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「私の下のサクランボを見ても固くしないでいられるかしら?」姉は楽しそうに言う。「下のサクランボって何かわかるわよね。クリトリスのことよ。クリトリス。知ってるわよね」
ネットで見たことがある。でも知ってるとは言わない。言えばどうして知ってるの?と聞かれると思ったからだ。
「見たいよね。私の下のサクランボも」
「見たくない」
「見せてあげるね」
「見たくないって言ってるのに」
「嫌よ嫌よも好きのうちってことでしょ」
「違うよ」
「守くんも私と同じように素直になりなよ。楽しいよ。私、今、すごく楽しい。すごく開放的で、すごく自由で、すごく気持ちいい。大好きな守くんにも私と同じ感覚を体験してほしい。私は何でも守くんと共有したいの」
「僕はしたくない。姉弟で何もかも共有するなんて不自然だよ」
「私にとってはそれが自然なの。守くんもきっと同じ。だって同じ血が流れる姉弟なんだもの」
「僕はお姉ちゃんのようにはならないよ」
「なるわ。私には確信がある。だから下のサクランボを見せてあげるわ」
「見せないでよ」
「見せるわ。今パンティーを脱ぐわね」
「見ないよ。僕は」僕は顔を背ける。
「見ないと守くんのお友達に今日のこと話しちゃうよ。守くんが無理やり私の裸を見たってね」
「嘘じゃないか。無理やり見せてるのはお姉ちゃんじゃないか」
「そうね。でもお友達は女の子の言葉と男の子の言葉。どっちを信じるかしらね」
確実に女の子の言葉を信じるだろう。それくらい小学生の僕にだってわかる。
僕の学校で男性教師が女生徒に痴漢をしたということで処分された。その教師はずっと私は痴漢などしていないと主張していたという。でも男性教師は解雇された。後にこんな噂が流れた。痴漢された女生徒は嘘をついた、と。男性教師を辞めさせるために痴漢されたと嘘をついた。そんな噂が流れたのだ。
この噂が本当かどうかわからない。女生徒は転校してしまったので噂を検証することもできない。僕は思った。男性の言葉よりも女性の言葉のほうが信じられるんだな、と。この事件があったから僕は男性の言葉よりも女の子の言葉のほうが信じられると強く思うようになったのだ。
「お姉ちゃん、止めてよ」
「止めないわ。しっかり見てなさい」
「どうしちゃったんだよ。いつものお姉ちゃんに戻ってよ」
僕は泣きそうな声を出す。
「言ったでしょ。これがいつもの私なの。守くんがずっと見ていた私は作られた私なの。私自身が守くんに嫌われないために作った創作物なの。絵みたいなものなの。絵が本物になれないように作りものも本物にはなれないの。今の私が本物なの。この獣のように守くんのおちんちんを見たいと思う私が本物なの。本当の私なのよ」
「違うよ。今のお姉ちゃんは本当のお姉ちゃんじゃないよ」
「本物よ。これが本物の私。弟に裸を見せることができる女。それが私なの。クリトリスだって見せることができる女。それが私なの。私の本質なの」
「違うよ」
「違わないわ。違わないってすぐ証明してあげるわ」
姉はパンティーを脱ぎ始める。少しずつ下げていく。
「ほら、もう少しでオマンコが見えるよ」
さらにパンティーを下げていく。僕はじっと見ている。見てはいけないと思いながらも見ている。背徳感を感じながらも見ている。少しずつ勃起していくのを感じながら。
「ほら。オマンコが見えた。綺麗な割れ目でしょ?」
本当に綺麗な割れ目だ。陰毛が一本も生えてない。
「この割れ目の奥にクリトリスがあるんだよ。本物のクリトリス見たことある?」
「ないよ」
姉は微笑む。「そうだよね。守くんは見たことないよね。でも写真では見たことあるんでしょ。今はネットで簡単に見られるもんね」
「・・・」
「いいのよ。見ても。守くんが健全に育ってるって証拠だもん。でもこれからは写真じゃなくて私のオマンコを見てほしいな。見てくれるよね?」
僕は答えない。
「さっきよりズボンの股間の部分が膨らんでるね。それは見たいと思ってる証拠だよね」
否定できない。
「見せてあげるわ。この割れ目の中を」
姉はパンティーを脱ぐ。
ネットで見たことがある。でも知ってるとは言わない。言えばどうして知ってるの?と聞かれると思ったからだ。
「見たいよね。私の下のサクランボも」
「見たくない」
「見せてあげるね」
「見たくないって言ってるのに」
「嫌よ嫌よも好きのうちってことでしょ」
「違うよ」
「守くんも私と同じように素直になりなよ。楽しいよ。私、今、すごく楽しい。すごく開放的で、すごく自由で、すごく気持ちいい。大好きな守くんにも私と同じ感覚を体験してほしい。私は何でも守くんと共有したいの」
「僕はしたくない。姉弟で何もかも共有するなんて不自然だよ」
「私にとってはそれが自然なの。守くんもきっと同じ。だって同じ血が流れる姉弟なんだもの」
「僕はお姉ちゃんのようにはならないよ」
「なるわ。私には確信がある。だから下のサクランボを見せてあげるわ」
「見せないでよ」
「見せるわ。今パンティーを脱ぐわね」
「見ないよ。僕は」僕は顔を背ける。
「見ないと守くんのお友達に今日のこと話しちゃうよ。守くんが無理やり私の裸を見たってね」
「嘘じゃないか。無理やり見せてるのはお姉ちゃんじゃないか」
「そうね。でもお友達は女の子の言葉と男の子の言葉。どっちを信じるかしらね」
確実に女の子の言葉を信じるだろう。それくらい小学生の僕にだってわかる。
僕の学校で男性教師が女生徒に痴漢をしたということで処分された。その教師はずっと私は痴漢などしていないと主張していたという。でも男性教師は解雇された。後にこんな噂が流れた。痴漢された女生徒は嘘をついた、と。男性教師を辞めさせるために痴漢されたと嘘をついた。そんな噂が流れたのだ。
この噂が本当かどうかわからない。女生徒は転校してしまったので噂を検証することもできない。僕は思った。男性の言葉よりも女性の言葉のほうが信じられるんだな、と。この事件があったから僕は男性の言葉よりも女の子の言葉のほうが信じられると強く思うようになったのだ。
「お姉ちゃん、止めてよ」
「止めないわ。しっかり見てなさい」
「どうしちゃったんだよ。いつものお姉ちゃんに戻ってよ」
僕は泣きそうな声を出す。
「言ったでしょ。これがいつもの私なの。守くんがずっと見ていた私は作られた私なの。私自身が守くんに嫌われないために作った創作物なの。絵みたいなものなの。絵が本物になれないように作りものも本物にはなれないの。今の私が本物なの。この獣のように守くんのおちんちんを見たいと思う私が本物なの。本当の私なのよ」
「違うよ。今のお姉ちゃんは本当のお姉ちゃんじゃないよ」
「本物よ。これが本物の私。弟に裸を見せることができる女。それが私なの。クリトリスだって見せることができる女。それが私なの。私の本質なの」
「違うよ」
「違わないわ。違わないってすぐ証明してあげるわ」
姉はパンティーを脱ぎ始める。少しずつ下げていく。
「ほら、もう少しでオマンコが見えるよ」
さらにパンティーを下げていく。僕はじっと見ている。見てはいけないと思いながらも見ている。背徳感を感じながらも見ている。少しずつ勃起していくのを感じながら。
「ほら。オマンコが見えた。綺麗な割れ目でしょ?」
本当に綺麗な割れ目だ。陰毛が一本も生えてない。
「この割れ目の奥にクリトリスがあるんだよ。本物のクリトリス見たことある?」
「ないよ」
姉は微笑む。「そうだよね。守くんは見たことないよね。でも写真では見たことあるんでしょ。今はネットで簡単に見られるもんね」
「・・・」
「いいのよ。見ても。守くんが健全に育ってるって証拠だもん。でもこれからは写真じゃなくて私のオマンコを見てほしいな。見てくれるよね?」
僕は答えない。
「さっきよりズボンの股間の部分が膨らんでるね。それは見たいと思ってる証拠だよね」
否定できない。
「見せてあげるわ。この割れ目の中を」
姉はパンティーを脱ぐ。
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