
まず最初に、ジョジロウさんが歌いだす。
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
少しして、僕もそのリズムに乗って歌いだした。
「チャ、チャ、チャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
海洋の上、割と広めに作られた舞台。そらは快晴、風もなし。波はゆらゆらと揺れながら、僕らの声だけがあたりに拡がっていく。
「チャ、チャ、チャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
次第にトランスしてるかのように、ジョジロウさんの動きが揺れだしていく。突然、そのジョジロウさんがふたりに分かれた。僕も負けじと頑張ってリズムを刻むのだが、増えたジョジロウさんが気になって仕方ない。たぶんニンジュツだ。レイミリアさんに言われて勉強したので知っている。おそらくブンシンというのだろう。カトンになるのか、モクトンなのかまではわかりそうもない。
そうこうしているうちに、ジョジロウさんがどんどん、倍々に増えていく。まるで切断されて増えていくプラナリアみたいだ。リズムに乗って揺れながら、日焼けした色黒のオジサンがどんどん増えてく。
僕とオリジナルのジョジロウさん二人を中心に、ぐるっと囲むようにプラナリアのジョジロウさんが輪を描いて増えていく。音量がものすごいことになり、気のせいか天候も雲が出てきた。これって雨ごいの儀式なんだろうか?僕はそんなことを考えていた。
そうしてしばらく時が流れた…。
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
だんだんに僕もトランス状態になって、視界がうつろになっている。目の前のオリジナルなジョジロウさんは、あぐらで座ったまま前に上体をうつぶせるようにしてリズムを刻んでいる。
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
雲がかなり出てきた。白い雲だ。青い空にわくように生まれて、南からの風に流されていく。波が少し高くなってきて、舞台が揺れ始めている。僕とジョジロウさんとジョジロウさんたちは、完全にトランスした状態になっていた。辺りの変化が自分の体の変化のような、感覚が同化していくのを感じていた。
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
どれくらい舞台の上でケチャっていたのだろうか。最後には僕もジョジロウさんたちも、思うがままに、体が動くままに、舞台の上を転げまわった。そうしてついに意識が遠のいていくのを感じて、次の瞬間、唐突に世界が白くなった。
操舵席からジョジロウさんのそう言う声が聞こえた。いよいよ、海の精霊がいそうな海域に突入する。僕は精一杯に気持ちを切り替えて、レイミリアさんと白兎(ミカエラ)に今回の作戦を説明することにした。
「今回は、歌と踊りで気を引いて姿を現してもらおうと考えています。」
レイミリアさんは「はぁ?」と、露骨に嫌そうな顔をする。それくらいは計算の範囲だ。
「前のベントスの時には、向こうがこちらに興味を持っている気配がしましたので、自己紹介という方法をとりました。ちゃんと成功したでしょう?今回はその手は使えません。まだ相手はこちらに気づいてさえいないのですから。」
僕の説明に、操舵席から「なるほど。」と声が聞こえた。ジョジロウさんは賛同してくれたらしい。けれど目の前にいるレイミリアさんは、さらに怪訝な顔でこう言ってきた。
「歌も踊りも、私はできないわよ。ミラクがするんでしょうね?」
レイミリアさんの膝の上で白兎(ミカエラ)が動くのが見えた。スクッと立ち上がってレイミリアさんの肩をよじ登っていく。そして耳元で何かを囁いている。それからニ三、レイミリアさんと白兎(ミカエラ)とでやりとりがあり、それが終わると僕に向いてこう言ってきた。
「この辺りの島で儀式に使われてる歌と踊りがあるんだって。ミラクとジョジロウさん、ふたりでそれやって。衣装と舞台は用意したげるから。」
ニヤっと笑うレイミリアさん。どこか楽し気で、口元からあふれるよだれを拭いている。
しばらくして船が目的の海洋に到着した。ジョジロウさんが青扉をしまう。すると船のすぐ横にドンと大きな木製の舞台が現れた。後部のデッキで白兎(ミカエラ)を両手で抱え、レイミリアさんがキラキラした目でその舞台を眺めている。
「こっちは準備できたわよ。ミラクの大好きな筏ふうにしておいたから、しっかりと歌って踊ってね。」
確かに、海面に浮かんだ木製の舞台は見ようによっては筏にも見える。僕は以前に読んだことのある無人島漂流記を思い出して、気合いを入れることにした。
「衣装、キャビンに出しといたわよ。あと細かいやり方とかもミカエラがわかりやすいようにって準備しておいてくれたから、中に入って確認してね。」
レイミリアさんはそう言って、後部デッキにチェアを出して、白兎(ミカエラ)とふたりでくつろぎはじめていた。
キャビンに降りると、そこにはかなりきわどいブーメランパンツが二枚、テーブルの上に置いてあった。その隣に一枚の紙と、そして前にマーリンさんが持っていたタブレットという板が置かれている。
すぐ後からキャビンに入ってきたジョジロウさんと二人で、タブレットを手に持って触ってみた。
「ウェルカム・オーシャン!本日は『誰でもできるケチャ』の第一回だよ!さあ、衣装に着替えてレッツ・トライ!」
タブレットにいきなり映し出された、やけに日焼けが濃い細身の男性が、ものすごいハイテンションで喋りだす。派手な柄のシャツを着てサングラスが銀色だ。撮影しているスタッフがそこにしっかり映り込んでいる。
「では、レッスン・ワン。最初はゆっくりとこのフレーズを繰り返してみよう!レッツ・ビギン!」
画面の中で大勢の男性が、あぐらで座りながらこっちを向いて「ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ。…ケチャケチャケチャケチャ」と歌いだした。最初はみんな揃って同じフレーズを繰り返していたが、少しするとだんだんと輪唱のように少しづつズレながら歌っていく。
「なんか、簡単そうだな。リズムだけでいいなら、いけるんじゃね?」
ジョジロウさんはそう言ってさっさと着替えはじめる。僕も仕方なくブーメランパンツに手を伸ばすと、テーブルの下に乾燥した細い草の束を見つけた。
「ジョジロウさん、これってなんでしょうね?」
「ん?こっちの野郎がほら、腰に巻いてるな。これ腰蓑だろ、たぶん。紐で腰にしばって括り付けるんだよ。あとソファーにこれあったから、坊ちゃん肌白すぎてあれだから塗っとけ。」
タブレットの映像を見ながら、ジョジロウさんがそう答えた。そして手渡されたのは茶色のクリーム。…これ、塗らないと駄目なのかな?
「よ!待ってました!」
ようやく準備を終えて僕らはステージに出た。レイミリアさんはいつの間にか着替えていて、リゾート地で豪遊していそうな富豪みたいな装いになってる。
「よっしゃ!ミラクくん、最高!」
はぁ、っと深く息を吐いて、とにかく目的のためだと考えて僕は集中することにした。
まず最初に、ジョジロウさんが歌いだす。
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
少しして、僕もそのリズムに乗って歌いだした。
「チャ、チャ、チャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
海洋の上、割と広めに作られた舞台。そらは快晴、風もなし。波はゆらゆらと揺れながら、僕らの声だけがあたりに拡がっていく。
「チャ、チャ、チャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
次第にトランスしてるかのように、ジョジロウさんの動きが揺れだしていく。突然、そのジョジロウさんがふたりに分かれた。僕も負けじと頑張ってリズムを刻むのだが、増えたジョジロウさんが気になって仕方ない。たぶんニンジュツだ。レイミリアさんに言われて勉強したので知っている。おそらくブンシンというのだろう。カトンになるのか、モクトンなのかまではわかりそうもない。
そうこうしているうちに、ジョジロウさんがどんどん、倍々に増えていく。まるで切断されて増えていくプラナリアみたいだ。リズムに乗って揺れながら、日焼けした色黒のオジサンがどんどん増えてく。
僕とオリジナルのジョジロウさん二人を中心に、ぐるっと囲むようにプラナリアのジョジロウさんが輪を描いて増えていく。音量がものすごいことになり、気のせいか天候も雲が出てきた。これって雨ごいの儀式なんだろうか?僕はそんなことを考えていた。
そうしてしばらく時が流れた…。
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
だんだんに僕もトランス状態になって、視界がうつろになっている。目の前のオリジナルなジョジロウさんは、あぐらで座ったまま前に上体をうつぶせるようにしてリズムを刻んでいる。
「チャ、チャ、チャ、チャ…。」
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
雲がかなり出てきた。白い雲だ。青い空にわくように生まれて、南からの風に流されていく。波が少し高くなってきて、舞台が揺れ始めている。僕とジョジロウさんとジョジロウさんたちは、完全にトランスした状態になっていた。辺りの変化が自分の体の変化のような、感覚が同化していくのを感じていた。
「ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
「…ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ、ケチャ…。」
どれくらい舞台の上でケチャっていたのだろうか。最後には僕もジョジロウさんたちも、思うがままに、体が動くままに、舞台の上を転げまわった。そうしてついに意識が遠のいていくのを感じて、次の瞬間、唐突に世界が白くなった。
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