僕の彼女は小学生♡

エリザベス

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「春菜ちゃん。付き合うよ。僕は春菜ちゃんと付き合う」

「ホントですか?」

「うん。正直、今の僕には春菜ちゃんの愛情に応える自信はない。だって僕はまだ春菜ちゃんを助けた記憶すら漠然としか思い出せてないんだからね」

「それでもいいです。今の私は飯島さんとお付き合いができる・・・ただそれだけで嬉しいですから」

「うん」

「ありがとうございます。飯島さん。私とお付き合いしてくれるって言ってくれてありがとうございます」
春菜は涙を流しながら言う。

「ハンカチを貸したいけど貸せないや。汚れてるから」

「貸してください。私、飯島さんのハンカチ使いたいです」

「でも・・・トイレで手を洗ったあとに使ったりしたし」

「私、気にしません」

「僕が気にするんだ」

「優しいですね。飯島さんは。やっぱり」

「優しいかな。気のきかない男のような気がするけど」

「そんなことありません。飯島さんは優しいです。昔と変わらず優しいです。そんな飯島さんとお付き合いできる私は幸せ者です」

こんな僕と付き合うことができて幸せ者だと言ってくれる女の子は春菜だけだと思った。

そんな春菜を抱きしめたい衝動に駆られる。でも自制する。せっかく付き合うことになったのに警察に捕まりたくない。

「飯島さん。今、私のこと抱きしめたいと思いませんでしたか?」

「思ったよ。でもそれはできない。したくてもできない。理由はわかるよね。僕たちが良くても世間は良いと思ってくれないからだ。僕はできるなら世間にも良いと思ってもらいたいんだ。そう思ってもらえる状況になるまでは抱きしめたりなどの行為はしたくないんだ」

「飯島さんならそう言うと思ってました。だから飯島さんにパンツを見せることができたんです。女の子のパンツを見ただけでエッチするような人だったら私は怖くてパンツを見せることができなかったと思います」

「僕は試されていたんだね」

「いいえ。私は飯島さんが誠実な人だとわかっていました。わかった上でパンツを見せていたので怖くはなかったです。恥ずかしくはありましたけど」
春菜は顔を赤らめる。

恥ずかしがる春菜が可愛いと思う。でもこの可愛いは子供に対する可愛いだと思う。春菜が成長すればこの可愛いに変化が生じると思う。その変化が生じるまで付き合い続けていればの話だが。先に春菜が僕に愛想を尽かすような気がする。何事も中途半端な僕に。

「恥ずかしいだけじゃなく、ショックも感じました。私のパンツを見て飯島さんがエッチな気持ちにならなかったことに。まだまだ私は子供に見られてるんだなと思い知りました」
春菜は自嘲するように笑った。

「ごめん」

「いえ、飯島さんが悪いわけではありません。私の色気が足りないのが悪いんです。もっと早く大人の女になれるよう栄養あるものをたくさん食べようと思います」

「春菜ちゃんは本当に良い娘だね。そんな良い娘なら僕よりも良い男と付き合えると思うのだけど」

「私には飯島さんより良い男性はいません」

ホントに何て良い娘なんだろう。できれば僕以外の男を好きになってほしいと思う。そして幸せになってほしいと思う。そう言いたかった。

「私は飯島さん以外の男性を好きになることは無いと思います。飯島さんに捨てられたら私は独身を貫くと思います」

重い・・・小学生とは思えない重さだ。でもそれが春菜の良いところでもあると思った。その良さに惹かれて僕は彼女との交際をOKしたのだと思う。もしその一途さがなかったら僕は交際をOKしなかった気がする。

どうして僕が春菜の一途さに惹かれたのか?それはその一途さの中に中二病だった頃の僕と共通する何かがあったからだと思う。

それが何かはわからないけど、共通する何かが確かにあった。それに僕は惹かれたのだと思う。だから春菜と付き合ってみようと思ったのだと思う。

あるいは見届けたいと思ったのかもしれない。僕が中二病を卒業して失ってしまったものを春菜は持ち続けることができるかどうかを。それを確認するために春菜と付き合ってみようと思ったのかもしれない。

とにかく僕は春菜と付き合うことになった。これからどうなるかはわからない。でもできる限り春菜を傷つけない道を選んでいきたいと思った。
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